ハガルの雨

Huyu.

萱草と夢


  いつか私たち
  そう、きっといつか

  自由に大地を駆け回ることができるだろう
  私たちの子孫の子孫のそのまたしそん
  いつになるだろう
  
  あなたは生きている
  私たちも生きている
  仕方の無いことだ

  時が経てば
  いつか私たち
  そう、きっといつか

  
  肥大していく汚染
  犠牲とは違った何かになった私たち
  せめて一思いに殺してと鳴いた

  ついに私の番だ
  そうなった時に私は

  何を感じるだろう
  何を感じることができるのだろう

  これが愛か

  そう思えるだろうか

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