元料理人の異世界転生料理旅~冒険の香りを添えて~

茶影さん

学園生活の初めは別れと出会いの始まり

 私も7歳になりついに学園生活が始まろうとしている。この6年間で変わったことがいろいろある。ステータスの上限も変わった。すべての基礎ステータスが9999だったのに99999にまで上限があがった。確かになんかステータスの上限が低いとは思っていたけれども。急に上げてきたのには何かあったのかな?最近の人たちが上限に迫ってきたのかなぁ、確かに親のステータスがなんか高くて上限大丈夫かなぁとは思ってたけどまさか上限を上げてきたのか...私には関係ないけれどもね~、だってチートじみた能力を持ってるしね、ステータスいじって標準にしちゃえばいいし。...あの時から私のステータスは少し変わってすべての基礎ステータスをいじれるようになった。時間経過でなんか出来るようになった。上限が変わったけれども私は相変わらず9999のままにしている。変える理由は無いしね、そんなに高いステータスは求めちゃいないんだよ!...いや、でも魔力とINTは新上限まで上げている。魔法を使うには必要だと私が勝手に思っているんだけどね!どうしてもそういう小説とか漫画を読んでいる影響かね?でも学園に入って原理とか分かればもっと使い勝手が良くなるんだけれどね~まぁそれは今後に期待ってことでいいかな、それにしてもようやく私も7歳か~なんか早かったような長かったような微妙な感じがするな~、幼いころってどうしても体感的な時間が遅く感じる使用らしい。良く分かんね!まぁそれもべつにいいんんだどうでも。これから私は学園に通うことになるんだけれどもそこで少し困ったことになりかねない、なぜなら...メイドさんが付いてきてくれないのだ!!これはかなり重大な事だ!せっかくこの6年間でデレデレの状態になってくれるようになったというのに!...はぁメイドさんがいなくても何とかなるけれども寂しいんだよな~...でも学園の方でみつければいいのかなそう言う人をさ!っはっはっは!よっしゃ~!やってやるぜ~!超やってやるぜ~!.......はぁ、嫌だなぁ学園生活...寮生活らしいんだけれどもどうせ厄介な事が起るんだろうなぁ...今から気が重いなぁ...でも兄上は楽しく学園生活をしているらしいですし少しは期待していいのかな?...でもなぁこういうのはお決まりだよなぁ、魅力の値だけでも変えておこうかな...あんま変わらないか...いや、でもなぁこういう感じのやつってどうしても迷惑な事が発生するのがテンプレなんだよなぁ...やるしかないかぁ、はぁ。

「どうかしたのか?ルミア」
「いえ、なんでもありません。お父様」
「ならいいんだけどな、もうすぐお前も学園に行くことになるのか...ここも寂しくなるな...」
「お父様にはお母様がいるではありませんか、それに長期の休みのときにはお兄様と一緒に帰ってきますよ」
「...それもそうだな、じゃあ私たちはお前たちの帰りを待つことにしようか...」
「ふふっ、そんなに心配そうな顔してもしょうがないですよ?あなた?」
「...それもそうだな、ドゥー、いざとなればルミアを守ってやれよ」
「もちろんですとも父上!ここから王都『モルディカシオ』まで護衛がいるとはいえ3日かかるので何があるのか分かりませんし無事に着かせてみますよ!」
「ふむ、任せたぞ、ドゥー」
「もちろんです」
「話はまとまったかしら?」
「あぁ、もう十分だ」
「ふふっ、では明日の朝ここを出て王都へ向かうという感じでいいかしら?」
「それでいい」
「分かりました」
「分かりました!」
「じゃあ、明日は早いわ、もう寝なさい」
「はい、おやすみなさい」

そうして私は広間を出て自分の部屋に向かう、私の後ろにはアンリさんが付いてきている。...今日で最後かぁそう考えるとなんか感慨深いなぁ、なんせ7年間も過ごしてきたんだもんなぁ、少しくらいは感傷的にもなるか...

