元料理人の異世界転生料理旅~冒険の香りを添えて~

茶影さん

プロローグ

『ドンッ』

『キャーー』『おっおい!誰か救急車を呼べ!』

『ガヤガヤガヤガヤ』



あれ?私は?どうなったの?私の耳に聞こえてくるのは悲鳴のオンパレード。私の身体は動かない。私の目に何も映らない。ははっ私死んだの?まさか私の最後が“冷凍マグロ”を運んでいるトラックが信号無視で爆走し歩道に突っ込んできたんだっけ...私めがけて...運が悪いことこの上ない、はぁ嫌だなぁ死ぬの...というか案外落ち着いていることに驚きが隠せない......ってそうじゃない!仕事っ...はぁもう無理か、せっかく私好みの人がいる料亭だったのに...もう嫌だ...ああ回想が出来るほど落ち着いているしこの時間が長く感じる...でも、やっぱこの世界に未練しかないんだよね、せっかくここまで技術と知識を身につけたのに...あぁ嫌だよぉ、私の夢が~

そんなことを考えていると少しずつ周りの音が聞こえなくなってきた。あぁさようなら私の生きた世界...出来ればラノベとかアニメみたいに転生して私TUEEEEみたいな、後はハーレムとかかな...私女だけれども...そんなくだらない事を思いながら私こと【いずみ ゆい】の人生は終わった......と思ったが、あれ?なんかだんだん意識がはっきりと?どうなってるの?目を開いてみるとさっきまで何も見えなかったのに白い壁と天井が見えた。そしてその部屋にいる白い翼を持つまるで天使か女神様のようだった...その人はしっかりとこちらを見てにっこりと笑っていた。そしてこう言った。
「はじめまして!私は【シェミール】突然ですがあなたに私の管理する世界に来ていただきたいのですが...よろしいですか?差し支えありませんか?」
「え?あの...」
「あぁ、突然すぎましたよね...すみません...理由も言わずに...」
「い、いえ」
「それでその理由なのですが...最近そちらの世界で転生を題材とした小説が出回っていると思います、それを見た神様が面白そうという理由で世界に転生者を入れてしまい、なぜかは知りませんがそれが神様たちのなかで一大ブームとなり私の使える神様が私の世界で観察してみたいとなってしまって...すみませんすみません、逆らうことが出来なくて、あ、でも条件は付けてきましたよ?もし女性だった場合観察は止めるといった感じで...あ、ほんとですほんとなんです!神様から覗かれるってことはありません、見ても私だけです!大丈夫です、私も女ですから!...分かってます、だからそんな目で見ないでください!ステータスは勝手に作っていいと言われてますから!...それが理由なんですがいかがですか?」
「...あの、その世界って私以外の転生者はいるんですか?これから呼ぶ可能性はあるんですか?」
「いえ、あなた以外に転生者はいませんし、呼ぶつもりもありません...」
「...分かりました、その世界に私...行きます!」
「本当ですか!ありがとうございます!」

わかったから!行くから!そんなに顔を近づけないで!なんか話してる途中から泣き出しそうになってるし!あとなんかいい匂いが...っは変態か私は!

「あ、すみません、嬉しくてつい...すみません。」
「い、いや大丈夫です。それでさっきステータスを決めれるって言ってましたよね?早くやっていきませんか?」
「それもそうですね!ではこちらへお願いします。」
「あ、はい」
「...それといい加減その敬語っぽい話し方辞めてくれませんか?」
「え?いいんですか?」
「別にかまわないですよ」
「ん~わかた、では敬語なしで話します」
「おねがいします」

私とシェミールは話しながらいつの間にか出来ていた廊下を渡り1つの部屋に着いた。おそらくここでステータスをつくるんだろう...楽しみだ!

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