元料理人の異世界転生料理旅~冒険の香りを添えて~

茶影さん

番外編!雪の日はテンションあがっちゃうよね!

冬...雪が降ってくると実感してしまう...あぁ、寒いなぁ...と。小さい頃は本当に雪が降るだけで嬉しかった...学校は休みになるし遊べるしでいいことずくめだった...けど社会人になってからはそんな理由で休めるわけがなくうっとうしさすら感じていた雪だったのだが...今は童心に戻って遊んでいる。雪が降るだけで何か特別な事が起きそうでわくわくしていたころがなんか遠い過去のことに感じてしまう...雪だるまにかまくらに雪合戦。楽しいよね。

「主?どうかしたか?」
「いや、なんでもないよ。ただ寒いなぁと思っただけだよ。」
「あぁ、そうか、雪が降ってきたのか。」
「ヴァンは寒くないの?」
「私をなんだと思ってる。これでもきちんと中に着こんでいる。ローズが上機嫌だったからそろそろ降るかと思っていたら、大当たりだ。」
「ローズってそういうので喜ぶんだね、初めて知ったよ。」
「まぁ、些細な変化だし気付きにくいのは仕方ないと思うぞ?なんせ出会ってから1年も経っていないんだけらな。」
「そうだよねぇ、まだ1年たっていないんだよね....時間の流れが遅く感じるね」
「そんなに婆みたいな事を言っていないで教室に戻るぞ」
「は~い」

ふ~む。そんなに珍しくはないのかな....まぁ何年生きているのか分かんないしもう見慣れたものなのかな?まぁ雪って毎年降るだろうし、そんなに珍しくは無い事なのかな?....と思ったら結構ウキウキしてない?心なしか行動が浮ついているような...そんなはずないよね..うん。それより早く教室に戻らないと...次の授業はなんだったかな?魔法学だったかな?教室入れば分かるでしょうしさっさと入った方がいいかな....いや、待てよ?いっそのこともっと降らせて雪で遊ぶっていうのもまた面白そうだな....ならどうするか?決まってるでしょ?もっと降らせよう!降らせたいならどうすればいいかな....雪は上空の水滴が冷えて出来ているから...さらに冷やせば?いや、倍化の魔法をあの雲自体にかけてやれば....後のことはまた考えればいいや!よし、やろう!

「主よ!早くしないと授業が始まるぞ!」
「うひゃい!ヴァン!脅かさないで!」
「来るのが遅い主が悪い、それに今魔法を使おうとしていたろ!」
「....あ」
「...まさか...何をしたんだ。主よ。」
「.....力加減を間違えてしまった....」
「....我のせいじゃないぞ?」
「......まぁこのくらいだったらすぐにどうにかなるからまだいいや.....いよし。これでいいかな」
「...せめて詠唱くらいはしとけよ主よ」
「....確かにそうだった...まぁ気付かれてないでしょうし問題は無いかなと」
「...もうちょっと周りに気をつけて使おうな?」
「...はい。」
「よし、では戻ろう」
「そうだね」

しかし、魔法解除したのはいいんだけど、ほんとに大丈夫かな...やったこと無い魔法だったから不安なんだけれど...まぁなるようになるか。それより授業は魔法学だった。この授業たまに外に出て実践するからいいんだけど今日は寒いから行きたくないんだよね...雪降りそうだし。

「さて、今日の授業ですが雪が降りそうなので外に行って新しい魔法を練習することにしましょう。では、さっそく行きましょうか。用意してください」
「「「え~~~」」」
「口答えはしないでください。皆さんの実力ではまだ私には勝てないでしょ」

....私を見ながら言うんじゃないよ。まぁ、勝ったのは私しかいないけど皆が知ってるはずないじゃん。それに今回に関しては全然逆らう気がないしさっさと行きましょ?

