俺の妹が完璧すぎる件について。

まのう

3話--④終 俺の妹がロボットかもしれない




はぁ、今日はろくでもない日だったな。


結局授業に戻ったものの、放課後呼び出しをくらい、そこからまた説教だった。

下駄箱から靴を取りだし履き替えたら、大雅が声をかけてきた。

大雅「おーー、これから帰るとこか?」

蒼士「そうだ、大雅はサッカーの練習か?大変だな。」

大雅「だろっ、ちょっと水分補給しようと思ってさ、気を付けて帰れよ。」

蒼士「おう」

あいつは良い奴だ、性格も良い、話しやすいしな。
でも完璧すぎるところがちょっとムカツクな。ははっ。





家につくと母さんが料理を作っていた。

母「あ、おかえりー」

蒼士「あー、ただいまーー」

さて…妹のことについて今聞くべきか。
父さんは仕事の方で忙しいし、妹は多分ゲームセンターで遊んでいるだろう。


蒼士「あ、のさ…あのさ、母さん…」

母「んー?どーしたのー?」




いいづらい、けど、真実を知りたかった。



蒼士「あのさ、ほんとはさ、紗羽ってさ………、ロボットなんじゃ……ないの……??」



心臓が早くなっていく。



母は何も言わない。


時計の針の音も聞こえるぐらい静か。







でも、

この空気に負けない。


蒼士「母さん…、聞こえてるんだろ、返事しろよ!!」




しばらくすると、




母「ふっ、ふふっ、ははっ、ははははっ!!あはははっっ!!おもしろーーい!!あははっ!!」


蒼士「は?」

母「そんなわけないじゃない~~!紗羽はちゃんとした私たちの子供だし、蒼士の妹だよ?」


蒼士「は、でも、、は、、いや、でも、じゃあなんであんな完璧なんだよっ!!?母さんよくロボット作るし…。」


母「確かにロボットなら簡単に作れるけど、そしたら蒼士、悲しいでしょ?妹がロボットだなんて」

蒼士「そりゃそうだけど……なんで全部完璧に出来るんだよ!!?」

母「さぁ?私たちの遺伝を引き継いだんじゃない?それにまだ蒼士がしらないだけで紗羽にも欠点の1つぐらいあるわよ」


蒼士「はっ、、そっか…そう…だよな…、、よ、よかっったあああああ」







真実を知ったとたん力が一気に抜けた。






母「もーー、蒼士ったらほんとおもしろいんだからあー」

蒼士「はぁ…もうどうしようかと思った、、でもほんとよかったあああああ」




ほんとによかった。今まで考えてきたことがスッと抜けた感じだ。



ほんとによかったよ、、、。



蒼士「はぁーーー、ちょっと着替えてくるわ。」

母「もうちょっとでご飯だからはやく降りなさいね」

蒼士「分かった。」







自分のベットで仰向けになりながらさっきのこと思い出してみた。


蒼士「なんかキレとる感じあって恥ずっ……」





てか、紗羽には遺伝引き継いでんのに、なんで俺は引き継がなかったんだ。








人生つらいお。\(^o^)/










-----------------------------------------------------↓作者より。--------------------------------------------------------------------------------




「 俺の妹が完璧すぎる件について。」を、読んでくださりありがとうございます。
1,2ヶ月ほど投稿ができなくなるので、今日中にあと2話分投稿させていただきます。
復帰しましたら、いつも通り投稿をしていくつもりです。
また、復帰しましたら、他の作品も投稿しますので、そちらの方も読んでいただいてもらったら嬉しいです。

タイトルは「知っているのは貴方だけ。」で決まっていますので、
見つからない場合はこのタイトルで検索お願いします。

復帰後この作品の最新話を投稿しましたら、新しい作品も投稿いたします。

引き続き「俺の妹が完璧すぎる件について。」を宜しくお願いいたします。

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コメント

  • ノベルバユーザー114788

    面白く見させてもらってます!
    更新待ってるので頑張ってください!

    1
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