「お嬢様、どうかなされました?」
「うん、ちょっとね...」
「それは、なんですか?私で解決できるような事でありましたら協力いたしますよ」
「ありがとね、アンリさん。でもこれはどうしようもないかなぁ」
「...それはどうしてですか?」
「だって、学園生活が不安なだけで、どうしたらいいのかなって」
「...学園に不安ですか?」
「うん、なんか、変な事に巻き込まれそうでさ」
「......否定できないですね」
「...........せめて否定くらいはしてほしいんだけどなぁ、否定できないけど...」
「お嬢様が否定できないのであれば否定のしようがないですよ」
「それもそうか」
「...お嬢様も明日発ってしまわれるんですね...寂しい限りです」
「そういってくれると嬉しいよ、でもしばらくはお別れだね」
「そうですね、次会う時はお嬢様のご友人を紹介してくださいね?」
「もちろんよ...じゃあまた明日」
「はい、おやすみなさい、お嬢様...」
「うん、おやすみ」

そうして私は愛しのメイドさんと離れる覚悟をした。次会ったときは今の状況よりももっと踏み込んでやるからな!...でもなぁ、ほんとに厄介なことが起きるような気がするんだよなぁ...面倒だなぁ...でもいざとなればどうにでもなるよね、MPはほぼ無限みたいなものだし、威力もある。扱いを間違えなければいいだけだ、でも兄上の見せ場を取るのもなんか申し訳ないなぁ、そんなことが起らないのが一番なんですけどね!...そろそろ寝ようかな、明日は早いみたいだしね...はぁ...


次の日

「ふぁ~ぁ」
うん、よく寝れた。はぁ、ここでの生活ももう終わるのか...そう考えるとなぁ...起きたくないなぁ。でも行かなくちゃなぁ...「トントントン」

「お嬢様、おはようございます。時間ですので起きてください」
「...」
「お嬢様?起きてください」
「....」
「...お嬢様?起きなければ失礼させていただきますよ」
「...分かったよ、それだけは勘弁してください」
「はぁ、起きているならちゃんと返事位してください」
「はい、すみません、あ、入ってもいいですよ」
「分かりました、失礼します」「ガチャ」
「お嬢様では、御着替えを...え?あの、お嬢様?」
「どうかした?アンリ?」
「いえ、まさかご自分で御着替えなさるとは思っていなくてですね...」
「そうでしょうね、でも今日ぐらいは自分で着替えて驚かしてやろうとね思ったわけだよ」
「まったく、お嬢様は意地が悪いですね、...では何でここまでご自分で御着替えにならなかったんですか?」
「それは、アンリと一緒にいたかったからよ?」
「...私なら常にお嬢様といましたけれども...」
「それじゃあ足りないのよ、でも、これは私のけじめだから今回このようにしたのよ」
「...お嬢様」
「そんな顔をしないで、私だって離れたくない。けど、学園に行きたいからこそこうして決断したの。さぁ行きましょ?遅くなると私がわがままをしたみたいじゃない」
「...そうでしたね、では行きましょうか、お嬢様」
「うん、そうしよう」
「ふふっ」
「もう、何笑ってるの?行くよ」
「はい、承りました、お嬢様」

私たちは部屋から出ていつもの広間に向かった。おそらく最後になるであろうその瞬間を見るために、というかしばらくは見ないであろう状況を見るために、

「ガチャ」「ん、来たね」
「えぇ、おはようございます、お父様、お母様、お兄様」
「「「おはよう、ルミア」」」
「...今日が出発の日ですね」
「そうだな、寂しいような嬉しいような複雑な気持ちだ」
「ふふっ、そうね~」
「安心してください。長期の休みのときには戻ってきます。」
「それは分かっているんだけどな...お前は相変わらず堅すぎるぞ」
「それは仕方ない事ですよ父上」
「はぁ、でも少しは柔らかくなれよ?女も寄ってこないぞ?」
「ははっ、私にはルミアがいますので、他の女などどうでもいいです」
「...お兄様、さすがにそれは気持ち悪いです...」
「...そうよね、母親の私ですら気持ち悪いわ」
「...止めてやれよ、魂が抜けてるぞ...たしかに気持ち悪いとは思うけどさ」

