異世界で災害使って無双する(仮)
#3 初めてのクエストと泊まるとこ
討伐クエスト『ビックアント』を3体討伐せよ!
俺は、ギルドへ向かい討伐クエストを受けた。ビックアントの出没場所は、町外れの洞窟の中。俺は今、武器屋で買った剣を片手に洞窟の中にいる。
「薄気味悪いな……ビックアントを倒して、速く出よう……」
俺は、駆け足でビックアントの巣に向かう、勿論他のモンスターを倒しながら行く。
「ここか……」
俺はついに、ビックアントの巣にたどり着いた。俺は、ビックアントの巣に入ると
中は、迷路みたいにいりくんでいた。進んで行くうちにビックアントの集まりを見つけた。
うわー思ったより大きいな……
ビックアントは、俺を見つけたとたん攻撃してくる。
「うおっ《デブリ》」
俺は、なにも考えずとっさにデブリを放った。土石流が、ビックアントを押し潰し余りに余った土石流は、俺の方にも来た。
「えぇ!?」
俺は、出口に向かって走り出す。
ギリギリでビックアントの巣から脱出した。命は助かったが服は汚れてしまった。
「ふぅ~危なかった……クエスト完了……でいいのかな?」
俺は、洞窟を出てトータスの町に戻りギルドに入りクエストの受付に向かった。
「あの~ビックアントの討伐を受けていた、イタミヤ・ツバサですけど……」
俺はクエスト完了の手続きをするために受付のお姉さんに話し掛ける。
「はい! ギルドカードのご提示を」
お姉さんはギルドカードの提示を求めてくる。俺はギルドカードをポケットの中にある財布の中から取りだし提示した。
「あっはい」
お姉さんは僕の差し出したギルドカードを受け取り何かを見始めた。
「はい! イタミヤ・ツバサ様ですね、確かにビックアント討伐されてますね……それにしても10体も討伐されたんですね!」
ん? そんなに討伐したっけ? 確かに10体ぐらいいたけど。
「それってどうしてわかるんですか?」
俺のなにも知らなそうな顔にお姉さんは、ちょっぴり戸惑っていたがすぐに返事が返ってくる。
「討伐記録に載ってありますよ…あと経験値も貯まってますし、レベルも上がっていますし、ステータスポイントも貯まっています」
「そうなんですか!?」
「えっ?」
何言ってんのこいつみたいな顔をされて俺もオウム返しで驚く。
「えっ?」
そのまま無言タイムが10秒ほど始まる。
「説明を聞かなかったのですか?」
ギルドのお姉さんは丁寧に説明してくれるが説明なんて受けてない俺は当然、
「説明?」
と、返すと
「えっ?」
「えっ?」
また無言タイムが始まり、俺のことを不審な目で見てくる。
痛い! その目痛いっ!! 周りの目も痛い!
「……」
「……えっと……ギルドに登録する時に説明を聞かなかったですか?」
お姉さんは僕に訳のわからない話をまた持ちかけてくる。
「いえ聞いてないですけど……」
俺の知らない事実を突き付けられる。
説明!? おいニットさん説明を忘れてますけど!! 俺が不審者扱いなんですけど! おいっそこの若造見るんじゃない。いや誰目線だよ!?
