元料理人の異世界転生料理旅~冒険の香りを添えて~

茶影さん

初めての寮生活!

「まったくダメじゃないですか先輩!急に飛び出ちゃあ!」
「...まさか、この私が吹き飛ばされるとは...あなた、何者!」
「話を聞きなさい!...ってそうね。そこの美少女はいったい何者?」
「美少女なんて...ありがとうございます、私はクスルブ家の長女クスルブ・ルミアと申します。同じ部屋のようなのでこれからよろしくお願いします」
「あぁ、それはご丁寧にどうもありがとうございます、私はフミエリ・ハミルと言います。二年生です。あなたは一年生なのかしら?」
「えぇ、そうです、ということはハミルさんは先輩と言うことでいいんですか?」
「うん、そういうことになるわけだね。よろしく...ってそうか、あなたがクスルブ家の長女さんね」
「え?知ってたんですか?」
「そりゃあね、だって貴女のお兄さん有名よ?妹にしか興味ないけどかなりモテてるんだもの、嫌でも有名になるわ」
「......じゃあさっき絡んできたあの人は?」
「え?それはいったい...って、あぁあの人か...」
「知ってるんですか?」
「スタングス家の後継者だからね、もう有名よ。自分に気を持たせるために色々としている人だもの、だからか、かなり女子からの評価は低いわ」
「どうしたらいいですかね?」
「そーねー、気にしないのが1番かしらね~」「あの~」
「そうですか~、もしかしなくてもあの人って12?歳ですか?」
「んーどうだったかしら?たしか7年生だった気がするけど、飛び級制度があるから一概にも言えないわね、」「あの~」
「そうなんですか、ちなみに私の兄はどこですか?家でそのような話は一切しなかったので」
「そうね...というかさっきからうるさいです先輩、今話をしているので黙っててください。っとそうでしたねえ~っと確かうまくいけばもう今年で卒業できる10回生だったと思うけど」
「ありがとうございます、ハミル先輩」
「ハミルでいいわよ」
「いえ、さすがに上級生を呼び捨てには...ではハミルさんでいいですか?」
「う~ん、じゃあそれでいいわ」
「わかりました、それでそこの人は?」
「あぁ、この人はリミス先輩...見てわかるように狼の獣人です。犬と間違えるととても怒ります。腐っても獣人ですから力が強いです、そして...」
「そして?」
「私が抑えたままチューをするのだ!」
「...キスされます...」
「.....え?」
「だから、キスを...されます...」

顔を下に向け恥ずかしそうにしているハミルさんと腰に手を当てそこそこある胸をそらし堂々としているリミス先輩、この部屋の住人はなんかもう正反対な人が二人か...キス魔と純情でちょっとおせっかいな人か...これはそそる!お持ち帰りだ!もちろん家にな!ってそうじゃない、この部屋は三人部屋なんだね...ベットが4つあるから4人部屋だと思ったんだけどなぁ...

「...あのぉ、もしかしなくてもハミルさんは...」
「...言わなくていいわ...私も被害者の1人なのよ...犬と狼を間違えて...」
「でも、気持ちよかったんだろ?あの後発情しかけてたでしょ?」
「してません!!!」
「ふーん?あの後「あっ、はぁ」とか言っていたじゃん」
「~~~~///そっそそんあことあっあありましぇん!」
「...落ち着いてください。ハミルさん...」
「はぁはぁはぁ、そっそうね...ふぅ」
「落ち着きました?」
「えぇ、悪かったわね」
「いえいえ、それでなんですが、この部屋って3人なんですか?」
「?なんでそう思うの?」
「ベットが4つあるのに私を含めて3人しかいないので...」
「あぁ、私は何も聞いてませんけど、先輩何か聞いてますか?」
「いやぁ、私も何も聞いてないんだよねぇ」
「そうですか」「トゥルトゥル」「ガチャ」
「は~い、なんですか?...はい、はい、あ~、はい、分かりましたぁ、ではぁ」
「なんですか?それ?」
「ん?あぁこれ?これはねこの寮内で使える魔法具なんだぁ」
「へぇこれが魔道具なんですか、初めて見ました」

私も作れんのか?これ、魔力を見たところかなり複雑なようだなぁ、これは作るのはかなり骨が折れそうだなぁ...

「...そんなに珍しいですか?魔道具」
「そうですね、私の家にもあったとは思いますけど触らせてくれなくて...」
「あぁ。そりゃそうですよね」
「?」
「分からないなら分からない方がいい事よ」
「...そうですか...]