「まぁ、確かにそうだけどさ、こんなに寒いのに行って何するんだよ」
「今日は魔法と自然環境による関係性....というより自然を味方につける方法を教えます。」
「自然を味方に?」
「そうです。ほら習うより慣れろです。早くしないと時間が無くなるので早く行きましょう」
「「「は~い」」」
「....ねぇ、ルミア」
「なんですか、姫様」
「あなたなら勝てるんじゃ...」
「それ以上はいけません。それにこのような機会もあまりないだろうからいいんです」
「....まぁいいけれど...」
「さて、じゃあ行きましょうか」
「そうね」

さっき廊下で見たときは降ってなかったけどもう降り始めてるのか....一応防寒着を着てきて正解だなこれ。見た感じそんなに積もりそうにないけど雪が降ってるってだけでテンションが上がってくるのは仕方ない事だと思うんだけど....これは予想外としか言いようがない...一応貴族のはずなんですが...はしゃぎすぎでは?....まじで...

「うっひゃ~雪だ~!」
「しろ~い。つめた~い!」
「...はいはい、皆さん、授業を再開しますよ」
「「「きゃきゃっきゃ」」」
「....皆さん?これは授業なんですよ?」
「「「うひゃ~~」」」
「....仕方ないですね...『恵みなる水よ。その水をこの地にふらせたまえ!...レインド』....ってあれ?雨じゃなくて雪が...アレ?」

....あぁ、それ私のせいかもしれない...消すか...仕方ない。これはお説教にもなるだろうし。よし、解除。っと来た来た。恵みの雨が...うへぇ当たる場所にいなくて良かった...当たったら冷たいどころじゃないもん。風邪ひいちゃうよ。しかし魔法で出した雨が雪になるとは...新しい発見だったな...もう使う機会ないでしょうけどね。しかし良かったのか?確かにうるさかったけどこれじゃあ明日から皆風邪ひいて授業に出れなくなるのでは?