自分でボケて自分で突っ込む悲しいことをやめて、俺はまた口を開く。
「その説明して頂けますか??」
俺は気を取り直してお姉さんに聞く
「えっ? あっ説明はギルドの受付でしてもらえますよ?」
「そうなんですね、ありがとうございます」
「は、はい……」
俺は、その場を逃げるように立ち去った。
そしてギルドの受付で事情を話し、説明を特別にしてもらうことになった。
「えっと……では説明致しますね!」
そう言いながらギルド役員のお姉さんはカンペみたいな物を手に持ちながら、説明を始める。俺は、「あ、はい」とだけ答え、聞き耳をたてる。
「ギルドカードでは、レベル、経験値、討伐記録、名前が、記入されてあります。レベルは経験値を貯めると、レベルが上がります。レベルが上がればステータスポイントと呼ばれるものを入手できます。そのステータスポイントで能力を上げたり、新しい魔法を覚えれます……ここまでは解りましたか?」
「え? あ、はい」
いきなりの呼び掛けにちょっとだけ戸惑ったが、上手く立ち回りまた聞き耳をたてる。
「では、続きです。経験値は、モンスターを倒したり、経験値が詰まった肉を食べたりしたら得られます。討伐記録は、今までに自分が倒してきたモンスターの種類、数が、表示されます。ギルドのクエスト完了申請をするのに、この項目を見せなければなりません。冒険者の倒してきたモンスターの数だけポイントが、溜まります。そのポイントに応じてギルドカードの色が変化します。ギルドカードの色は、階級毎に変わります。白が駆け出し冒険者。灰色は、冒険者。緑色は、エリート冒険者。青色は、ベテラン冒険者。銀色は、英雄。金色は、レジェンドの称号が、貰えます。ギルドカードの凄いところは、色々なことが出来るからです。例えば銀行にお金を預けるのに使えたり……まぁ色々出来ます」
まぁって何だよ! ほう銀行ねぇ……手に白金貨20枚持つのも何だから後で銀行に預けるか……
「次に魔法です。魔法には属性と呼ばれるものがあり、属性の種類には無、火、水、草、氷、雷、風、地、光、闇の10種類存在しています。その属性同士には、得意不得意があります。この図をご覧ください」
ギルド役員のお姉さんはそう言ってカンペみたいな紙をカウンターにおいた。
紙には
      無→火、氷、雷
      火→草、風、氷
      水→火、地、無
      草→水、地、無
      氷→草、地、風
      雷→水、地、草
      風→土、雷、無
      地→雷、火、無
      光⇔闇
と、書かれていた。
「これが強弱です。全ての魔法は属性を持っています。そして最後にランクとハードの説明です。クエストには必ずしも、難しさを表す《ランク》と言うものが有ります。難しさは、C→B→A→S→SS→SSSが有ります。SSSが一番難しくてCが一番簡単です。なおモンスターにも強さと言うものが有ります。こちらは《ハード》と表します。ハードもC→B→A→S→SS→SSSと、表します。こちらもランクと同じです。えっと……以上で全てのギルドクエスト、ギルドカード当の説明を終わります。追加ルールなど有りましたらまたこちらからお伝えしますね! ご静聴ありがとうございました。質問等有りますか?」
「いえ、無いです」
僕は首を横に振りながら言った。
「それでは! 良い冒険生活を!」
それは言わないと駄目なのか?
そんな疑問を捨て、俺は見送られながら銀行に向かった。銀行で白金貨5枚だけ財布に入れ、残りは銀行に預けた。引き出すのは、全国のギルドで出来るらしいから便利だ!
外に出てスマホをとりだし、
「さて、そろそろ泊まるとこ探さないとな……」
と、呟く。
もうこの世界の時刻は夕方だ。
因みにこの世界の時刻は一刻二刻と数え、一刻が日本でいう1時。二刻が2時……となっていき二四刻で一日の終わりの刻。つまり日本での24時である。そんな雑学は置いておいて俺は、スマホで近くのホテルを調べた。
「ん? ホテルって調べても出てこない? あっそかこの世界にホテルは、無いのか! じゃあ……」
俺は、次に宿屋と調べた。すると2本のピンが地図上に刺さった。
「あったあった。えっと、ここから近いところは……《白銀》って宿屋か。部屋が空いてると良いけど……」
俺は、白銀という宿屋に向かった。
白銀の宿屋に着き、出迎えてくれた人に部屋が空いているか聞く。
「年がら年中空いてますけど……」
そう答えたのは一人の女性……この世界には女性しかいないの!? まぁ良い。出迎えてくれたのは一人の女性。顔立ちは良くエプロン姿で奥から出てきたのだ。髪はショートカットで色は茶色。歳は……二十代後半位か? そして年がら年中空いてるってことはそんな人気じゃないんだなぁ……まあ良い。店員さんがかわ……
「えっと……じゃあ1人で」
「はいよ、何泊するんだい?」
はいよって! いちいち突っ込んでいたら話が進まないから控えておこう……
あっそういや泊まる日数考えてなかったな…
「1泊いくらですか?」
「1泊銅貨3枚だけど」
安いな! いやっ高いのか? 金銭感覚おかしくなってるんですけどニットさん!
