子供の時の約束を、相手の方々(複数形)はどうやら覚えてるみたいです

kurio

神降臨。そしてデジャブ

教室に戻ると、さっきのこともあって、やはり目線が痛い
僕がしたことが原因なのであれこれ言う資格は僕に無い

でも、転校してすぐこれはきつい
「おっす夜波。お前も色々大変なんだな~」
一人で黄昏ていると後ろの席の奴が話しかけてきた
名前は分からないけど、話しかけてくれるとか。神かお前は!?
「何気話すのは初めてかな。俺の名前は立花潤たちばなじゅん。サッカー部だ!よろしくな!」
こいつを見た瞬間、こんな奴ほんとにいるのか!?と思ってしまった
サッカー部のさわやかイケメン君。人当たりも良い
こんな奴はラノベの中だけの人間だろ。。。初めて見たわ
せっかく話しかけてくれたので、友好関係を築くために僕も改めて挨拶した
「昨日自己紹介したから覚えてると思うけど、俺の名前は夜波颯。気軽に『颯』って呼んでもらって構わないよ。改めてよろしくな。」
「おう!よろしくな颯!俺のことも『潤』って呼んでくれていい」
やっぱこいつ神だ。人が良すぎる。ここにきてから友達ができなかったので本当にありがたい
そんなやり取りをしていると授業開始のチャイムが鳴ったので僕は前を向いた


四時間目が終わりお昼の時間、前の方から声が聞こえた
「失礼します」
とても落ち着いていて透き通った声。どっかで聞いたことがある_____
その瞬間僕は悟った。あれ、昔遊んだ子だよな。この声。
絶対『綾音あやね』だよな!?怖い。前を向いたら絶対なんかある
前にも同じこと(楓恋の事)があったので本能が警戒していた。危険だと。
「あの~、颯君ですよね?私です。三星綾音です。覚えてますか?」
(やっぱそうですよねぇぇ…デジャブを感じるわ……)


コメント

  • ましゃや

    続きはよ

    1
  • ノベルバユーザー225569

    更新まだですか?

    2
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