mob少年は異世界で無双する⁉︎(仮)

46猫

学園編〜約束




ソージは昨日と同じように教室に入る。

いつも、ソージの座る席にはセレスとカリンそれからいつもならいないゼストやモカがいた。
ソージに気づいたゼストが挨拶をしてきた。

「あっ、ソージ。おはような」
「ゼストじゃないか元気だったか?」
「お前こそ、元気すぎて問題を起こしたんだって?」
「お前、そのこと誰から聞いた」
「ん?誰ってカリンさんとセレスさんだけど……あっやべ」

本人の知らないところであのことを話されたのとそれを本人に内緒にしていたことを知ったソージは他には言っていないかという疑いの目で二人をみる。

「大丈夫だって、他には言ってないから」
「ん、私も」

そのことは置いといて、カリンの話し方が変わったことに気がついたソージは直接本人に聞くことにした。

「カリン、話し方変えたか?」
「うん。ソージはこっちの方がいい?」
「そうだな、前のも良かったけどこっちの方がカリンの可愛い声がはっきり聞こえるよ」

ソージは、さっきの仕返しと言わんばかりにそういった。しかし冗談だと思わなかったカリンは、耳まで赤くして俯いてしまった。
モカやセレスからは、

「あの言い方はずるいよね」とか「私もソージに一回行って欲しい」とか言われていた。

はぁ、からかっただけなのに……

ゼストはゼストで何やらブツブツと言っていた。
すると男爵の爵位をもらったことを知っているモカが

「ソージ君、王都に屋敷をもらったんだよね。私行ってみたいな〜なんて」

といってきた。ソージとしても一度くらいは言っておきたかったのでセレス、カリン、ゼスト、モカの四人に一緒に行かないかと尋ねることにした。

「その屋敷なんだがな、俺もまだ行ったことがないから週末にでも一緒に行かないか?」

その問いにモカが素早く反応しカリン、ゼストと続いて話し始める。

「えっ!?いいの?私行きたい」
「将来の家、見ておきたい」
「ぐっ、俺が行かないとソージ一人に女の子三人になってしまう」

一人ばかがいたようだったが気にしてはいけない。

「セレスには、屋敷を教えるついでにきて欲しい」
「ふん!私はついでですか、そうですか。まぁ、婚約相手が住む家に行かないわけにもいきませんしね。」

なぜ怒ってしまったのだろうか。まあとにかくうまく全員誘うことができた。

「集合場所は、そうだな、学園の門の前でいいか」



こうして、俺たちは週末に屋敷を見に行くことになった。


それから時が過ぎ週末になった。




良ければいいね、よろしくお願いします(>人<;)
今週はあと一話出せそうです。

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