「えぇっと……とりあえず3泊で」
「はいよ、前払いで銅貨9枚ね」
俺は、「はい」っと銅貨9枚を渡した(銀行で両替してきた)。
銅貨9枚を受け取ったお姉さん(シャルと言う)に部屋に案内された。部屋に着くとその鍵を貰いシャルさんは、その場を立ち去った。
俺は、部屋の鍵を開け部屋に入る。
そして一息つき……
「あぁ~疲れた~」
俺は、大きな欠伸をしながらベットに横たわりそのまま眠りに着いた。
××××××××××
次の日起きたのがスマホの時計で11時……テラアースでの十一刻。
「寝過ごした!! って今日は、なんもなかったんだった。昨日色々あったからな……疲れがまだ溜まってるな……」
僕は、そう独り言を言いながらドアを開けた。
ゴンッ
ドアの奥で何かが当たった。
「いっっったぁぁぁ」
そこには、地面に転がっているシャルさんがいた。
「大丈夫か!? 誰にやられたんだ!?」
「いやっ! 君だよ!?」
何!? ボケは、ここまでにしておこう。
「というかどうして俺の部屋の前にシャルさんが? まさか夜這い!?」
「しないわ! しかも朝だし! いやっまぁ昼御飯出来ましたよって言おうと思って…」
あーね……そう言えばこの世界に来てから日本で買ったコンビニ弁当しか口にしてなかったな……しかも昨日夜ご飯食べずに寝たしな。お腹すいた!
「分かりましたすぐに準備して行きます」
俺がドアを閉じようとした時シャルさんに止められる。
「あっちょっと待って、昨日君が来た後にもう一人泊まりに来てるから……そこら辺は、知っといてね」
もう一人?
「あっはい、分かりました」
「じゃあ食堂で待ってるよ」
シャルさんは、ドアを閉めて食堂に歩いて行った。
俺も一通り準備をして食堂に向かった。
そこには、一つ人の見知らぬ人が座っていた。その人は、フードを被っていて顔が見えなかった。俺は、そのフードの人の正面に座った。
「……」
「……」
気まずぅぅぅ~何だよこの気まずさ! 誰か助けて俺をこの場から引きずり出して!
そこに空気を読むようにシャルさんが昼御飯を持ってきた。
俺は、即昼御飯を取ろうとしたが……
「「あっ……」」
フードの人と手がぶつかりあった。
「「わわわわっ! すいません!!」」
俺とフードの人は、同時に謝った。
「あっ……」
俺の振り回していた手がフードにぶつかりフードが、取れた。
フードの中からは、長い赤髪の髪と女性の顔が現れた。
ふぁ!? お、女の子!?
「ややややや、やぁ!!」
突然女の子のパーの手がほっぺたを叩きつける。
何でぇー!?
ビンタされた衝撃で椅子から転げ落ちた俺は、頭を打ち気絶してしまっていた。
俺は、ギルドへ向かい討伐クエストを受けた。ビックアントの出没場所は、町外れの洞窟の中。俺は今、武器屋で買った剣を片手に洞窟の中にいる。
「薄気味悪いな……ビックアントを倒して、速く出よう……」
俺は、駆け足でビックアントの巣に向かう、勿論他のモンスターを倒しながら行く。
「ここか……」
俺はついに、ビックアントの巣にたどり着いた。俺は、ビックアントの巣に入ると
中は、迷路みたいにいりくんでいた。進んで行くうちにビックアントの集まりを見つけた。
うわー思ったより大きいな……
ビックアントは、俺を見つけたとたん攻撃してくる。
「うおっ《デブリ》」
俺は、なにも考えずとっさにデブリを放った。土石流が、ビックアントを押し潰し余りに余った土石流は、俺の方にも来た。
「えぇ!?」
俺は、出口に向かって走り出す。
ギリギリでビックアントの巣から脱出した。命は助かったが服は汚れてしまった。
「ふぅ~危なかった……クエスト完了……でいいのかな?」
俺は、洞窟を出てトータスの町に戻りギルドに入りクエストの受付に向かった。
「あの~ビックアントの討伐を受けていた、イタミヤ・ツバサですけど……」
俺はクエスト完了の手続きをするために受付のお姉さんに話し掛ける。
「はい! ギルドカードのご提示を」
お姉さんはギルドカードの提示を求めてくる。俺はギルドカードをポケットの中にある財布の中から取りだし提示した。
「あっはい」
お姉さんは僕の差し出したギルドカードを受け取り何かを見始めた。
「はい! イタミヤ・ツバサ様ですね、確かにビックアント討伐されてますね……それにしても10体も討伐されたんですね!」
ん? そんなに討伐したっけ? 確かに10体ぐらいいたけど。
「それってどうしてわかるんですか?」
俺のなにも知らなそうな顔にお姉さんは、ちょっぴり戸惑っていたがすぐに返事が返ってくる。
「討伐記録に載ってありますよ…あと経験値も貯まってますし、レベルも上がっていますし、ステータスポイントも貯まっています」
「そうなんですか!?」
「えっ?」
何言ってんのこいつみたいな顔をされて俺もオウム返しで驚く。
「えっ?」
そのまま無言タイムが10秒ほど始まる。
「説明を聞かなかったのですか?」
ギルドのお姉さんは丁寧に説明してくれるが説明なんて受けてない俺は当然、
「説明?」
と、返すと
「えっ?」
「えっ?」
また無言タイムが始まり、俺のことを不審な目で見てくる。
痛い! その目痛いっ!! 周りの目も痛い!
