過去と現在を結ぶ異世界ストーリー
~敬愛と慈愛~
『『ユウジ、起きてる?おはよう。いつものね?』』
ヘイネのさわやかなキスと共に清々しい朝を迎えました
昨日は余りにも自我を失った為、ヘイネにお説教してもらいたくなりました
『『そ、そんなにだったの!?サーシャちゃんが羨ましいかな・・・。ねぇ、私にはなるのかな?』』
(どうなんだろうな?あの環境だったからこそって気もするんだよなあ~。本能的なやつだしな)
『『そうなんだ・・・。私も一度でいいから、ユウジに 征服してやる!とかって言われてみたいよ?』』
(え?マジ?ヘイネさん、そんなご趣味が?俺もちょっとやってみたいかも・・・でもヘイネを乱暴にしたくないんだよなぁ。昨日はちょっとやり過ぎたし)
『『それだけ激しく求めたんでしょ?女冥利に尽きると思うよ?それが愛する人なら尚更。だから私も羨ましく思ったんだし。きっとサーシャちゃんも喜んでるよ!』』
(そういうものなのか?いいのか?まぁヘイネが言うんだし、いいのかな。でも俺はヘイネとは恋人みたいな感じでいちゃいちゃしたい!)
『『それはそれで嬉しいんだけどね。・・・あ!あれなんかいいんじゃないの?ユウジのお部屋にあったやつ!なんかそれになりきってやるやつだよ!』』
(・・・。イメプレ?いや、好きだけどさ。どんな設定にするんだよ?)
『『えっとね、今見た感じだと。女子高生と痴漢ものだって。ユウジ、こういうの好きなの?』』
(ちょっと!何勝手に漁ってんの!?俺のプライバシーは!?それとな、ヘイネ?女子高生ものなら痴漢じゃなくて、教師でお願いします!!)
『『ユウジがそれでいいなら勉強しとくね!』』
(あ、ありがとうございます・・・。その、優等生で眼鏡もかけてもらえると助かります)
『『ユウジ、ノリノリじゃない!好きなんだね。サーシャちゃんみたいにしてもらうにはどうすればいいの?』』
(そ、それはまた今度で!この話おしまいな!とりあえず昨日はやり過ぎたってこと。うっかり避妊魔法もかけ忘れたしなぁ)
『『むぅ、ユウジの意地悪。なんだってやってあげるからね?言ってね?そんに気になるならサーシャちゃん調べてみるよ?』』
(え?できるの?なんで?)
『『女神にとって特別な加護にはね、女神と加護者の間にパスみたいなものができるんだよ。サーシャちゃんにも加護あげたからね。この目覚まし通信もサーシャちゃんは実は参加できるよ』』
(なんでもありなんだな、神様は。調べられるならお願いしていいか?でも、なんでサーシャは参加させないんだ?仲良かったろ?)
『『ユウジは私と二人で会話するのは嫌?サーシャちゃんとは毎日お話できるでしょ?だからこれぐらいは二人きりで話したいんだよ、ダメ?』』
(あ~、なるほど。そうだよな、ごめん。俺もヘイネと二人で会話したいよ。この会話が俺は好きなんだ)
『『ありがと、ユウジ。それと、サーシャちゃん大丈夫みたいだよ。よかったね?ユウジの赤ちゃんは私が最初に産んでみたいんだけど、こればっかりは約束できないからね。』』
(う~ん?そのへんは俺が気をつければいいんじゃないかな?さすがに昨日みたいなことそうそうないだろうし。ヘイネが喜んでくれるならお願いはどんどん聞いてあげたいしな!何度も言ってるが、みんな同じように愛しはするが、俺の最愛はヘイネ、お前なんだから。ヘイネが喜んでくれることをしたい)
『『・・・ありがと!ユウジ!でも、まだもうちょっとは二人でいたいな』』
(あぁ、俺もだ!まだヘイネとはいちゃいちゃしたりないからな!)
