元料理人の異世界転生料理旅~冒険の香りを添えて~

茶影さん

まだ朝だよ?

..ん~フラグっぽい事をしてみたんだけど何か効果あるかな?あったらあったで嫌だけどね。

「とりあえず片付いたみたいなので教室に入っていますか?」
「そうした方がいいと思うわ」
「しかし...席がどこか分からんのだが...」
「そう..だね。探してみる?何かあるかもしれないし」
「その心配はないぞ」

「ガラ」と扉を開けて龍三人がやってきた。当然だがこの部屋には私たち三人しかいなかったよ。時間的に誰かがいてもいい気がするけど運が良かったとしておこうかな。そうした方がいいねそう考えよう。

「うん。何も考えない」
「いや、主よ考えろよせめて」
「え?あぁ口に出してた?」
「あぁ、はっきりと出していたぞ」
「....それで?ボルどういうこと?」
「無視するな!」
「....で?」
「うがーー!」
「.....なんか変わってないか?」
「まぁ気にしないでいいよ」
「あぁ...いいのか?」
「いいよ~」
「よくないです!」
「ああ言ってるが?」
「話進まないじゃん」
「....まぁいいか。それでな、席については何も言われてないのさ。」
「なるほど、だから別にどこに座ろうが関係ないのか」
「そういうこったな」
「は~ん」
「.....あとでお話があります。主よ」
「じゃあ、夜でもいいかな?姫の部屋で」
「....何勝手に巻き込んでるんですか」
「出ないと話す機会あるけどないですし」
「....何を言ってるんだ主」
「そうよ、ヴァンもっと言ってやりなさいよ」
「そんなことしたら....何をされるか楽しみじゃないですか!....あっ」
「....あって数日で言うのもあれだけどヴァンは痛めつけられたい人なのか?」
「....」
「...おい、1人倒れたぞ!」
「....後でちゃんとお話しましょうね」
「.......」
「あぁ姫がまさかの事に対応できなくて気絶してる....ヴァン。」
「...はい」
「何もなかった。いいね」
「はい」
「....それでいいのかよ」
「君たちもお口閉じてるんだよ」
「「「当然」」」
「....」
「姫、そういうことですから」(ボソ)
「....しばらくはこのままで」(ボソ)
「ですね」(ボソ)
「さて、そう言えば席はどこでもいいんだっけ?」
「あ、あぁ、そうだ」
「ふ~ん。じゃあ後ろの方に席をとりますか。よっこいしょ」
「主よ、我が持とうか」
「いいよ。そうそうありがとねボル」
「なに、このくらいかまわない」
「ん、それじゃ。お昼にでもまた」
「伝えとく」
「ん」

..............さて、どうしたものか...ヴァンの性癖はとりあえず置いておこう。それより席だ。後ろの方はあいてるみたいだし窓側にしておこう。...逃げやすそうだしね。とりあえず今は...席に座ってヴァンが落ち着くのを姫が起きるのを待つしかないか....起きるタイミングを待ってかな?ははっ、早速これかよ待ったくやってられないわ~....しかし、ヴァンがそっち側だと思わなかった...どうしたものか。

「ん...ん」
「お、起きそうだね。」
「そうだな」
「....分かってるね?」
「当然」
「ならいいよ」
「ん、んぅ(あ、日差しが心地よすぎて...)....くぅ」
「....寝てない?」
「....想定外の行動だな...」
「まぁいいか、しばらく寝かせておこう」
「ふぁ...そうだな」

朝の日差しがどうにも二度寝を誘うが、ヴァンまで寝るなよ?....さて考えよ、私の右隣に男子が座ろうとするのはなんとなくわかってる。なら祈るだけかな。来るのがサイリス領の双子ちゃんが来るのを...彼女たちならなんとなく安心できる。そんな気がする。それにしても誰がこの教室に入るのを止めてるんだ?「ガラ」ん、誰だろ...あや?学長?おじいちゃんスタイルでなんだろ

「あぁここにいたよね。ねぇ、ルミアさん」
「話し方、素ですよ」
「ん、それはまずいな。さて、ルミアさん。ちょっとこっちに来てもらってもいいかい?」
「あぁ、構いませんけど。席って指定されてないんですか?」
「ないよ、自由に座ってくれて構わない。ではこっちに来てくれ」
「おい、学長。ついていってもかまわないか」
「構わな「ダメです。姫を守っていて」」
「主がそう言うなら....」
「ごめんね、後で話すから」
「うむ」
「さて行きましょうか。」
「....気にしたら負けだな。こっちだ」

連れていかれたのは廊下だった。そこには何故かお兄様が....何故ですかね?しかも倒れてるし....っは!まさかいやそんなはずは...

