異世界で災害使って無双する(仮)
#7 ほのぼの出来ない異世界生活②
「フフフッ! まだ自己紹介がまだだったねぇ! 僕の名前は、セロン! 宜しくぅ!」
セロンの自己紹介が鳴り響く戦場。そこにいた大半の冒険者達が凍りついていた。
〇緊急討伐クエスト『セロン=ガーレンドを討伐せよ!』
「ハハハッ! 雑魚の血の匂い……これはまた良いねぇ!!」
「やっヤバイぞアイツ! 狂ってやがる!」
一人の冒険者が叫ぶと狂人が反応する。
「そうさ! 僕は等の昔から狂ってるよ! それは遡ること十年前……
「《ダウンフォール》」
狂人は突然現れた雪に押し潰された。
『えっ?』
周りの冒険者達は一斉に固まった。
〇緊急討伐クエスト『セロン=ガーレンド討伐』完了。
××××××××××
「《ダウンフォール》」
『えっ?』
周りの冒険者達は俺の打った魔法に呆然としていた。
「えっ?」
俺も吊られて呆然とする。
『えぇー!?』
えっ!? 何々? 俺なんか変なことした?
「あのAハードの魔王軍幹部を一瞬で倒した?」
「えっ? あっ! あの人知ってる! 突然現れてあのAハードの、ジァイアントウフルを倒して消えた人よ! 名前は……確かイタミヤって言ってたわね」
「あぁ! 突然町に攻めてきたジァイアントウフルね! 報酬額は、確か……金貨三枚? そんぐらいだった気がするな」
次々に僕の話題が出てき、周りがざわめき始める。
恥ずかし! てかあの魔獣ジァイアントウフルって名前なのね。Aハードをあの弱小トルネードで気絶させたって、そんなに凄いの? そしてあの魔獣の討伐報酬額って金貨三枚!? あの変なモンスターが!? ニットさん気持ちくれすぎな! えっと……白金貨十九枚と金貨七枚!? 僕に貢ぎ過ぎ! さぞかし金持ちなんだろうな……うらやましい……
「ツバサ君……容赦無いですね……」
「何でさ? 相手は魔王軍幹部だよ?」
俺は首を傾げて萌恵に聞く。
「仮に敵でも何か言おうとしてたじゃないですか!? いくらなんでも可愛そうですよ?」
あっ! そう言えば十年前とかなんとかって言ってたな……でも興味無いもん。
「まぁ結果オーライってことで……
「そうはさせんぞ……」
突然の見知らぬ人の声。
「まっ! まさかまだセロンが生きてる!?」
俺は太陽熱で溶けかけている雪の方を見た。そこにはセロンの死体と横にまた見知らぬ男が立っていた。その男は体が鍛えられている様で体がゴツく服装はタンクトップだった。
「えっと……どなたですか?」
俺は見覚えのない男に名前を聞く。
「あぁ? 俺は魔王軍幹部のハンク=レーヒイだ。」
ハンク? 聞いたことないな……この世界に来てから二週間も経ってるのに、魔王軍幹部達の名前を知らないとかヤバくね?
「ハンク=レーヒイ!? 確か魔王幹部の副副リーダーの!?」
一人の冒険者が呟く。
なにその設定!? 雑だな!
「確か……Sハードだったはず……」
今度は萌恵が呟く。
「Sハード? か、何か知らねぇけど人をランク付けするのだけはマジで許せねぇなぁ! 俺の名はハン――
「《トルネード》」
俺はハンクの自己紹介をさせずに魔法を放つが、俺の打った魔法は完全にハンクに当たったはずだったが……
「甘いな! そんなそよ風避けれるわい!」
えっ!? 前の奴はこの程度の魔力で死んだのに……流石Sハードだな。そしてそよ風言うな!
と俺が油断して考えていると目の前の敵が消えていた。
「えっ!? 消えた!?」
俺が驚いているとき後ろから声が聞こえた。そして背中が凍りついた。
「実に甘い……」
次の瞬間僕の体に、初めて痛みが来る。そして痛みと同時に発熱した。
「げはッッッッ!?」
熱い! 体が焼けるように熱い!
