過去と現在を結ぶ異世界ストーリー

なつきいろ

~サーシャと決意~

『ユウジ、朝だよ。早く起きて』

朝だ。今日も今日とて清々しい朝だ
でもわかっていることがある
小鳥の合唱?なにそれ?おいしいの?
俺とヘイネの会話を邪魔するな!
起きたよ、でもね、

「ヘイネ~。後5分~」
起きてたとしても、テンプレでもやめられないよな!

『もう!せっかくご飯作ったのに冷めちゃう。一人で先に食べちゃうよ?いいの?』

(なぬ!ヘイネの手料理だと!?食べたい食べたい食べたい食べたい)

「でも体がダルいんだ。もう少しだけでいいから」
昨夜は魔力欠損で夢路に着いたからか、魔力は回復しているが精神的なものが少し残っていた

『そ、そうだよね。昨日すごかったもんね。じゃあもう少しだけね』

(さすが俺に対して甘いちょろインなことあるな~。でも昨日すごかったってなんだ?)

そんな疑問を感じていたとき、突如停止世界でヘイネと激しくキスしていたときの記憶が鮮明に沸き上がり、あたかも今したような感覚になった

「はぁはぁ・・・な、なんだ!?これ?どうなってんだ?」
突然のことに混乱するユウジ
でもすぐに落ち着きはらい、目覚まし時計を見つめる

『ヘイネご機嫌目覚まし時計』
今回はすぐ見れたかな?これで最後の説明になるからね
きっと前回罪悪感に苛まれて、今回は私を選んでくれると思ったよ!でも次回は妹でしょ?
だから私を選んでくれるまで仕様を内緒にしてたの。
魔力を込めたら内容が変わるのは教えたよね?
実は魔力はそんなに込めなくいいの。できればう~さ~フォンに込めて欲しいから。簡単に説明すると、
魔力1~49までが日常モード、50~84までが癒しモード、85~がラブラブモードだよ。上限がないのは込めたら込めただけの内容になるの。
具現魔法っていって私のオリジナル魔法なの。
日常モードは特に何もないけど、癒しモードは体に回復魔法を、ラブラブモードは込めた魔力量に応じて実際に体験したかのようなインパクトを与えるようになってるよ。込めすぎたら込めすきたで大変なことになっちゃうかも?あんまりラブラブモードばかりだと私に飽きちゃうかもしれないから注意してね?最後に、最初のラブラブモードはどんなものだったか、逢った時に教えてね。

「・・・。全部お見通しですか。参ったな、正妻力ぱねぇわ。てかどんだけ規格外なんだよ、ヘイネは!ただ、いつもこうやって増長しないよう見守られてる気がするんだよなぁ。ありがとうな!でも、できればラブラブモードでずっといきたいです!飽きるわけないだろ!」

□□□□

今日もヘイネ成分を注入した俺は、朝食を食べに食堂に向かい腹を満たした。
全員が揃い、朝食を楽しんだ後まったりしている俺たちのもとへ、王女クルシ様がやってきた

「勇者様方、おはようございます。朝食はいかがでしたでしょうか?お口に合えば幸いですわ。さて、本日来訪したのはお話があるからですわ。先日とある勇者様がお部屋で倒れられていたそうです。幸い近くのメイドがすぐ気付いたので事なきを得ました。」

食堂が騒然となる
そりゃそうだろう、安全だと思っていたはずの王城でそんなことがあったなら誰だって不安になる
俺はとてもいたたまれなくなり、嫌な汗をかきはじめた
そんな俺にクルシ様が気付いたのか、ウインクをした

(な、なんだ?どういう意味のウインクだ?) 
不安と疑問が頭の中で渦巻いていた中、ある生徒が尋ねた

「それは襲われた、ということでしょうか?」
委員長の黒川凪だ

(だからそれは教師の役目だろ!)

たまちゃんをチラリと見やる
たまちゃんはおいしそうにデザートを食べていた

(話を聞いてもいないのかよ!相変わらずすぎんだろ!)

今はたまちゃんは置いておこう、たまちゃんはたまちゃんだ

「いえ襲撃ではなく、魔力欠損のようですわ。きっとお部屋で一生懸命頑張っていたんだと思いますわ。魔力欠損はよく、とは申しませんがたまに見ることはありますので。勇者様方はまだ召喚されて日が浅いですから仕方ないことだと思います。」
クルシ様はやんわりとフォローをしてくれたようだ

「はぁ?魔力欠損で倒れたぁ?誰だよ」
「確か魔力使いすぎたら気分悪くなるよね?」
「なるねー。だから気分悪くなったら休憩するね」
「そいつバカだろ。力が手に入って舞い上がったか?」
「まぁまぁ。無事でよかったじゃない、バカだけど」
「バカは否定しないんだ?笑」

