過去と現在を結ぶ異世界ストーリー

なつきいろ

~失敗とクリア~

『勇者様方、お久しぶりです。本日は神託を授けに参りました』

食堂は騒然となった
ほとんどの人は存在すら忘れていたんだろうから
でも俺は違う!ヘイネを迎えにいける唯一の手だからだ

『先日魔山回廊のダンジョンが攻略されました。魔山へと至る道が解放されたことになります。古来より魔山には邪竜王がおります。その討伐と魔山攻略が今回の神託となります。魔山はとても険しく、また邪竜王は強大です。討伐には時間がかかると思いますので、永続クエストとさせて頂きます。クリアされましてもこちらからご案内は致しません。それが永続クエストです。また勇者様方以外が討伐される可能性もありますので、おきをつけくださいませ。勇者様方のご武運をお祈り致します』

【永続クエスト:邪竜王の討伐 報酬 神回P 5000】
【永続クエスト:魔山攻略   報酬 神回P 300】

やっとだ!やっときた!
それにしても、邪竜王と攻略が別ってなんだろ?
明らかに邪竜王はラスボスだよな?
しかも神回Pってどうやって使うんだ?

「なにこれ?こんなのあったっけ?」
「魔山回廊ってこの前のところだよな?」
「誰だよ?クリアしたの?冒険者か?」
「俺達68Fだったよな?無理ゲーじゃね?」  

クラスメート達は思い思い、騒いでいた
このクエストは誰にも渡さない!俺のものだ!
今日中にでも片付けてやる!

俺は部屋に戻った後も、落ち着かなかった
夜がこんなにも待ち遠しいなんて・・・
ヘイネ!ヘイネ!ヘイネ!
もうヘイネしか考えられなくなっていた
早く夜になれ!早くしろ!いや今からでも!
邪魔するものはみんな殺す!俺とヘイネの邪魔をするなら殺す!みんな殺す!何もかも殺す!邪竜王だろうが殺す!神だろうが殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す

完全に心を失っていた
だから気付かなかった、目の前にいる愛しいメイドの存在に・・・

パチンッ!

頬を張られたみたいで、一気に現実に引き戻された 
そして気付いた、涙を流しているサーシャに・・・

「サ、サーシャ?」 
なんだ?どうした?どうしてサーシャは泣いている?何があった?俺が泣かせたのか?何が原因だ?

サーシャは泣いている、しかし顔は怒っている
初めてみる顔だ、きっと本気で怒っているのだろう
だから俺はたじろいだ、どうすればいいかわからないから

「今のユウジ様は嫌いです!何があったかは知りません、でも本当に嫌いです!」
怖い、サーシャが離れていくのが怖い、嫌われるのが怖い、側にいない事実がすごく怖い

「ど、どうして・・・?」
わからない、なんでだ?、サーシャはなんで俺がきらいなんだ?なにか悪いことをしたか?

「ユウジ様。ユウジ様は私を愛してるとおっしゃってくれました。ですが、先ほどのユウジ様は虚空を見つめ虚げな瞳をされてました。その瞳には私なんて眼中にないと言わんばかりでした!何度も呼びかけました!でも言葉は届いていませんでした!ユウジ様の瞳に私が映ることはありませんでした!愛してくださるなら言葉だけでなく、ちゃんと愛してください!何かがあったら忘れてしまうくらいの愛なら、愛してるなんて言わないでください!」
最後のほうは絶叫に近かった

サーシャの愛は本気なのだろう
俺も本気のつもりだった、でも違った
俺はヘイネ『だけ』に心を奪われていた
ヘイネを特別に思う気持ちは今でも変わらない
だけど特別に近いぐらいの想いをサーシャたちに向けないのは不誠実だ、マリーやセリーヌに対しても失礼だ
何があっても俺の瞳には大切な人達『全員』が映らなくてはいけない。それが無理なら愛すべきではない