「……」
「……えっと……ギルドに登録する時に説明を聞かなかったですか?」
お姉さんは僕に訳のわからない話をまた持ちかけてくる。
「いえ聞いてないですけど……」
俺の知らない事実を突き付けられる。
説明!? おいニットさん説明を忘れてますけど!! 俺が不審者扱いなんですけど! おいっそこの若造見るんじゃない。いや誰目線だよ!?
自分でボケて自分で突っ込む悲しいことをやめて、俺はまた口を開く。
「その説明して頂けますか??」
俺は気を取り直してお姉さんに聞く
「えっ? あっ説明はギルドの受付でしてもらえますよ?」
「そうなんですね、ありがとうございます」
「は、はい……」
俺は、その場を逃げるように立ち去った。
そしてギルドの受付で事情を話し、説明を特別にしてもらうことになった。
「えっと……では説明致しますね!」
そう言いながらギルド役員のお姉さんはカンペみたいな物を手に持ちながら、説明を始める。俺は、「あ、はい」とだけ答え、聞き耳をたてる。
「ギルドカードでは、レベル、経験値、討伐記録、名前が、記入されてあります。レベルは経験値を貯めると、レベルが上がります。レベルが上がればステータスポイントと呼ばれるものを入手できます。そのステータスポイントで能力を上げたり、新しい魔法を覚えれます……ここまでは解りましたか?」
「え? あ、はい」
いきなりの呼び掛けにちょっとだけ戸惑ったが、上手く立ち回りまた聞き耳をたてる。
「では、続きです。経験値は、モンスターを倒したり、経験値が詰まった肉を食べたりしたら得られます。討伐記録は、今までに自分が倒してきたモンスターの種類、数が、表示されます。ギルドのクエスト完了申請をするのに、この項目を見せなければなりません。冒険者の倒してきたモンスターの数だけポイントが、溜まります。そのポイントに応じてギルドカードの色が変化します。ギルドカードの色は、階級毎に変わります。白が駆け出し冒険者。灰色は、冒険者。緑色は、エリート冒険者。青色は、ベテラン冒険者。銀色は、英雄。金色は、レジェンドの称号が、貰えます。ギルドカードの凄いところは、色々なことが出来るからです。例えば銀行にお金を預けるのに使えたり……まぁ色々出来ます」
まぁって何だよ! ほう銀行ねぇ……手に白金貨20枚持つのも何だから後で銀行に預けるか……
「次に魔法です。魔法には属性と呼ばれるものがあり、属性の種類には無、火、水、草、氷、雷、風、地、光、闇の10種類存在しています。その属性同士には、得意不得意があります。この図をご覧ください」
ギルド役員のお姉さんはそう言ってカンペみたいな紙をカウンターにおいた。
紙には
      無→火、氷、雷
      火→草、風、氷
      水→火、地、無
      草→水、地、無
      氷→草、地、風
      雷→水、地、草
      風→土、雷、無
      地→雷、火、無
      光⇔闇
と、書かれていた。
「これが強弱です。全ての魔法は属性を持っています。そして最後にランクとハードの説明です。クエストには必ずしも、難しさを表す《ランク》と言うものが有ります。難しさは、C→B→A→S→SS→SSSが有ります。SSSが一番難しくてCが一番簡単です。なおモンスターにも強さと言うものが有ります。こちらは《ハード》と表します。ハードもC→B→A→S→SS→SSSと、表します。こちらもランクと同じです。えっと……以上で全てのギルドクエスト、ギルドカード当の説明を終わります。追加ルールなど有りましたらまたこちらからお伝えしますね! ご静聴ありがとうございました。質問等有りますか?」
「いえ、無いです」
僕は首を横に振りながら言った。
「それでは! 良い冒険生活を!」
それは言わないと駄目なのか?
そんな疑問を捨て、俺は見送られながら銀行に向かった。銀行で白金貨5枚だけ財布に入れ、残りは銀行に預けた。引き出すのは、全国のギルドで出来るらしいから便利だ!