様々なところから罵声が飛び交う
俺だって否定しないよ?しないけどさ、はぁ・・・
今日もラブラブモード確定だな

落ち込んでいる俺を見かけて憐れだのか、クルシ様はパンパンと手を叩き皆の注目を集める

「今回は問題ありませんでしたが、今後もそうとは限りません。国にとっても大事な勇者様となりますので万全な対策を取らせて頂きたいと思います。既に王からも許可を得ております。」

(う~ん、しっかりしてる王女様だなぁ。セリーヌもそうだったし、身分高き人はこんな感じなんだろうか)

「勇者様方一人一人に専属のメイドを付けさせて頂きます。基本的にはずっと行動を共にすることになります。ご注意頂きたいのは奴隷ではありませんので、あまり強要などをされないようお願い致します。また夜には退室することになります。これから専属のメイドをお部屋に向かわせますので、そちらにてお待ちくださいませ」

言うことだけ言って、見事なカーテーシーを決めてクルシ様は食堂を後にした。

みんな浮ついてるような気がする、いや、浮ついてる
特に男子が。専属メイドとか妄想しちゃうよね
うん、これは仕方ない
俺も嬉しい、素直に嬉しい。
うきうきした気分でそれぞれの部屋へと戻っていった

部屋に戻った俺はそわそわしていた
(ダメだぞ!俺にはヘイネやマリー達がいる。でもまだメイド枠は埋まってないんだよなぁ。いっそヘイネにメイド服をきせ・・・いい!いいな!全く素晴らしい!しよう、ぜひしよう!絶対にだ!!)

妄想に夢を馳せていたら、扉をノックする音がした

「勇者様よろしいでしょうか?」 

「は、はひ!どうぞ!」 
声が上擦ってしまった、恥ずかしい
でもあれ?この声聞き覚えが・・・

「失礼します。勇者様の専属のメイドに選ばれました、サーシャと申します。よろしくお願いします」
太陽のように眩しくはないけれど、たんぽぽのような可憐で、でも力強さを感じる笑顔で挨拶をされた

(昨日はよく見ていなかったけど、改めてみると美しい。ヘイネ様のようにまばゆい美しさではなく、町娘では間違いなく美人と言われる容姿だ。茶系の色に、肩にかかりそうなゆったりとした髪。身長は俺よりも低い。少し垂れ目で口元のほくろがなんともエロい。山脈はヘイネや白鷺ほどではない。でも大きい。お姉さんな雰囲気を醸し出している)

「昨日のメイドさんですよね?昨日はありがとうがざいした。改めましてユウジと言います。よろしくお願いします」
右手を出して握手の意を示す

「・・・」

(あれ?間違った?イリアスでは握手とかないのかな?それとも馴れ馴れしかったかな?)

「ユウジ様。大変申し上げにくいのですが・・・」
なんかサーシャの顔が赤い気がする

「うん。何でも言って、怒らないから」
優しく微笑んだ。優しさって大事だよね

「では失礼ながら申し上げます。胸ばかり見すぎなのと、そ、その元気になられているようなので困っております」
サーシャは赤い顔のまま、俺から視線をそらし横を向いた

(な、ん、だ、っ、て?胸をガン見していたのは自覚がある。だって仕方ない理由があるんだもの。でも元気?なんだ?確かに俺はいつも元気だ。いやいや、現実逃避はやめよう。この場合はあれだよな?どうやってこの場をごまかす?)

混乱していた、錯乱していた、だから俺は

「元気?なめないでくれよ。これがノーマルだから」
バカになった

・・・。

目を大きく見開いて驚くサーシャ
自分の発言に穴があったら入りたくなった俺

(なに言ってくれてんのおおおおおおおおおおお!)

□□□□

お互い落ち着いた所で、改めて自己紹介をした
サーシャは気になるのであろう、チラチラと視線を送る

(はぁ・・・思いっきり気付いてますからね?サーシャさん?早めに誤解を解いておくか)

「サーシャさん、気付いてますからね?それと先程のは冗談です。ノーマルであんなに大きくないですから。その、大きくなったのはサーシャを見たからなので、そこは謝ります、ごめんなさい!」

(はぁ・・・自分で大きくないとか言う日がくるとは思わなかったよ、悲しい。今日は絶対ラブラブモードだ!)

「えぇ!?私を見て大きく!?」
赤い顔をしたサーシャは驚いた顔をして、ユウジをみる

(え?そこに食いつくの?案外興味深々なのか?ちょっとからかってみるか)

「えぇそうですよ。サーシャさんは普通に美しいです。それだけでも美味しそうなのに、胸も大きいですしね、さすがB88なだけはあります。巨乳好きは結構多いんですよ?もちろん俺も好きです。しかもメイド服ときた!サーシャさんの美しさとエロさが遺憾無く発揮されてるのに大きくならないのは失礼だ!俺は悪くないですよ?強いて言うなら、エロかわいいサーシャさんが悪い!本来なら悪いメイドにはおし置きとしてご奉仕させるんですが、それを我慢してる俺は誉められるべきなんです、むしろ誉めて!?」

唖然とするサーシャ
つい白熱してしまったユウジ

(だって仕方ないじゃん?こればっかりは・・・。ヘイネ、お前一体何を目指してるんだ?)

