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悪の組織は少女だらけでした。

北国 珠

学園モノは苦手になりました。

_とある学園前

アリス「…わー…こんなの久々だなー」
シオリ「…貴方にも学生時代があったの?」
アリス「そりゃ一応新卒で【DIRTY】加入ですし…」
シオリ「やっぱり魔法学校とか?」
アリス「まぁ…共学の魔法学校ですね」
シオリ「そうなんだー、やっぱり楽しかっ…ってアリス!?何で泣いてるの…!?」

そう言われて気がついた。頬に液体が伝っている。

アリス「…なんでもないです。」
シオリ「…」
アリス「…先に行きますから」
シオリ「…分かった。」


ユウ「……シオリさん」
シオリ「あら…何かありました?」
ユウ「アリスさんは…」
シオリ「……いえ、言わないでください。何となく察してるから…。」
ユウ「…そうですか。」




アリス「…」

仕事が終わり、死んだ魚のような顔をしながら【DIRTY】へ戻る。その途中、シオリさんに「学校生活」を心配されたが、正直記憶はない。…本当に。

…というより、ここ…【DIRTY】に来るまで、何をしてきたか…本当に思い出す事が出来ない。

どこの魔法学校?…いや、そもそも魔法学校ですらないかもしれない…というより、通っていない?かもしれないし…

それまで、どんな生活をしてたんだろう?

私の母親は?父親は?名前の由来、生まれた土地…全てがわからない。


そもそも、自分が女か…


人間かすらも分からない。

分からない…

分からない分からない分からない分からない分からない分からないワカラナイ分からない解らない分からない判らない分からない分からない分からない分からない分からないわからない分からない分からないワカラナイ分からない分からない理解らない分からない分からない…





分からない。

「黒染 アリス」……お前は誰だ?


私は…誰なんだ?









シオリ「…アリス!!」

シオリさんに声をかけられ、はっとする。

アリス「…あれ、私…何して…?」

シオリ「ぼーっとしない!ほら、次の仕事あるんでしょ!?」

アリス「あ…!!」
シオリ「あと!もうひとつ!もうアリスは学園モノ出演禁止!!」
アリス「…え!?」
シオリ「だめ!絶対ダメよ!!このシオリが許さないんだから!」
アリス「は、はいっ!」
ツンデレみたいになってるシオリさんに圧倒されて、承諾してしまった。

………はぁ。

どうして…自分はこうなんだろ…

いっつも…そう。

……いつも?

いつもって…何だろう?


……ダメだ、考えちゃ。

アリス「シオリさん、ありがとうございます!行ってきます!」
シオリ「行ってらっしゃい!」







ユウ「…行きましたか?」
シオリ「…ええ。また、何か?」
ユウ「いえ、特には。」
シオリ「……彼女にバレては…いけないと?」
ユウ「…そういう事です。」

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