『『そろそろ時間だね。いつも楽しい時間をありがと』』
(なに、昨日あったことを毎日話してるだけだし)
『『それでも楽しいよ?じゃあ、いってらっしゃい。私だけの勇者様』』
(明日も今日の事話してやるよ!いってくる、俺だけの女神様)
いってらっしゃいのキスとともに意識が覚醒していく
そう言えば、結局お説教なかったな。
そして、イメプレの約束しちゃったよ・・・設定煮詰めないと、げへへ
あ~、楽しみだな~!
服飾店に地球の衣装のデザイン流すか!
□□□□
ヘイネとの楽しい時間が終わったら、次はサーシャだ。
昨日はめちゃくちゃにしてしまったので、正直どこか異常がないか心配だ
まだ寝ているサーシャを軽く抱き寄せてみる
柔らかい、そして甘い香りがする。
抱いてるだけでも気持ちいい
(それにしても細くしなやかで華奢な体だな。ちょっと力を入れたら壊れてしまいそうな・・・きをつけないとなぁ)
しばらく優しく抱いていると、サーシャが起きてきた
『う、ん。?あ、おはようございます。ユウジ様』
「おはよう。サーシャ」
おはようのキスを交わす
「昨日のことは覚えているか?」
『はい、ぼんやりとですが。』
「乱暴にして悪かった。どこか異常とかないか?」
『いえ、激しく愛して頂けたので嬉しかったです。それに体は大丈夫みたいです』
「今後は気をつけるよ、サーシャを壊したくないからな」
サーシャの体を愛しむようになでる
すべすべな肌で心地いい
昨日は自分本意な愛し方だったしなぁ
「今日もいいか?サーシャを愛したい」
『はい・・・』
見つめあいキスをした後、二人はお互いを慈しむように愛した。
もちろん避妊魔法は忘れずに
□□□□
朝の幸せな時間と朝食も終わり、いつものように部屋でダラダラしていた
サーシャは課題とセブンバレットの訓練をしていた
俺はゴロゴロしている体を装って本を読んでいる。
逆でした。本を読んでる体を装ってました
そう言えば、昨日気になったことがあったんだ
でも、もふもふからは逃げられない~
「サ~ー~シャ~」
『堕落しすぎですよ、ユウジ様』
もふもふ気持ちいいし仕方なくね?
もふもふ万歳!もふもふ最高!サーシャに猫耳つけたい
「昨日思ったんだけどさ、俺ら強さの割に装備貧弱過ぎない?傍から見たら異常だと思うんだ」
『確かにユウジ様は異常に見えますよね、昨日の獣撃王も瞬殺されてましたし。いつ鍛練されてるんですか?』
「え?俺だけ?サーシャもそうなんじゃ・・・。いや、闘うメイドさんはメイド服が基本か、テンプレだな」
『他の勇者様も皆さんちゃんとした装備になられてますよ』
「マジ?俺だけ?やばくない?なんか疎外感を感じる」
『ユウジ様引きこもってるから目にする機会がないんです。そのうち引きこもり勇者とか言われますよ?』
やめてください、お願いします!
ヒモに、唐揚げに、引きこもりとか洒落にならん!
引きこもっちゃいけないの?だらだらしたらいけないの?みんな頑張り過ぎだよ・・・
「サーシャひどくね?膝枕してくれないと怒るよ?」
『行ってくださればいつでもしますから、怒らないでください』
サーシャの膝はすべすべのぷにぷにで気持ちいい
サーシャが髪を梳きながら頭をなでてくれるのが好きだ
いつも甘えてくるから、こういうのもいいんだよな
でも気になるのは、ツン!ぶるん。ツン!ぶるん。
やはり大きい。山脈は健在だ
『ひゃん!・・・ユウジ様って本当にエッチですよね』
「エッチなのは認めるが、何度も言うサーシャが悪い。エロ可愛いは罪だ!謝って?本気で謝ってください!」
世の男子諸君!君たちは悪くない!