「....どう思う?」
「...迷惑かけてすみませんでした」
「あ、あ止めて土下座とかしてもらおうと思ってるんじゃないから」
「....ではどうしたら」
「とりあえず話を聞いて欲しいんだ」
「兄のですか?」
「うん」
「....分かりました。口調には気をつけた方がいいですよ」
「うむ」

何故こうなっているんだ、人目がめっちゃつくんですが?それにしてもどうしてこんなところで大の字になって倒れているんだ...しゃがんで聞きますか

「お兄様?どうなされたんですか?」
「あぁ、ルミア、お前に友達がいると分かってな嬉しくてな!つい立ったまま気絶してしまったのだ!」
「あの、急に立ち上がってなにw「この俺より先に友人を作るとは!さすがルミアだ!素晴らしい!素晴らしいぞ!」...え?「なにを呆けている!しかも姫様だと!素晴らしすぎるぞ!しかも平民の友人までいるとは!」え?おにいs「俺には友人はいない!」」

そんなに堂々と言われても....

「なぜならこの学年まですべて駆け抜けてきたからな!ついて来れる奴が一人もいないのだ!はははは!」
「え、あのおにいs「だからルミアも同じような感じになるのではないかと心配していたのだ!ははははは!」あの、お兄様」
「ん?どうした」
「それでどうして倒れていたんですか?」
「なに、ルミアが友人と楽しく話しているところを見ていたら嬉しすぎてまた気絶してしまっただけだ!」
「.....お兄様?」
「なんだ」
「この状況をどうするおつもりなんですか?」
「この状況?」
「お兄様が覗いていたせいで人が通れずこのような事になっていたんですけど...」
「.....それはほんとか?」
「出ないとこの状況をどう説明するんですか?」
「....なんか迷惑になっていたようだな」
「そのとおりです。学長先生まで出してるんですからね」
「それは、もう、すみませんでした」
「もう....気を付けてくださいよ。お兄様」
「そう、だな。すまなかった」

お兄様が人に頭を下げる姿が見えるとは...貴重だな...ん?いや違うわこれ頭下げてるけど性癖を満たしたいだけみたいですね....変態ですよねほんと。....あれ?常識人って姫しかいなくね?いやサイリス家の二人がいる!ならたぶん大丈夫?....うん。そう考えとこう。

「さて、そろそろいいんじゃないんですか?戻らないと時間が危ないかもしれませんよ?」
「それは別にかまわん。そうなったら実力で潰す」
「.....帰ってください」
「...何故かと聞いても?」
「....誰も通れないからではダメですかね?」
「....仕方ない」
「戻ってくれるんですね」
「あぁ、とりあえず(・・・・・)戻ろう」
「えぇ、今日からあまり来ないでください」
「ははははははは」
「....のぅ、兄妹ゲンカはここでしないでもらえるかな?」
「そうですね、お兄様、帰ってください」
「そうだな、学長に喧嘩売る気はないしな」
「では、ワシの顔に免じてここは引いてもらおうかのう」
....おとなしく帰ればよかったのに、後この状況から私を助けろ!....おい学長、分かってるだろうな?目で分かってくれよ?兄貴はなんか人が割れて何事もなかったかのように去っていったぞ....おい助けろ。いや助けてください。お願いします。

