五つの世界の神になる!?

仁龍と夜影

1章ー12.魔法と神様 (後)

「…っん……」
「…!!皐月さん!ローゼさんが目を覚ました!」

バッ!!

「ローゼ!」
「皐月…さん?……戻ってきたんですね…」
「うん…体は大丈夫?何処か痛かったり変な所とかない?」
「…大丈夫です、それよりも!どんな魔法が付いたのか気になります!」
「まぁ今日はこんな時間だからご飯食べて.今度ルルが思想魔法の書を使って明日みんなで試し打ちに行こう」

ローゼが周りを見渡すと、周りは薄暗く街灯が徐々に付き始めてきた

「そうですね……あ、そうだ皐月さん1ついいですか?」
「うん?…いいけど?」
「皐月さんのご家族か何かに"神谷 新"さんって方います?」
「…神谷新?ううん、知らないけどなんで?」
「思想魔法の書でその人の声に質問されまして、今度会いに来て下さるそうですよ?」
「もしかしたら僕の知らない親戚なのかもしれない…」
「そうですね、まぁ会ってみないと分かりませんしね」
「うん」

神谷 新か…なんだか不吉な予感がするんだよなぁ…神様にそんな親族居るか後で聞いてみよう…

「皐月様どうしました?気になることでも?」
「まぁちょっとだけね…そうだアルヘナさん頼みたいことがあるんだけど…」
「何でしょう?私に出来るなら何なりと…」
「今度、メイドさん全員スリーサイズをまとめておいてくれないかな?」
「あの…メイドに手を出されるのはいいですが…ローゼ様たちに見つからないよう気をつけてくださいよ?」
「そんな事しないから!メイドには手を出しません!!」
「じゃあどう言った理由で?」
「僕前々から思っていたんだけど、みんなメイド服似ているようで違うやつ着てるよね?」
「気づいてらっしゃいましたか…」
「うん…それでオリジナルのメイド服をオーダーメイドで作ろうかと思って…」
「そういうことでしたら私たちで今日中に測っておきます」
「ごめんね」
「いえいえ…皐月様、私たちからも1つ頼みたいことが…」
「何でもいいよ」
「メイドを増やしていただいて欲しいのですが…今の5人では執事が5人いると言えど足りません…あと3人か4人くらいでいいのですが…」
「そっか…じゃあ分かった明日メイド申請してくるよ」
「ありがとうございます」
「その代わりその追加の人のスリーサイズもお願いするよ」
「はい…追加の人は後からの方がいいですか?それとも追加の人も合わせて報告した方がいいですか?」
「どっちでもいいよ」
「わかりました」
「よろしくね」
「はい」

バンッ!
ビクッ!!

「皐月さん遅いです!ご飯は出来てるんですよ?」
「ルル…今行くよ」
「では私も持ち場に戻りますね」
「うん」
「皐月さん怪しいです!アルヘナさんと何してたんですか?」
「ちょっと頼み事をね?」
「なんのですか!」
「うーん」

これ正直に話したら殴られるよな…話をそらさなきゃ!

「そ、そうだ!ご飯出来てるんでしょ!早く行かないと冷めちゃうよ!」
「あ、逃げた!待て〜!!!」

その後僕らは4人でご飯を食べて、それぞれの部屋に戻りルルは思想魔法の書を使った…

コンコン…

「皐月様、アルヘナです…今居る人だけの例の物をお持ちしました」
「いいよ入ってきて」

ガチャ…

「失礼します…これが例の物になります」
「ありがとう……え?どこにあるの?」

むにゅん…

「ここでございます」
「…なんでそんなところに」
「見つからないよう配慮した結果です」
「そっか…悪気は無いんだね?」
「もちろんです」
「ならしょうがないね…頂戴」
「どうぞ……キャッ!!」

ドサッ!
むにゅん…

「す、す、すいません!」
「わざとでしょ?」
「それは…もちろんです」

ガシッ!!
モミモミモミモミ…

「ちょっ!?」
「揉んでくださってもよろしいんですよ?主人へのご奉仕ですから」

エキスパニッシュ!

