元料理人の異世界転生料理旅~冒険の香りを添えて~

茶影さん

二日しか経っていないのにこの忙しさはやっぱおかしい....

あぁ、剣が喋るというか怖がるというかなんというか。ここまでとは思わんかった....普段は魔力漏れとか普通の人程度で済ませてたんだけど、ついカッとなって忘れてた....しかも剣だし、普通だったら分からないはずなんだけどな、魔力感知とかオリジナル魔法とか高性能すぎるんだよこの剣。呪いがあったからいわくつきみたいな感じで売られたのも分かるんだよ。けどね、だれもこの剣の性能とか理解してなさすぎる。思いつかなかっただけかもしれないけどこの剣の持ち主は無しになってた。死んだ人が伝え忘れていただけかもしれに編んだよね.....まぁ、今となっちゃ関係ないか。私の血を吸わせたら私の物になったし。それに鑑定結果がよりすごくなってたしね。

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魔剣グラムレア 862歳(285歳) 性別不明 持ち主:クスルブ・ルミア

基礎ステータス
HP (壊れないのにHPはいらないと確認したので表示だけになります)
MP 98875/99999
必要STR 71350
斬れやすさ 魔力しだい

スキル
・言語習得
・自動修復
・魔力感知
・血魔法 LvMAX
・魔法切断
NEW・呪術 LvMAX(血魔法の上位互換です)

称号
・魔剣
・壊れぬ剣
・匠の至高の一品
NEW・強きを知る者 【魔力などから絶対にかなわない相手と対峙した時にもらえる称号】

加護
・鍛冶の妖精の加護
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とまぁ性能がけた違い。並の人間では扱うことが出来ないほどの重さじゃん。ほとんど私専用だよ。こんな重量あるやつ普通持ち上がらないって。振り回したら地面なんて軽く抉れるしいわなんて粉々よ。

「....さて、私の魔剣ちゃん」
「はぃいいいい」
「....いい加減怖がらないでもらえる?今はそんなでもないでしょ」
「だから怖いんですよ、あんなに濃い魔力を少なくする見せるテクニックが怖いんですよぉ」
「そんなものなの?あと気付いてる?かなり変化してると思うけど」
「ふぇ?....あのこれどういうことですか...?」
「私の血を(無理やり)あげたでしょ?その影響」
「あぇ?....なんですかこれ...なんで今の私を持ててるんですか...?」
「え?私が持てないはずないでしょ?そうじゃなきゃこんな性能になるはずないでしょ?」
「....こんな剣あっしは今まで見たことも聞いたこともなんですが...」
「そりゃそうでしょ、魔剣で魔力を感知出来て魔法を習得してるなんて聞いたこと無いけど。あぁ当然だけどあなたの持ち主、私だから。」
「.....ぅえ?」
「ぅえ?じゃないよ?そうじゃなきゃ私仕様の剣になるはずないじゃない。お望みならもう少し魔力あげましょうか?」
「いやいやいや、もういらないですから!もういいですから!だからあっしをあなたの指にあてないでください!」
「っち、もっと性能上がると思ったのに」
「もういいですから!....それより持ち主になったってなれたんですか?今までの人はなれなかったのに」
「それは持ち主のなり方が分からなかったんじゃない?自分の血を魔力込めて剣にかけるなんて普通の人じゃ考えられないでしょうからね」
「....あっし、そんなの全然知らなかったんですけど...」
「そうかもね、たぶん戦場で血を浴びすぎて魔剣化したから、その影響もあるんじゃないかな」
「.....そう、なんですかね?....あと、何してるんですか?」
「振りごごちを試してるんだよ。」
「いえ、そうなんですけど、この流れてくる魔力は?」
「あぁ、魔力流したら何か変化するかなって思ったんだけど...よく分からないや」
「そうでしょうよ、あっし自身どうやって魔法使うのか知らないのに魔力だけこんなに増えたってどうしようもないんですが.....」
「....それほんとに言ってるの?」
「そうですが?」
「....魔法使えるのに?使い方が分からない?」
「そうです....え?あっしって魔法使えるんですか?」
「....知らなかったの?しかもあなた専用の魔法なんだけど....」
「ふぇ?」
「え?ステータスって見れないの?」
「すてーたす?とはなんですか?」
「.....ちょっと待って、ねぇ、姫!」
「なによ、というか帰るわよそろそろ」
「....あれ?そんな時間ですか?」
「とっくにそんな時間よ。決闘のおかげで時間が延びてるの」
「それは....何と言いますか...ってそうじゃない。姫はステータスを見ることできますか?」
「すてーたす?....あぁ、見れないわよ」
「え?じゃあどうして自分の呪いが?」
「呪いはね、自分の能力値の確認のときに必ず出てくるの。その時は何の魔法が使えるとか使えないとか分からないから鑑定士という人が鑑定して紙に書いてくれるの」
「.....知らなかった。」
「そうでしょうね、だってルミアは鑑定が使えるんだもん。」
「それはどういう意味ですか?」
「鑑定士の人はね自分の能力値を他の人よりも細かく見えるの。だから自分がどんな魔法が使えるとか知っているから周りからしたらうらやましい限りよ」
「へぇ、このスキルってそんなに珍しいものだったんですね」
「なんだ知らなかったのか」
「まぁね、なんせいままで鑑定士とかいう人にもあったこと無かったし、自分で鑑定できるから必要なかったし。ヴァンは知ってたの」
「そりゃそうだろう、主達と違って私は自我を持ってからかなり長い間生きているんだからな。たまに来る人間の中に鑑定士とかいうやつが1人は確実にいたからな」
「へぇ、そうなんだ。....あれ?じゃあどうやって魔法教えよう....まぁ、何とかなるか。」
「そんなのでいいんですか?」
「いいんじゃない?どうせルミアだし」
「そうだな、主だしな」
「そ、そんなものなんですか...?」
「....ほらもういいから帰ろう?」
「そうね、このくらいにして帰ろうかしらね」