「ほら皆さん。そろそろ授業が始まりますから戻ってくれんか?]
「大丈夫だった?」
「怪我なかった?」
「あいつは誰だ!」
「おい、お前ら」
「「「っは!」」」
「結婚してくれ!」
「何どさくさにまぎれて求婚してるんだ!」
「あ!戻ってきたぞ!」
「っは!つい戻ってきてしまった!」
「この美少女を守るのよ!」
「捕まえろ!」
「「「っは!」」」
「捕まるかよ!」
「よかった...はぁ、大丈夫?怖くなかった?」
「あんたの方が怖いわよ。ね~」
「はぁ?何言ってるの?そんなはずないじゃない!」
「ほらほらそういうところよ」
「あの人たち怖いね~」
「「そんなはずないでしょ!」」
「そういうところよ」
「「んあ!」」
「女子共が集まってるんじゃねぇ!」
「「「はぁ!?」」」
「いいからどけや!」
「「「どけるわけないでしょ!」」」
「あ”?」
「「「あ”?!」」」
「やんのか?」
「「「決闘場にこいや!」」」
「あ”」
「「「あ”」」」
「隊長!逃げられました!」
「仕方ない。解散!」
「「「っは!」」」

ワチャワチャしてるよ~誰も学長の話聞いてないよ~あ~なんか嫌な予感がするなぁ~あ、あ、あ~。あ~魔剣がなんかカチャカチャしはじめてるし。あれか?魔力が膨大に膨れてきたかな?まぁ見えるんだしね仕方ない。まぁ私も感じるけどね。ちょーっとこれは避難したいけど囲まれてるから何もできないや。ははっ。やべぇ出れねぇ....これはどうしよう....助けて。学長助けて。魔法でじゃなくてさ

「がやがやがや「バーン!」....」
「静かにせんか!いい加減戻れ!」
「.....んだと?」
「そうよそうよ!」
「やかましい!俺らは忙しいんだ!」
「「「そうだそうだ」」」
「ほほぅ、そうか。君たち全員ちょっとおいで?」
「俺たち全員を相手に戦おうっていうのか?」
「そうですよ。」
「はっ!いいだろう!それでいいよなぁ!」
「「「「いいだろう(わ)!!」」」」
「....では、ルミアさん。君も来るんだよ」
「....はい。」

.....とりあえずあのぞろぞろとした集団は闘技場に向かうようだし、後で向かうことになってるし....教室で姫とヴァンを呼ぼうかな....うん。気が重い。どうしよう。

「何辛気臭い顔をしているのだ?主らしくない」
「あれ?何でここに?」
「そんなの決まってるだろう。場所を確認してから言うんだな」
「場所?....廊下....響いてた?」
「あぁとても。それで?どうするのだ」
「....姫は?」
「私もいるわよ」
「....行きますか」
「そうだな」
「そうしましょう」
「.....すみません。こんなに大事おおごとになるとは思っていなかったもので....」
「この数日でルミアが行動するたびになにか起きるのは分かってるから」
「.....そうですか」

なんか悔しいと思う私は正常であると思いたい。確かに私の周りには何かしらの事が大体起るけれども!それを諦めたように言われるのは傷つくんだよ.....止めていただきたい。それに出来る事なら私だって平和に過ごしたいよ!巻き込まれ体質はいらないんだよ!私だって!私だって!くそう。

「私だって!みたいな顔しているんじゃないんですよ!」
「なんで分かったし」
「声に出してたけど?」
「え?ほんとに?」
「ほんとに」
「....忘れ「無理」...ですよね....」
「...それで?どうするんだ?」
「あぁ、行きませんか?」
「いいわよ」
「ありがとうございます。いきますか。あそこへ」
「行きたくないなぁ....」(ボソ)
「.....そういう事言わないでもらえますかね!」
「あら、口に出してた?」
「それはそれは聞きとれるくらいはっきりと」
「ふふっ、ごめんね」
「....しかt「あ、ルミアちゃん、姫様、ヴァンちゃんおはよ~」おはよ~。ルアエ―マちゃん」
「なんか、たくさんの人たちが降りて行ったんだけど...」
「...あ~、うん。ちょっとね。それよりフリエミアちゃんは?」
「あの子はね朝弱くてもう少し遅くなるかな」
「そっか。...え?時間大丈夫なの?」
「たぶんね。」
「ならいいんだけど、他の人たちは?」
「あぁ。あの人波に攫われていったよ」
「.....ちょっと行ってくるね。」
「どこに?」
「....あの人たちのとこ」
「私も行っていい?」
「....私はいいけど」
「私もかまわないよ」
「我も問題ない」
「じゃあ行く?」
「うん!」