親父殿!とどめを指しやがった!あ、あぁ白く燃え尽きている!これはまずいな...やりたくないんだけどなぁ、仕方ないか、めんどくさくなりそうだしなぁ...はぁ

「今日からの護衛に期待していますよ、お兄様」「ニコッ」

...はぁ、これしかないよなぁ、あ~あ面倒だなぁ、どうせ向こうでも私にかまってくるんだろうなぁ...面倒だなぁ...はぁ、嫌だぁ!!!!ああああああ!どうせ、学園の中に兄上のことが好きな人がいていろいろ巻き込まれるのだろうね!くそぉぅ!...はぁ、でも一応元気になってくれたようだしまぁいいか

「ふふっ。兄には優しいのね」
「一応は厳しい事を言った自覚はありましたし」
「それでも、ねぇ...あれは無いんじゃない?」
「...あの喜びようはちょっとあれですね」
「そうよねぇ、舞い上がりすぎてちょっと...ね?」
「...そうですね」
「ふははは!ルミアが期待してるって!あはは!」
「...いい加減にしとけよ?ドゥー?」

おう、結構来てるね親父殿!このわずかな殺気をこっちまで向けなければ余計いいんだけどなぁ...無理か。だってここまでそんな気遣いしたことないもんね...面倒だぁ...、あ。兄は父の殺気にあてられて少し冷静になったようだ。

「...ふぅ、わかりました、ではこれから2時間後に出発します。よろしいですか?」
「私はかまいません」
「ふむ...いいだろう、そんなに遅くしたら決心が揺らぐかもしれんしな!」
「そうね、では2時間後に今度は玄関の外で」

そうして私を含めた家族は広間を出て各々の部屋に行った。...兄は父がいなくなってからなんか狂喜乱舞していたらしい...単純な奴め。でも少しありがたかったかな、2時間の猶予はいろいろとやれるからなぁ...例えば荷物の確認とか、メイドさんと戯れるとか戯れるとか戯れるとか...戯れたいんだよぉ察しろよぉ、あぁ~時間が足りない~アンリさんのしっぽをモフモフしたい~あぁ~時間がなくなるぅ~あ、無くなった...はぁ2時間はあっという間に過ぎていく。したことと言えば荷物の確認とメイドさんを視姦したくらい何だよなぁ...はぁ、向こうで獣人さんを探すしかないかなぁ...しっぽモフモフしたいなぁ...でもなぁ、そもそも獣人が少ないからなぁ......何を弱気になってるんだ私は!私のチートじみた幸運さえあればいるに決まってる!うん、「あの」そうに決まってる!「お嬢様?」でもなぁいなかったら私の気合いがなぁ...「お嬢様!」「ひゃいい」うん?なんだ?

「お嬢様?もう出発の時間ですよ」
「え?もうそんな時間?」
「そうですよ?どうかしたんですか、そんなにぼーっとなさって」
「ん?いや、学園にも獣人さんがいるのかなって思ったんだよ...」
「...お嬢様、私と言う獣人がいるのにもかかわらずさらに求めるのですか!」
「いや、その、だってたまには獣人さんのしっぽを触りたくなっちゃうのでその~あの~はい。もっと欲しいなと...思ったんです...」
「...」「ウルウル」
「...さ、さぁ行こうか待たせちゃ悪いし...ね!今度帰ってきたらちゃんと愛でるから!そんな顔しないで!」
「...ほんとですね?」
「も、もちろん」
「...分かりました」
「それじゃ行こ?」
「承りました、お嬢様」

なんとか、メイドさんをなだめ、なんとか自分の部屋を出て廊下を歩き玄関へ向かい玄関を開けるとそこに見えたのは、馬車の馬に乗っている父と兄、そしてその光景を嬉しそうに眺めている母の姿だった...どうしてこうなった!その周りにはちょっと...いや、かなり変な眼でその光景を見ている護衛の人がいた。...うちの家族が申し訳ありません...ほんとに...

