月島 祐

眠れない夜

「事故った」

僕はそれだけ春香にラインをした。

返事は

「大丈夫?」

とだけ返ってきた。


「外傷的な傷はなかったけど、フラッシュバックとか意識が朦朧としたりするんだ。」

僕はこう返した。


春香は
「無事なら良かった」
と返した。


僕は落ち着かないのもあり、すぐにでも電話がしたかった。


「電話出来る?」

いつもなら聞かない台詞だ。



「ごめん。夜勤だから出来ない。」


春香からこう返事が返ってきた。


「夜勤終わったら電話して!」


これだけ返信して眠りに就いた午前4時。

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