とある学園生活は制限付き能力とともに

りゅう

旅行へ














時はゴールデンウィーク初日午前5時
こんな朝早くから僕はガーディアンズ第11番基地にいた。

「みなさん集まりましたね。じゃあ、さっそく出発しましょう裏の駐車場に車が来てるみたいなんではやく乗りますよ」

杏奈先生めっちゃはしゃいでるな…杏奈先生の服装はフリルワンピースに麦わら帽子と完全にバカンスモードだ。

「あの…本当に私もご一緒してよかったんですか?」

僕の横にいたゆき姉が杏奈先生に言う。

「ええ、大丈夫ですよ。人数が多い方が楽しいですし、あの白雪姫とご一緒できるなんて嬉しいですよ。さて、はやく行きましょう」

杏奈先生はそう言ってまだ寝ているティナちゃんをおんぶしながら外の駐車場に向かった。

「ゆき姉、行こう…」

僕はゆき姉の手を掴み引っ張って外の駐車場に向かう。

「何これ……」

外に出た楓先輩が驚愕する。杏奈先生以外みんな驚いているみたいだった。

「みなさんはやく乗ってくださいよ〜」

杏奈先生が車の窓を開けて言う。いやいや、ちょっと待て、その場にいた全員がそう思っただろう。

「あの、本当にその車なんですか…….」

当夜先輩が珍しく驚きながら言う。

「はい。そうですよ」

「そうですよって…なんで僕達がリムジンに…」

「なんでってみなさんがそれくらい大切なことをしたってことですよ。さあ、はやく乗ってください」

杏奈先生にそう言われて僕達は超巨大リムジンに乗り込む。

「すごい、このリムジン、カラオケまでついてますよ!」

楓先輩がすごいテンションで僕たちに言う。その後僕達は車内でカラオケをして数時間過ごした。

「みなさん、もうすぐ到着するみたいですよ」

杏奈先生が僕達にそう言ってから数分後、目的地に到着した。

「でかっ…」

温泉旅行と聞いていたからしょぼい宿を想像していたのだが僕達に用意されたのは超高級ホテルだった。

「今日は貸切みたいなのでゆっくり楽しみましょう」

杏奈先生がさらっと口にした言葉を聞き僕達は再び驚いた。















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