はぁ、あんまり言わないで欲しいんだけどなぁ....でも姫の事だしなぁ...こうなるのはなんとなく分かっていたけど...でもさそんなにばらさなくてもいいじゃないか!まだ2日目だよ!.....でも映像が流れているのを忘れてたしなぁ...しかたないとしておくか.....

「あ、そうだ。学長!」
「....なんですか?」
「ここにさ魔法書みたいなのってないの?」
「あぁ、ありますよ。けど今はダメですかね」
「なんでさ」
「だって、入学してきてまだ2日目ですよ?どうせ見ることになるのでそれまで待っててください」
「分かった。じゃあね学長!また明日!」
「はい。さようなら」
「よし、帰ろう」
「主よ、このまま帰るのか?」
「そのつもりだったんだけどなにかあるの?ヴァン」
「特にないんだけどな。なんとなく聞いたってやつだ」
「そう、それじゃ帰ろう、まだ明るいし帰ったらどこかに行く?」
「ん~そうだな、我はあまりここら辺に詳しくないんだが...」
「私もあんまり」
「あっしはそもそもここがどこか分からないんですが...」
「.....なら案内ついでに行きましょうか、私の庭と言っても過言じゃないしね」
「あぁ、そう言えばここの姫でしたね」
「私のことなんだと思ってたんですかね?」
「え?二日しか経ってないけど忘れかけてました」
「.....」
「あ、ほら早く行きましょ!あぁた、楽しみだなぁ」
「.....まぁいいわ。じゃ行きましょ」

あれ?ほんとの事言ったらなんかちょっと怒ってるの?いや、え~。ん~あぁ?まぁいいか。腰にグラムを差して...よし、行くか。私もこの街をよく知らないし姫の護衛もしておこうと思うし。一石二鳥だよね~