外に出てスマホをとりだし、
「さて、そろそろ泊まるとこ探さないとな……」
と、呟く。
もうこの世界の時刻は夕方だ。
因みにこの世界の時刻は一刻二刻と数え、一刻が日本でいう1時。二刻が2時……となっていき二四刻で一日の終わりの刻。つまり日本での24時である。そんな雑学は置いておいて俺は、スマホで近くのホテルを調べた。
「ん? ホテルって調べても出てこない? あっそかこの世界にホテルは、無いのか! じゃあ……」
俺は、次に宿屋と調べた。すると2本のピンが地図上に刺さった。
「あったあった。えっと、ここから近いところは……《白銀》って宿屋か。部屋が空いてると良いけど……」
俺は、白銀という宿屋に向かった。
白銀の宿屋に着き、出迎えてくれた人に部屋が空いているか聞く。
「年がら年中空いてますけど……」
そう答えたのは一人の女性……この世界には女性しかいないの!? まぁ良い。出迎えてくれたのは一人の女性。顔立ちは良くエプロン姿で奥から出てきたのだ。髪はショートカットで色は茶色。歳は……二十代後半位か? そして年がら年中空いてるってことはそんな人気じゃないんだなぁ……まあ良い。店員さんがかわ……
「えっと……じゃあ1人で」
「はいよ、何泊するんだい?」
はいよって! いちいち突っ込んでいたら話が進まないから控えておこう……
あっそういや泊まる日数考えてなかったな…
「1泊いくらですか?」
「1泊銅貨3枚だけど」
安いな! いやっ高いのか? 金銭感覚おかしくなってるんですけどニットさん!
「えぇっと……とりあえず3泊で」
「はいよ、前払いで銅貨9枚ね」
俺は、「はい」っと銅貨9枚を渡した(銀行で両替してきた)。
銅貨9枚を受け取ったお姉さん(シャルと言う)に部屋に案内された。部屋に着くとその鍵を貰いシャルさんは、その場を立ち去った。
俺は、部屋の鍵を開け部屋に入る。
そして一息つき……
「あぁ~疲れた~」
俺は、大きな欠伸をしながらベットに横たわりそのまま眠りに着いた。
××××××××××
次の日起きたのがスマホの時計で11時……テラアースでの十一刻。
「寝過ごした!! って今日は、なんもなかったんだった。昨日色々あったからな……疲れがまだ溜まってるな……」
僕は、そう独り言を言いながらドアを開けた。
ゴンッ
ドアの奥で何かが当たった。
「いっっったぁぁぁ」
そこには、地面に転がっているシャルさんがいた。
「大丈夫か!? 誰にやられたんだ!?」
「いやっ! 君だよ!?」
何!? ボケは、ここまでにしておこう。
「というかどうして俺の部屋の前にシャルさんが? まさか夜這い!?」
「しないわ! しかも朝だし! いやっまぁ昼御飯出来ましたよって言おうと思って…」
あーね……そう言えばこの世界に来てから日本で買ったコンビニ弁当しか口にしてなかったな……しかも昨日夜ご飯食べずに寝たしな。お腹すいた!
「分かりましたすぐに準備して行きます」
俺がドアを閉じようとした時シャルさんに止められる。
「あっちょっと待って、昨日君が来た後にもう一人泊まりに来てるから……そこら辺は、知っといてね」
もう一人?
「あっはい、分かりました」
「じゃあ食堂で待ってるよ」
シャルさんは、ドアを閉めて食堂に歩いて行った。
俺も一通り準備をして食堂に向かった。
そこには、一つ人の見知らぬ人が座っていた。その人は、フードを被っていて顔が見えなかった。俺は、そのフードの人の正面に座った。
「……」
「……」
気まずぅぅぅ~何だよこの気まずさ! 誰か助けて俺をこの場から引きずり出して!
そこに空気を読むようにシャルさんが昼御飯を持ってきた。
俺は、即昼御飯を取ろうとしたが……
「「あっ……」」
フードの人と手がぶつかりあった。
「「わわわわっ! すいません!!」」
俺とフードの人は、同時に謝った。
「あっ……」
俺の振り回していた手がフードにぶつかりフードが、取れた。
フードの中からは、長い赤髪の髪と女性の顔が現れた。
ふぁ!? お、女の子!?
「ややややや、やぁ!!」
突然女の子のパーの手がほっぺたを叩きつける。
何でぇー!?
ビンタされた衝撃で椅子から転げ落ちた俺は、頭を打ち気絶してしまっていた。
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