エッチなスタイル、格好をしているから見るんだよな!
男なら仕方ないんだよ!わかってよ、女子!
サーシャに謝らせるから少し無念が晴らされるだろ?
『ご、ごめんなさい?』
「よしよし、いい子だぞ、サーシャ。夜いっぱい可愛がってあげるからな?とりあえず今は、これあげる。俺とお揃いな。」
サーシャに渡したのは邪竜王なんとかさんの遺品のブレスレットだ
そろそろサーシャもいい装備で身を固めないとな
『ユウジ様!すごい装備品なんですが!?こんなものどこで?』
「ん~?倒したら出た?よく覚えてないな~」
名前すらもはや思い出せん
強かったかも?ぐらいだ
『ですが、こんなすごい装備を頂いたのでは・・・』
なるほどな、言いたいことはわかる
俺は体を起こし、サーシャを抱き寄せ語りかける
「改めて言うな?俺はもうサーシャを連れていく。決めたことだ。ただサーシャはかなり強くなりはしたが、あくまでこの世界基準だ。ヘイネを始め他の2人は俺が護ってあげなくてもいいぐらい強い。サーシャはまだまだ弱い。だから頑張って鍛練してるし、これからもそうしてくれ。・・・ただな?1流の戦士は1流の装備をしてるものだ。装備に溺れず鍛練すればいい。サーシャが言いたいことはわかるが貰っておけ?じゃないと他のやつに渡すぞ?」
頭を撫でながら諭す
サーシャはなでなでが好きみたいだ
目を細めて気持ち良さそうにしている
『ありがとうございます。大切にします。それと鍛練に励みますね!』
うん、いい笑顔だ。可愛い
「今後は魔山にいる魔物を狩り尽くして、装備品を集めよう。サーシャ倒す係、俺拾う係。よろしくな?サーシャ?」
意地悪くにっこり微笑む
『私ですかあああああああああああああああああ!?』
サーシャの絶叫が部屋に響いた
だって俺がやったら鍛練にならんだろ?
当たり前じゃね?
□□後半□□
ユウジ達勇者が転移してから一ヶ月のこと
とある異世界グズニール
魔王城アリシクル
「やっと~転移門使えるようになったよ~。我は行くね~」
どこか緊張感のない声が大広間に響く
{ではマリー様、もういかれますので?}
「そう言ったよね~?バカなの~?殺すよ~?」
マリーから放たれたプレッシャーに一同が戦慄する
魔王『マリー=ゼルガルド』 サキュバス種
ハーフアップヘアーで腰まで届きそうな長く綺麗な白髪
燃えるような灼眼は全てを魅了させてしまうかのようだ
サキュバスらしくこれでもかと言わんばかりのわがままボディー
今魔王マリーと配下の四魔将が大広間にて鎮座していた
一ヶ月前ユウジが異世界に転移したことは、マリーはユウジから貰ったマジックアクセサリー『敬愛のブレスレット』にてわかっていた
そこで、すぐに転移門を作成し魔力を貯めていたのだ
そして今魔力が貯まった
{しかしマリー様、マリー様がいなくなられた後はいかがすれば?}
「そんなこと知らないよ~。勝手にすれば~?もう~この世界大丈夫でしょ~?我は退位するからね~。戻ってきたとしても~もう魔王やらないよ~?」
早く~行きたいのに~。殺しちゃおうかな~
{畏まりました。我々四魔将にて、アリシクルをお守り致します。ユウジ殿にもよろしくお伝えください。マリー様、お気をつけて。}
「じゃあね~。ばいばい~。転移~」
□□□□
とある異世界ショーマリー
ハラスティン城
「ここも~久しぶりだね~」
転移門を使い異世界ショーマリーにきたマリー
なぜイリアスに行かなかったのか・・・
「確か~これに魔力流せば~いいんだっけ~?」
転移門のある召喚部屋には、魔力を流せば転移してきたことを告げる魔道具を設置していた
マリーは待つ間に、ショーマリーの転移門の魔力量を確認していた
「ん~。やっぱりショーマリーは~、魔力量少ないから~もう少し~待つ必要あるかな~」
残念~。ゆう君に~すぐ逢えると思ったんだけどな~
残念な気持ちになっているところに、騒々しく駆け寄ってきた少女がいた
『マリー姉様、お久しぶりですの!』
勢いよく抱き着き、耳はぴくぴく動き、尻尾は勢いよく左右に振られていた
