よくある?異世界物語

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よくある?雪の試合

ユウ視点

『見た目にも美しいいい試合でしたね。では、続いて三回戦ですね。皆さん期待していますよ!』
プレッシャーが酷いだろうね。三回戦の皆さん頑張ってください。
・・・結果から言えば、無理して、魅せるような戦いかたをしたために、みんな自爆したりそれに巻き込まれたりで、勝者がいないという事態になりました。・・・魔術の部大丈夫なの?決勝リーグに進む人がすでに4人もいなくなってしまっているんだけど。
『・・・え、えっと、なんていうか、ハードルあげてしまってすみません。えっと四回戦です。ほどほどに頑張ってください。』
いや、ほどほどじゃダメでしょ。えっと、四回戦は、小技の撃ち合いって感じになりました。弾幕ゲーかな?流石にあの中に飛び込みたくはないな。まあ、一発も喰らわないこともできるけどさ。結果は・・・一人だけ残りましたね。・・・いや、本当に決勝リーグ大丈夫なのか?
『続いて五回戦です。』
ようやくきたか。頑張れ雪。
『・・・では試合開始!』
その宣言と同時に、突如吹雪が巻き起こり、真っ白に包まれました。・・・このままだと、見所という意味ではあれなんだけど・・・。さてさて、どうするつもりなのかな?

雪視点

試合開始の合図とともに私は、吹雪を巻き起こしホワイトアウトさせました。そして、このままだと、観客も面白くないということに気づきました。とりあえず、
「『雪渦せっか』!」
吹雪を渦巻かせて、見た目に派手な技に仕上げることにしました。さらに、その雪を上に集めました。
「『だるま落とし』!」
私の言葉に、集めた雪が雪だるまを形作り、そして、会場に降り注ぎました。

ユウ視点

「・・・わお。」
僕はただ、それだけ呟きました。まさか、そうしてくるとはね。
「とは言え、まだ、続きそうだね。次は何を見せてくれるのかな?」
ワクワクして、見ていました。

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