まぁろくなことではないのは確かだしな...まぁいい、それにしてもなんでさっきから敬語で話しているんだろうか。気になってしまうな...習慣ってやつか...なら仕方ないな

「それでさきほどの...通話?はなんでしたか?」
「あぁ、それはもうすぐ夕御飯だから食堂に集まってくれという連絡だったよ、さてそれじゃ食堂に案内しようじゃないか!ハミルよ!」
「...どんなノリなんですか...先輩...でも案内には賛成します。では行きますか。ついてきてくださいルミアさん」
「はい、それで、せめて敬語だけは止めてくれませんか?ハミルさん」
「それも...そうですね、ではルミアちゃんでいいですか?あと敬語はまぁ慣れたら無くなると思ってくれていいわ」
「いえ、大丈夫です。では案内よろしくお願いします先輩方」
「「まかせな(て)」」



さて、ようやく始まった本格的学園生活。もうイベントが発生してるし、正直もうAPPを結構下げてるんだよね...じゃなきゃ先輩たちがこんなに話してくれるはず無いじゃない!まったく...はぁAPPが高いのもいい事だらけということじゃないんだな...今は162にしてなかなかの美少女にしているはずなんだよなぁ、しっかし先輩たちもかなりの美人だったような気がするんだよね...っは!運の良さがここまで影響しているのか!...そうだったらいいなぁ、今度、家に呼んで...かな?ぐふふ~♪いやぁ~最高だなぁ~♪今からでも楽しみ以外なんでもないなぁ~ふふっ


「よし、着いたよ、ここが食堂になっているよ、じゃあ入ろうか」
「はい!」


食堂の扉はスライド式になっていて右に力を入れるとスッと開いた。なぜか私が引くことになっていた。...予想は出来ている。乗るしかない!このビックウェーブに!「スッ」...あれ?予想と違うぞこれ...なんか皆がこっちを見て魔法らしい呪文を唱えている。これはやばい!DEFを最高値まで上昇!...よし!これで平気...なはず、だよね?ね?でも当たりたくない!これは避けるしかない!......あれ?身体が動かない?ま、まさか!これって恒例行事なのか?おいおいおい!やばいこれは!なんか一人だけ殺気が入ってる!いやぁぁぁ!


「ひやぁあああ!」「ぽん」「...え?」
「っくくく、あはははははは!ひやぁ~ってはははははは!」
「いやぁ、面白かったですね先輩!」
「ひぃひぃ、ふぅ、くくっ、あぁそうだな。いやぁ恒例行事でここまでの反応はなかなか無いから面白かったぁ」
「...え?」
「説明するわ、ふふっ、これはね毎回新入生が来ると皆のとっておきの脅かし魔法を打つのがここの習わしなの、中には失禁したり失神したりするからルミアちゃんみたいに反応する人がかなり少ないの。だからかなり面白かったわよ」
「........」
「ふふっ...けど今回はちょっと殺気も交じってたわ」
「....知ってますよ...」
「あら、じゃあどこからその殺気が出たのかも分かってる?」
「あの辺ですかね...」

そうして私は私から見て右斜めの方向を指差した。リミスさんはまだ腹を抱えて笑っていた。まったくこの人は...

「あら、大当たりよ、じゃあ捕まえてください皆さん」

それを聞くとその周りにいた生徒がその殺気を漏らした人を拘束し前に投げてきた。予想通りスタングス家の後継者だった。ここで知らないふりをしなくちゃね...そういえばどうして私がからまれてるのをハミルさん知ってたんだ?話が通るから気にしてなかったけど...

「さて、確かあなたはスタングス家の...だれですか?」
「彼女は【スタングス・ミレイ】スタングス家の長女にして後継者、魔法にもけ武器の扱いには冒険者にも引けを取らないほどの実力を持つがプライドが高くなかなかに自己中心的な思考を持っていて友達と呼ばれる人は全くいない。外見は良いのでおとなしくしていればなかなかにモテるとおもう。性格が性格なので知っている人は大抵毛嫌いしている。こんな感じいいかな?」
「あ。はい。わざわざありがとうございます。...ところであなたは?」
「ん?あぁ言っていなかったね私は「こいつは情報屋よ、名前は【安藤 カンナ】この国と同盟関係のある和の国のニンジャ (自称)よ、スキルで隠密、特殊で地獄耳を持っているからかなりの情報収集力を持っているの。最初にアンリちゃんが質問してきたときに答えられたのはそういうことよ」ねぇ、私の自己紹介を勝手にしないで欲しかったなぁ」
「あら、それはごめんなさいね」
「なるほど、よくわかりました。ありがとうございます。カンナさん」
「いやいや、ぜんぜんかまいませんよ。それよりこれからも御贔屓にお願いしますね」
「あ、はい」
「では、これで」