 まぁなんだ、ルアエ―マちゃんも来るということで。四人で向かうことになりました。それはいいんだ。それはね、ただねちょっとねくっつき過ぎなような気がねするんだよね。ルアエ―マちゃんよ。まぁ私も姫の隣にいるがそこまでくっついていないような気がするんだ。さすがの私でも腕組みまではしていないんだよ。分かるかい?可愛いのは認める。異論は許さない。けどねそれはくっつき過ぎ。この後どうなるのか怖いんだけど。なんせさっきまで私をダシにして争っていた人たちだぞ?守れる自信はあるけど。.....そういうことではないんだよね。というかそんなに話したこと無いかった気がするんだけど....階段降りてそろそろつきそうだな。たしかここを左に曲がるとあるんだっけ?あ~よく覚えてないや、後ね、後ろを見るのがちょっと怖いのね。なんかグラムが震えてるし。寒気がするし。あれか二人してなにか覇気を出している気がしてたまったものじゃない。今まで体験したことなかったんだけどあれか世間一般的に聞く浮気の現場がばれた男の心境というやつなのか。体験することが出来るとは貴重な事ではあるが出来れば経験したくなかったよ....怖いんだけど。後ろが怖い。怖いよ。見たら絶対般若とかが出てる気がするよ見れない見れない。そろそろ1階に着くな、まだ時間前だから人が多いな~。けど気になるのはそのほとんどがなんか闘技場の方に向かっているようなんですが......そういうことなのかな?私もさ見学席に行きたいよ~どうせ下の方に行くことになるんでしょ?知ってる。

「うふふ~、あれ?おーいエミア~」
「ふぁ....あぁ、おねぇちゃんか。あ~ルミアちゃんもいる~抱きつかせて~」
「.......」
「.......」
「ねぇ?二人とも?」
「なにか?」
「なに?」
「あのですね、さっきからグラムが震えてるんで魔力を抑えてもらってもいいですか?」
「あら、私はそんなに魔力多くないからね?」
「あれ?じゃあヴァン?」
「あ、あぁ。すまないなグラム。なんでか勝手にな」
「そうよね、何故か。いらっとするの」
「え?いらっとするの?じゃあおいでよ。ルミアちゃんの背中とかあいてるよ」
「「......」」
「歩きずらくなるしまだ階段なので危ないのでするなら降り終わってからでお願いしますよ」
「「........」」
「...笑みが怖いですよ。。。あう」
「...おはよ、ルミアちゃん、姫様、ヴァンちゃん」
「おはよう、フリエミアちゃん」
「エミアで...いいよ」
「そう?ならそう呼ぶね」
「...うん」
「...ところでさ、なんで二人とも腕にくっついているのか聞いてもいい?」
「え?嫌だった?」
「いやってわけではないけど...」
「ダメ...?」
「いや、ダメってわけでもないけど...」
「じゃあいいよね?」
「(え、こわい、しかもほとんど身長一緒なんだけど腕組んでる状態だからちょっと上眼づかいだからさらに可愛いというかあざとい。)あ、うん。いい..よ?」
「じゃあ...これで」
「....はい(可愛い).....痛い」
「なにデレデレしてるの」(ボソッ)
「ごめんなさい」(ボソッ)
「....夜に覚悟して」(ボソッ)
「....今日ヴァンがいますよ」(ボソッ)
「覚悟しときなさい」(ボソッ)
「....はい」(ボソッ)