王女『セリーヌ=セラ=ハラスティン』 狼人種
ツインテールヘアーで細く繊細な青髪
翡翠眼と碧眼のオッドアイ
まだ少女なので発育中?な体型
「セリーヌちゃんも~おひさし~。元気だった~?」
『セリーヌは元気でしたの!マリー姉様は相変わらずですの?』
「我も~元気~!元気~!」
『よかったですの!また逢えて嬉しいですの!』
セリーヌは慕っているマリーに再会できたことに満面の笑顔をむけた
まだあどけなさが残る可愛らしい笑顔だ
「うん~。もふもふも気持ちいいの~。セリーヌちゃんは~可愛いの~。もふもふ~。」
『あぁん、くすぐったくて気持ちいいんですの~!』
マリーはユウジから免許皆伝を貰うほどのもふりニストだ
セリーヌに暇さえあればもふもふをしているほどだからだ
もふもふ~。もふもふ~。
「セリーヌちゃんは~ゆう君が~こっちにきてるの~気付いてる~?」
『はいですの!ユウ様から頂いたブローチが教えてくれましたの!』
もふもふ、もふもふ
セリーヌはユウジから、マジックアクセサリー『慈愛のブローチ』を貰っていた
「そっか~。今調べたらね~、一人分ぐらいの魔力は~後一ヶ月で~貯まるみたいだよ~?セリーヌちゃんは~転移魔法使えないから~先にゆう君の所に送るね~。我は~魔力が貯まり次第~向かうよ~。」
もふもふ、もふもふ
そう、マリーが転移門でイリアスに行かなかったのは、セリーヌの為だった
ショーマリーでは魔力量が少ない上、魔法の使い手が少ないのである
異世界に転移できるような魔法使いは全くいなかった
『マリー姉様、セリーヌのせいでごめんなさいですの・・・』
「いいの~、いいの~。セリーヌちゃんは~可愛い妹みたいなものだから~」
もふもふ、もふもふ
『マリー姉様大好きですの!でも、もふもふしすぎですの』
「あ~気付かれてた~?気持ちいいんだよね~。さすが~ゆう君が愛したもふもふだよね~」
もふもふ、もふもふ
『もふもふを愛してくれるのは嬉しいですが、セリーヌも愛して欲しいですの・・・。ユウ様はまだ愛してくれてるんですの?』
「大丈夫だよ~。ゆう君は~我もセリーヌちゃんも~ちゃんと愛してくれてるよ~」
もふもふ、もふもふ
「それでね~、我も~ゆう君の所に行くまでに~、滞在する必要あるから頼んでいい~?お部屋貸してもらえれば~寝てるから~」
『もちろんですの!マリー姉様がご出発されるまで不自由させませんの!』
もふもふ、もふもふ
「ありがとうね~セリーヌちゃん~」
『マリー姉様触り過ぎですの!ちょっと感じてしまいますの!』
もふもふ、もふもふ
「えへへ~ごめんね~?」
『マリー姉様は相変わらずですの。それよりもセリーヌは、マリー姉様と久しぶりに鍛練したいですの!』
もふもふ、もふもふ
「セリーヌちゃんも~相変わらずだね~?」
『ですの!』
もふもふ、もふもふ
結局最後まで、もふりニストはやめなかった
しばらくした後、平原から轟音と爆音が鳴り響いたらしい
平原にあるクレーターの数が、二人がただ者じゃないことを物語っていた
まもなく、ユウジの過去と現在が結ばれようとしていた
ヘイネのさわやかなキスと共に清々しい朝を迎えました
昨日は余りにも自我を失った為、ヘイネにお説教してもらいたくなりました
『『そ、そんなにだったの!?サーシャちゃんが羨ましいかな・・・。ねぇ、私にはなるのかな?』』
(どうなんだろうな?あの環境だったからこそって気もするんだよなあ~。本能的なやつだしな)
『『そうなんだ・・・。私も一度でいいから、ユウジに 征服してやる!とかって言われてみたいよ?』』
(え?マジ?ヘイネさん、そんなご趣味が?俺もちょっとやってみたいかも・・・でもヘイネを乱暴にしたくないんだよなぁ。昨日はちょっとやり過ぎたし)
『『それだけ激しく求めたんでしょ?女冥利に尽きると思うよ?それが愛する人なら尚更。だから私も羨ましく思ったんだし。きっとサーシャちゃんも喜んでるよ!』』
(そういうものなのか?いいのか?まぁヘイネが言うんだし、いいのかな。でも俺はヘイネとは恋人みたいな感じでいちゃいちゃしたい!)