「さて皆さん?もう大丈夫ですよね?」
「「「.....はい」」」
「なら、よろしい。では皆さんがびしょ濡れなのでついでです『ドライ』の生活魔法を覚えましょうか」
「「「は~い」」」
「生活魔法なので誰でも使えると思うので私の後に続いて詠唱してください。」
「「「は~い」」」
「では、『乾いた風』」
「「「『乾いた風』」」」
「『我が望みしものを』」
「「「『我が望みしものを』」」」
「『乾かしたまえ。ドライ』」
「「「『乾かしたまえ。ドライ』」」」
「さて、みなさん。出来ましたか?」
「え?出来ないんだけど...」
「いや、水かぶってないのに何を乾かそうとしたんですか?」
「あぁ、確かにそうですね。」
「さて、おそらく皆さん出来たと思うので説明していきましょうか。さて、このような寒い日に水系の魔法を使うと寒さにより相手の体力を奪うことができ、戦うときには有利に立つことがもしかしたら出来るかもしれませんし、それに....魔法が変化することもあります。水魔法は氷魔法になる事があります。しかし、この気温ではできないでしょうけどね。しかし、自然のものと組み合わせれば今降っている雪をさらに増やすことが出来、かなりの量を積もらせて遊ぶことが出来るのでやってやろうと考えています。やり方は各自に任せます。頑張って雪をたくさん降らせてください。結果は別に気にしていないのでとりあえずやるだけやってみてください。」
「「「は~い」」」
「....さて、どうしますかね、姫」
「そうね、とりあえずルミアはやらない方がいいと思うわ。」
「そうですね、今回は見学しておきます。姫はしないんですか?」
「そうね、一応しておこうとは思うんだけどどうしたらいいのか分からないんだよね」
「...それは、頑張ってくださいとしか言いようがないですね。」
「ね~、ルミアちゃん」
「どうかした?」
「ルミアちゃんならさ先生にも勝てたんじゃないのかなと思ってさ」
「....エマちゃん?そう言うことは言っちゃいけないよ?」
「え?なんで?」
「...ねぇ、エマちゃん。誰にも言っちゃダメだからね?」
「え?姫も知ってるの?」
「そりゃあね。」
「え~私も知りた~い」
「いいけどさ誰にも言わないでよ?」
「分かってるよ」
「実はね....もう一回先生を倒してるんだよね...」
「....え?」
「まぁ驚くのも無理がないよね。」
「え?じゃあ今回止めようと思えば止めれたの?」
「そう言うことだよ。ただ、今回は授業で何をするのか気になったから何もしなかったし。それに倒したら倒したで面倒な事が起きそうだからやんないんだよ」
「確かにそうだね。ルミアちゃん結構面倒くさがりだしね」
「まぁ、もう目立っちゃってるんだけどね....出来るだけ目立たずに生活したいんだけどうまくいかなくてね...」
「...ははっ。でもさ目立ちたくないと思うんだったらさ、姫とかヴァンちゃんとかと一緒にいない方がいいんじゃないの?」
「....試した事が一回あったのよ...」
「結果は?」
「...お察しのとおり...なんにも変わらなかった...いや、以前よりだめだったから戻ったんだけどね....」
「.....そう言えば1日だけありましたね...周りに人が大勢いた日が...」
「そう...だから止めたんだよ問題も出たし....ちょっと雪の量増えてきたかな」
「そうね....ねぇ、ルミア」
「なんですか?」
「風吹いて吹雪にならないように出来ない?」
「あ~そうですね。ちょっと待っててください。先生に相談してきます。」
「あぁ、たしかにそうだね、許可ないとダメか。」
「そうですね、なのでちょっと聞いてきますので二人ともそこで待っててください。出来たら雪を降らせてもいいんですよ?」
「考えておきます」
「...姫のくせに生意気ですけど...まぁいいですよ」
「いうようになりましたね?ただの領主の娘のくせに」
「ははっ、悔しかったら一度でも私に勝つことですよ。学園生活でも寮内でも勝ってみるんですね」
「....お二人は一体どういう関係なんですか?」
「そうだね、それは姫から聞いておいてください。私は聞いてくるので」
「え?ルミア、私から離れるの?」
「え?じゃあ三人で聞きに行きますか?あぁそうださっきの質問に答えるならそういう関係の一歩手前とだけ言っておくよ」
「ちょっと!」
「ふえぇ、やっぱりそう言う関係なんですk「違うから!」」
「照れてるだけですよ~」
「ふぇ「だから違うって!」ふえぇ」
「あ、せんせ~ちょっと相談があるんですけど~」
「無視!?」
「はい。なんですか?....姫様がなんか不思議な格好をしてるけど....」
「気にしないでください。普段の生活がひどすぎて反省しているだけですよ」
「....そういうことにしておきます。それで相談とは?」
「このままだと風が吹いてきたときに吹雪になりかねないので風魔法でここら一帯を守ってもらえないかなと思いまして....」
「.....その役割はあなたがすればいいのでは?」
「何言ってるんですか?私より先生の方が魔法をうまく使えるとおもんですけど?」
「....だって、以前私あなたにまk「そんなことはありませんよね?私は勝っていませんよ?」....何を企んでいるんですか」
「目立ちたくないんです。でなかったら先生のところなんかに来ませんって」
「.....まぁいいですけど。それよりもうすぐ授業も終わるので魔法は使わなくてもいいんですよ。そう言えばルミアさんは今回参加してませんよね。どうしてですか?」
「....規格外になりますけどそれでもいいですか?」
「...いえ、よろしくは無いですかね」
「なのでおたずねしただけですので問題なく...」
「そうでしたか.....さて、皆さん。そろそろ授業も終わるので教室に戻りますよ」
「「「は~~~い」」」

...ふぅ、寒かった。やっぱり外は寒いな、雪も結構降ったし、十分じゃないかな。しかしまぁみんな頑張ってたなぁ....私が参加するとどうしようもなく規格外になっちゃうのが偶に傷。教室はあったかいしこれから外にでる事はおそらく帰るまでないだろうし。うんあんまり外に出たくないな.....なんか急に吹雪いてきたんですけど....あぁ、なんかいやな予感が....とてつもなくするんですが.....

「あぁ、主ここにいたんですか。この事態何とかできないですか?」
「...もしかしてこれ引き起こしたのローズさん?」
「.....お恥ずかしながら....そうなんです」
「ボル君じゃダメなの?」
「ボルケーノも試したんですが....直接凍らされました。」
「え?じゃあ今ボルケーノは...瀕死になってるの?」
「いえ、動けないだけです。死にはしないんですけどこのままではここら一帯が雪で埋もれてしまうのかもしれないので....早急にお願いしたいです。主にローズの方をですけど。」
「....分かったよ。それで?ローズはどこにいるの?」
「....とです」
「え?」
「..外です。絶賛吹雪のなかです」
「....ウソでしょ...」
「ほんとです。」
「.....まぁ、何とかなるけど...ちょっと待ってね。あ~っとマーキングしてあったはずだし...あった。え~っとまぁ威圧でいいか。『威圧Lv9』っとよし、おとなしくなった。よし、ローズはどうにかなったよ。吹雪は収まらないけど...」
「...そうですね、どうしましょうか....」
「とりあえずローズとボルを回収して放置でいいかな?」
「...そうですね、とりあえずはそれでいいんじゃないんですかね」
「なら、さっさと回収しなきゃね。」
「そうですね」