「...うちの父と兄が申し訳ありません。」

私が最も早くやることは護衛の人に謝ることだと思ったので護衛の人にななめ45度で頭を下げた。

「頭を上げてください!お嬢!そんなに簡単に人に頭を下げていけませんよ!貴族なんですから!」
「...そうですか?でももう一度言わせてください。すみません...」
「...まぁそこまで言われたら、許しますけども...」
「おい!ルミア!さっさと馬車に乗れ!行くぞ!」

空気を読めよ!この父親は!まったく...ん?この雰囲気だと父親も行くのか?そんなこと聞いてないけど...

「お父様も行かれるのですか?」
「そんなわけないだろ!借りてるだけだ!」
「...そうですか」
「ルミア、なにがあっても俺が守ってやるからな!」
「期待してます、お兄様」
「おうよ!期待しとけ!」
「......お嬢も苦労してんだな...」
「いえいえ、これが日常ですので...」
「よ~し、ルミアもきたし出発してくれ!」
「了解しました」
「子供たちになにかあったら覚悟しとけよ?」
「...はい...」

この人も苦労してんだな...

「では、今日から3日間おねがいしますね」
「あぁ、よろしくたのむ」
「では、行ってまいります!」
「あぁ、行って来い!」
「いってらっしゃ~い」
「では、行くぞ!」「「はっ」」
「行ってらっしゃいませ、おぼっちゃま、お嬢様!」

私が馬車に乗り込みついに出発した、王都『モルディカシオ』へ出発した。...当然のことだけれどもイベントもあった。家を出て早々に盗賊に襲われた。人数は4人で兄の炎魔法で瞬殺(半ごろし)されていた。盗賊はロープにつながれ馬車の後ろにつながれ引っ張られていた。かわいそうとは思わないけどね、だって86まで魅力を下げたのになぁ...でも学園に着いたら623まで上げるつもり、絡まれるのが面倒だし、こっちから話しかけるの分には問題ないしね!っとそうじゃなかった今は1日目の夜だ、昼のイベントはそれで終わったからいいもののこれからが本番と言ったところですかね?なんか私の策敵が反応してるんだよなぁ...まぁ私は【不眠】のスキルを2徹したら手に入れたんだよなぁ、だから私は寝るふりをしとけばいいんだよね、不眠を発動にしてっと、じゃあ馬車の中でおやすみなさい。...え?他の人?見回りでもしてるんじゃない?どうでもいい

......やっと来たか、いくらなんでも遅すぎる、あれから4時間は経っているぞ?何をしていたんだ、知ってるけど...まぁどうでもいいや、さてっと『マーキング』『威圧』『恐怖』『後ろからの視線』『幻聴』『幻覚』『まとわりつく風』...うん、こんなもんで...やりすぎた?まぁいいや。んじゃ『拘束』『麻痺』っとよし、オッケイこれでもう3日分のイベントはこなしたかな?もういらないよ?うん、さてと出るかね...はぁ、面倒だなぁ、よっこいせっと

「ふぅ、なにか言いたいことはありますか?ミナサン?」
「........」
「あ、喋れないんだっけ?まあいいや、『服従』...よしと、じゃあ話していただきましょうか?オニイサマ?」



........さてと、兄上の偽装をしていた輩から聞いた話では3日ほど前にリアルな兄の方から依頼があったとのこと、妹を惚れさせたいから一芝居を打ってほしいという依頼だったそうだった、何をしてるんだあの兄貴は...はぁ、もういいや

さてさて、どうしたものかなぁ...まったく、私が家の人が変わっているくらい気付かないはずがないでしょう?どうして分かったってか?んなん決まってるだろ?本当の家族にはとっくにマーキングをつけていたからな、じゃあどうして放って置いたか?だって助けるの面倒だったし、メイドさんは本物だったのでどうでもいいかなって思って...だめかなぁやっぱり、...しょうがない、助けるか...『エスケープ』っとよしこんな感じでいいかな?...よし、ちゃんといるべき人がいるべき場所に戻ったか。よしよし、さて、これからどうしようかな...ん~、一回この人たちを憲兵さんに届けるべきかな...でもなぁ、いきなりこんなにたくさんの犯罪者を連れていくのもおかしいよなぁ...どうしたものか...よし、そうしよう、それがいい!さすが私だ!略してさすわた。さて、こうしちゃいられない、じゃあ作戦開始だ!