『『それはそれで嬉しいんだけどね。・・・あ!あれなんかいいんじゃないの?ユウジのお部屋にあったやつ!なんかそれになりきってやるやつだよ!』』
(・・・。イメプレ?いや、好きだけどさ。どんな設定にするんだよ?)
『『えっとね、今見た感じだと。女子高生と痴漢ものだって。ユウジ、こういうの好きなの?』』
(ちょっと!何勝手に漁ってんの!?俺のプライバシーは!?それとな、ヘイネ?女子高生ものなら痴漢じゃなくて、教師でお願いします!!)
『『ユウジがそれでいいなら勉強しとくね!』』
(あ、ありがとうございます・・・。その、優等生で眼鏡もかけてもらえると助かります)
『『ユウジ、ノリノリじゃない!好きなんだね。サーシャちゃんみたいにしてもらうにはどうすればいいの?』』
(そ、それはまた今度で!この話おしまいな!とりあえず昨日はやり過ぎたってこと。うっかり避妊魔法もかけ忘れたしなぁ)
『『むぅ、ユウジの意地悪。なんだってやってあげるからね?言ってね?そんに気になるならサーシャちゃん調べてみるよ?』』
(え?できるの?なんで?)
『『女神にとって特別な加護にはね、女神と加護者の間にパスみたいなものができるんだよ。サーシャちゃんにも加護あげたからね。この目覚まし通信もサーシャちゃんは実は参加できるよ』』
(なんでもありなんだな、神様は。調べられるならお願いしていいか?でも、なんでサーシャは参加させないんだ?仲良かったろ?)
『『ユウジは私と二人で会話するのは嫌?サーシャちゃんとは毎日お話できるでしょ?だからこれぐらいは二人きりで話したいんだよ、ダメ?』』
(あ~、なるほど。そうだよな、ごめん。俺もヘイネと二人で会話したいよ。この会話が俺は好きなんだ)
『『ありがと、ユウジ。それと、サーシャちゃん大丈夫みたいだよ。よかったね?ユウジの赤ちゃんは私が最初に産んでみたいんだけど、こればっかりは約束できないからね。』』
(う~ん?そのへんは俺が気をつければいいんじゃないかな?さすがに昨日みたいなことそうそうないだろうし。ヘイネが喜んでくれるならお願いはどんどん聞いてあげたいしな!何度も言ってるが、みんな同じように愛しはするが、俺の最愛はヘイネ、お前なんだから。ヘイネが喜んでくれることをしたい)
『『・・・ありがと!ユウジ!でも、まだもうちょっとは二人でいたいな』』
(あぁ、俺もだ!まだヘイネとはいちゃいちゃしたりないからな!)
