神様を拾った俺はイケメンになれるそうです
生徒会長との邂逅
穂花と打ち解けた翌日、今日は生徒会長と1年のクラス委員での集会がある。
この学校の生徒会長は俺のいた中学校にも噂が回ってくるほどに美人で規則正しく、近寄りがたいらしい
そんな人を俺は落とそうとしているとは正気の沙汰ではないと少し前までは思っていたのだが、今は違う。
俺はイケメンへとジョブチェンジを果たしている。
キーンコーンカーンコーン「ありがとございました〜」
授業が終わり、時は来たようだ
俺は生徒会室の扉の前に立つ。
俺の周りにも緊張した様子の男女がいるが、いよいよ1人の男子生徒が扉に手を掛けた
ガラガラ「失礼します」
他のクラスの人がいなくなったので、俺もそろそろ入ろう
「失礼します」
さあ、生徒会長はどう出てくるだろうか。すると
「……ッッ!」
会長は驚いていた。少し疲れているのだろうか
ここはかっこよく、頼りになるところを見せてやろう
「どうかしましたか?顔が赤いですよ」
大抵の女の人はイケメンに優しくされて嬉しくないわけがない
「優しいのね」
少し顔の赤みが増した気がする。俺の方が背が高いので必然的に上目遣いを受けた。
(ありがとうこざいます!その反応ご馳走様です!)
その後のイケメンはこう応える
「いえいえ。生徒会長だからって女の子なんだから少しは休まないとダメですよ」ニコッ
(ふははは、イケメンの鏡とは俺のことか)
「ぐはっ」「工藤くん格好いい…」「…俺は男のはずなのに……」
相変わらず周りは良い反応をしてくれる
「……...//ありがとう。」
あぁ可愛い。
心が洗われました
それから1時間が過ぎ、つつがなく話し合いは進む
「それで今から本の整理をするために図書室へ行って欲しいのだが、誰かクラス委員2人で行ってくれないか?」
「3組の俺たちが行きます」
俺はそろそろ話し合いも疲れて来たので本の整理に立候補した
「3組の工藤く……工藤と雪野が行ってくれるのか。それでは私が仕事を教えてやろう。後の者たちは帰って良し」
「いえいえ生徒会長。仕事は先生に聞くので私たちは2人きりで結構ですよ」
穂花が遠慮しているのか、2人きりでいいらしい
「いやいや雪野。先生方も忙しいだろうから私が一緒に行ってやろう」
「……なるほど。そういうことですか。後で少し時間をいただいても良いですか」
「あ、ああ。構わない」
少し邪険な雰囲気の中、図書室へ向かった
「工藤くんは少しだけあっちでやっていてください」
「わかった」
俺は穂花達と反対方向の本棚へと向かう
(話ってなんだったのかな....)
俺は誰もいないところで本の整理を始めた
「さて生徒会長。もしかして春樹くんのことが好きなんですか?」
「ーーッッ!な、何故それを…しかも名前呼び…いいな……」
「図星なんですか.…春樹くんかっこいいし頭いいし運動神経バツグンだし、非の打ち所がないですから仕方ないですが…」
「お前もまさか工藤く……工藤のことが好きなのか?もしくは、か…彼女なのか?」
「好きですよ。大好きです。でも付き合ってはいません。ですが会長、私は引きませんからね」
「ふふっ、望むところだ。お互い頑張ろう」
「そうですね。春樹くん!もういいですよ!」
やっと話が終わったのか。それに2人とも少し顔が赤いような…
「何の話をしていたんだ?それに何か仲良くなってないか?」
「教えません!」「秘密です」
何があったんだろうか。とにかく、生徒会長は俺が付き合うのはお門違いくらいの良い人だったので、諦めて他の人と幸せになってもらおう。
こうして2人の好意はすれ違った
この学校の生徒会長は俺のいた中学校にも噂が回ってくるほどに美人で規則正しく、近寄りがたいらしい
そんな人を俺は落とそうとしているとは正気の沙汰ではないと少し前までは思っていたのだが、今は違う。
俺はイケメンへとジョブチェンジを果たしている。
キーンコーンカーンコーン「ありがとございました〜」
授業が終わり、時は来たようだ
俺は生徒会室の扉の前に立つ。
俺の周りにも緊張した様子の男女がいるが、いよいよ1人の男子生徒が扉に手を掛けた
ガラガラ「失礼します」
他のクラスの人がいなくなったので、俺もそろそろ入ろう
「失礼します」
さあ、生徒会長はどう出てくるだろうか。すると
「……ッッ!」
会長は驚いていた。少し疲れているのだろうか
ここはかっこよく、頼りになるところを見せてやろう
「どうかしましたか?顔が赤いですよ」
大抵の女の人はイケメンに優しくされて嬉しくないわけがない
「優しいのね」
少し顔の赤みが増した気がする。俺の方が背が高いので必然的に上目遣いを受けた。
(ありがとうこざいます!その反応ご馳走様です!)
その後のイケメンはこう応える
「いえいえ。生徒会長だからって女の子なんだから少しは休まないとダメですよ」ニコッ
(ふははは、イケメンの鏡とは俺のことか)
「ぐはっ」「工藤くん格好いい…」「…俺は男のはずなのに……」
相変わらず周りは良い反応をしてくれる
「……...//ありがとう。」
あぁ可愛い。
心が洗われました
それから1時間が過ぎ、つつがなく話し合いは進む
「それで今から本の整理をするために図書室へ行って欲しいのだが、誰かクラス委員2人で行ってくれないか?」
「3組の俺たちが行きます」
俺はそろそろ話し合いも疲れて来たので本の整理に立候補した
「3組の工藤く……工藤と雪野が行ってくれるのか。それでは私が仕事を教えてやろう。後の者たちは帰って良し」
「いえいえ生徒会長。仕事は先生に聞くので私たちは2人きりで結構ですよ」
穂花が遠慮しているのか、2人きりでいいらしい
「いやいや雪野。先生方も忙しいだろうから私が一緒に行ってやろう」
「……なるほど。そういうことですか。後で少し時間をいただいても良いですか」
「あ、ああ。構わない」
少し邪険な雰囲気の中、図書室へ向かった
「工藤くんは少しだけあっちでやっていてください」
「わかった」
俺は穂花達と反対方向の本棚へと向かう
(話ってなんだったのかな....)
俺は誰もいないところで本の整理を始めた
「さて生徒会長。もしかして春樹くんのことが好きなんですか?」
「ーーッッ!な、何故それを…しかも名前呼び…いいな……」
「図星なんですか.…春樹くんかっこいいし頭いいし運動神経バツグンだし、非の打ち所がないですから仕方ないですが…」
「お前もまさか工藤く……工藤のことが好きなのか?もしくは、か…彼女なのか?」
「好きですよ。大好きです。でも付き合ってはいません。ですが会長、私は引きませんからね」
「ふふっ、望むところだ。お互い頑張ろう」
「そうですね。春樹くん!もういいですよ!」
やっと話が終わったのか。それに2人とも少し顔が赤いような…
「何の話をしていたんだ?それに何か仲良くなってないか?」
「教えません!」「秘密です」
何があったんだろうか。とにかく、生徒会長は俺が付き合うのはお門違いくらいの良い人だったので、諦めて他の人と幸せになってもらおう。
こうして2人の好意はすれ違った
「学園」の人気作品
書籍化作品
-
-
89
-
-
157
-
-
3395
-
-
26950
-
-
6
-
-
337
-
-
104
-
-
841
-
-
1978
コメント