「さて、しかしどこに行くんですか?」
「そうね~、まだ知りあってばかりだからね~、そうね、喫茶店にでも行く?」
「.....まだ7歳ですけど....」
「....確かにそうね....公園にでも行こうかしらね」
「それがいいかと思います」
「そうよね....でも皆大人っぽくない?」
「....それはそうなんですが...お金あるんですか?」
「当然よ、というかあなたも普通に貰ってるでしょ?」
「まぁ、そうですが...」
「でも、そうよね...どうしようかしら」
「....あの~」
「グラム、どうかした?」
「おこがましいかもしれないんですけどあっしとしてはただ街の中を見てみたいだけなんですが...」
「....それでいいかしら」
「私は全然構いません。というかありがたいです」
「....ヴァンちゃんもそれでいい?」
「私は主についていくだけだから問題ない」
「....そう。じゃあ街を歩いてみましょうか」

というわけで現在私たちは学園から出ようとしているんですが....なんか目の前に上級生と思わしき男子生徒が立ちふさがっているんですが....何ようかな?

「何か用ですか?」
「お前がルミアか?」
「そうですけどなにか?」
「....お前を捕まえる事が出来れば....あいつは...」
「主よ、こやつは何を言ってるんでしょうか?」
「...たぶん兄様が関係してるんじゃないんですかね」
「え。ご主人にはお兄様がいたんですか」
「そうだよ~、強い人なんだけど極度の妹好きで私以外には全く興味がない困った人です」
「.....いわゆる変態さんですか?」
「その評価で問題ないわ」
「おい。何を話しているんだ。」
「まぁまぁ落ち着けよ、相手はまだ子供だぞ」
「...それもそうか...じゃあどうすれば....」
「一番簡単なのは実力行使だよ。この学園では実力がすべてでしょ、なら....ね?」
「なるほどな...」
「あ、話は終わりましたか?これから用事があるんでさっさと済ませていただきたいんですが」
「...あまえらここのルールは分かってるよな?」
「まぁ当然ですが」
「ならする事は分かってるな?」
「....はぁ、決闘ですか? (めんどくさいなぁ)」
「あぁ、当然だろ?しかしお前らはまだ入学してばっかだろ?二人でかかってきていいぞ」
「.....まぁかまいませんけど。私たちが勝ったら何をしてくれますか?」
「そうだな、俺が負けるとは思えないが万が一にでも負けたら....そうだな....なんでも言うことを聞いてやるよずっとな」
「....へぇ、いいのリョウジ、そんな約束しちゃってさ」
「かまわねぇよ。どうせ勝てないだろうからな」
「まったく、油断だけはしないでよ?もし負けたら僕の立場を考えてくれよ?」
「俺が負けるとでも?」
「でも一回負けてるんだよね」
「....それを言うんじゃねーよ」

....あぁ~あ、面倒な事になったなぁ。なんだろうねこの巻き込まれ体質....仕方ないのかな...でもまぁ私に盾突こうとは酔狂ですねぇ、まぁ知らなかっただけでしょうけどね。けどなんかお友達はあれですね。なんかこの人を囮にしているようですね...まぁ関係ないですが、いざとなれば鑑定しますしね

「さて、やるなら早い方がいいですし。はやく決闘しに行きませんか。明るいうちに終わらせたいですし」
「...何だその言い方は...速攻でかたがつくとでも言わんとばかりの言い方だな?」
「....あ、そうだ一応聞いておきたいんですが」
「なんだよ」
「昨日、へんな感じしませんでしたか?急に意識が飛んだりとか...」
「...いや、なかったが...」
「はは、な~に言ってるのさ。全員気絶してたじゃん。」
「....なんでそんな事言ってんだよ。気絶はしてねぇ」
「へぇ」
「あ?」
「あ~、先にやり合いたいなら私はその後で構いませんよ」
「...挑発されてるよ?」
「舐めてんじゃねぇよ...もういい。興ざめした、今日はいいや」
「あらあら、ということだからじゃあね。」
「あ、はい。....ところであなたたちは誰ですか?」
「ん?ああ名乗って無かったね。僕の名前は『アマツリ・キマラ』五年生さ。そしてあいつは『ゴラキリ・ハンマ』五年生。まぁあれだよ、君の兄に負けたんだよ。」
「....あぁ、なんか実力差があれですしね....なんか一方的になってましたか?」
「まぁね、同じ学年で飛びぬけて強かったからね」
「...それで私に目をつけたと」
「まぁね、それよりいいのかい?連れが暇そうにしてるよ」
「あ...そうですね、では失礼します。」
「うん。ばいばい.....不思議な子だね」