...よし、もう夜明けだ...ふぅ、どうしてこうなったんだっけ私は...あぁそうだこのことを報告するために家に帰ってる所だったけな?...私を捕まえに来た犯罪者の方々を後ろに引き連れながら、というか引きずりながらが正しいか、正直闇魔法の嫌がらせでこんなになるとは思ってもいなかった。私は馬に乗れないし昨日の晩の騒ぎで逃げちゃったしなぁ、あぁ長い道のりだ...ん?DEXとSTRを上げて引きずればいいのか!なんで気付かなかったんだ私は!よし思いついたら即行動だな!ふふふ、また、メイドさんに会えるぞ!昨日ぶりだぞぉ!おっと、ステータス、ちょちょいとピッポッパッと...よーし行くぞ~!走れ私!風より早く!いやっほ~!

...いやぁやりすぎた!うん!後悔はしていない!反省はしている。ごめんなさい...。
私が思いついて即実行したらいろいろ起きた、まず30分で家に戻ってきた。私が引っ張ってきた悪い人たちは白眼を剥いていた。自業自得だと思うんだよねぇ、やりすぎたのは自覚してるけどさぁ、でもさぁ、私がすべて悪いわけでは無いじゃん。だって家に戻ってきたら家族に怒られるわ、呆れられるわ、感謝されるわ、もうどれかにしてくれよぉ、捕まったのはそっちのせいなんだしさぁ、兄も父も母ももう一回鑑定してちゃんと本人と確認している。でもさぁもう行こうよぉ、もう5時間経ってるんだよぉ、もうさぁいいじゃん!もう悪者にかけていた魔法は解いたし、私の準備は終わったし、だからさぁもういってもいいと思うんだ!念のためと言われて一応家で休むことになった。...メイドさんはもちろんめちゃくちゃ可愛がった。だって約束したし、ねぇ?そうそう、アンリさんの触り心地は最高でした。

「ふぅ、はぁ、お、じょう、さまぁ...」
「......」
「はぁ...はぁ...」

なんて色っぽい声を出してるんだこの娘は!...言っておくけど毛をすいているだけだよ?そんなに変なことしてないんだよなぁ...やばいな興奮してきた...出発明日だしちょっとくらいいいよね?ふふふふ...その夜私とメイドさんは離れることのできない関係になってしまった。具体的にはピーとピーをバキュンしてバンバンしちゃったんだよねぇ。うへへ、いやぁ止まらなかったなぁ、私がついつい魔法を作っちゃってさ、私しか扱えないほどの魔力と想像力が必要だから誰にも教える気はないし、私が死を願うその先まで、私しか使えない。そういう魔法にしている。この『創造』は...。作ったものはあれだ、双○デ○ル○とかいうものなんだ......え?もう分かった?...うるせぇ!これが私の魔法だ!文句あっか!あ、でも使ったものはちゃんと証拠を残さなかったよ、だって魔力で出来ているんだし魔力に戻せばいいという簡単な仕掛けだよねぇ...ふふっ、ちゃんと使い方もマスターしたし、学園でもこれは有用だよねぇ...ふふっ、楽しみだなぁ~くくくくくく...


「...お嬢様、いい加減に起きてくれませんか?」
「ふふっ、もう起きてるに決まってるじゃん、おはようのチュウは?」
「...お嬢様...その、昨夜のことは...あの......ん?!」
「ふふっ、遅いよ...おはよう、アンリ、ほんとに最後だね...」
「そうですね、お嬢様...次に会うときは何人でヤルおつもりですか?」
「...未定とだけ言っておくよ」
「...そうですか、でも私の初めてはお嬢様に捧げましたしお嬢様も私が初めての相手でしたしね」「ボソッ」
「なにか言った?」
「いいえ、なんでもありませんよ、ではまいりましょうかお嬢様?」
「そうしましょう」


そうして、私はアンリと家から離れようやく...一日遅れで王都に向かうことになった。今度こそ何も起きませんように!......そのような祈りは無駄とでも言うのかい?今度は魔物の群れかよ!どうしてこうなった?!...考えても仕方ないか、でもどうしてこんなことになったんだろうか...あぁ、運勢がいいのやら悪いのやら...はぁ。結局3日で着くはずの王都がすべて合わせて5日に伸びた。なんてこった...



