月島 祐

兄弟

年末になり弟が帰ってきた。

弟は市内に暮らしている。


入院の話、色々な話をした。


弟はお酒が大好きでよく飲んでいる。


たわいもない会話を続けながら弟とお父さんは飲み続ける。


僕は相変わらず気分が上がらない。


弟やお父さんとは今後の話になった。


入院。

適応障害

うつ病

いま僕が抱えている問題だ


僕の家庭は複雑だ。

両親の離婚。

その事で僕は色々な事を考える日々が続いた。

父親を大嫌いになったこともあった。


弟は唯一無二の存在だ。

僕はそう思ってる


すると父親は口を開いた。   

 「本当なら母親をぶっ殺したい。」


僕も弟も涙が止まらなかった。


弟の涙なんてみたのはいつぶりだろうか?


泣かない弟が泣いた


僕は弟も離婚という問題で苦しんでる事を初めて知った。


父親も泣いていた。

僕も涙が止まらなかった。


これからのこと、入院したらどうなるのか?

僕はそんな事を考えていた。

「自分が一番もどかしくて、辛くて、動き出したいのに動けないんだ」

僕は言った。

すると弟は「お前は自分の問題と向き合え!おれも向き合うから」


この言葉と同時に弟とハグを交わす。

僕はうん、としか言えなかった。

今後の生活どうなるのか僕には謎だらけだ。

けど向き合わなければ、
僕らを動かせるのは今日だけなのさ。


今日を動かさなければ何も変わらない。


今後僕の生活がどうなるかはこの段階ではわからないが相変わらず眠れない日々が続く。


コメント

コメントを書く

「恋愛」の人気作品

書籍化作品