サーシャは俺をずっと見つめている
だから俺は素直に謝ることにした

「サーシャ、ごめんなさい」
深々と頭を下げた
力を手に入れて慢心していたのかもしれない

「本当に、本当に、本当にですよ?これからちゃんと愛して頂けますか?言葉だけでなく、気持ちで愛して頂けますか?」
サーシャは優しい顔に戻っている
本当に嫌われてなくてよかった

「あぁ、約束する、誓う、態度で示す。だから側で見ていてくれ!またなんかあったら嫌ってくれて構わない」
もう二度と失敗しない、後悔しない

「私がユウジ様を本気で嫌うわけないじゃないてすか?なにかあったらまた私が引き戻して差し上げます。甘えさせてもらった分頑張ります。・・・でも、もしよろしければ誓いの証明頂けますか?」

サーシャは目を閉じ、少し顔を上げた
俺はサーシャの側に寄り抱きしめキスをした

サーシャは満面の笑顔で嬉しそうにしていた
それはまるで、たんぽぽが咲き誇ってるかのような印象で俺はさらにサーシャに恋をした

「ユウジ様、愛しています」
「俺もだ、サーシャ。愛している」

二人はまた唇と唇の触れる甘いキスをした


ガタッ

そんな時、部屋の扉の方から音がした
おいおい、仲直りの際のお約束かよ、と思い扉をあけると出羽亀メイドたちが蜘蛛のこを散らすように走り去っていった

「セリスもいたな・・・」
「いましたね・・・」

二人は苦笑しつつ、またキスをした


俺はこの世界で初めての失敗をした
失敗は成功の元
俺は成功させるためにも、これからずっとサーシャ達を見ていこう

□□□□

俺は今サーシャの頭を撫でるように髪を梳いている
下をむけば、かわいい笑顔がある
そうサーシャに膝枕をしているのである
先ほどの失敗のお礼だ
最初はお手伝いをねだられたが、そういう雰囲気じゃないし、ヘイネに申し訳ない、だから膝枕だ

「サーシャの髪は手入れが行き届いているな、とても気持ちがいい。最高だ」
あぁ~いつまででも触っていたい

「ありがとうございます。容姿の管理はメイドの嗜みですから怠れません。それに・・・いつまででもユウジ様に綺麗な私を見ていてほしいですから」
ほんのり桜色に染まるサーシャはかわいらしかった

かわいらしかったので、意地悪をしてみたくなった
髪を梳いているほうとは逆の手で、太股をさすったり、摘んでみた

「ひゃん!ユウジ様?」
くすぐったそうにしている、ちょっと色っぽい声にドキドキした

「すべすべのもっちもちだな~。これも嗜み?」  
「たしな・・・ユウジ様専属の嗜みです!」
「かわいいこと言っちゃう悪いメイドさんはお仕置きね」
そして軽くキス

髪梳き頭撫でとキスでサーシャはメロメロだ! 

「ユウジしゃま~。幸せれすぅ~」
目がとろんとろんでかわいいぞ!

「あ!ユウジ様!忘れてました!課題、課題を出してください!練習しないと!」
え~いま?せっかくいちゃいちゃしてたのに~
サーシャは真面目すぎる、でもそれが魅力的なんだよな

「じゃあ2つな、1つは必修で、もう1つはごほうびだ。だから明日までじゃなくていい。必修のほうは『闘気』だ。サーシャは双剣使いだから近接がメインになる。闘気が使えれば飛躍的に戦闘力と防御力があがるからおすすめだぞ?まず身体強化あるだろ?あれを更に大きく魔力を練り上げる。練り上げた力を可能な限り圧縮する。圧縮した魔力を全身に纏わせるようにする。可能ならより小さくだ。こんな感じな?」

ユウジの体から凄まじいエネルギーをサーシャはかんじた

「何色に見える?」

「きらきらしてます。例えるなら、白銀?」

「よしよし、いい答えだ、サーシャ」
頭をなでなでする、頑張ったらごほうびは基本だ
目を細めて気持ちよさそうだ

「これが闘気、必修な。重要なのは力を練り上げつつ圧縮して、それを使うこと。これができないと次のは絶対できない。次のはオリジナル魔法だ。複数の魔法を、闘気の感覚みたいに圧縮し合わせる、合成魔法だ。見てろ?」

ユウジはサーシャに右手を差し出し、いつかの生活魔法の時みたいに、手の平に魔法を浮かべた、今回は7種、無属性もだ、それらが合わさり、一つのカラフルな魔法へとなった

「レインボー!」

サーシャの前には虹ができていた
この世界、虹もないの?

