ハーレムが嫌な僕は女装して学校に行ってみたら逆効果だった件

腹黒の赤さん

謎の声が聞こえた件

 僕らは学園の中に入り個人の部屋へと案内をされた。

 皆それぞれ1人ずつの部屋があるようだった。

 斗真は、案内された部屋に入ると周りを見渡し呆然ぼうぜんとした。

 中世ヨーロッパのような部屋ではなく、まるで転生前の自分の部屋のようだったからだ。



 「まるで僕の部屋だな…」

 「気に入ったか?」



 どこから声がした。

 斗真は周りを見渡すが誰もいない。



 「はっはっはっ。私が見えなくて当然だよ」



 優しくて強そうな男の人の笑い声が部屋全体(?)に響く。



 「斗真君ですね?」

 「そうですが、貴方は…」



 謎の声は優しく「秘密です」と言うと、違う話しをした。



 「斗真君にはこの学園では女装をしてもらうよ」



 謎の声は今から悪戯いたずらをするような笑い声でそう言った。



 「え?なんでまた女装?!」



 斗真が混乱していると“ぱちん”と音が鳴り、気づくと斗真は女子の制服姿になっていた。



 「本当に似合うな君は」



 まじ声でそう言われ斗真は自分の姿を確認する。

 そして目の前には女装をした自分の姿。

 もうなにも突っ込む気にもなれなかった。



 「なんで僕は女装しなければならないんですか?」



 声が女性のようになっていることに動揺したもののそんな場合じゃないっと割り切った。

 斗真は切り替えて「なぜ?」聞くと謎の声は笑った。



 「そりゃ、斗真君みたいなイケメンが学園にいたら大変だからだよ」

 「どういうことです?」

 「斗真君もう階級制度のことを忘れたのかい?」



 斗真は、何故知っているのか聞こうとしたが何となく察しがついた。



 「そういうことですね、分かりました」

 「わかってもらえて良かったよ、じゃあ私はこれで置いたまさせてもらうよ」



 そうして謎の声は聞こえなくなった。












今回も遅くてすみません(--;)

進む速度遅いですし、まだ分かっていないところだらけですがここまで読んでいただき有難うございます!

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