「熱いだろ! 貴様の体に衝撃波を与えた! しかし俺の衝撃波で死なないとは……実に興味深い!」
舐めていた。この世界を完全に舐めて暮らしてきた。魔王軍幹部も舐めていた。こんな敵なら瞬殺で仕留めれると思っていた。でもっ
「強すぎる……」
「ハハハッ! 案外強いなと思ったがメンタルが弱いんだなぁ! さっさと死ね!」
ハンクはそう言いヘラヘラ笑いながら、俺に近寄って来る。
「無様な野郎だ! せいぜい後悔すると良い! 地獄でな!」
ハンクが足を上げて俺の頭を潰そうとする。周りの冒険者達は助けようにも足がすくんでハンクに立ち向かえれる者はいなかった。
「…………」
俺は無言で手をハンクに向ける。
「んっ? 何だぁ!? 命乞いかぁ?」
ハンクは一旦足を元に戻しに俺を寄せる。
「そんな命乞い――
「《トルネード》」
次の瞬間ハンクが宙に舞い、地面に叩きつけられ頭が破裂した。
「あんなに近寄ってたら避けることも出来ないだろうな……しっかしあんなに魔王軍幹部が馬鹿だとは思ってなかったな……」
『はぁ!?』
周りの冒険者達は呆然としていた。
「ハンクを……倒した? あんな絶望的状況から!? さすが……」
一人の、男の冒険者が俺に近寄りながら呟く。
凄い? 災害魔法が強いだけじゃ……
考えながら俺はゆっくり立ち上がり、コートに付いた土を払いその男の冒険者を横切る。
「あっ貴方のお名前は?」
男は僕に向かって聞いてきた。
「俺? 俺は、板宮 翼……ただの冒険者さ」
そう言って萌恵のもとへ戻った。
くぅ~! かっこいい台詞言えたぁ!
板宮 翼十六才。若きして命を落とし、異世界に転移した男。災害魔法を操り、異世界でのんびり暮らしたいのんびり屋。この男の異世界冒険記が今始まる!
セロンの自己紹介が鳴り響く戦場。そこにいた大半の冒険者達が凍りついていた。
〇緊急討伐クエスト『セロン=ガーレンドを討伐せよ!』
「ハハハッ! 雑魚の血の匂い……これはまた良いねぇ!!」
「やっヤバイぞアイツ! 狂ってやがる!」
一人の冒険者が叫ぶと狂人が反応する。
「そうさ! 僕は等の昔から狂ってるよ! それは遡ること十年前……
「《ダウンフォール》」
狂人は突然現れた雪に押し潰された。
『えっ?』
周りの冒険者達は一斉に固まった。
〇緊急討伐クエスト『セロン=ガーレンド討伐』完了。
××××××××××
「《ダウンフォール》」
『えっ?』
周りの冒険者達は俺の打った魔法に呆然としていた。
「えっ?」
俺も吊られて呆然とする。
『えぇー!?』
えっ!? 何々? 俺なんか変なことした?