「どうだ?これがオリジナル魔法『セブンバレット』だ。この世界だけじゃない、どの世界にもないオリジナル魔法だ。成功させるには、力の圧縮・力の均等・力の合成が重要だ。これは課題でなく、ごほうびだ。サーシャが極めれば俺とサーシャしか使えないしな。さっきのレインボーはセブンバレットの御遊びみたいなやつだな。無属性攻撃魔法は複数してサーシャに渡すからさ」

サーシャの髪を梳きながら、魔法の説明をしていく
闘気は大丈夫だろう、問題はセブンバレットだ
サーシャはまだ複数魔法の均等化が慣れていない
さすがに明日までは無理だろな

「頑張りますね!明日までに必ず2つとも!」

ねぇ、話し聞いてた?セブンバレットは別に課題じゃないんだよ?大丈夫?


□□□□

サーシャは夜までには闘気はマスター出来たが、セブンバレットは習得できなかった
悔しそうな顔で俺の部屋から退出していった

今日も練習するんだろうなぁ~、無茶しなきゃいいが
俺は俺で神託やりますかね
サーシャのおかげで心は落ち着いている


魔山10合目


「そういえば、なんで邪竜王と攻略が別なんだ?邪竜王は魔物1匹とカウントされてるとか?魔山の魔物を死滅させれば攻略になるか?」

(う~ん、わからん。どうせ魔物だし死滅させるか。すぐリポップするだろ。死圧を強化っと。魔物を集めたいからまずは『咆哮』スキルを作って、耐性持ち以外は絶対死する『ソウルイーター』、こんなところか?『死圧』・『咆哮』・『ソウルイーター』の合成と、せっかくだし、魔力も奪うか。『魔力絶操』の付与で完璧っと。どうせ倒すんだし、金も稼ぎたいな。『成長促進』を作って、『スキル上限突破』に合成しちゃうか、こんなところだな。・・・記憶創造!スキル合成!)

【スキル『大死滅圧』を取得 ランク:不明】
【スキル『上限促進』を取得 ランク:不明】

スキル『大死滅圧』ランク:不明

『死圧』と『咆哮』と『ソウルイーター』を合成し、『魔力絶操』を付与した魔法 対象範囲は任意可能
即死耐性持ち以外は死亡してしまう範囲圧力(Lv依存)
使用者にて生殺与奪が可能
また生を奪った対象から魔力を吸収

スキル『上限促進』ランク:不明

『成長促進』と『スキル上限突破』を合成した魔法
成長の促進や上限の促進をする


「よし、作成完了。パパッと終わらせるか 大死滅圧!」

魔山全体が揺れた
木々が揺れ、大地が震えた

「う~ん、大体死滅したみたいだな。残存数は3?へぇ~、やるなぁ。少なくとも耐性持ちか高レベルみたいだな。こちらから出向くかな。途中の素材は拾っていこう」 

残り3体のところに向かう途中の素材のみ拾う
いちいち全体確認してたら、時間なくなるし、必要ならまたくればいいしな

魔山28合目

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
ガーゴイルロード レベル:152

体力:420000
魔力:580000
筋力:180000
敏捷:120000
器用:1200
幸運:12

加護:なし
称号:なし
技能:剣術Lv.9/分裂/塵風/韋駄天

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(なかなかの強さだなぁ。28合目でこれか。あまり魔山は高くないのか?てか、この世界のやつ倒せんのか?サーシャには無理だな。一生懸命攻撃しててかわいそうだけど、全くきかないんだよなぁ)