....最後の言葉は聞かなかったことにしておきますよ。けどまぁ、それで諦めるって感じじゃなさそうだね。しかたないか。兄に負けると分かってるから私に来るのは自然の事だろうしね

「すみません。お待たせしました」
「まったく....まぁいいわ行きましょ」
「そうだな」
「はい」

出る時にちょっとしたことに巻き込まれたけどまだ空はオレンジ色にもなっていない。それなら街の観光はたっぷりできそうだなぁ.....でも、門の前に先生?が立っているんだよな...なんかあるのかな?

「...姫、誰が行きます?」
「....ルミアがいいと思うわ」
「私ですか....じゃあグラムも一緒ですね。....って皆で行きましょうよ」
「...まぁ、我は構わないんだが」
「...わかったわよ」

なんか、なぁ、どうしてかあんまり良い予感はしないんだよね、どうしてだろうか?.....いやまぁなんとなくは分かってるんだけども...それが原因とは限らないしとりあえず近づかない事には何も分からないか...とりあえず近づくか...

「おいお前ら、どこに行くつもりだ」
「街を観光してこようと...」
「今は止めておいた方がいい...って姫様!....じゃあ余計通せないな」
「何でですか?」
「今何故か分からないが教会に回復魔法の使い手が急激に減ったらしい、しかも昨日乗り込んできたらしいからな上からの指示で姫を危険にさらすなと言われているんだ。」
「....どうしますか?姫様、今日は止めます?私は行ってみたいんですけど...」
「ん~そうね....ねぇ、せんせい」
「何か?」
「本当に行ってはダメなんですか?」
「....あまりおススメしないと言っただけです。行くなとは言いませんが護衛をつけていってくださらないと...さすがに通せませんかね」
「あら、ここに二人もいるじゃない。護衛が」
「...ほんとに言ってるんですか?その二人は女でしかも同じ学年でしょ?さすがに許可できませんよ」
「本気よ.....それに女だからと言ってなめちゃだめよ?特に今にも剣を構えて襲いそうになってる方に言っちゃだめ。今はもう一人が止めてるからいいけど、もしかしたら首、飛んでるわよ」
「ははっ、姫は冗談もお上手ですね。私が負けるとでも?」
「えぇ、負けるわ。」
「....ほぅ、なにを根拠に?」
「.....一応言っておくわ、あの子はクスルブ家の長女。そして学長が認めてる人よ。嘘だと思うなら後で学長に聞いておくといいわよ」
「いや、それは必要ありません。」
「学長...どういうことですか?」
「あぁ、うん。この子たちは通してもいいよ。ただ暗くなる前....そうだな今なら6時前には帰ってくるんだよ」
「はい」
「...分かった。ねぇ学長、ちゃんと話しておいて」
「はいはい、分かってるよルミアさん」
「じゃあ行ってきます....」
「....主よ、いい加減その剣から手を離せ、でないと我が離せないだろ」
「あの、握りつぶしそうなほど握らないでくれませんか....」
「ほら、何してるの、行くよ」
「....は~い」

...はぁ、女だからって舐めてんじゃねーよ?ほんとに斬りかかりそうになってしまった....私ってそんなに短気だったっけ?いや、単純に前世から言われたくない言葉だったからか....けど、この言葉で軽く意識が飛ぶのはどうにかしないとな...あ~あ、今後の課題かぁ.....姫に抱きついておこう...

