悪の幹部達!?

きりんのつばさ

議事録その1

――街は凱旋ムード一色だった。
なぜなら人間が攻めてきたのを
これでもかというぐらいに
壊滅させたからだ。
今回の主役たちである兵士が
街中に入ってくると街中から歓声が聞こえた。
その中でも一際声援を浴びる集団があった。
その軍団の先頭に五人組。
通称“魔の五神将”

最後尾にいるのが
序列第五位“雷帝”トール
身長は2メートルをゆうに超える雷を操る男である。

そしてトールの前にいるのが
序列第四位“炎姫”アレイヤ
見た目からは想像がつかない火力を持つ女性である。

そして序列第三位“氷姫”クリセス
大魔法を詠唱無しで連射してくる天才魔女。

クリセスの前にいるのが序列第二位“地帝”バルク
基本的に前線に出ることはないが
怒らせてはいけない次席。

先頭にいるのが序列第一位“帝”フォード
五位から二位までは
属性のあとに”帝”がついていたが彼はそれは無い。
いや、属性自体が彼には必要がないからだ。

・・・以上の五人が出てくれば人間なんぞ
目の前のゴミに等しい。
そもそも五人の中でも一人でも
出てくれば人間は逃げるしかない。
このように帝国で憧れの視線を向けられる
彼らも日常では・・・

―――城、会談の間
「今日は何して遊ぶか!」
とフォードが口を開いてそうそう言った。
「いやいやフォード
一応ここは話し合いの場だぞ・・・」
と私ことバルクが冷静に言うのだが・・・
そして遅れましたがこれからの目線は
私こと序列第二位バルクがお送りします。
「そんなん知るか!トールもそう思うよな!」
「おう!そうだそうだ!話し合い反対!」
とトールもフォードがいう事に
賛成しているようだった。
「お前ら仮にも幹部だからな!?」
と私がツッコミを入れるが・・・
「だって戦争ばっかつかれる!
なんなら帝の称号いらん!」
「それはやめなさい!?
あなたの称号のおかげで攻め込まれずに
済んでいるからな!?」
「だって式典とか面倒じゃん!
みんなもそう思うよな?」
「「「「うん」」」」
と私以外の幹部が全員うなずく。
「お前ら幹部の自覚持てよ~~~!」
とこんな感じで城の会議室では
幹部の威厳は一切無い・・・

「で、今日は何して遊ぶか・・・」
と真面目な顔をしていうフォード。
「いやいや内容が全然顔が真面目であっても
内容が酷いからな・・?」
「はいはい!」
と元気よく手を挙げたのはアレイヤだった。
「じゃあアレイヤ意見を言って」
「私の意見は無視かい・・・?」
「私はトランプしたい!」
「トランプか・・・なかなかいいな。
他に意見はあるか?」
「ここは、俺・・・」
トールが発言しようとしていたが・・・
「いないな、よし」
フォードが話を区切った。
「いやいや俺いるぞ!」
とトールが大声で叫んだ。
「・・・トールうるさい。
私とバルクの逢引きを邪魔しないで・・・」
と声を上げたのはクリセスだった。
戦いの際には強大な魔法を
撃つので助かっているが・・・
「私は君と逢引きするような関係ではないがな!?」
と事実無根の話をでっちあげられている私。
果たしていつ私と君はそんな関係になったんだい?
「・・・今私が決めた」
「私の意見はガン無視かい!?
というか私の腕に抱きつくのやめてもらえないか?」
そうなのである会議が始まる前からずっと
私の腕に抱きついているのである。
「・・・幹部権限で無視」
「君、私よりも階級下だよね!?
幹部権限使えないよ!?」
この幹部権限は階級が上の方が権限を行使できる。
なお私ことバルクは第二位のため
第三位のクリセスの権限を却下できる。
「じゃあ俺の権限でクリセスが
抱き着くの許可する~」
「・・・ありがとう、フォード」
「おい〜‼︎フォードずるくないか!?」
フォード・・・序列第一位
バルク・・・序列第二位
フォード>バルク
「はっはっはっはっは~これだ権力の無駄遣い~!」
「無駄遣い禁止な!」
「・・・これで合法的にバルクに抱き着ける・・・」
「ほぼ違法ギリギリだけどな・・・」
「・・・後は既成事実を作れば・・・」
「させるか⁉︎」
とこんな感じにクリセスは私に何故か
異常に懐いている。
この会議室においても私の隣である。
なんなら私の席の隣にぴったりくっついている。
「いや〜今日も仲いいな〜‼︎」
とトールが言うと
「・・・うるさい肉ダルマ」
「辛辣だな・・・
バルク〜‼︎俺にも構っ・・・」
「氷弾」
と巨大な氷の塊をトールに向かって撃った。
「おぉ〜お⁉︎
危なっ‼︎クリセスさん〜⁉︎」
と紙一重でかわすトール。
「次は肉片にするよ」
「・・・はい」
大人しくなったトール。
彼女の魔法をくらったらトールであっても
ただじゃ済まないだろう。
・・・そりゃ大人しくなるよな。
「・・・邪魔者はいない。
バルク、既成事実を」
「するか〜‼︎」
その後、私達はアレイヤの提案通りに
トランプをして遊んでしまった。

議事録まとめ
ダル絡みダメ、絶対。






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