 ....この時点で尻に敷かれてる気がするね。悪くは無いけど....いや...え?なんで私がこんなに混乱してるんだ?んん?.....力関係は厄介だね。両手にヤンデレぎみの双子、背中にはMとSがいるし性癖に難ある人たちが集まっている気がしますね....困った。類は友を呼ぶとかいうけど私も同類なのか?.....しかし、いいのだろうか、まだ恋愛関係になるのか分からないけど同性同士はいいのか?今さら過ぎることなんだけどもさ!今ならラブじゃなくてライクだと思うんだけど今後が気になるところではあるんだよね。当然私としてはラブの方がまぁ嬉しいんですけど。ヤンデレ属性はいらないと思います。あと戦闘時はちゃんと協力してくださいね.....あの冒険者になるつもりなんだけどそれでもついてきてくれるのかな等、不安は絶えないよね。しばらく触りたくないけどね。まだね。まだ生涯を共にしようと気持ちがないとさすがに抱く気は起きない。私はそんなに食べちゃう人じゃないんだよ!....けどあれだね、意外と両腕が埋まるってなんかいい事ですね嬉しい!.....だ~か~ら~!なんで私は~!そんなこと考えてるんだぁ!両腕が空いていれば頭抱えているところだよ!.....顔が百面相してるみたいだな.....ちょっと魔法作るか。表情筋を抑える魔法....いや不便だからいいや!

「それより...ねぇさん....どこに?」
「闘技場♪」
「なん...で?」
「なんかそっちに向かう人がいるからそっちに行くだけ」
「そっ...か」
「行く?」
「...もちろん」
「「...........」」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」
「.....ねぇ、ヴァン」
「....奇遇だな、多分同じことを思っているぞ」
「じゃあ一緒に言ってみる?」
「いいだろう」
「せーの」
「「なんだこれ(は)」」
「.....やはりそうか」
「当然よね....置いていく?」
「....しかし、そなたを守るのは主の役目では?」
「本来は護衛の仕事よ」
「....確かにそうだな」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」
「.....まぁ、あの調子じゃなぁ」
「....でしょ?」
「....頬でもはたいてやればいいのでは?」
「....いいのかな?」
「いいのではないか?」
「.....ちょっと階段でやるのは...」
「....押すか?」
「危ないからなしで」
「さっきから聞いていればなんの話しているんですか?この人は私たちが先に目を付けたんですよ」
「....え~~~~~」
「いや、我は主の従者だしな」
「私は婚約者だし」
「.......え?」
「それは我も初耳だぞ」
「だって言っていないもの」
「あれ?それ本気なの?」
「あ、正気に戻った」
「あ、とりあえず階段降りましょうか」
「....ほんと急にどうしたのかしら」

 ....その答えはね、〈思考停止状態〉というんですよ。とりあえず安全なところで話した方がいいと思っただけです。この後しばらくしたら戻ると思います。とりあえず1階に到着。階段を使用しようとする人は一人もいなそうだね。ならもういいかな。戻りまーす。あ、そうそうこれだけは言っとかないと
「姫は私の嫁!異論は認めない!あ”あ”あ”あ”あ”!」
「.....恥ずかしいんですけど。戻って」
「いや、しばらくは無理じゃないか」
「....ねぇ、嫁って....え?」
「もう...そこまで...いってる.....」
「私たちも公認にしてほしいんだけど....」
「....それは、ほんとうに構わないのか?」
「何に対して?」
「結婚に対してだ」
「....あたり..まえ」
「....1番妻は私よ」
「...別に...愛人でも構わ...ない」
「そうだよー」
「.....え?」
「別に私たちは正妻でなくてもかまわないの。ただ好きになっちゃったから。」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」
「.....あんなのだぞ」
「....それをあなたが言っちゃうのはダメな気がするわ」
「そうだろうか?」
「そうだよ、それでも従者なの?」
「まぁ、忠誠は誓っている。逆らえないからな。到底」
「「...?」」
「....。あぁそういうことね」
「あぁ、そう言えば主が話していたか」
「そうね。まぁそうよね。一応上下関係はあるけどないようなものか」
「そのとおりだ」
「「???」」
「まぁ、話す時が来るさ。いつかな」
「ならいいんだけどね」
「....ねぇ、ヴァン」
「どうした」
「....どうする?」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
「....はたいてやれば解決だろ。主は両腕使えない状況だからな」
「それが一番かしらね」
「叩くの?」
「治らないんだもの」
「....むぅ、仕方ない。」
「あ、ちょ、待って、」
「おぉ、戻ったぞ」
「ようやく落ち着いた」
「あら、ならすべて覚えているということでいいのね?」
「はい。その認識で間違っていないです」
「それで?その両腕についている人たちはどうするんだ?」
「うん。一応聞きたいけど。私たちは将来冒険者になっていろいろな国を回りたいと思ってるんだ。それでもいいの?」
「...私は..問題..ない」
「私も問題ないよ」
「ほんとに?」
「しつ...こい」
「大丈夫だって、父上や母上を説得するのも大丈夫」
「...はぁ、わかったよ。けど、私のことを嫌いになったらこの話は無かったことになるからね」
「なるはずないでしょ」
「その..通り」
「....覚悟は強いようよ」
「そのようですね。私としては姫が1番面倒なんですがね」
「それは覚悟の上なのだろう?」
「そりゃあね」
「なら問題ないわ。いざとなれば駆け落ちという手もあるしね」
「主なら問題ないと思うけどな」
「そう....あ、そうだ2人とも」
「なにか?」
「..ん?」
「ちょっとステータス見させてもらうね(あと真実の目もね)」
「うん!いいよ」
「かまわ...ない」
「ありがと」【鑑定】【真実の目】

