よくある?異世界物語

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よくある?進展

「当分の間は〜、一緒に行動するつもりだから〜皆さんもよろしくね〜。」
「うん、よろしくね、リアラちゃん。」
「よろしくお願いします、リアラちゃん。」
「よろしくね、ところで貴女は、何が得意なの?」
「よろしくお願いします。そうですね、確かに聞いておいたほうがいいかもしれません。」
僕、リーフェ、エリアス、サナさんの順に返事及び質問を行なった。
「そうですね〜、得意なこと〜、う〜ん、お父様に習った剣術でしょうかね〜。」
「ということは、前衛をまかせてもいいですか?」
「いいよ〜、え〜っと、サナちゃん」
「では、よろしくお願いします。これで、少しはユウくんの負担が減るといいけど・・今までユウくん一人にまかせてたから・・ユウくんもいろいろ怪我を・・・」
「で、では、何回か戦闘をして、連携できるか確かめましょう。」
空気が暗くなりかけていることを察知したリーフェが慌てて話を変えた。
「じゃあ、同じ前衛としてよろしくね。できれば、剣の使い方について教えてくれると嬉しいな。基礎的な動き以外はよくわからないから、なんとなくで振ってるし。」
「わかりました〜、お兄ちゃん。貴方を一人前の剣士にしてさしあげましょ〜。私のことは〜、師匠と呼びなさ〜い。」
「はい、師匠!」
そこまで言い終わって、僕たちは、どちらからともなく笑い始めた。そしてその和やかな雰囲気が、サナさんたちの元にも伝わってゆく。
「やっぱり、みんな笑顔のほうがいいよね。かわいい笑顔が見えたら僕も幸せだし」
僕としては、口に出したつもりはなかったのだが、口に出ていたらしい。しかも、三人とも、しっかりと聞いていたようで、僕に少し照れたような笑顔を向けてくる。
僕はその顔に少し、いや、かなりクラっときて、思わず、エリアスを抱きしめて、彼女の唇に僕の唇をあわせた。唇を離すと、そのまま、リーフェの元へ行き抱きしめてキスをしようとしたが、その直前に、正気に戻ったが、エリアスとだけキスをするのは何か、違うと思い、そのまま唇を奪う。そして唇を離し、サナさんの元へ向かう。同じように抱きしめ、口づけする。彼女の目にはおそらく、頰を赤らめた僕が見えたことだろう。僕の目にも、顔が赤いサナさんの顔が見えたし。
今度するときは、エリアスにも、理性を保ったまま、きちんと自分の意思でキスをしたい。

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