ソロモンズマジック

くんもり

第6話 ベルゼバブ

エンペールが動いた。ヤマトから報告を受けたソロモン龍鬼は動揺している。ソロモンは呟く。

「まさか、あのエンペールが、、」

ソロモンが動揺するほどのエンペールとは何者なのか。

4日後、ソロモンは自宅でパソコンの前に座ってあることを調べていた。やはりエンペールの行方が気になっていたのだ。だが突然、ミーチューブで急上昇ランキングを見るとルシファー神魔というチャンネルがあった。

「ルシファー神魔だと!?」

ソロモンは恐る恐る見ると衝撃の内容があった。

「地球の民よ。我の名はルシファー神魔....」

顔は白い仮面で隠されているが口調がルシファー神魔そのものだった。

「よく聞くがいい。この東京にある72の魔法のうち我は8つの魔法を手に入れた。我はこの力で2ヶ月以内に世界を滅ぼす。止めてみろソロモン。」

ソロモン龍鬼はゾッとした。ルシファー神魔は8つの魔法を既に手に入れていた。ソロモン自身も5つしか魔法がないのに

「世界を滅ぼすだと!?ふざけるな!ルシファー神魔。貴様を倒す!」

そしてソロモンはエンペールの情報は入手出来なかったが魔人ガープの情報を手に入れることに成功した。
そして桐谷に電話する。

「もしもし桐谷さん?一つ頼みがある」

ソロモンは魔人ガープの情報を説明すると

「わかりました。すぐに入手します。」

と桐谷は返事をした。
その後、ソロモンは白鳥と野良犬が沢山増えてしまう怪事件のニュースを見て分かった。

「フェニックス!ケルベロスか!」

すぐに魔人だと分かったソロモン龍鬼は現場へ向かう。

フェニックスとケルベロスがいる場所は池袋だ。
ソロモンは現場の池袋のハンバーガーショップで待っていると、5次元に飛ばされてしまう。

目の前にいたのは、アポロンと黒いフードを被った男だった。

「久しぶりですねえぇぇぇソロモン龍鬼よ。この方はお会いするのは初めてだったかいぃぃ?」

相変わらず狂ったような口調だった。

「アポロン.....なぜ裏切った」

「またそれですかぁぁぉ、あなたに言ったって仕方のないことじゃないですかぁぁぁ」 

アポロンが狂ったように返事をすると突然黒いフードを被った男が話す。

「アポロン。任務を忘れるな。エンペール様からの命令で
ソロモン龍鬼を始末することだ。それが最優先だからな。」

アポロンは不満げに

「チッ、わかりましたよぉぉぉベルゼバブさぁん....じゃあぶっ殺しまあすかぁぁぁ」

そう言ってアポロンは黄色の魔方陣を出す。

「ついに俺もあなたの魔法を手に入れましたよぉぉぉ。魔法グラシャラボラス」

唱えると黒い球体が5つ出て

「消えろソロモン...」

黒い球体から黒い光線が出てソロモンめがけて襲うが

「そうはさせるかよアポロン!魔法セーレ」

魔方陣から出た赤と青のエネルギーの塊がグラシャラボラスの光線を相殺する。
だが今度はアポロンの背後からジャンプしたベルゼバブが襲いかかる。

「じゃあ俺からも!魔法マルファス発動」

今度は魔方陣から緑色の稲妻が襲いかかる。ソロモンは

「しつこいんだよ!魔法バアル。」

魔方陣から青い雷が放たれる。また相殺する。
すぐにベルゼバブが気づいた。

「アポロンよ。このまま戦っても72の魔法同士は相殺するだけだ。なら2人同時に魔法を出せばいい..魔法イポス。」

魔方陣から赤いバリアを出してベルゼバブはバリアの中に入る。

「わかりましタァよお!ベルゼバブさん!!!魔法ザガン発動。」

魔方陣から出る緑色の追跡魔法。多分、エネルギーを奪う魔法だろうとソロモンは感じていた。
するとバリアに入ったベルゼバブはバリアの形を剣にしてソロモンに突っ込む。

「アポロンのザガンは特殊な追跡魔法。魔法を一定時間使えなくする毒植物が含まれている。そこにおれのイポスで作った剣でお前を斬れば俺たちの勝ちだ。」

ベルゼバブはニヤリと笑った。だがソロモンは唱える。

「魔法.....ベレト。」

すると黄色の魔方陣が増えて中から青い雷と赤い炎が1つずつの魔方陣から出てきてイポスの剣とザガンの追跡魔法を相殺する。

「な.なんだよソレ....ありかよぉ〜」

アポロンは驚きソロモンは残り1つの魔方陣から魔法セーレが発動されアポロンとベルゼバブは赤と青のエネルギー球体を食らう。

「ギャァァ.よくもぉソロモン龍鬼」

次の瞬間、黒い魔方陣の力でアポロンとベルゼバブは消えた。

「終わった...これで問題なくフェニックスとケルベロスが得られる。」

とソロモンが言うとハンバーガーショップには黒い犬と赤い鳥のケルベロスとフェニックスがいて、ソロモンは説得して魔法を得た。

そしてハンバーガーショップでニュース番組が流れていた。ソロモンは田舎のほうの事件だったので興味なかったが被害者の名前を聞き驚いた。

被害者は桐谷翔。
桐谷は、、殺された?

「桐谷さん。嘘だろ...!桐谷!」

この後すぐに調べて分かった。エンペールの正体はヤマトだった。何故ならヤマトは置き手紙を残してエンペールに乗っ取られる様子などを日記にして記しておいてたのだったからだ。
ソロモンはヤマトいやエンペールを殺す決意をする。




続く

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