_______
【サイリス・ルアエ―マ】 女 人間族  (嘘をついていない。だますような心理状況でもない)
Lv12
基礎ステータス
HP 1362/1379
MP 846/962
STR 682
DEF 1520
DEX 762 
INT 720
AGI 860
LUK 627
APP 281

スキル
・反射 Lv6
・身軽 Lv9
・盾適正 Lv2
・剣、棍適正 Lv1
・風魔法適正 Lv1

加護
・クラミの加護

称号
・物好き
・盾使い
・サイリスの双子

_________
_________
【サイリス・フリエミア】 女 人間族 (嘘をついていない。)
Lv10
基礎ステータス
HP 1206/1252
MP 923/932
STR 621
DEF 626
DEX 851
INT 1362
LUK 724
APP 268

スキル
・水、氷魔法適正 Lv1
・弓適正 Lv2

加護
・クラミの加護

称号
・物好き
・サイリスの双子

_________

 .....ん~そっか。本気のようだね。表面はだませても深層心理を変える事はできないからね。魔法を貼っているようでもないしね。なら仕方ないというより願ったりかなったりと言った方がいいかな。うん。たしか隣のサイリス領の娘さんですよね。まぁいいか。関係は多少良くなるんじゃないかな?まぁしらないけど。それにしてもなんでこんなにべったりなんだろ?それは気になるね。後々聞いてみたいな、....知らない方がいいのかもしれないけど....でもいつの日か聞いてみたい事だけどね。

「....終わったよ。聞きたい事はあるけど後でいいや」
「「???」」
「何かあったのか?」
「ん~ん。気になった事があってね」
「今じゃダメなのか?」
「今は...ね。いいの。それより行かないの?」
「....いえ行きましょ。」
「察しが良くて助かります」
「.....分かってるよね」
「まぁ....ね」
「秘密の....お話?」
「今はね」
「今は?」
「うん。だから今は今のまま。それより闘技場に行かないの?」
「行くよ」
「....うん」
「じゃあ行こ。両腕はあなたたちに塞がれてるんだからね」
「............」
「なに恨めしい顔してるんだ、おぬしは」
「...悔しくないの?」
「別に」
「.....私がおかしいのかしら、いや、でも.....」

 ぶつぶつとつぶやいている姫が気になるが全然聞こえない...。それより早くいかないとね。おそらく待ってるから。この双子ちゃんに抱きつかれてるのは全然悪い気はしないんだよね。けど、人懐っこすぎるのがどうしても気になる。なにかあるのかしらね。親子関係が何かあるのかな?なにがあるのか分からないけど、とりあえずしばらくはこのままでいいかな。頭撫でてあげようと思ったけど。両腕取られてんだったな。そう言えば......悪い子じゃない事を私は願うよ....ほんとに