「サキュバス…また、お前か!!!」
「バレちゃった?えへへー」
「何しに来た」
「まぁある情報を伝えてあげようとしたのと、ご奉仕です☆」
「ご奉仕は却下だけど情報ってどんなの?」
「ご奉仕許可してくれないと教えてあげなーい」
「じゃあいらないよ、別にサキュバスが持ってる情報なんてどうでもいいことだろ?さぁ、さっさと帰った帰った」
「どうでもいいことじゃない!四天魔王がうごきたしたの!」

ピクッ…

「本当か?」
「うん、四天魔王はここ数週間前にも龍の討伐とか言って人殺しをしようとしたけど逃げられたって言ってて、でも最近病気だった皇魔王様が動けるようになって本格的な動きに入ったの」

それが本当ならあいつらは何をする気だ?戦争か?人殺しか?まぁとりあえず俺はあいつらの標的の中にあると考えるのが普通だ…あと2日経てば真琴もこっちに来る…守れないとか笑えないからな…作戦を考えなくちゃ

「サキュバス情報ありがとう…出来れば新しい情報がある度教えてくれると助かる」
「いいわよ」
「ってかなんで俺にそんな情報教えに来たんだ?」
「サキュバスとしては帝国は住みずらいのよ…だから今お客さんとかに情報流して帝国を倒してもらおうかなって」
「俺はお客じゃないけど…」
「今日からお客様でしょ?ギブ&テイクよ…奉仕させなさい?」
「ルル〜!!!ローゼ!!!サキュバスに襲われそう〜!」

バタバタバタ
バンッ!

「「大丈夫ですか?皐月さん!」」
「うん」
「な、なにやってんのよ!」
「助けを呼んだの…分かる?」
「そんなの分かるわよ!また来るから今夜は逃げることにするわよ」
「そしたら私たちがまた皐月さんをお守りします!」
「そーだそーだ!」
「そーいやルルの思想魔法のやつは終わったの?」
「はい!」
「早くないか?」
「それもそうですね!質問に瞬時に答えたからですかね?」
「まぁとりあえず今日は各自部屋に戻り、明日魔法の試し打ちに備えとこう」
「そうですね…」
「じゃあおやすみなさい」
「うん、おやすみなさいルル、ローゼ…あ、あとミーニャさんも」
「「え?」」

ガチャ…

「気づいてらっしゃいましたか…」
「最初っからいましたもんね…」
「すいません…アルヘナさんが通ったから何事かなってつい……」
「メイドの人たちって本当に呼ばないと寝室フロアには来ないからね」

クイクイ…

「どうしたのルル?」
「おやすみなさいのキスしたいです!」
「え?」
「ルルさんがやるならわ、私もキ、キ、キスしたいです…」
「ローゼまで!?」
「私は失礼しますね…」
「ミーニャさん!!この…2人も…ついでに連れてってよ!」

バタン!

「ミーニャさーーーーーーん!!!」

うわぁぁぁぁぁぁあ!!!!

ーーーーーーーー翌朝ーーーーーーーー

「おはようございます皐月さん」
「ミーニャさん…昨日は断るの大変でしたよ……」
「お疲れ様です」
「誰のせいだと思ってるんですか…」
「自分のせいでは?」

それもそうだな…サキュバスの時、あの二人を呼ばなければあんな事起きなかったのか?じゃあ俺が悪いのか?

「そう…だね……すいません」
「いえ、大丈夫です」
「そーいやローゼとルルの2人は?」
「皐月さんを待てずに3時間前くらいに出ていったらしいですよ」
「…ミーニャさん、僕さ耳が悪くなったのかな?3時間前って聞こえたんだけど…」
「あってますよ?ちゃんと3時間前って言いましたから」
「ハハッ…いくら何でも冗談きついよミーニャさん?だって今6時だよ?3時間前って3時だよ?あの二人がそんな時間起きてるわけ…」
「…」
「どこに向かったの!」
「王都を少し行くとある森に向かったそうですよ?」

えーっと確かこっち来て最初の所の森の事か…

「行ってくる!」
「はい…お気を付けて」

ゲート!

「ひとまず最初の木の下に飛んだけど…どう探そっかな…」

雷よ来たれ、雷砲矢サンダーバーズアロー!!

ドサァァッ!
ドゥゥゥン!

「あそこか…」

ゲート

「ローゼさん!やはりすごい威力ですね!」
「でも、かなり体力を削がれますね…弓だって2本しか作れないのに…そういやまだ思想魔法の書で手に入れた魔法を使ってませんでしたね」
「そうですね……あの〜ローゼさんはあの書の質問になんと答えたんですか?」
「そうですね…1つ目は皐月さんの側にいたいってのと、力になりたいですかね?2つ目は家族とか親友みたいなものって答えましたね…ルルさんは?」
「私は1つ目は、みんなの役に立ちたいというのと2つ目は自分の足りない部分ををカバーする力と答えましたね」
「似てるようで似てないようなですね…まぁ今はとりあえずそれぞれ使ってみましょう」
「そうですね」
「ルル!ローゼ!何してるの!!」

ビクッ!!