『『そろそろ時間だね。いつも楽しい時間をありがと』』
(なに、昨日あったことを毎日話してるだけだし)
『『それでも楽しいよ?じゃあ、いってらっしゃい。私だけの勇者様』』
(明日も今日の事話してやるよ!いってくる、俺だけの女神様)
いってらっしゃいのキスとともに意識が覚醒していく
そう言えば、結局お説教なかったな。
そして、イメプレの約束しちゃったよ・・・設定煮詰めないと、げへへ
あ~、楽しみだな~!
服飾店に地球の衣装のデザイン流すか!
□□□□
ヘイネとの楽しい時間が終わったら、次はサーシャだ。
昨日はめちゃくちゃにしてしまったので、正直どこか異常がないか心配だ
まだ寝ているサーシャを軽く抱き寄せてみる
柔らかい、そして甘い香りがする。
抱いてるだけでも気持ちいい
(それにしても細くしなやかで華奢な体だな。ちょっと力を入れたら壊れてしまいそうな・・・きをつけないとなぁ)
しばらく優しく抱いていると、サーシャが起きてきた
『う、ん。?あ、おはようございます。ユウジ様』
「おはよう。サーシャ」
おはようのキスを交わす
「昨日のことは覚えているか?」
『はい、ぼんやりとですが。』
「乱暴にして悪かった。どこか異常とかないか?」
『いえ、激しく愛して頂けたので嬉しかったです。それに体は大丈夫みたいです』
「今後は気をつけるよ、サーシャを壊したくないからな」
サーシャの体を愛しむようになでる
すべすべな肌で心地いい
昨日は自分本意な愛し方だったしなぁ
「今日もいいか?サーシャを愛したい」
『はい・・・』
見つめあいキスをした後、二人はお互いを慈しむように愛した。
もちろん避妊魔法は忘れずに
□□□□
朝の幸せな時間と朝食も終わり、いつものように部屋でダラダラしていた
サーシャは課題とセブンバレットの訓練をしていた
俺はゴロゴロしている体を装って本を読んでいる。
逆でした。本を読んでる体を装ってました
そう言えば、昨日気になったことがあったんだ
でも、もふもふからは逃げられない~
「サ~ー~シャ~」
『堕落しすぎですよ、ユウジ様』
もふもふ気持ちいいし仕方なくね?
もふもふ万歳!もふもふ最高!サーシャに猫耳つけたい
「昨日思ったんだけどさ、俺ら強さの割に装備貧弱過ぎない?傍から見たら異常だと思うんだ」
『確かにユウジ様は異常に見えますよね、昨日の獣撃王も瞬殺されてましたし。いつ鍛練されてるんですか?』
「え?俺だけ?サーシャもそうなんじゃ・・・。いや、闘うメイドさんはメイド服が基本か、テンプレだな」
『他の勇者様も皆さんちゃんとした装備になられてますよ』
「マジ?俺だけ?やばくない?なんか疎外感を感じる」
『ユウジ様引きこもってるから目にする機会がないんです。そのうち引きこもり勇者とか言われますよ?』
やめてください、お願いします!
ヒモに、唐揚げに、引きこもりとか洒落にならん!
引きこもっちゃいけないの?だらだらしたらいけないの?みんな頑張り過ぎだよ・・・
「サーシャひどくね?膝枕してくれないと怒るよ?」
『行ってくださればいつでもしますから、怒らないでください』
サーシャの膝はすべすべのぷにぷにで気持ちいい
サーシャが髪を梳きながら頭をなでてくれるのが好きだ
いつも甘えてくるから、こういうのもいいんだよな
でも気になるのは、ツン!ぶるん。ツン!ぶるん。
やはり大きい。山脈は健在だ
『ひゃん!・・・ユウジ様って本当にエッチですよね』
「エッチなのは認めるが、何度も言うサーシャが悪い。エロ可愛いは罪だ!謝って?本気で謝ってください!」
世の男子諸君!君たちは悪くない!
エッチなスタイル、格好をしているから見るんだよな!
