mob少年は異世界で無双する⁉︎(仮)
学園編〜トラブル
勝手ですが、前回の後編を少し変えたのでこちらを読む前に前回を見ていただけるとわかりやすいと思います。
教室を出ると広場の方で少し大きな声が聞こえた。
ソージは声の方向へ駆け出しその現場を目撃するのであった。
広場にはモカをかばうように立っているカリンとカリンに向かって魔法を放とうとしている上級生の姿があった。
その他の生徒は三人を中心に円のように囲んでいた。
「貴様、この私が誰かわかっているのか!!」
「私、あなたのことなんて知らない」
上級生は完全にイラついているようだ。
「き、貴様ぁこの侯爵家長男のツェザーリ・ゲイ様のことを知らないというのか」
「知らない。とにかくモカは悪気があってぶつかったわけじゃない」
ツェザーリはついに我慢の限界になり遂に構えていた魔法を発動させた。
「少し教育が必要なようだな、『ウィンドカッター』」
流石に魔法を発動させるのはまずい。いくら初級魔法でもあいては上級生、魔力の量も技量も特待生であるカリンを上回っていた。
生身で受けたら怪我だけでは済まない。
そう思ったソージは『ウィンドカッター』がカリンに当たる直前にどう威力の『ウィンドカッター』をぶつける。
ドンという爆発音が鳴り響く。
みんながなにがあったかわからなくなっている中ソージはカリンの元へ行く。
「二人とも大丈夫か?」
ソージの姿を見たカリンは緊張が解けて座り込んでしまった。
「ソージ、ありがと」
カリンは大丈夫そうでよかった。
そう思ったのもつかの間、ツェザーリが怒鳴り声を上げて叫んできた。
「なんだ貴様」
「流石に今の攻撃は教育というには十分過ぎませんか」
「この私に文句でもあるのか」
なにいってるんだこいつ、婚約者に向かってこんなことをされて文句がない方がおかしいだろ。
「今回のことは学園長に言わせていただきます」
「だったら貴様の口を封じるまでだ『ウィンドショット』」
さっき相殺されたのに気づかなかったのか、こいつは。
ソージは、先ほどと同じようにツェザーリの魔法を相殺させた。
「何度でもやればいい、だが俺にはお前程度の魔法ではいつまでたっても届かないよ」
「一年の分際で生意気だ!!たかが一度や二度止めたからっていい気になるなぁぁぁ」
懲りずに魔法を打とうとしてくる、ツェザーリは怒りの余り魔力が乱れて暴走しかけていた。
もし魔力が暴走してしまった場合最悪、死人が出てしまう。そう思ったソージは相殺するのではなく…
「『バインド』」
魔物や盗賊を捕まえる時に使う捕縛魔法を使った。
この魔法は、扱いが難しく相手が自分よりも魔力が多い場合すぐに解かれてしまう。
ソージの手から光の縄のようなものが飛び出しツェザーリに絡みつく。
「ぐっっ」
声を発することができなくなったツェザーリが悔しそうに睨んでいる。
これでしばらくは落ち着いて……いられないようだな。
「お前たち、練習場以外での魔法は禁止だぞ!!」
うちのクラスの担任であるリュークであった。
「生徒からトラブルが起きていると連絡があった。ツェザーリ、ソージお前たちには指導室まで来てもらう。」
ゼストが呼んでくれたのか。
流石にツェザーリも教師であるリュークの言葉をけることはなかった。
リュークについて行こうとしたらモカが服の端をつかんできた。
「ソージ君ごめんね、わたしがぶつからなければこんなことに。カリンちゃんも怪我をしなかったし……」
必死に謝ろうとしてくるモカにソージは言った
「友人を守ることもできなかったらカリンとは婚約してないよ。それができると思っていたから婚約したんだよ。」
「で、でも」
「ともかく、今はいかなくちゃだから話はまた後でちゃんと聞かせてもらうから」
「ソージ早く行くぞ!!」
リュークからそう言われて指導室へと向かうのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
二人一緒に指導するわけではなくソージはツェザーリの後にはなしを聞かれることになった。
「今回は大変だったなソージ」
「先生、さっきのことへの罰は?」
「今回の件はツェザーリが先に手を出したということでツェザーリに対してはしばらくのあいだは停学ということになった。」
「じゃあ俺やカリンについては?」
「お前たちについては特に罰はない。ナーベストは特に手を出してないしソージ、お前は攻撃性の魔法を使ってないということで、お咎めなしということになった。」
「さあ、お前も忙しいだろう早く戻ってやれ。それとゼストに感謝しとけよ」
最後に軽い返事をしてクラスに戻るソージだった。
久しぶりに書いたのでだいぶ拙い文になっているとは思いますが、閲覧していただきありがとうございました。これからも読者が喜んでくれる文を書いていきたいと思います。