...ニンジャってどうなんだよ...海外の人が勘違いする日本だな...これでいいのか?神様...私が迷ってもしょうがないのは知っているんだけどね...いや、でもさぁそれはどうなの?安直過ぎないか?東の和の国って...てか、ニンジャ出来るのカンナさん?そのナイスバデ―で?お胸とかお尻とか大丈夫なの?...大丈夫なんだろうなぁ。そうじゃなきゃそんなこと言わないよね...うん!そう考えよう


「さて、皆さんこの人どうしますか?」
「ふーむ、私としては寮内の説明書通りに行きたいとはおもっとるがどうだ?みな」


そう先輩がいうとそこにいた先輩方がうなずいていた。...ここでの力関係がなんか良く分かるなぁ...先輩がトップなのかな?


「うむ、では持ってきてくれハミルくん!」
「...私ですか...了解です先輩」
「うむ、なるべく早くな」
「面倒ですので魔法の使用の許可をください。先輩」
「ふーむ、私だけじゃあなぁ、皆もいいかい?」コクコク
「...ん、分かった。よしいいぞ!使用を許可する!」
「分かりました...ゲート......これですかね。どうぞ先輩」
「やはり、魔法は便利だな。まぁそれはいいんだ、え~っとこれかな?なになに?歓迎会での殺気を持って魔法を放つのは軟禁1週間か。よし、じゃあ部屋に連れて行って。そしたら逃げられないようにその部屋に魔法で結界を作って、一応自殺しないようにしといて、確か空間系は持っていなかったしそのくらいでいいかな。じゃあ任せたぞ」
「.......すみませんでしたルミアちゃん。まさかこんなことになるなんて思わなくてね」
「いえ、大丈夫です。それより早く食事してこの寮内を案内してもらえませんか?」
「わかりました。では、今日の献立を...っとアレルギーなどはお持ちですか?」
「いえ、確か無かったと」
「ならいいです。アレルギーは怖いですからね」
「そうだな、アレルギーは怖い...っとこれは私は食べれないな...おばちゃん、頼みますわ」
「おや、リミスちゃんか、あいよこれね」
「まいどあんがとね~」
「あいよ~」
「...とまぁこんな感じで取っていただけばいいと思います。」
「わかりました」


さて、配膳のおばちゃんとお話して食堂に並べられている机といす...先輩たちと一緒に食べようかな?


「あの!」
「へ?あ、はい。何か?」
「あの、良かったら一緒に食べない?」
「いいんですか?」
「もちろんだよ!あ!名前言ってなかったね!私は【ウィンパル】!今年から入学するの!」
「私は【クスルブ・ルミア】同じ一年生よ。よろしくねウィンパル」
「うん!よろしくね。ルミア様!」
「ルミア...様?」
「うん。だってルミア様は貴族様なんでしょ!だったら様をつけなきゃ!」
「...え?なんでそんなことをするの?」
「え?だってクスルブ家の人に迷惑をかけずに媚?を売っておけってお父さんから...」
「...もう一度あなたの名前をすべて聞かせて?」
「え?いいけど、じゃあとりあえず席に着いてからにしよ?」
「そうね」

