ようこそ!生徒会室から異世界部へ!
第14話 ようこそ!恋から真の名を叫べ!
「何で駄目なんだよ!」
「貴様のような男に我の大事な可愛いボデイーを触らせるなんてぇー超ありえないからぁー。マジでぇー超キモいからぁー。」
………………急に何を言ってるんだこいつ。てかその喋り方、何?初めて聞いたんだが……てか、何か馬鹿にされてる感じがして凄くムカつくんだけど!
俺は一瞬固まってしまったが、直ぐに我に返り、彼女にもう一度頼み込む。
「頼む!あれを倒せるのは、お前だけなんだろ!」
「如何にも、あの竜を倒せるのは我だけだ。しかし、我には関係の無い事!だから………」
彼女は続きを言おうとしてユウを見た時、驚いた顔をした。何故なら…………土下座をしていたからだ。
「頼む!俺はもう、大切な町の皆が死ぬ所なんて見たくないんだ!身寄りの無かった俺を、皆は家族のように接してくれた。俺にとっても皆は家族なんだ!俺に出来る事なら何でもする!だから、お願いします!大切な家族を守れる力を俺に貸して下さい!」
ユウの目は真剣だった。必死だった。それを見た彼女は、溜め息を吐き答える。
「はぁ……仕方ない。そこまで言うなら力を貸してやる。」
「本当か!?」
「だが!我を扱える者はいない。我だけで奴を倒す。貴様はそこで見ておれ!」
彼女が振り返えると、パンドラが此方を見つめながら、にやけていていた。
「パンドラが……くそっ!こっちに気づいて………」
俺は逃げようとした時、パンドラが俺たちの方に火を噴いた。俺は此処で死ぬのかと思った時、彼女は俺の前に立ち、パンドラの火を…………斬った。
「っ!?」
パンドラと俺は同時に驚く。
「久しいな!パンドリック=ドラゴン。もう一度、今度こそ消えてもらうぞ!」
そう言って彼女は白い剣を持ち、パンドラと戦い始めた。そして、彼女の白い剣はパンドラの硬い鱗を斬っていく。一見、彼女が押しているように見えるが彼女の額から汗が出ていた。
「くっ……さっき目覚めたばかりだから、1千万分の1の力しか出せないか………」
・・・・・・・・・どんな力だよ!?
パンドラの鱗を斬るが、肉の部分まで届かない。彼女は焦って白い剣を大きく振り上げると、パンドラは彼女の隙を見逃さず、微笑む。
「はっ、しまっ!?」
彼女が気づいた時、パンドラは尻尾で彼女の身体を叩き落とした。
「かはっ…………」
「クラン!?」
俺は慌てて、彼女の元に駆け寄る。
「おい!大丈夫か!」
「ぐっ……完全に油断していた。まさか、奴が頭を使うようになっていたとは………」
彼女はそう言って、ヨレヨレと立ち上がる。だが、先程のパンドラの攻撃がかなり効いたのか、横腹を抑えながらまたしゃがみこむ。
「クラン!しっかりしろ!」
はぁ……はぁ……さっきの攻撃をまともに喰らってしまうとは……戦う以前にまともに立つ事さえ出来ないか。やはり、長年の眠りから目覚めたばかりで力も出ない。ここまでか…………
「おい貴様!今すぐ此処から離れろ!」
「なっ!?何言ってるんだ!」
「我はもう持たない。ならば、最後の悪足掻きとして、我は奴と共に消える。」
「っ!?」
そう言った彼女の顔を見て俺は固まった。何故なら彼女の顔は…………見たこともない笑顔で頬んでいたから。
その笑顔を見たとき、記憶の奥にあった小さい頃の母さんの微笑む顔が蘇る。
『ごめんなさい。ユウ。元気でね』
「……ふっ………ざけんなぁぁぁぁ!!」
そう言って、俺は彼女の前に立ち庇うように両手を広げる。
「なっ!?貴様!何をしている!早く逃げろと……」
「聞けないな!俺はもう、大切な人が死ぬ所なんて見たくないんだよ!それに………男が女の子を守るのは当たり前だろ!」
ドクンッ・・・・・・・・・・・・
え?何だこの感情は……何故我は、この男を見ると胸が苦しくなるのだ?熱い……胸の鼓動が早くなる。どうして………?もしや!『メ○ミ』の攻撃を喰らったのか!?いや、そんな中級魔法は今の我でも効かない。まさか!上級魔法『メ○ゾーマ』か!それで我の心臓だけ焼き尽くしているのか!だが、燃えているという熱さは感じられない。何だ、この技は!?