「ルミア?」
「なんでもないです。」
「...じゃあなんで抱きついているの?」
「.....聞かないでください...」
「..そう、でも歩きづらいんだけど」
「...じゃあ帰ったらちょっと時間ください」
「んふぅ~。分かった」
「ありがとうございます」
「..主よ朝帰りは止めろよ」
「分かってるよ....ありがとね止めてくれて」
「でないと今後が動いづらいだろ」
「そうだね」
「ふぅ、事件にならなくて良かったです...」


 そうして私たちは街に出かけた。この時に限っては私のAPPを下げていてよかったと思った事は無い。それでも姫と同じくらいなのだが....あまり話しかけられる事がなくスムーズに街の中を探索できたんじゃないかなとおもう。当然のように暗殺というか攫いをしようとする人が何人もいたが私とヴァンが気付くので近づいてきたら対処という形で歩いていた。街には武器屋や防具屋、道具屋などの冒険者がよく使うと思われるお店から屋台でアクセサリーや食べ歩き出来るような食べ物屋までいろいろとあった。広場もありその中央には噴水があって待ち合わせするにはもってこいの場所のようでさまざまな人がいた。冒険者や農村から出てきたと思われるひと、ここで生活していると思われる人など服装などに差があってなかなか面白い。

 姫は裏道には案内してくれなかったがおそらく危険と言われていて案内してくれなかったんだろう。なにがあるかはとりあえずは確認してある。裏道にあるのは娼館と奴隷商のなかでも表に出せないような商品を扱っているところだけ...ではないか、あと薬の臭いがする。やばいほうの....まぁ今のところは近づく気はないし、問題が発生したら潰す覚悟で相手しますがね。それにしても光あるところに闇あるとは良く聞くけどやはり街から少しでも離れるとスラムみたいな場所が目に入ってくる。しかしその年齢層は決まっていて。7歳から20歳くらいの人たちは見る事がなかった。基本タダで学園を開いているためだろう。でもそのあとのことは全然だ、もしかしたら職に就けずにまた戻る可能性だってある。.....けど今の私が考えても解決するのはかなり難しいので、まぁ、少しづつ考えよう。

「さて、こんな感じかしらね。満足した?」
「満足ですね。」
「.......」
「...ヴァンはそんなに満足しなかった?」
「いや、そうではないんだ...ただな、我がいたころとはまた変わってきてるなと思ってな...」
「そりゃそうでしょ、文化なんて進歩するものよ」
「確かにそうなんだが....ここまで他の国の密偵とか多かったかなと思ってな...」
「そりゃあね、でも技術の共有はいいことだしね」
「そんなものなのか、ま、基本かまわないけどな。」
「それじゃ、帰ろうかしらね」
「そうですね、そろそろいい時間ですし」
「そうだな、帰る事にしよう」
「.....しかし、ヴァン?」
「そうですね、主よ。」
「え?ルミアどういうこと?」
「まぁまぁ、グラム、分かってるね?」
「まぁ、分かっていますが....いいんですか?こんな白昼堂々と戦って」
「いいんだよ」
「ねぇ、まさかとは思うけど...」
「えぇ、そうです。おそらく教会の使いでしょう」
「また?」
「それはそうですよ。なんせ今回復魔法の使い手が少ないですからね。おそらく王様は大丈夫ですが姫を手に入れた後だとどうなるか分からないんですよね」
「....でも大丈夫なんでしょ?」
「まぁ、それはそうですよ。現世最強の龍がいますし、私もいますし、魔剣もありますからね。たとえ足手まといの姫様がいても圧勝です」
「....足手まといって」
「まぁ、私たちが規格外なだけですしね...まぁこれからですよ」
「でも、ルミアも使えるんでしょ?」
「当然です」
「....私の存在意義は?」
「今は守られててくださいよ。どうせ冒険者になった後はかなり頼ると思いますから」
「....そう?」
「そうですよ、未来のお嫁さんを傷つけるはずないでしょ」
「....まぁいいけど。それより一回帰るの?」
「その方がいいんじゃないんですかね。まだ様子見ってところでしょうけど。それに学園まで手を伸ばせるとは思えないので」
「....主はそれでいいのか?」
「.....あまりよろしくないけどね、でも相手から手を出してこない事を見ると警戒してるのかもね昨日大司教を女にして返したし回復魔法の使い手はいなくなるしでまだどうするか決まって無いんじゃない?」
「...それもそうか、ボルケーノが送り届けたんだったか」
「まぁ、恨みは買ってるだろうな」
「ま、とりあえず帰ろうか」
「.....やっぱ非常識です....」
「何か言った?」
「いえなにも」
「?まぁいいや」