『ルミアさん、遅いです。早く来なさい』
『.....怒りすぎでは?学長』
『いいから早くした方がいいですよ。時間無くなりますよ』
『それは困りますね。では、観客席の方に....』
『あなたもする側ですよ』
『.....ふぇ?』
『じゃあそういうことで~』
『あ、ちょ!』
「.....勝手に切りやがって....」
「どうかしたの?ルミアちゃん」
「.....いや、なんでもない。それより早く行きましょうか。学長が参加しろと言ってきたのでお説教です」
「...あぁ、そういうことか。」
「なるほどね」
「...どういう...こと?学長...先生にお説教...って?」
「まぁ、経験だな。早く行った方ががよさそうだ。」
「どういうこと?」
「....見た方が早いわよ」
「ん?」
「行くよ」
「うむ、行くのは昨日と同じ方でいいのか?」
「うん。そっちで」
「我らはどうする」
「あ~、ヴァン、必要だったらあの三人も使って対処して。殺すのはダメだよ」
「分かっている」
「....物騒なんだけど」
「そうね、それで?私達は上から見ていればいいの?」
「それがいいと思います。出来る限り近くにいたいですが」
「まぁ仕方ないわ。それじゃ気をつけてね」
「もちろんですよ.....あぁそうだ、四人ともちょっと私の前に来て」
「「「?」」」
「まぁいいから。ほら離れて」
「...ん」
「むぅ、分かった」

 2人から解放されて、4人は私の前に並んでもらった。姫とヴァンにはかけたけどもう一回かけなおしとこう。ん?グラム。そんなに震えなくてもいいよ。まぁ魔力を使うんだけどね、それともあの二人かな?まぁそれはさておき、やるべき事はやっておかないと、偶然にも人はいないからね

「それで?どうするの?」
「魔法をかける、私が作った」
「...魔法を...作った?」
「まだ習ってないよ?」
「まぁ、そんなところだろうとは思っていた。あの魔法か?」
「うん。ちょっと待ってね....ふぅ【完全無効オールナッシング】っと、よし、もう大丈夫だと思う。それじゃヴァン」
「任された。.....グラムよ、さすがにビビりすぎだ。」
「グラム?」
「まぁ気にしなくていいよ。私はあっちだから。」
「分かってる。気をつけてね」
「傷ついたら姫様にでも癒してもらいますよ」
「まったく、自分でも使えるくせに」
「それは言わないお約束。それでは」
「あ、ちょ!」

 ....はぁ、さすがに走らないと怒られそうだ、年齢くらいの速度で走ってるから問題ないだろう。あ~もう面倒だなぁ、戦いたくないし賭けの対象にもされたくないんですけどね~......でもたぶんそういうことなんでしょ?分かってる。それじゃあ行きますかね。......あれ?入るのってどっちだっけ?ん?あ、あそこだ。人の気配というか魔力が高まってる。ところがあるあれほどのやつは学長しかいないでしょ!
.....着いたんだけどさ、なんか殺気も交じっているきがしてたまったもんじゃないんだけども.....まぁ理由はなんとなくわかってる。皆戻らなかったしね、怒ってても仕方ないよね。うん。けどね、殺気は出しちゃだめだと思うんだよね。.....ちょっとこの扉開けてみよ...「キィ」......「バタン」.....うん。化けものだね。闘技場見た瞬間に分かるもん。あれは激怒プンプンマルですわ~、兄さまもいた気がするし....あれだね、きっと私が来たら分かるようにしてるんでしょうね。それを裏付けるように魔力の塊がそこまで近づいているし....ははっ。諦めよ

「キィ」「ル~ミアさん、来なさい」
「....かお、かお。行くけどとりあえず殺気とその顔をどうにかしてよ、グラムがうるさいんだけど」
「...仕方ないね。とりあえず入りなよ。あの子たちはもう来てるよ」
「いつの間にそんな技術を.....まぁいいけど、分かった。手加減は?」
「いらないよ」
「ふふっ、いいね。貼られてる結界飛ばすくらいの魔法を放ってもかまわないんでしょ?」
「...殺すのはダメだよ」
「分かってる。殺すのはモンスターと心だけだから」
「うわぉ、恐ろし」
「あぁ、学長、あなたも後でお仕置きですからね」
「......ほどほどに」
「わかってる」「バタン」
「.....おい、気絶までいいんだな?」
「そうだが?ルミアさん」
「分かった」
「何する気?」
「教えない」
「....被害は最小限にのぅ」
「.....分かってるよ。」
「なら、はやく行こうか」
「はい」