そうして私たちは話を聞くために席に着いた

「じゃあ改めてあなたはだれ?」
「うん!私はクスルブ領クライ村の村長の一人娘【クライ・ウィンパル】です。」
「そう...クライ村の村長の...なるほどね。(最近あそこはいろいろと問題が起きてるとか言ってたっけな、だから私に恩を売っておいて後で返してもらおうと...屑だな。潰してやろうかな?どうせろくでもない野郎だろう。いざとなれば私が養えばいいか、でもその前にお父様に報告かな。そこの領地を変えたいって)
「ねぇ、ウィンバル」
「ん?はひ(なに)?」
「...せめて口のものは無くそうよ...まぁいいや、なんで敬語なの?学年変わらないよね」
「え?でも...」
「でもじゃないわ。その気持ち悪い敬語を何とかしてくれない?普通に話していいから」
「でも...父様からそうしろと...」
「そんなのどうでもいいわ!」
「で、でも...」
「いい?悪いけどクライ村は私が変えるわ。村長の娘を使ってまで私に媚を売ろうとするその精神が許せない、だからこそ私が変える。」
「え?あの、その...それはその通りなんですけど...けど、お父さんは村のためを思って!」
「村のことを思うのはいいんだけどさ、なんで私に媚を売りに来たの?残念だけど私は公平に物事を見るわ。特定の何かに私は肩入れする気は毛頭ないわよ」
「っ!でも!何もしないよりはましだと思ったんです!たとえ意味がなくても!」
「...興奮しすぎよ?ウィンバル?」
「っ!」
「落ち着いて?ウィンバル。そんなに声を荒げても意味ないわよ?」
「......」
「いいかしら、ウィンバル。私はただ媚を売られるのが嫌いなの。それにね?今のままだと村はつぶれるでしょ?だからこそ媚を売られたくない人間に媚を売っている場合じゃないのは分かってる?」
「...そんなことわかってるよぉ...でも今の私にはそれしかできないじゃない!」
「泣いたって何も変わらないわ。そうね、ひとつ案を出しましょう。」
「案?」
「そう、案を出しましょう」
「それは?」
「それはね?私が出した事をすべて手紙に記し村に送る事よ」
「え?でもそれじゃ...」
「そうね、私に何の得もないじゃないかって?」
「...そうじゃないんですか?」
「私のことを何だと思ってるの?」
「そっそれは...」
「...まぁいいわ、私は損得だけで何かを決めることはあんまりないわ。」
「そうなんですか?」
「そうよ、で、どうする?この話乗る?乗らない?」
「本当に何も取らないんですか?」
「えぇ、取りはしないけどこれは貸し1つよ。分かってるわね?」
「そっそれも分かっています」
「なら良かった。それも含めてどうする?今決めて?でないと気が変わるかもよ?」
「分かりました...ちょっとだけ待っててください。」
「いいよ。ご飯食べてるから。その間にね」


ふぅ、まさかこんな話になるとはね...気をつけないとね、今も注目されてるし。泣かせちゃったし、でも、強いねウィンバルは...こんな重大な事を一人で決めているんだもんね。決めさせてるのは私なんだけどね...でも、こうするしかないんだよね。お父様に相談して決めちゃうのは時間かかるし、それに村との関係が悪くなるかもしれないし...しかしまぁ私に媚を売ろうとしたね。気に食わない。ものすごく気に食わない。私はそう言うのが本当に嫌い、やるんだったら自分でお父様のところへ行って知恵でも借りればいいのに...それじゃダメか...何を取られるか分からないしね...だからと言って娘に託すのもあれだと思うんだけど。子供同士って考えか...変なところで頭がまわってそうでまわっていない。やっぱただのバカか。...一応鑑定でもしとくか...

_____________

【クライ・ウィンバル】 女  7歳  人族

Lv7

基礎ステータス
STR 462
DEF 421
DEX 624
INT 862
AGI 652
LUK 3~951 (毎日変動)
APP 95


スキル
・裁縫 Lv3
・ベットメイキング Lv6
・夜の相手 Lv4
・聞き耳 Lv2
・料理 Lv6
・水.氷魔法属性適正 Lv5


加護
【クラミの加護】


___________


......夜の相手って...はぁ?まさか村長とやってたとか無いよね?もしそうだったらこの子を“教育”しなくちゃね。こればっかりはたとえ嫌がられてもやるしかないかな...はぁ、そんなこと考えてるからご飯がおいしくないと感じる...そうにきまってるよね...おいしくないご飯......何でこんなにおいしく無いの?ほんとに!味薄いし、形崩れてるし、見た目はすべて茶色...まともなのはパンだけ...ふざけてんのか!「ルミア様」あぁもう!食料に関しての情報が少なすぎる!ウィンバルのこともあるし、クライ村の「ルミア様!」