というわけで何とか吹雪の中二人を回収してきたわけなんだが...一体どうしたものか....1人は氷の中にいるしもう一人はちょっとアへりながらビクンビクンして倒れてるし...こんなところを誰かに見られたら説明するのに時間がかかるじゃん!とりあえずはこの氷を解かさないと...っと中から溶かせないの?これ。....無理そうだなこれ。仕方ない。ちょっと魔法使うか...それならたぶんどうにかできるだろうし...でないと永久に氷の中にいそうだしね。まってろよ~今出してやるからな~....あれ?なんか何もしてないのにぴきぴき言い始めたんですけど...もしかして内側から割れる感じですかね?私が魔法使うときでは無かったと...まぁそれならそれでいいんですけど。しかし、まぁ結構強引に出てきましたね。酸欠になってそう。正気では無いよね内側から炎を拳に纏って殴りつけるとか....しかしそれでも少しづつしか砕けない氷はかなり丈夫。人なら死ぬしかないね。たぶんアイスピックでも削れないんじゃないかな...というくらい固い。でもこのままじゃあ時間かかりそうだし私も手伝おうかな.....え?何か用かな?ヴァン?

「どうかした?ヴァン」
「....主よ今何をしようとしていたんだ?」
「え?この氷得を溶かすの手伝おうかと...ダメだった?」
「ダメでは無いんだけれども....大きなことになりそうだからな。止めておいた方がいいのではないかというのが本音なんだが...」
「....そんなに私って危ない?」
「.....」
「顔をそらさないでもらえる?」
「......」
「あと、黙らないでもらえる?」
「......」
「なんか喋ってくれませんか!ねぇ!」
「....あ、ほら、そろそろ出てきますよ。」
「...話をそらしたな!....まぁいいけど。あと、卵みたいに言わないの!」
「じゃあ、どう説明しろと言うんです?」
「....卵が割れる音?」
「...変わんないじゃないですか!」
「....そうですね。」
「.....ふぅ、ようやく割れた。....何やってんだ二人して」
「「お前を待ってたんだよ!」」
「お、おう。そ、そうか。悪かったな」
「さて、戻りますかね」
「あぁ。そうしようか....ローズはどうする?」
「....仕方ないから引きずって行こうか」
「さすがに引きずるのはダメじゃないか?」
「そう?じゃあボルが担いであげて」
「....まぁいいか。」

こんな事をすれば当然目立つのに気付かずに教室に入った私はバカだということに改めて気がつかされた。おかげで教室に戻った時に周りに人が集まってきて『あ、やばい』と本能的に察してしまったのが本当に悪い癖だと前から分かっていたけれどどうしても出てしまう。
そう言えば姫を置き去りにしてたけど大丈夫だったかな.....あぁ大丈夫じゃありませんね。すみません置いていってしまって....後で謝るんで許してください。だからこっちを見て睨まないでくださいよ!どうせ寮であうんですし!それに今日の授業ももうすぐ終わるじゃありませんか!.....外は猛吹雪ですけど!雪が結構積ってますけど!お説教は後で聞くんで人の間からこちらを睨まないでください!

「よ~し、席つけ、帰る時間だぞ~...って相変わらずすごい事になってるな。なんでここに上級生がいるのかは聞かないでおくが早めに戻った方がいいぞ」

ナイス先生!さっさと帰りましょ!