「あのAハードの魔王軍幹部を一瞬で倒した?」
「えっ? あっ! あの人知ってる! 突然現れてあのAハードの、ジァイアントウフルを倒して消えた人よ! 名前は……確かイタミヤって言ってたわね」
「あぁ! 突然町に攻めてきたジァイアントウフルね! 報酬額は、確か……金貨三枚? そんぐらいだった気がするな」
次々に僕の話題が出てき、周りがざわめき始める。
恥ずかし! てかあの魔獣ジァイアントウフルって名前なのね。Aハードをあの弱小トルネードで気絶させたって、そんなに凄いの? そしてあの魔獣の討伐報酬額って金貨三枚!? あの変なモンスターが!? ニットさん気持ちくれすぎな! えっと……白金貨十九枚と金貨七枚!? 僕に貢ぎ過ぎ! さぞかし金持ちなんだろうな……うらやましい……
「ツバサ君……容赦無いですね……」
「何でさ? 相手は魔王軍幹部だよ?」
俺は首を傾げて萌恵に聞く。
「仮に敵でも何か言おうとしてたじゃないですか!? いくらなんでも可愛そうですよ?」
あっ! そう言えば十年前とかなんとかって言ってたな……でも興味無いもん。
「まぁ結果オーライってことで……
「そうはさせんぞ……」
突然の見知らぬ人の声。
「まっ! まさかまだセロンが生きてる!?」
俺は太陽熱で溶けかけている雪の方を見た。そこにはセロンの死体と横にまた見知らぬ男が立っていた。その男は体が鍛えられている様で体がゴツく服装はタンクトップだった。
「えっと……どなたですか?」
俺は見覚えのない男に名前を聞く。
「あぁ? 俺は魔王軍幹部のハンク=レーヒイだ。」
ハンク? 聞いたことないな……この世界に来てから二週間も経ってるのに、魔王軍幹部達の名前を知らないとかヤバくね?
「ハンク=レーヒイ!? 確か魔王幹部の副副リーダーの!?」
一人の冒険者が呟く。
なにその設定!? 雑だな!
「確か……Sハードだったはず……」
今度は萌恵が呟く。
「Sハード? か、何か知らねぇけど人をランク付けするのだけはマジで許せねぇなぁ! 俺の名はハン――
「《トルネード》」
俺はハンクの自己紹介をさせずに魔法を放つが、俺の打った魔法は完全にハンクに当たったはずだったが……
「甘いな! そんなそよ風避けれるわい!」
えっ!? 前の奴はこの程度の魔力で死んだのに……流石Sハードだな。そしてそよ風言うな!
と俺が油断して考えていると目の前の敵が消えていた。
「えっ!? 消えた!?」
俺が驚いているとき後ろから声が聞こえた。そして背中が凍りついた。
「実に甘い……」
次の瞬間僕の体に、初めて痛みが来る。そして痛みと同時に発熱した。
「げはッッッッ!?」
熱い! 体が焼けるように熱い!
「熱いだろ! 貴様の体に衝撃波を与えた! しかし俺の衝撃波で死なないとは……実に興味深い!」
舐めていた。この世界を完全に舐めて暮らしてきた。魔王軍幹部も舐めていた。こんな敵なら瞬殺で仕留めれると思っていた。でもっ
「強すぎる……」
「ハハハッ! 案外強いなと思ったがメンタルが弱いんだなぁ! さっさと死ね!」
ハンクはそう言いヘラヘラ笑いながら、俺に近寄って来る。
「無様な野郎だ! せいぜい後悔すると良い! 地獄でな!」
ハンクが足を上げて俺の頭を潰そうとする。周りの冒険者達は助けようにも足がすくんでハンクに立ち向かえれる者はいなかった。
「…………」
俺は無言で手をハンクに向ける。
「んっ? 何だぁ!? 命乞いかぁ?」
ハンクは一旦足を元に戻しに俺を寄せる。
「そんな命乞い――
「《トルネード》」
次の瞬間ハンクが宙に舞い、地面に叩きつけられ頭が破裂した。
「あんなに近寄ってたら避けることも出来ないだろうな……しっかしあんなに魔王軍幹部が馬鹿だとは思ってなかったな……」
『はぁ!?』
周りの冒険者達は呆然としていた。
「ハンクを……倒した? あんな絶望的状況から!? さすが……」
一人の、男の冒険者が俺に近寄りながら呟く。
凄い? 災害魔法が強いだけじゃ……
考えながら俺はゆっくり立ち上がり、コートに付いた土を払いその男の冒険者を横切る。
「あっ貴方のお名前は?」
男は僕に向かって聞いてきた。
「俺? 俺は、板宮 翼……ただの冒険者さ」
そう言って萌恵のもとへ戻った。
くぅ~! かっこいい台詞言えたぁ!
板宮 翼十六才。若きして命を落とし、異世界に転移した男。災害魔法を操り、異世界でのんびり暮らしたいのんびり屋。この男の異世界冒険記が今始まる!
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