教室を出ると広場の方で少し大きな声が聞こえた。
ソージは声の方向へ駆け出しその現場を目撃するのであった。
広場にはモカをかばうように立っているカリンとカリンに向かって魔法を放とうとしている上級生の姿があった。
その他の生徒は三人を中心に円のように囲んでいた。
「貴様、この私が誰かわかっているのか!!」
「私、あなたのことなんて知らない」
上級生は完全にイラついているようだ。
「き、貴様ぁこの侯爵家長男のツェザーリ・ゲイ様のことを知らないというのか」
「知らない。とにかくモカは悪気があってぶつかったわけじゃない」
ツェザーリはついに我慢の限界になり遂に構えていた魔法を発動させた。
「少し教育が必要なようだな、『ウィンドカッター』」
流石に魔法を発動させるのはまずい。いくら初級魔法でもあいては上級生、魔力の量も技量も特待生であるカリンを上回っていた。
生身で受けたら怪我だけでは済まない。
そう思ったソージは『ウィンドカッター』がカリンに当たる直前にどう威力の『ウィンドカッター』をぶつける。
ドンという爆発音が鳴り響く。
みんながなにがあったかわからなくなっている中ソージはカリンの元へ行く。
「二人とも大丈夫か?」
ソージの姿を見たカリンは緊張が解けて座り込んでしまった。
「ソージ、ありがと」
カリンは大丈夫そうでよかった。
そう思ったのもつかの間、ツェザーリが怒鳴り声を上げて叫んできた。
「なんだ貴様」
「流石に今の攻撃は教育というには十分過ぎませんか」
「この私に文句でもあるのか」
なにいってるんだこいつ、婚約者に向かってこんなことをされて文句がない方がおかしいだろ。
「今回のことは学園長に言わせていただきます」
「だったら貴様の口を封じるまでだ『ウィンドショット』」
さっき相殺されたのに気づかなかったのか、こいつは。
ソージは、先ほどと同じようにツェザーリの魔法を相殺させた。
「何度でもやればいい、だが俺にはお前程度の魔法ではいつまでたっても届かないよ」
「一年の分際で生意気だ!!たかが一度や二度止めたからっていい気になるなぁぁぁ」
懲りずに魔法を打とうとしてくる、ツェザーリは怒りの余り魔力が乱れて暴走しかけていた。
もし魔力が暴走してしまった場合最悪、死人が出てしまう。そう思ったソージは相殺するのではなく…
「『バインド』」
魔物や盗賊を捕まえる時に使う捕縛魔法を使った。
この魔法は、扱いが難しく相手が自分よりも魔力が多い場合すぐに解かれてしまう。
ソージの手から光の縄のようなものが飛び出しツェザーリに絡みつく。
「ぐっっ」
声を発することができなくなったツェザーリが悔しそうに睨んでいる。
これでしばらくは落ち着いて……いられないようだな。
「お前たち、練習場以外での魔法は禁止だぞ!!」
うちのクラスの担任であるリュークであった。
「生徒からトラブルが起きていると連絡があった。ツェザーリ、ソージお前たちには指導室まで来てもらう。」
ゼストが呼んでくれたのか。
流石にツェザーリも教師であるリュークの言葉をけることはなかった。
リュークについて行こうとしたらモカが服の端をつかんできた。
「ソージ君ごめんね、わたしがぶつからなければこんなことに。カリンちゃんも怪我をしなかったし……」
必死に謝ろうとしてくるモカにソージは言った
「友人を守ることもできなかったらカリンとは婚約してないよ。それができると思っていたから婚約したんだよ。」
「で、でも」
「ともかく、今はいかなくちゃだから話はまた後でちゃんと聞かせてもらうから」
「ソージ早く行くぞ!!」
リュークからそう言われて指導室へと向かうのであった。
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二人一緒に指導するわけではなくソージはツェザーリの後にはなしを聞かれることになった。
「今回は大変だったなソージ」
「先生、さっきのことへの罰は?」
「今回の件はツェザーリが先に手を出したということでツェザーリに対してはしばらくのあいだは停学ということになった。」
「じゃあ俺やカリンについては?」
「お前たちについては特に罰はない。ナーベストは特に手を出してないしソージ、お前は攻撃性の魔法を使ってないということで、お咎めなしということになった。」
「さあ、お前も忙しいだろう早く戻ってやれ。それとゼストに感謝しとけよ」
最後に軽い返事をしてクラスに戻るソージだった。
久しぶりに書いたのでだいぶ拙い文になっているとは思いますが、閲覧していただきありがとうございました。これからも読者が喜んでくれる文を書いていきたいと思います。
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