「....はぁ、早く席に着かないとだめだろ?」
「....そうですね」

せっかちすぎないか?威嚇を使ってますし、まぁこの頃...というか最初からこのような事が毎日のように起きているからね、短期になるのは仕方ないよ。....え?私たちのせいだろって?...ははっその通りだよ。悪いとは思ってるけど私たちが悪いわけじゃないしな。どうしようもないわ

「さて、ようやく落ち着いたか....はぁ、それじゃ、今日はもう終わりだ。外は何故か急にいい天気で雪が積もってるけどあんまり遊んで風邪ひかないように。それじゃ解散」

え?まじで?外はいい天気?とりあえず姫たちを連れて寮に帰るしかないか。

「姫、帰りましょ」
「.....そうしましょうか」
「お説教ならあとで聞きますから」
「...いや、いいのよ。でも後でお願いを聞いてもらうからね」
「お願いですか...まぁ出来る範囲なら構いませんけど...」
「おい!雪合戦しよーぜ!」
「お前が俺に勝てるはずないだろ!」
「ははっ、やってやるよ!」
「.....遊びたいんですか?」
「....いえ、カマクラというものを見てみたいんですが....」
「いいですよ。作りましょうか」
「ほんとに!」
「えぇ、ほんとです。それじゃローズも連れて行きましょうか。」
「何でローズさんを?」
「....あの子一応龍ですよ?それもこの季節に猛威をふるう」
「.....そうでしたね。忘れてましたよ。すっかり」
「まぁ、私も作りますが...それでもあの子の方が上手だとおもいますよ。...今はあの状態ですけど...」
「あぁルミアしゃま~ぁへ~」
「.....どうしてああなったのやら...」
「まぁ気にしてもしょうがないし。私たちは先に遊びに行きましょ」
「....まぁ、そうですね。行きましょうか姫様」

というわけで遊びに来ました。当然ですが外です。銀世界です。学年を超えて遊んでいます。何でしょうこの状況。すごい量の雪が積もってる...ざっと見た感じ1メートルくらいは積もってるんじゃないだろうか...魔法で道を作って帰る人もいれば遊ぶ人もいる。なかなかカオスな状況に変わりは無い。

「さて、では何を作りましょうかね」
「かまくらを作りましょう。魔法は使わずに」
「....え?魔法を使わずにですか」
「そう。使わずに」
「.....何を使って作る気ですか?」
「え?手で」
「.....だめです。魔法使いますね。」
「え。」

そんなの無理です。手では作れません。せめてスコップを使いましょうか。でないと手が冷たくなっちゃうししもやけなんかにはなりたくないですし...それに、姫の手を危険にさらすわけにはいけない!だからこそ手袋とスコップは必要なんだよ!

というわけで、いろいろと遊びました。かまくらを作りましたし、ローズさんも起きてきて雪だるまを作りヴァンなども合流して雪合戦もして楽しく終わりました。正直ここまで遊びを眺めてただけであんまり参加していなかったから仕方ないと言えば仕方ない、かまくらの中に引きこもって寒さを感じずに過ごしてただけだし....だって私が参加すると規格外なものが出来ちゃうんだもん。仕方ないね

「さて、姫そろそろ帰りましょうか、」
「え~まだ遊んでたいんですけど~」
「いやいや、そろそろ帰る方がいいぞ」
「ヴァンまでいうの~」
「そろそろ暗くなるころだ、それに夕飯に間に合わなくなったら困るしな。」
「ヴァンは食いしん坊だね~」
「....言っとくけど姫もなかなか大食いですよ」
「そんなことないよ」
「.....ふぅ、これ以上は無駄ですかね。ほら帰りますよ~」
「い~や~だ~」
「.....ほんと姫って遊ぶと人が変わりますね」
「そうでもないでしょ」
「ほんとですって」
「そんなの私はしらな~い!」

.....まじでダダっこになるんですよね...手の施しようがないほどになるんだよね....まぁ強制的に連れて帰りますか...しかたない。......まぁ風邪ひかれても困るしさっさと帰りましょ。


......あのさぁ姫よ、昨日の雪遊びで風邪ひくってどうなの?はしゃぎすぎだよ....

「ひめ、何かいいたい事は?」
「....ありません」
「はぁ、おとなしくしていてくださいね」
「....はい」

というわけで雪が降った日の出来事でした。.....今後はこんな事がないようにしてほしいんですが....まぁ仕方ないか....なんせまだ子供だし、7歳だし仕方ないと考えておこう。...うん。

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