ここは結構遠い場所だから話が聞かれる心配はない。聞かれたとしても【魔法防御マジックプロテクション】に7000くらい(軽減ありで)かけないとダメな魔法を使う気なので問題ない。.....周りを見渡すとアレだね、あの子たちの場所が良く分かるね、あそこだけ人が割れてる。手を振るとかはしないけど。綺麗なものを見せてあげるよ。.....グラムにも魔力分けとくか、剣を抜いてっと.....

「ねぇ?グラム」
「なななななあんなんでしょう!」
「君に魔力をあげるよ」
「ええええええええ?」
「だから、今回は君がメインだから、殺すなよ?」にっこり
「.....分かりましたよぉ」
「よし!学長先生」
「なにかな?今回何か賭けてあるの?」

 私は向こうにも聞こえるであろう距離に学長と一緒に歩いてから聞いてみた。なにがあるのかな~

「あるぞ」
「それは?」
「それはな、こっちが勝ったら勉学の時間の増加。ルミアさんはこっち側なので何か一つなんでも聞いてあげましょう。そして、万が一にでも負けたら、勉学の自由とルミアさんの不自由です」
「おk、ちょっと待て。.....それは....なるほど、分かりました。いいでしょう!」
「「「「「「「うぉおおおおおおお!」」」」」」」
「うわ、びっくりした」
「そらあな。ではいいかな?」
「「「「「「かかってこいやぁ!!!!!」」」」」
「.....では3分後鐘が鳴ったら始めよう。構わないな」
「もちろんだ!.....ふっふっふ。」
「これで、あの子を.....いっひっひ」
「あぁ、尊いわ、あぁ!」
「ふふふふううふふふふふっふふふううふ.......いひひひひひひ」

 ......正直言いましょう。欲望が一体化した軍団だなあれは。怖いわ~1人の幼女のためにあそこまで出来る精神が何よりも怖いわ~.....だって2対30くらいだぞ?恐れたくなる気持ちは当然だろ。...けど、開始時に皆固まっていれば一網打尽だけどな.....それはなさそうだね、ちょっとずつ散って行ってる。しっかしこんなに広かったか?昨日はそんなに広いとはおもらなかったんだけどな.....魔法かな?便利だねぇ.....っと忘れるところだった

「グラム、魔力、自分で制御してよ?」
「頑張りますよ」
「ならよし、手のひらでいいかい?」
「いえ、指の先っぽで」
「わかった。」

 指の先っぽに剣で傷を作り、少しだけ血を出す。その血に少しだけ魔力を入れて剣に呑ませる。おそらく十分であると思われる量になったら、剣先が離れる。この光景はおそらく観客には見えていただろうし。あの子たちには見せておくつもりでそうした。まぁ、傷ついたところは回復魔法で治療するんだけどね。少し下の砂に血が垂れたかな?.......うん。大丈夫そうだ

「いけるね?」
「もちろんですよ、主様」
「ふふっ、勝ったら擬人化の魔法でも作りましょうかね」
「いひひ、楽しみにしています」

 お、おう性格変わってるぞ?まぁ頼りになるね。どんな魔法使えるのか知らないけどね。まぁ死なせなきゃいいや

「....分かってると思うけど」
「もちろん殺しません。安心してください」
「ふふっ、心強いわ」

 学長.....そろそろだね、おそらくあっち側と同じ臭いがするが今は共闘と行きましょうか!向こうも準備できたようですね。そろそろ、鐘が鳴る。観客席は大盛り上がり。さて、やってやろうじゃありませんか!

「カーン!」と鐘が鳴り響き戦闘が始まった。さぁ始めようか!

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