ユウジがサーシャのサイズを知っているのは神眼によるものだ

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サーシャ 18 ♀ レベル:1

種族:人間
職業:メイド(スキル『ドジっ子』解放)

B88:W50:H86
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(なんかドジっ子も解放されてるし、そもそもスキルなのか?スキルなら神眼で見れるんだよな?)  

『ドジっ子』ランク:メイドのみ
後天性スキル
本来は完璧とも言えるメイドさんにのみ発症
不治のスキルとも言われる
完璧が故に「あるきっかけ」で目覚めてしまうらしい

(・・・え?俺のせい?ちょ、ちょっと待て!確かに昨日のサーシャは完璧だった。それが今からはドジっ子になるの?メイドにドジっ子はテンプレだが、強引すぎないか?年上だからお姉さん枠期待してたのに、強制ドジっ子修正とか無理あるだろ!・・・ん?なんか聞こえるな)

「私は悪いメイド・・・お仕置き・・・ご奉仕」
目のまえにいるサーシャがなにかぶつぶつとひたすらつぶやいていた

(とりあえずサーシャを現実世界に戻さないとな)

「お~い、サーシャさん~。早く戻ってきて~。聞いてます~?いい加減にしないとお仕置きしますよ~?」
俺はサーシャの肩を揺さぶりながら語りかけた
全く反応がなかったのだが、お仕置き、の部分でピクっと体が反応したのに気付いた。あれ?なんで?

「申し訳ありません、ユウジ様。大変失礼致しました。そうですよね、私が悪いですよね!全部私が原因ですよね!」
一気に巻くしあげるサーシャに俺はたじろいだ

「い、いや。そんなことはないん・・・」
否定しようと言葉をかけたが遮られた

「いいえ!私が悪いんです!私は悪いメイドです!ユウジ様にご迷惑をかけてしまいました。メイド失格です。悪いメイドにはお仕置きが必要ですよね?今からご奉仕しますね!」

そう言って俺に抱き着き衣類を剥がそうとしてくるサーシャ

(ちょっと!ちょっと!ちょっと!何言ってんの?この娘!?わけわからん!なんで嬉しそうなの!?服剥がそうとすんな!嬉しそうにしてたらお仕置きにならないだろ!そうじゃなくて!やばい!やばい!やばい!貞操の危機だ!約束を破るわけにはいかない!)

「いい加減にしろっ!てぃ!」
俺はサーシャの頭にチョップをお見舞いした
手にはしっとりとした髪が気持ち良く纏わり微かに甘い香りが漂ってきた

「あぅ・・・ひどいですよ、ユウジ様。これがお仕置きですかぁ?」
サーシャは上目遣いでうるうると涙を溜めた目で批難するように見つめてきた

「お仕置きはしない、ご奉仕もなし、いいね?」
きっぱり言っておかないとな

「そんな・・・私悪いメイドなのに・・・」
絶望した表情になってうなだれたサーシャ

(なんでそこで絶望するの!この娘危険な香りがするな)

「はぁ・・・クルシ様にお願いしてチェンジしてもらうかな・・・」

そのつぶやきが何を意味するのか悟ったサーシャは、みるみる顔を青ざめ、まるでこの世の終わりでも見たかのような顔をしだした。そしてついに・・・

「うわああああぁぁぁん!ごべぇんなざぁい、ゆぅぃじぁさあま!ひっく、ひぁんどぁえもすまひ、ひっく、ゅかあゆれして、ひっく、ぐゃやばおあい!」

あまりの大音量にうろたえるユウジ
部屋の外からは何事か、とクラスメートたちが状況を確認しようと部屋の外に出て騒いでるようだ

(やばい!やばい!まさかこんなことになるなんて!とりあえず『サイレント』!・・・ぐっ!慌ててたから無駄に範囲を広げすぎて魔力をかなり持っていかれた!くそ!とりあえず部屋の外の騒ぎは放っておけばいい。問題はサーシャだ。なに言ってるか、わからんが多分謝罪してるんだろう・・・しかたないな)

泣きじゃくってるサーシャを、優しく抱きしめ、落ち着くまで頭を撫でることにした
しばらくの間サーシャを抱擁していると、部屋の外の喧騒もなくなり、ようやくサーシャも落ち着いてきたようだ

