異世界にてカフェを開こう

郁月

はじまり

初めての投稿です。よろしくお願いします。


『んぅ…』
目を覚ますと真っ白な空間にいた。

「ほれほれ。やっと起きたかい。」

……ん?
あっれ、背中に白い羽生やした変態が見える…幻覚か?そろそろ疲れたか…

「わしは変態なんぞではないぞ。」

『へ? 口に出てた?』
頭の中でしっかりと考えてたよな…なんでだ?

「ほっほっほ。わしは神じゃからな。お主の考えてることは聞こえるんじゃよ。」

盗聴みたいなもんだろ…

「違うぞい?」

『一緒でしょう。それで?なんで俺はここにいるんですか?』

「ふむ。簡単に言うとなお主は間違いで死んだんじゃ。」

『…は? 間違い?』
いやいやいや、間違いってなんだよ

「お主達人間はこういう紙に人生が書かれておっての、わし達はその管理や各世界の管理を仕事としているんじゃ。でのぉ、お主のを整理しておったらのくしゃみが出ての…それでのぉ…つい破いてしまったんじゃ。」

『………ついじゃないでしょ!?俺は、俺はどうなったんですか!?』

「じゃから、死んでもうたと言っておるに。」

『……』

言葉が出てこないよ。頭が真っ白だ。

「あー。それでのぉまだ話は終わっておらんのじゃ。」

神が言う事をまとめると
・人生が書かれた紙《ライフペーパー》が破れたらそこに書かれている者は死んでしまう

・今回は神が悪いからお詫びに異世界へ転生させてくれるらしい

・神が悪いからある程度のことであれば願いを叶えてくれるらしい

とのことだ。

「それでどうするか決めたかの?」

『ちょっと待ってください! 今考えてるので!』

異世界ということは、王道ならば剣と魔法の世界だ。しかし、本当にそうなのかは分からない。

「剣と魔法の世界じゃよー」

『心を読まないでくれます!?』

「聞こえてしまうものは仕方なかろう?」

『はぁ…』

剣と魔法の世界ならば、ドラゴンや妖精などといったthe ファンタジーな生き物がいる訳だ。この僕、佐藤 雫は昔からの夢を叶える!1つ目は、ドラゴンや妖精などといった生き物と話せるようする!これで決定だ。

さて、2つ目だ。
僕は、将来はレストランや食堂または、カフェを開くことが夢だった。まだ生きることが出来るならばこの夢も叶えるべきだ。と、いう訳で二つ目はカフェを開くからその土地と建物、必要な器具を揃えてもらうこと。

3つ目だ。
そうだな…行く世界のことを何も知らなかったら何もできない。だから、行く世界の知識をください。

4つ目は、魔力とかないと困ると思うから魔力をください。あ、行く世界で一番強いぐらいの!

これぐらいかな…

「お主…頼みすぎじゃないかのぅ?まぁ良いがのぉ。ほれ、頭をこっちに出してみよ。」

なんだ?あいよ

ゴツン

『ああああああああ!!!!!!』
頭が…頭が割れるように痛い…!今まで味わったことない様な痛みだ…

30分後
『はぁ…はぁ…はぁ…』
やっと…あの頭痛が治った…はぁ…はぁ…

「もう異世界に送っていいかの?」

『いえ、あの!鍛えてもらうことって出来ますか?』

「出来るぞい?」

『じゃあ、鍛えてください!お願いします!』

「うむ。ラファエルにきたえてもらうとよい。」

『はい!分かりました!』


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