過去と現在を結ぶ異世界ストーリー
~ユウジの憂鬱~
『ユウジ、起きてるよね?・・・ん!』
うわっ!びっくりした!もちろん起きてました。
いきなりのお目覚めキスとか予想外だった
昨日はヒモ勇者の称号で傷ついた心を癒そうと魔力を100万込めてみた、もちろんヘイネ一択だ!
「ヘイネ、朝から大胆だな、おはよう」
すごいどきどきしている、ヘイネは俺を飽きさせない
『恥ずかしいんだよ、本当は。でもね、ユウジ。大変だったよね。私はユウジの事ならなんでもわかるんだよ?辛い時は甘えていいんだからね?』
「・・・!!・・・あぁ、そうせてもらう。そうだな膝枕してもらっていいか?それだけで元気になれそうだ」
停止世界での温かい記憶が侵食してくる
とてもいい気持ちだ、頭をなでられている感覚だな
ヘイネの絶大な力を知って落ち込んでいた時に、こうして慰めてもらった。その時に近い感覚だ
『・・・』
「・・・」
言葉のやり取りはなくても、とても落ち着く感覚だ
『・・・もう大丈夫みたいだね。頑張って!私だけの勇者様!』
「あぁ、行ってくる!ヘイネ」
最後に軽くキスされた
照れていたような感覚だった
□□□□
朝からとても幸せな気持ちだ
心が落ち着く
俺はここ最近落ち込んでいた
ヒモ勇者もそうだが、それ以上にある事実に打ちのめされていたからだ
鍛練は毎日欠かさずしているおかげでステータスは飛躍的に伸びた。エクストラオートヒールが無かったら多分何度も死んでいる。それだけ追い込んだ
ただひたすらヘイネに逢いたいが一身に・・・
あるとき100分1でも余裕で50000に届く魔力になった
俺は歓喜した、これでヘイネに遭える
しかも魔力的には毎日逢えるぐらいだ。感無量だった
そして魔力を込めた時絶望した
う~さ~フォンは一日に2500までしか貯められなかった
理由はわからない、でも貯められなかった
これだと逢うために20日はかかる
でも今日ヘイネに慰めてもらったおかげで、『たった』20日と思えるようになった、ありがたい
あと10日近くであえる、そう思うと元気が出てきた
さて、更に今日で確信した事実がある
それは目覚まし時計だ
確かに大量の魔力を流せばとても気持ちいい感覚に誘われる。問題は魔力の込め方だ
以前から度々あったのだが、前日嬉しい気持ちで魔力を流すと、翌日は一緒になって喜んでくれる
今回みたいに落ち込んだ気持ちで流すと、翌日は慰めてくれるのだ。まるで何があったか知っているかのような
多分、込める魔力から記憶を遡るようにしているのだろう。ヘイネにはその力がある
なんともチートな目覚まし時計だが、とても助かっている
(やっぱり俺はヘイネを愛しているんだよなぁ)
改めてヘイネへの愛を噛み締めていた
□□□□
心配事と言えば、サーシャについてもだ
昨日のダンジョンでの異様な雰囲気に不安を感じていた
サーシャは努力の人だ。努力の天才とも言える
メイドにしてもそうだ。サーシャは10歳の時見習いメイドとして王宮にきたらしい。それからたった2年で副メイド長にまで駆け上がったらしい。将来メイド長は確定しているらしい。事実、専属になる前はメイド長の代わりに仕事をしていたらしい。
全部、らしい、と言うのは、サーシャの親友であるセリスというメイドから聞いた話だ
俺は彼女と話す機会がよくある。サーシャは副メイド長として度々離れるからその時の代理が彼女なのだ。
サーシャの好みとかもこっそりセリスから聞いている
話を戻すが、なぜサーシャが心配なのか
ダンジョンに入った際、目がギラギラしていたのである
今までは自己鍛練ばかりで、なかなかレベルが上がらずやきもきしていた印象だ
愛情スキルの力でかなり強くはなったが、サーシャはきっと納得していないはずだ
そこに鍛練できる場所を得たのだ
サーシャが取る行動がわかりやすすぎる
(今のサーシャなら、ダンジョンは余裕だろう。問題は魔山だ。サーシャは絶対いく。魔山の危険度が未知数すぎる。こんなくだらない場所でサーシャを失いたくない)
「やっぱり一度、魔山にいってみるか。サーシャは危険だから連れていかない。魔山に行くなら鍛練の時だな。鍛練できないのは痛いが・・・。パーフェクトフェイクのほうがきっと効率いいから、魔物を倒すメリットが全くないんだよなぁ」
(必要なものを揃える必要があるな、そういえば、サーシャとの買い物の約束がまだだったな。ちょうどいい。セリスにサーシャの予定を聞いとくか)
セリスに聞いた所、ちょうど明日サーシャは全く予定がないということだった。
お約束すぎるだろ!と思いながらもテンプレに感謝しつつ、サーシャに声をかけた
「サーシャ、明日空いてるよな?デートにいくぞ」
うわっ!びっくりした!もちろん起きてました。
いきなりのお目覚めキスとか予想外だった
昨日はヒモ勇者の称号で傷ついた心を癒そうと魔力を100万込めてみた、もちろんヘイネ一択だ!