「サーシャ、ごめんな?俺が悪かったよ」
撫でる手は止めず、優しく語りかける

「チェンジしたり・・・しないですか?」
恐る恐るといった感じで、真っ赤に腫れぼってしまった瞳で不安の色を見せながら上目遣いでみつめてくる

「しない、しない、安心してくれ。俺のメイドはサーシャだ」
うぅ~・・・女の子のそういうのに弱いんだよ・・・

「お仕置きしてくれたり、ご奉仕したりしていいですか?」
なおも続くうるうる瞳のおねだり上目遣い

「それはしないし、しちゃダメ」
ちゃっかりしてんなぁ、と思いながらもしっかり拒否

「うぅ~ユウジ様、ずるいです」
拒否されるとは思わなかったのか批難するように睨む

「ずるくない、ずるくない。代わりにたくさん撫でてあげるから、これで勘弁してくれ」
撫で撫で撫で
サーシャの頭撫でるの気持ち良いな~

「約束ですよ?じゃあ、これからもずっとお側に置いてもらえますか?」 
今度は一変して真剣な表情だ

(う~ん、そういうことなんだろうなぁ。でもこれからの事を考えるとサーシャは足かせにしかならないんだよな、ひどいようだけど、それが現実なんだよなぁ)

ユウジの考えは非常にシビアだ
正義なき力は無力なように、力なき正義もまた無力
ぶっちゃけ死んでしまったら終わりなのである
そこに正々堂々も卑怯もない
守りたい人を守るためなら聖人でも殺す
愛しい人を手に入れるためなら悪魔にでも魂を売る
結果さえ守れれば、そのあとは自分次第だ
でも結果がなくなれば、何もできなくなる
今までの経験則からユウジは常人とは違う感情がある
戦いにおいて、躊躇もしないし、容赦もしない
失いたくないなら手向かうな!殺されたくないなら最初から敵対するな!精一杯脅かしてやる!だからそれで降参しろ!

「ユウジ様・・・?」
答えが返ってこないので不安になったのか、尋ねてくるサーシャ

テンプレなら、あぁ一緒だ!、でハッピーエンドなのだろう
もしかしたらサーシャもそれを期待しているのかもしれない、そういう流れであるから
でもユウジは違う
今ヘイネを迎えにいくために、ヘイネと一緒に戦っている
きっとそれはグズニールのマリーやショーマリーのセリーヌも一緒だ
『守る』戦いはするし、できる。でも、
『護る』戦いはしないし、するつもりもない。

だからユウジは、サーシャに『親愛』ではなく『友愛』の意味を込めて、

「あぁ、一緒だ。俺が王都から旅立つその時までな」
優しくも、それでも、異論を認めない笑顔でそう返す

サーシャは返ってきた答えにびくっとして体を奮わせていた
元は完璧なメイドさんだ、ユウジの意図に気付いたのだろう

(きっとユウジさんは、私を連れていくことはないんだろう。理由はわからない。それでも私は一緒にいきたい。まだ2ヶ月ある。それまでに必ず振り向かせてみせる。絶対に!だから今はユウジさんに宣誓しなくちゃ!)

意を決したサーシャは言葉を紡ぐ

「・・・わかりました。でもユウジさん、今だけはもう少し強く抱きしめてくれませんか?それで落ち着けますから」

(返事に間があったな、サーシャも理解してくれたんだろう。ごめんな、サーシャ。今のサーシャはただの足手まといだ、連れていけない)

「あぁ、わかった。苦しかったらいってな?」
頭を撫でていた手もサーシャの腰にまわし、強く抱きしめた
壊れものを扱うかのように優しく、それでも強くハッキリとわかるように

「ありがとうございます。我が儘を言って申し訳ありません」

サーシャはすっかり落ち着いたのだろう
俺の胸から顔を上げ見つめてきた 
散々なき散らかしたからだろう、ひどい顔だ、美人が台なしである
それでもどこかすっきりしたような、落ちものが落ちたような晴れ晴れした笑顔をむけてくる

今までで見たサーシャの笑顔で一番美しく感じた

もう大丈夫と判断した俺はそっとサーシャから離れる
その時、サーシャが一歩踏みだし、不意に俺の頬にキスしてきたのである

固まっている俺を余所にサーシャは、

「今はまだここまでしかできません。でもいつか必ず唇を奪ってみせます。私がユウジさんの側に置いてもらうんじゃないです。私が自らユウジさんの側にいくんです。逃がしませんよ!」

そう言って、照れたような顔をみせつつウインクをして、下もちろっと出してにこやかに微笑えんだ

さっきの言葉訂正
今このサーシャの笑顔こそが一番である

そんなサーシャを見て、苦笑しつつ

(あぁ、その決意さえあればもしかしたらいつか・・・)

と、心を弾ませた




次第に夜は更けていった

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