「ひゃい!」
「やっとこちらに気付きましたね。」
「え?」
「さっきから声をかけても全然反応しないしどうしたのかなと...」
「なんでもないの。それで答えは決まった?」
「はい」
「じゃあ聞かせて」
「...お願いします。いうこと聞くので村を救っていただけませんか?」
「...そう、分かったわ。じゃあ教えるわ。その前にあなたの敬語を直すのが先」
「でも...」
「敬語で話されるの嫌いなの」
「本当ですか?」
「本当よ、」
「...わかった、これでいい?」
「よし、じゃあ食事を終えたらあなたの部屋に案内して」
「え?どうして」
「どうして?そんなの決まってるでしょ、手紙を書くためよ」
「そこまで...いいんで...いいの?」
「いいの、ただし少し話を聞かせてね」
「う、うん」


そうして私たちは美味しくない食事を終えてウィンバルの部屋の前にきた...のはいいんだけどどうしようかな......別にやましい事するわけじゃないしさっさと書いてさっさと出ようそうしよう。では失礼します。「ガチャ」

「失礼しま~す」
「ただいま~」
「おや、お帰り...っとそちらはあれか、今日のやつで倒れなかったやつか。どうした」
「いえ、ちょっとした手紙を書いてもらおうと思って」
「そうか、てっきり私の新しい相手かと思ったんだがねぇ、それにしてもさっきも見たけどかわいすぎだろこいつ。」
「ほら、カミ―ア先輩どいてください。」
「ったく、わかったよ」
「では、お願いします。ルミア...さん?」
「好きなように呼んで、ウィンバル」
「そう...ですか、ではルミアさんで」
「...まぁ、それでいいか。じゃあ書くから紙とペンはどこ?」
「それは......っとあったあった、これです。おねがいします」
「よし、そうだなぁ。三時間で書きあげるね」
「え?ちょ...」


さて、加護を使うから周りの声は聞こえなくしてっと...え~っとどうすんだこれ?

『お困りかな?唯ちゃん?』
「唯ちゃん...って前世の事じゃない!まったく、で?いるんでしょ?シェミール」
「おや、分かった?」
「そりゃあね、ってそんな入り方するなよなぁ」
「いやぁ、天使ってどこからでも入れるし、ほら光が上から来てパーって私現れる方が天使感があるじゃん?」
「ん~まあいいけどこれ見られてないよね?そして何で来てほしいって分かったの?」
「いやぁ、見られてないよ。大丈夫、そして何でわかったか?そんなの決まってるのよね、この部屋に監視カメラあるし」
「え?監視カメラ?」
「そうだよ?気付かないよね。見えないし」
「なんで、監視カメラなんてあるのさ!、監視しないとかいっていなかったけ?」
「いや、直接の監視はしていないんだけどところどころは見てるのよね。」
「...もう何も言わないですけどその崩れた口調は?」
「ん?ああ、あの口調疲れるのよね。」
「そうですか、いいですけど...で?教えてくれる?」
「ん?いいわよ、ただでいいよ、今回は私が自主的に来たしね」
「ふ~ん、そう、まぁいいけどさ!けど、こういう風に本性が出せる相手って今のところいないわけだしね~」
「そうなの?今頃なにかしらのハーレムでも作ってるかと思ってたけど...」
「私はちゃんと順番を守ってハーレムを作るの!」
「順番って...まぁいいけど、それで加護の使い方を知りたいのよね?」
「そうなんだよね、いざ使おうと思ったら全然使い方分かんなくてさ...」
「そりゃそうよ、だって教えてないもん」
「もん、じゃないよ」
「分かってる、だからそんな顔しないで?」
「じゃあさっさと教えてよ...」
「はいはい。いい?加護は普通、勝手に発動するんだけど『八百万之神の加護』は特殊でね自分で欲しいと思った情報しか出てこないの。だから使用方法としては欲しい情報を強く望むだけでいいの」
「意外と簡単だったのが驚きだよ」
「そうでしょ?ほんとに内政する時に便利な加護よこれ、けど地球以外の知識は無いからね。」
「まぁそうだとは思ってたよ。さすがにすべてが手に入ったらそれはチート以外何者でもない...ん?ちょっとまって、なんか変化が?」
「え?」
『ステータスが変化しました。確認してください』
「ステータスが変化しました?確認してください?じゃあ鑑定」

__________

クスルブ・ルミア 女 7歳 非処女 天龍族

Lv測定不能(環境に合わせた変更可能)現状15

基礎ステータス
HP 9999/9999  (変更可能 〜99999)
MP  99999/99999  (変更可能 〜99999)
STR 1627 (変更可能 ~99999)
DEF 3065 (変更可能 ~99999)
DEX 2513 (変更可能 ~99999)
INT 99999 (変更可能 ~99999)
AGI 2760 (変更可能 ~99999)
LUK 92  (変更可能 ~999)
APP 195  (変更可能 ~999)