「ご苦労様、てぃ!」

避ける必要もなかったので、そのまま突撃してふぉるきなで一刀両断
お粗末様でした

ドロップ品
・「SR」芭蕉扇
・「N」魔刻結晶(白)
・「R」ガーゴイルロードの羽×2
・「SR」ロードソード

「あれ?武器や魔刻結晶ってドロップするんだ。ロードソードはいいけど、芭蕉扇誰が使うんだ?てか、魔刻結晶の存在忘れてたわ・・・20個ほどあったよな?大死滅圧使ったし、どんなもんかね」

黒(0)/紫(0)/緑(4)/青(4)/白(11)/金(2)

「さっきのと合わせて21個、白が多いな。白と金の間は結構あると考えるべきか。素材もある程度貯まったし、今度冒険者ギルドにいくか」

さて、のこり2体サクッといくか。
1匹は邪竜王だからもう1匹は普通の魔物だよな
こんだけ広い山でも3匹しか残らないんだもんなぁ
なんか残念だ。強すぎるって罪だよね。
え?フラグだって?ないない。
そんなことを考えたこともありました・・・

魔山45合目

(なんで上のほうにきたのに、さっきのガーゴイルロードは生き残って、ここのやつらは死んでるんだ?ガーゴイルロードは中ボスだったか?)

素材を回収しながら、そんなことを考えていた
その時背筋が寒くなるような悪寒を感じた

(な、なんだ?この嫌な感じ・・・。こんなところで俺が寒気を感じる相手なんているか?冗談だよな)

恐る恐る気配のある場所へ移動する
そこには体長3mくらいのケルベロス風なものがいた

「なんだこいつ?どうなってる?なんだこれ?」

ケルベロスはケルベロスだが、皮膚が所々焼けただれ、焼けた落ちた体からは内蔵ではなく、怨霊といったほうが的確な死念体が浮かび上がっていた。ケルベロスゾンビとも言えるが、ゾンビではない感じだ。憑かれているのだろうか

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
邪%霊$ロ&ベス レベル:2#%

体力:1&00m0#
魔力:&8%0*?0
筋力:?30%#
敏捷:#!0&$
器用:=&0#$
幸運:&

加護:-?#
称号:+=*
技能:&%$

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(どうなってる?神眼ですら対応できない魔物なんているのか?バグってるぞ、これ!まさかの強敵とかやめてくれよ。軽いノリで邪竜王倒しに来たのに・・・はぁ。全力でいくか、仕方ない)

ケルベロス風な魔物が火炎ブレスを吐いてきたが、火炎に見えなかった。火炎と死霊が混ざったとても気持ち悪いもの
ブレスに焼かれた場所から死霊がわらわら沸いてケルベロス風な魔物に戻っていく

(うげぇ~、なんだありゃ。喰らったらやばそうだな。アプソリュートで耐えられるか?今後こんなやつがたくさんいるならやはり試したほうがいいだろう)

「直接喰らうのはリスクがある。武器にアプソリュートを付与して試すか」

先ほど手に入れたロードソードに、魔力絶操で、アプソリュートを付与。リュートソード(仮)の出来上がりだ

先程から苛烈に攻めたててくるケルベロス風な魔物を舞神「流水」で避けながら、リュートソードで切り付ける。
ケルベロス風な魔物の反転しっぽ攻撃をかろうじて交わし、リュートソードを見てみると、刃こぼれはない、特に問題はなさそうだ。バグってるのと気持ち悪いだけで、力は元の魔物依存なようだ。これならアプソリュートがあれば無敵か。

(にしてもこいつはなんなんだ?この世界では普通なのか?ちょっと調べてみるか)

「あ、ケルベロスさん、お疲れ様でした。さようなら。貴重な情報助かりました。『セブンバレット』二式 月輝収束砲クレールグランツ!」

ケルベロス風な魔物を頭上から、月の輝きを収束させて放つ収束砲で全てを消滅させる。
月輝を利用して攻撃する天体魔法『月輝収束砲クレールグランツ

まぁ魔物の強さが分かれば敵ではないよね
なんとなく触りたくないし、ふぉるきなも嫌だろうから魔法で退場してもらいました。リュートソードも破棄

ドロップ品
・「SSR」ケルベロスの首飾り
・「R」ケルベロスの牙
・「N」ケルベロスの毛

□□□□

(なんか疲れたなぁ~、予想外の出来事は反応に困る。邪竜王はサクッといきたいなぁ)