「ヘイネ、朝から大胆だな、おはよう」
すごいどきどきしている、ヘイネは俺を飽きさせない
『恥ずかしいんだよ、本当は。でもね、ユウジ。大変だったよね。私はユウジの事ならなんでもわかるんだよ?辛い時は甘えていいんだからね?』
「・・・!!・・・あぁ、そうせてもらう。そうだな膝枕してもらっていいか?それだけで元気になれそうだ」
停止世界での温かい記憶が侵食してくる
とてもいい気持ちだ、頭をなでられている感覚だな
ヘイネの絶大な力を知って落ち込んでいた時に、こうして慰めてもらった。その時に近い感覚だ
『・・・』
「・・・」
言葉のやり取りはなくても、とても落ち着く感覚だ
『・・・もう大丈夫みたいだね。頑張って!私だけの勇者様!』
「あぁ、行ってくる!ヘイネ」
最後に軽くキスされた
照れていたような感覚だった
□□□□
朝からとても幸せな気持ちだ
心が落ち着く
俺はここ最近落ち込んでいた
ヒモ勇者もそうだが、それ以上にある事実に打ちのめされていたからだ
鍛練は毎日欠かさずしているおかげでステータスは飛躍的に伸びた。エクストラオートヒールが無かったら多分何度も死んでいる。それだけ追い込んだ
ただひたすらヘイネに逢いたいが一身に・・・
あるとき100分1でも余裕で50000に届く魔力になった
俺は歓喜した、これでヘイネに遭える
しかも魔力的には毎日逢えるぐらいだ。感無量だった
そして魔力を込めた時絶望した
う~さ~フォンは一日に2500までしか貯められなかった
理由はわからない、でも貯められなかった
これだと逢うために20日はかかる
でも今日ヘイネに慰めてもらったおかげで、『たった』20日と思えるようになった、ありがたい
あと10日近くであえる、そう思うと元気が出てきた
さて、更に今日で確信した事実がある
それは目覚まし時計だ
確かに大量の魔力を流せばとても気持ちいい感覚に誘われる。問題は魔力の込め方だ
以前から度々あったのだが、前日嬉しい気持ちで魔力を流すと、翌日は一緒になって喜んでくれる
今回みたいに落ち込んだ気持ちで流すと、翌日は慰めてくれるのだ。まるで何があったか知っているかのような
多分、込める魔力から記憶を遡るようにしているのだろう。ヘイネにはその力がある
なんともチートな目覚まし時計だが、とても助かっている
(やっぱり俺はヘイネを愛しているんだよなぁ)
改めてヘイネへの愛を噛み締めていた
□□□□
心配事と言えば、サーシャについてもだ
昨日のダンジョンでの異様な雰囲気に不安を感じていた
サーシャは努力の人だ。努力の天才とも言える
メイドにしてもそうだ。サーシャは10歳の時見習いメイドとして王宮にきたらしい。それからたった2年で副メイド長にまで駆け上がったらしい。将来メイド長は確定しているらしい。事実、専属になる前はメイド長の代わりに仕事をしていたらしい。
全部、らしい、と言うのは、サーシャの親友であるセリスというメイドから聞いた話だ
俺は彼女と話す機会がよくある。サーシャは副メイド長として度々離れるからその時の代理が彼女なのだ。
サーシャの好みとかもこっそりセリスから聞いている
話を戻すが、なぜサーシャが心配なのか
ダンジョンに入った際、目がギラギラしていたのである
今までは自己鍛練ばかりで、なかなかレベルが上がらずやきもきしていた印象だ
愛情スキルの力でかなり強くはなったが、サーシャはきっと納得していないはずだ
そこに鍛練できる場所を得たのだ
サーシャが取る行動がわかりやすすぎる
(今のサーシャなら、ダンジョンは余裕だろう。問題は魔山だ。サーシャは絶対いく。魔山の危険度が未知数すぎる。こんなくだらない場所でサーシャを失いたくない)
「やっぱり一度、魔山にいってみるか。サーシャは危険だから連れていかない。魔山に行くなら鍛練の時だな。鍛練できないのは痛いが・・・。パーフェクトフェイクのほうがきっと効率いいから、魔物を倒すメリットが全くないんだよなぁ」
(必要なものを揃える必要があるな、そういえば、サーシャとの買い物の約束がまだだったな。ちょうどいい。セリスにサーシャの予定を聞いとくか)
セリスに聞いた所、ちょうど明日サーシャは全く予定がないということだった。
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