男なら仕方ないんだよ!わかってよ、女子!
サーシャに謝らせるから少し無念が晴らされるだろ?
『ご、ごめんなさい?』
「よしよし、いい子だぞ、サーシャ。夜いっぱい可愛がってあげるからな?とりあえず今は、これあげる。俺とお揃いな。」
サーシャに渡したのは邪竜王なんとかさんの遺品のブレスレットだ
そろそろサーシャもいい装備で身を固めないとな
『ユウジ様!すごい装備品なんですが!?こんなものどこで?』
「ん~?倒したら出た?よく覚えてないな~」
名前すらもはや思い出せん
強かったかも?ぐらいだ
『ですが、こんなすごい装備を頂いたのでは・・・』
なるほどな、言いたいことはわかる
俺は体を起こし、サーシャを抱き寄せ語りかける
「改めて言うな?俺はもうサーシャを連れていく。決めたことだ。ただサーシャはかなり強くなりはしたが、あくまでこの世界基準だ。ヘイネを始め他の2人は俺が護ってあげなくてもいいぐらい強い。サーシャはまだまだ弱い。だから頑張って鍛練してるし、これからもそうしてくれ。・・・ただな?1流の戦士は1流の装備をしてるものだ。装備に溺れず鍛練すればいい。サーシャが言いたいことはわかるが貰っておけ?じゃないと他のやつに渡すぞ?」
頭を撫でながら諭す
サーシャはなでなでが好きみたいだ
目を細めて気持ち良さそうにしている
『ありがとうございます。大切にします。それと鍛練に励みますね!』
うん、いい笑顔だ。可愛い
「今後は魔山にいる魔物を狩り尽くして、装備品を集めよう。サーシャ倒す係、俺拾う係。よろしくな?サーシャ?」
意地悪くにっこり微笑む
『私ですかあああああああああああああああああ!?』
サーシャの絶叫が部屋に響いた
だって俺がやったら鍛練にならんだろ?
当たり前じゃね?
□□後半□□
ユウジ達勇者が転移してから一ヶ月のこと
とある異世界グズニール
魔王城アリシクル
「やっと~転移門使えるようになったよ~。我は行くね~」
どこか緊張感のない声が大広間に響く
{ではマリー様、もういかれますので?}
「そう言ったよね~?バカなの~?殺すよ~?」
マリーから放たれたプレッシャーに一同が戦慄する
魔王『マリー=ゼルガルド』 サキュバス種
ハーフアップヘアーで腰まで届きそうな長く綺麗な白髪
燃えるような灼眼は全てを魅了させてしまうかのようだ
サキュバスらしくこれでもかと言わんばかりのわがままボディー
今魔王マリーと配下の四魔将が大広間にて鎮座していた
一ヶ月前ユウジが異世界に転移したことは、マリーはユウジから貰ったマジックアクセサリー『敬愛のブレスレット』にてわかっていた
そこで、すぐに転移門を作成し魔力を貯めていたのだ
そして今魔力が貯まった
{しかしマリー様、マリー様がいなくなられた後はいかがすれば?}
「そんなこと知らないよ~。勝手にすれば~?もう~この世界大丈夫でしょ~?我は退位するからね~。戻ってきたとしても~もう魔王やらないよ~?」
早く~行きたいのに~。殺しちゃおうかな~
{畏まりました。我々四魔将にて、アリシクルをお守り致します。ユウジ殿にもよろしくお伝えください。マリー様、お気をつけて。}
「じゃあね~。ばいばい~。転移~」
□□□□
とある異世界ショーマリー
ハラスティン城
「ここも~久しぶりだね~」
転移門を使い異世界ショーマリーにきたマリー
なぜイリアスに行かなかったのか・・・
「確か~これに魔力流せば~いいんだっけ~?」
転移門のある召喚部屋には、魔力を流せば転移してきたことを告げる魔道具を設置していた
マリーは待つ間に、ショーマリーの転移門の魔力量を確認していた