「クラン!!」
「ひゃいっ!?」
「俺はもう逃げない!誰1人殺させはしない!だから、俺に力を貸してくれ!」
・・・・・・そうか。この気持ちはそういう事なのか。我はこの男に…………
「良いだろう小僧!いや、『ユウ=フォルトシアス』よ!我を抜いたと言うなら、我を扱ってみよ!」
彼女はそう言うと、彼女自身の体が白い剣になった。それはまるで、神々が持つに相応しい程、白く綺麗な色。どんな絶望をも絶ち切り、希望をもたらしてくれると思わせるその存在感。そして…………
再び歴史は動き出す。
「ユウ!我を使う時、我の真の名を叫べ!」
「………真の名?」
「そう!我の真の名は…………」
ユウは彼女、白き剣を抜こうとした時、再びパンドラがユウ達に火を噴いた。さっきよりも、大きい火だ。だが、ユウは白き剣を抜き上へ跳んだ。そして、彼女が喋り出す。
「我は英雄を生み出す希望の剣!神々の力を得し最強の剣!輝く白き姿は太陽の剣!その真の名は!」
彼女がその呪文のような言葉を喋り、そして俺は大きく剣を振り上げ、パンドラに向けて振り下ろす。それと同時に俺は彼女の真の名を叫んだ。
『クラウ=ソラスーーー!!』
大きく振り下ろした剣から、光の斬撃を生みパンドラの黒き硬い尻尾を綺麗に……斬り落とした。
「貴様のような男に我の大事な可愛いボデイーを触らせるなんてぇー超ありえないからぁー。マジでぇー超キモいからぁー。」
………………急に何を言ってるんだこいつ。てかその喋り方、何?初めて聞いたんだが……てか、何か馬鹿にされてる感じがして凄くムカつくんだけど!
俺は一瞬固まってしまったが、直ぐに我に返り、彼女にもう一度頼み込む。
「頼む!あれを倒せるのは、お前だけなんだろ!」
「如何にも、あの竜を倒せるのは我だけだ。しかし、我には関係の無い事!だから………」
彼女は続きを言おうとしてユウを見た時、驚いた顔をした。何故なら…………土下座をしていたからだ。
「頼む!俺はもう、大切な町の皆が死ぬ所なんて見たくないんだ!身寄りの無かった俺を、皆は家族のように接してくれた。俺にとっても皆は家族なんだ!俺に出来る事なら何でもする!だから、お願いします!大切な家族を守れる力を俺に貸して下さい!」
ユウの目は真剣だった。必死だった。それを見た彼女は、溜め息を吐き答える。
「はぁ……仕方ない。そこまで言うなら力を貸してやる。」
「本当か!?」
「だが!我を扱える者はいない。我だけで奴を倒す。貴様はそこで見ておれ!」
彼女が振り返えると、パンドラが此方を見つめながら、にやけていていた。
「パンドラが……くそっ!こっちに気づいて………」
俺は逃げようとした時、パンドラが俺たちの方に火を噴いた。俺は此処で死ぬのかと思った時、彼女は俺の前に立ち、パンドラの火を…………斬った。
「っ!?」
パンドラと俺は同時に驚く。
「久しいな!パンドリック=ドラゴン。もう一度、今度こそ消えてもらうぞ!」
そう言って彼女は白い剣を持ち、パンドラと戦い始めた。そして、彼女の白い剣はパンドラの硬い鱗を斬っていく。一見、彼女が押しているように見えるが彼女の額から汗が出ていた。
「くっ……さっき目覚めたばかりだから、1千万分の1の力しか出せないか………」
・・・・・・・・・どんな力だよ!?