「さ、皐月さん……ルルさんと一緒に魔法の試し打ちを…」
「ローゼ…昨日言わなかった?みんなで行こうって」
「言いました…」
「ルルもなんで止めなかった?」
「私も早く試し打ちしたかったので…」
「でも3時に行くのはダメだ!魔力切れで倒れたらどうするの?」
「すいません…」
「ごめんなさい…」
「今度からは僕を起こすか、起きてくるまで待って連れて行くこと……分かった?」
「「はい……」」
「2人とも魔力はあとどんくらいありそう?」
「そうですね…あと2割くらいですね」
「私はあまりやってないので5割程度です…」
「そっか…じゃあまず、家に帰って魔力を回復してからまた試し打ちに来よう」
「はい…」
「皐月さん…わたし、思想魔法の書で手に入れた魔法を使ってみたいです!」
「ルル…あとからじゃダメなの?」
「なるべく今がいいです…」
「魔力切れしたらどうなるか僕もわからない…ルルがどんな事が起きてもいいなら特別にいいよ」
「…はい!やります」
「ローゼこっちに…」
「……いいですか?」
「うん」

武装!弐之型!!
暗殺アサシンモード

するとルルの体の周りから黒い忍者みたいな服?防具?よく分からないが突如現れルルに装備されていく…

「…ルルの魔法って」
「色んな型による武装…」
「「すごい……」」
「えへへ…壱之型は普通モードだったのでやめておきました」

ドゥン!

「「「え?」」」

ルルがこっちに向おうと地をけった瞬間物凄い速さで僕らの前まで来た…

「もしかしたら…ルルの魔法って型によって身体能力が向上するんじゃ…」

ぺキ、ペキペキ…ペキ……ペキーンッ!!

その瞬間るるの武装が剥がれてしまった…ルルの着ていた服とともに…

「キャ、キャァァァァァァア!」
「ル、ルル…一旦家に帰るぞ!」

ゲート!

「ル、ルル様、そのような格好どうされたのですか!?」
「色々あってね…ナシュさん服を取ってきて…」
「は、はい…」

ーーーーー1時間後ーーーーー

ガチャ…

「着替え終わりました…」
「遅かったね…それよりもルル、さっきのことでちょっと…」
「…?」
「戻ってくる前にローゼの魔法もやってみたんだけどさ、多分ルルの魔法が取れた理由は魔力切れだと思う…服が一緒に脱げた理由はあの武装って服の代わりになるんだと思うんだけど違うかな?」
「服の感触は感じましたが正直、分かりませんが可能性としては高いです」
「そうか…」
「そう言えばローゼさんの魔法ってなんだったんですか?」
「簡単に言えば魔獣使いって感じだね」
「魔獣使いなんてすごいです!」
「でも魔力切れた瞬間普通に襲ってきて大変だった…」
「そんな難点が…」
「使役する魔獣や数によって減り方は違うみたいだったよ」
「龍とかは無理なんですか?」
「多分ね…」
「魔力ってどう上げられるんですか?」
「うーん…戦っていくと増えるんじゃないかな?僕がそうだし」
「じゃあ依頼をこなさないとですね…」
「そうだけど…今度からはローゼも一緒だからもっと早く終わるんじゃないかな?」
「そうですね!」
「私も頑張ります…」
「ローゼは休んでて…」
「どうしたんですか?」
「ローゼは魔力切れしたら手足の痺れで動けなくなるらしい…」
「私はそんなのなかったですね…」
「個人個人で違うんじゃないかな?」
「そうですね!じゃあ今日は休んで、明日はローゼさんのギルド登録ですね」
「うん」
「はい…」

僕らはその日はローゼの休養と依頼のためにしっかり休んだ…

「よ、アダラ皐月とやらはどうだ」
「創造神様…来る時は来ると申してから来てくださいよ…」
「お前に用があったから急遽来たんだよ」
「なんですか?」
「俺がお前の管轄の世界、天球だっけ?まぁそこに行く許可をしてくれないか?」
「なんでですか?」
「皐月とやらの妻と会いに行くって約束をしてしまってな…まぁ顔出しぐらいいいだろ」

そう言うと創造神は紙を1枚出てきた…神が下界に降りる時は管轄の神に許可証に印をしてもらわないと行けないのだ…

「はぁ…いいですけど、思想魔法の書の中の口調はどこいったんですか?」
「いつもはこっちの口調だからいいだろ?あの口調は苦手なんだよ」
「そうですか…」

ぽん!

「どうぞ」
「ありがとな」

僕はこの神のせいで酷い目に会うとは思いもしなかった…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい!皆さん
こんにちは、こんばんは、おはようございます
仁龍と夜影です!
バンバン出すとか言って全然出さなくてすいま
せん!
高校に上がるのに宿題が多く…また、スマホは
画面割れてしまい、新しいのに変えたら下書き
ぶっ飛んで、書くのを忘れていてました!
すいません!((。´・ω・)。´_ _))ペコリ
今度からはできないことは言いません!
多分次も遅れますがお許しください…(>_<)
それでは…次の話で…

コメント

  • ミカン

    終わりましたか

    0
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