スキル
・不老不死 永続
・龍化 Lv MAX
・龍装 Lv MAX (龍の衣→龍装となりました。クラミ)
・女神の微笑み Lv MAX (笑顔でかなりの人をいやしたため天使の微笑み→女神の微笑みと変更になりました。)
・消滅属性攻撃無効 (無効のためレベルの概念を取り払いすべてLv10と同じ効果となりました。)
・全魔法適正 Lv MAX (火、炎、水、氷、地、重、風、嵐、雷、光、回復、闇、精霊、天、空間、超古代  精神魔法は闇魔法に統合されました。しかし、カテゴリーが違うためそれはそれで適性が必要です。神聖魔法が光魔法に統合されました。しかし、使える人間はこちらで選択しています。クラミより) Lv MAX  (PS.ルミアさんはシェミール様からの要望によりすべての魔法が使用可能となっております。そういえば新しい魔法を作られたとか、おめでとうございます。それはオリジナルとしてお使いください。ついでですが魔法作成は天魔法です。今後も活用してください)
・全魔法威力上昇 Lv MAX
・魔力消費軽減 Lv MAX
・物理攻撃適正 (格闘、剣、刀、薙刀、槍、斧、弓、銃) Lv MAX (名前の変更、小刀、二刀流の削除、ただし使えないわけではない鍛練あるのみ クラミより)
・物理攻撃力上昇 Lv MAX
・生産術 Lv MAX (錬金術、調合術、薬剤術を取得後1つにまとめられる。レベルは平均の数値ただし小数点は無いものとする)
・威圧 Lv MAX (切り替え、レベルの変更可能)
・隠密、隠蔽、暗殺術 Lv MAX
・真実の目 Lv MAX
・料理 Lv MAX
・鑑定 Lv MAX
・念話 (レベルの概念をなくしましたが感覚で補うことになるので訓練しといてください)
NEW・創造 (現状ルミアさんしか使えない魔法なのでレベルの概念はありません)
NEW・不眠 (いままで無かったので作らせていただきました。習得条件は2日間まったく寝ない事です。不眠があるからと言って寝ないのは自由ですが死んでも知りません)


加護
八百万やおよろず之神の加護→神々の加護 (状態異常無効、あらゆる世界の知識の閲覧 (常時更新))
・シェミールの加護 (異世界言語の習得、シェミールへの念話、シェミールへのお願い 残り2回)
・クラミの保護 (オリジナル魔法の開発しやすさ上昇 大)

NEW.称号
・異世界転生人
・神々から愛されし人
・百合ハーレムを望む者 (同性からの好意が上がりやすい)
・箱入り娘
・魔法開発の発端

_______________

これはこれは結構変わりましたな...いろいろ統合されて新しいのも増えて...称号っているのか?まぁいいか

「....クラミ、なかなかやるわね」
「そうだね。ステータスがいろいろ変わってる。これはこれでいいんじゃないかな。」
「そうねってそうじゃないんだよね、加護が変わってる」
「そうみたいだね、また一歩、チートの位が上がったな。ほんとに勇者とかこないほうがいいよこれ」
「絶対に入れないわよ。」
「そうだよねぇ、さすがにこれは...って、名前の横に非処女って...これ確認できるようになったのか...いいことだ!」
「いやいやいや...いつの間に処女卒業したのよ...まだ7歳でしょ?」
「精神年齢は30近いんだよ...いまさら」
「それもそうね、それでなんの話だっけ?」
「あぁ、それねもう解決しちゃった」
「え~、まぁあんな加護付いたらそらそうなるか。わかった。それじゃ私帰るから」
「うん。またね」
「またね~」
「...だから、その光に滅されるような退場方法はやめろ!

まぁいいか、さっさと書いちゃおっと



「よし、できたよ、ウィンバル」
「え?まだ24分しか経ってないけど...ほんとに出来てる!」
「うん、じゃあね、私は部屋に戻るから」
「ありがとう!」


さてさて、さっさと部屋に戻るかね~...部屋どっちだ?まぁふらついていれば着くよね?ま、つくまで新しい魔法を作るためのイメージでもしてればいいよね~


15分後にようやく着いた。この寮、結構広くてロビーで部屋を聞いた方が早かった...なんてこった.....

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