「ん~。やっぱりショーマリーは~、魔力量少ないから~もう少し~待つ必要あるかな~」
残念~。ゆう君に~すぐ逢えると思ったんだけどな~
残念な気持ちになっているところに、騒々しく駆け寄ってきた少女がいた
『マリー姉様、お久しぶりですの!』
勢いよく抱き着き、耳はぴくぴく動き、尻尾は勢いよく左右に振られていた
王女『セリーヌ=セラ=ハラスティン』 狼人種
ツインテールヘアーで細く繊細な青髪
翡翠眼と碧眼のオッドアイ
まだ少女なので発育中?な体型
「セリーヌちゃんも~おひさし~。元気だった~?」
『セリーヌは元気でしたの!マリー姉様は相変わらずですの?』
「我も~元気~!元気~!」
『よかったですの!また逢えて嬉しいですの!』
セリーヌは慕っているマリーに再会できたことに満面の笑顔をむけた
まだあどけなさが残る可愛らしい笑顔だ
「うん~。もふもふも気持ちいいの~。セリーヌちゃんは~可愛いの~。もふもふ~。」
『あぁん、くすぐったくて気持ちいいんですの~!』
マリーはユウジから免許皆伝を貰うほどのもふりニストだ
セリーヌに暇さえあればもふもふをしているほどだからだ
もふもふ~。もふもふ~。
「セリーヌちゃんは~ゆう君が~こっちにきてるの~気付いてる~?」
『はいですの!ユウ様から頂いたブローチが教えてくれましたの!』
もふもふ、もふもふ
セリーヌはユウジから、マジックアクセサリー『慈愛のブローチ』を貰っていた
「そっか~。今調べたらね~、一人分ぐらいの魔力は~後一ヶ月で~貯まるみたいだよ~?セリーヌちゃんは~転移魔法使えないから~先にゆう君の所に送るね~。我は~魔力が貯まり次第~向かうよ~。」
もふもふ、もふもふ
そう、マリーが転移門でイリアスに行かなかったのは、セリーヌの為だった
ショーマリーでは魔力量が少ない上、魔法の使い手が少ないのである
異世界に転移できるような魔法使いは全くいなかった
『マリー姉様、セリーヌのせいでごめんなさいですの・・・』
「いいの~、いいの~。セリーヌちゃんは~可愛い妹みたいなものだから~」
もふもふ、もふもふ
『マリー姉様大好きですの!でも、もふもふしすぎですの』
「あ~気付かれてた~?気持ちいいんだよね~。さすが~ゆう君が愛したもふもふだよね~」
もふもふ、もふもふ
『もふもふを愛してくれるのは嬉しいですが、セリーヌも愛して欲しいですの・・・。ユウ様はまだ愛してくれてるんですの?』
「大丈夫だよ~。ゆう君は~我もセリーヌちゃんも~ちゃんと愛してくれてるよ~」
もふもふ、もふもふ
「それでね~、我も~ゆう君の所に行くまでに~、滞在する必要あるから頼んでいい~?お部屋貸してもらえれば~寝てるから~」
『もちろんですの!マリー姉様がご出発されるまで不自由させませんの!』
もふもふ、もふもふ
「ありがとうね~セリーヌちゃん~」
『マリー姉様触り過ぎですの!ちょっと感じてしまいますの!』
もふもふ、もふもふ
「えへへ~ごめんね~?」
『マリー姉様は相変わらずですの。それよりもセリーヌは、マリー姉様と久しぶりに鍛練したいですの!』
もふもふ、もふもふ
「セリーヌちゃんも~相変わらずだね~?」
『ですの!』
もふもふ、もふもふ
結局最後まで、もふりニストはやめなかった
しばらくした後、平原から轟音と爆音が鳴り響いたらしい
平原にあるクレーターの数が、二人がただ者じゃないことを物語っていた
まもなく、ユウジの過去と現在が結ばれようとしていた
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