そのあとは特に何もなくとりあえずは無事に帰ってこれた。とりあえずは....しかし、しばらくは外に出ない方がいいかな。何かあれば私が威圧で追い出すでいいと思うし。とりあえずは平穏を私に下さい.....けど料理したいんだよね...そろそろ腕が鈍っていないか不安になるレベル。だからそろそろ魔法で調理器具をそろえて料理したい....なんか嫌な予感もするし...

あ、学長がなんかうなだれてる....私のせいかな?

「学長がいますけど....どうかしたんでしょうか?」
「さぁ?けど関わらない方がいいと思うんですよね」
「あぁ、それなら我もそう思うぞ」
「じゃあ避ける方針で」

まぁ、仕方ないね。諦めてくれ学長。それよりさっき帰ってきた時なんでか門で待機していた先生がこっちを見て顔を蒼くしていた。なんでだろうかね?いやぁ、不思議な事もあるもんだなぁ?さて、とりあえず寮に変えるか、時間としては4時27分、まあまあかな、でもあれだね、人目を盗んでちょっと街に出かけようかなと考えるね。でも最悪夜しかないし最悪の事態はさけたいからやるとしてももう少し信用を稼いでからが本番かな、グラムは持っていくけどヴァンは無理かな、さすがにばれるだろうけど、そこは何とかしとこうという感じで...けど今じゃないのは確か、さっさと部屋に戻って夕飯食べて寝よ、今日はさすがに姫の部屋にいく気はないしね。

「それじゃ、夕飯のときにもしかしたら会うかもしれませんけどね」
「そうね、とりあえず解散で」
「うむ、そうだな」
「あっしは剣なんですけど....」
「大丈夫、私がちゃんと使うから」
「.....そりゃそうですよね」
「なんでそんなに落ち込むんですかね...」
「...何されるか分からないからですけど...」
「さすがに何もしないよ、もう」
「......」
「主はまだ信用を得ていないようだな」
「そのようね」
「そりゃそうですよ、まだ会ったばかりですよ?」
「....それもそうか、なら仕方ない。時間をかければなんとかなるよね」
「あっしとしてはもう怖い思いはしたくないだけです」
「....無理かなぁ...私が使う時点でもう保障できないよ」
「.....」
「.....努力はするから....ね?」
「.....」

そうして、私たちは寮に入り、部屋にはいたら当然のように先輩が突っ込んできた....当然ですが跳ね返されるでしょうよ....ってなんでヴァンがここに?と思い聞いてみたらこの部屋が三人部屋であったことからここに入るように言われたらしい...見張ってろという事かな?まぁそのくらいのことをしている自覚はあるから何も言えないや...そして今日の夕飯はパンとポトフみたいなスープとサラダだった。朝食かと思ったが結構おなかにたまった。....そして気付いた、調味料が使われていないから味が薄いのだと、それに野菜の味が十分に出ていないことも判明した。....私の舌がおかしくなったのかと思ったが全然そんなことなく、単純な理由で少し驚いたくらいだった。そういえば調味料は高級品であまり使えないんだっけ?塩ならあるらしいけど....けどこの調子だと調理法もあんまりない感じだろうな....煮る、焼く、炒めるくらいしかないんだろうなぁ.....家のシェフがかなりいい腕をしていることが分かっただけよかった。

夕飯も食べて部屋に戻ってきた、食堂では姫に会うことは無かった...まぁ当然か。でも明日は結局会うんだしまぁいいや。それより明日は何があるんだろうか、昨日いなかった事を先輩から質問攻めされているけど無視している....だって答えられないことだしなぁ....でもずっと無視するのもあれだし....嘘でも吐いとくか....

そうしてまだまだ濃密な2日目が終わった。

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