魔山50合目

「ふぅ~、山頂か。祠みたいなもんがあるけど、テンプレ通りなら邪竜王でてくるよな?正直どんな竜なのかわかるんだよな~。人間を下等生物だとか、世界を憎んでたりとかで、面倒くさそう。いいスキル持ってたら強奪して、話しをきかずに倒しちゃおう。出落ちってやつだな!そうしよう!
セブンバレット一式 光命リヒトレーベン用意」

ユウジは魔法を即発射できるよう準備して、祠に近づいた
突如雷雲が鳴り響き巨大な竜が現れた
体長10mぐらいだろうか竜としては小ぶりである

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
邪竜王フリューゲル レベル:250

体力:3000000(+1000000)
魔力:4500000(+1000000)
筋力:300000
敏捷:500000
器用:3000
幸運:60

加護:竜神ドラゴネス『神命』
称号:『邪竜王』
技能:硬貨/再生/雷龍/渦龍/焔龍/楓龍/怒龍/煉獄火炎Lv.10
   双龍牙Lv.10/身体強化/龍眼
『神命』:体力と魔力のステータスUP(固定)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(おおおお!つええええええええええ!やっぱ竜はこうでなくちゃいけないよな!スキルもかっけええの多いな!強奪しよう!)

『下等生物がこんなところまで来るとは珍しい。我が名は・・・』

(強奪、強奪。でも一気にスキル増えたな。龍シリーズは合成して、五天龍とかでいいよなぁ。なんか厨二くさいがいいか)

『太古よりこの地を支配してきた竜の王である。そもそも我が邪竜となったのも・・・』

(龍眼と双龍牙はサーシャだよな。魔力眼を龍力眼にすれば、もう神族以外は大丈夫だしな。双龍牙は俺でも使えるようにしたいなぁ。名前がいい!)

『下等生物聞いておるのか?不遜であるぞ!』

「あの~申し訳ないんですが、お礼を言わせてください。とても貴重なスキルありがとうございます。あとは経験値だけ頂ければ結構なので。あなたの生い立ちとか興味ないんです。恨むなら自分の弱さでお願いします。慢心は身を滅ぼしますよ?俺も最近身に染みたので。」

『貴様、さきほどから何をわからぬことをほざい・・・!』

「さようなら。光命リヒトレーベン、発動!」

『バカな!我が、我が、人間などにーーーーーーーーーー』

自身の魔力半分を反転してダメージを与える天体魔物『光命リヒトレーベン

(う~ん、なんで悪役は同じセリフを吐くのだろう?まぁスキルと経験値は予想外に美味しかったな♪神託もクリアしたし、祠調べて帰るか)

ドロップ品
・「UR」邪竜王のブレスレット×2
・「SSR」邪竜の肉
・「SSR」邪竜の牙
・「SSR」邪竜の鱗
・「SSR」邪竜の爪
・「N」魔刻結晶(金)

祠には魔山攻略の証が置いてあった。
結局邪竜倒したら魔山攻略と一緒だろ!まぁ邪竜強かったしなぁ。普通は倒せないからな。神の慈悲ってやつ?

今日は疲れた
ヘイネ抱き枕サーシャメイド服verで癒されつつ、「同級生ヘイネにしようかな」


獲得装備

「芭蕉扇」ランク:SR
(敏捷)+5000

「ケルベロスの首飾り」ランク:SSR  
(体力・魔力)+100000

「邪竜王のブレスレット」ランク:UR
(体力・魔力)+500000
(筋力・敏捷)+100000





コメント

  • はややななやや

    邪龍王のステータスの技能欄の硬貨と書かれているのですが、硬化では無いのでしょうか?
    間違っていたら申し訳ないです。

    0
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