私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…

11月光志/11月ミツシ

ヨシフおじさん目線、4章5話

「ほお、これはこれは」

私の目の前には、懐かしい形をした駆逐艦が停泊していた。
ヴェールヌイ…(Верный)またの名を日本海軍暁型2艦、響の姿だった。
この船は第2次世界大戦後、賠償艦としてロシア・ソヴィエトにわたってきたのである。
ちらりと伍長を見れば、こちらを見て、やや苦笑いを浮かべていた…何故?

「伍長くん、これがロシア艦だよ。ああ美しい。」
「なぁ、ヨシフよ。なぜそんなにキモ…目を輝かせているのかね」
「伍長くん、君はこの美しさがわからんのかね」

さて、ヴェールヌイがあるというこは、他にも様々な国の軍艦があるらしい、聞いた限りでは、日、米、英、仏、蘭、独、伊、ソの8カ国の軍船が地球より漂流や漂着してきたらしい。

つまるところ、私の祖国艦があるというなら、もちろん伍長の祖国艦でもある艦、ドイツ艦な
だが、現状こんなことしている場合ではない、
私と伍長は、国連安全保障評議会常任国が集まっている場へと戻っていった。

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