パンドラの鱗を斬るが、肉の部分まで届かない。彼女は焦って白い剣を大きく振り上げると、パンドラは彼女の隙を見逃さず、微笑む。
「はっ、しまっ!?」
彼女が気づいた時、パンドラは尻尾で彼女の身体を叩き落とした。
「かはっ…………」
「クラン!?」
俺は慌てて、彼女の元に駆け寄る。
「おい!大丈夫か!」
「ぐっ……完全に油断していた。まさか、奴が頭を使うようになっていたとは………」
彼女はそう言って、ヨレヨレと立ち上がる。だが、先程のパンドラの攻撃がかなり効いたのか、横腹を抑えながらまたしゃがみこむ。
「クラン!しっかりしろ!」
はぁ……はぁ……さっきの攻撃をまともに喰らってしまうとは……戦う以前にまともに立つ事さえ出来ないか。やはり、長年の眠りから目覚めたばかりで力も出ない。ここまでか…………
「おい貴様!今すぐ此処から離れろ!」
「なっ!?何言ってるんだ!」
「我はもう持たない。ならば、最後の悪足掻きとして、我は奴と共に消える。」
「っ!?」
そう言った彼女の顔を見て俺は固まった。何故なら彼女の顔は…………見たこともない笑顔で頬んでいたから。
その笑顔を見たとき、記憶の奥にあった小さい頃の母さんの微笑む顔が蘇る。
『ごめんなさい。ユウ。元気でね』
「……ふっ………ざけんなぁぁぁぁ!!」
そう言って、俺は彼女の前に立ち庇うように両手を広げる。
「なっ!?貴様!何をしている!早く逃げろと……」
「聞けないな!俺はもう、大切な人が死ぬ所なんて見たくないんだよ!それに………男が女の子を守るのは当たり前だろ!」
ドクンッ・・・・・・・・・・・・
え?何だこの感情は……何故我は、この男を見ると胸が苦しくなるのだ?熱い……胸の鼓動が早くなる。どうして………?もしや!『メ○ミ』の攻撃を喰らったのか!?いや、そんな中級魔法は今の我でも効かない。まさか!上級魔法『メ○ゾーマ』か!それで我の心臓だけ焼き尽くしているのか!だが、燃えているという熱さは感じられない。何だ、この技は!?
「クラン!!」
「ひゃいっ!?」
「俺はもう逃げない!誰1人殺させはしない!だから、俺に力を貸してくれ!」
・・・・・・そうか。この気持ちはそういう事なのか。我はこの男に…………
「良いだろう小僧!いや、『ユウ=フォルトシアス』よ!我を抜いたと言うなら、我を扱ってみよ!」
彼女はそう言うと、彼女自身の体が白い剣になった。それはまるで、神々が持つに相応しい程、白く綺麗な色。どんな絶望をも絶ち切り、希望をもたらしてくれると思わせるその存在感。そして…………
再び歴史は動き出す。
「ユウ!我を使う時、我の真の名を叫べ!」
「………真の名?」
「そう!我の真の名は…………」
ユウは彼女、白き剣を抜こうとした時、再びパンドラがユウ達に火を噴いた。さっきよりも、大きい火だ。だが、ユウは白き剣を抜き上へ跳んだ。そして、彼女が喋り出す。
「我は英雄を生み出す希望の剣!神々の力を得し最強の剣!輝く白き姿は太陽の剣!その真の名は!」
彼女がその呪文のような言葉を喋り、そして俺は大きく剣を振り上げ、パンドラに向けて振り下ろす。それと同時に俺は彼女の真の名を叫んだ。
『クラウ=ソラスーーー!!』
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