「ようやく着いたな...」
「そうですね、お兄様」
「はぁ、いろいろありすぎて疲れた」
「今日は早く学園で手続きを行って早く休みましょう」
「そうだな」
「「...はぁ」」




王都は頑丈な石造りな壁に囲まれており東西南北に1つずつある門を抜けてそこに広がるのは城下町、見えるのは人、人、人、人しか見えない。そしてそんな中でも良く見えるのが王城『カラストロヒェ城』いわゆる王族の場所であり貴族にもあまり縁の無い場所だ。私たち兄妹を乗せた馬車は人の行列に流されそうになりながらも目的地である『クロホスト学園』になんとか着いた。結構ギリギリだった。...おっと魅力の数値を変えとかなくちゃ...え~っと95から201に変更っと、これで兄上に恋してる変な奴らは寄ってこないだろうなぁ。よかったよかった!......と思っていた時期が私にもありました。学園の中にある寮に向かって歩いていて途中で兄と別れた。当然だが男子寮と女子寮は違う。私と兄が別れた後、そいつは現れた。

「ねぇ、そこのあなた!」

わたしじゃないよな?

「何無視してるの!止まりなさいよ、そこの黒髪!」

...うわぁ、来ちゃったよ、このイベント、どうせ来ることは分かってたし、面倒だし無視していこうか...はぁ面倒だぁ

「そこのあなたよ!そこの!」
「..........」触らぬ神に祟りなしと言うもんね、無視無視
「いい加減に止まりなさいよ無礼者!」
「........」...あぁん(怒)?面倒っつってんだろ?なんか取り巻きみたいなのが私の進行方向を遮ろうといてんじゃねぇぞ?
「もういいわ!その気なら強硬手段に出る「威圧 (ボソッ)」っひ!」
「あのさぁ、いい加減にしてほしいんだけど?何か用?兄の用事なら承りませんよ?」
「.......」ブルブルブルブル
「そんなにガタガタ震えて、なにか用があったんじゃないの?無いなら失礼します」



「解除」


はぁ、ようやく終わった。もう面倒だなぁ、どうせまたつっかってくるんでしょうしね、ついでに鑑定もしたし一応名前だけ確認っとえ~っと、【スタングス・ミレイ】(武家、スタングスの跡継ぎ) 女 10歳
ふ~ん?実力主義の代名詞とも言われるスタングス家の跡継ぎねぇ...レベル2の威圧も耐えられないとか笑えますねぇ。それでも後継者?止めた方がいいんじゃない?まぁいいけどさ~興味ないし、んじゃとりあえず寮の人に挨拶しないとね。



「ガチャ」「こんにちわ~」
「おや、どうしたんだい?」
「今日からお世話になるはずの【クスルブ・ルミア】ですが...」
「あぁ、あなたが今日から来る予定だった、噂で聞いていたけどかなりの美人さんだね」
「ありがとうございます」
「うん。挨拶もきちんとできる...よし、あんたの部屋は『103』だよ」
「ありがとうございます、これからよろしくお願いしますね」
「あぁ、荷物はとうに届いてる」
「そうでしたか、分かりました...あの、どちらに行けばいいんですか?」
「ん?ああ、ここから左に向かって二番目の部屋だ」
「何度もすみません」
「それが仕事だしね」
「それもそうですね」
「あぁ、そうだ、食事のときになったら呼びに行くから部屋にいる奴らと話でもしてればいいさ」
「そうですね、そうします」


...さて部屋の前に着いたのはいいんだけどなんかすごい気配がするんだけど...入っていいのかな?はいるしかないか...

「ガチャ」「しつれいしま~す」
「いやっほ~~!!」
「え?」「ドンッ」
「...あの、大丈夫ですか?」
「~~~~~っ」
「止めておいた方がやっぱり良かったじゃないですか、『リミス先輩』」
「そうは言ってもねぇ~」
「あの、大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だよ」
「ふぅ、すみません、止めたんですけど聞かなくて...」
「はぁ...」



これが私の部屋の住人との初めての出会いだった

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