妹はこの世界でただ一人の味方
お腹痛い
動揺が顔に出ないよう細心の注意を払いながら目の前の勇者に言葉をかけた。
「頭撃ち抜いても死なないとか勇者より化け物って名乗った方がいいんじゃないか?」
「化け物か・・・それもいいかもしれねぇなぁ。ただそれだと女が寄って来なそうだから勇者のままでいいわ。」
学は無駄だと思いながらも続けて引き金を引いた。乾いた音と共に弾が勇者の胸へと吸い込まれた・・・が、血は出てもやはり死ぬことはなかった
「チッ・・・。」
「たかが銃で俺を殺せるとは思うなよ。ダメージはないが・・・やられっぱなしっていうのもカッコつかねぇなあ。今度はこっちからいくぞ。」
勇者の言葉でお互い剣を構え、油断なく目の前の敵に全神経を注いでいたが・・・見失ったのは学の方だった。
「っ!」
見失った直後、後ろから何かが迫ってくる気配を感じ前へ飛びつつ後ろを確認すると目の前まで剣が迫ってきていた。咄嗟に剣で受けるとキィンという音と共に学の剣は根元からポッキリと折れてしまった。
すぐさま予備の剣を取り出そうとする一瞬の隙をついて再び剣を突いてきた。戦闘はさらに過激していく______
2人が戦っている最中、魔王と隊長は騎士団長相手に苦戦をしていた。平野で戦っている学とは裏腹に戦いは森の中で繰り広げられていた。
隊長の鋭い剣技が、魔王の正確な魔法を騎士団長は森にある気をうまく使いかわしたり受け流したりしていた。
戦闘に特化した騎士団の団長という名に恥じない実力ではあった。
「「「・・・・・・。」」」
3人は学たちとは違い一切の言葉をかわすことがなかった。魔王と隊長は昔からの知り合いが故に以心伝心とも言えるチームワークで、騎士団長は地形をうまく利用し一対一に持ち込みすきあらば討とうという闘志がみなぎっていた。
魔王たちは場所に問題があると考え、一瞬目線を合わせると木々を片っ端から倒していった。その気になれば粉々にできるだろうが、目の前の敵がいる状況でそこまでする暇は与えてくれないだろう。
事実魔王が魔法を使い、次の魔法を使う隙を突いて剣を振るっていた。その速さは学や勇者には及ばないものの十分人の域を超えたものだった。
しかしそんな事は予測できていたのか騎士団長が魔王へ近づいた瞬間足元から爆発が起きた。
「厄介な・・・。」
先ほど走り回っていた際にいくつか設置していた罠魔法、発動条件はその場に足を踏み入れる。
仕掛けた魔王は当然のこと、隊長は野生の勘で罠魔法を避けていた。
逆に騎士団長の方はその魔法に気づく手段も、それを解除するような魔法を使えるわけでもなかった。そのせいで戦闘は後手に回り気味だった。
ちなみにそれぞれの兵士の力は拮抗していた。それでも徐々に人間の方が押して行っているのは誰が見ても明らかだった。
一方その頃王城に連れてこられ、拘束器具を解いた結衣は戦いに出払ってるだろうと思いながらも兵士に注意して行動していた。
「帰ろうにも前お兄ちゃんときた時にチラッと見ただけで位置把握が出来てないんだよねぇ。」
学との差に劣等感を抱きながらも、やはり好意には勝てないようで自分より優れている学が好きだった。もちろん劣っていても気持ちに変わりはないわけだが・・・。
「広い・・・。」
しばらく外に続く場所を探していた結衣だったが、不意に気配を感じ近くの物陰に姿を隠し息を潜めた。
しばらくすると結衣の死角から王冠を被った男と一歩後ろに続いて歩いている執事のような男が姿を現した。
「若干ではありますが徐々に我らの兵が押しているとのことです。」
「ではそろそろ私も戦場へ行くぞ。」
・・・あれは王様?いい剣持ってるなぁ・・・。
結衣が思った通り国王は名刀と言われても疑いようのない上質な剣を持っていた。会話を聞いた結衣は外に出れると分かり気づかれないよう後を追うのだった。
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以下作者のコメント
実は暑すぎてクーラーの設定を20度にしてしばらく読書してたんですよ。それで寒くなってきたから止めようとしたらリモコンがなくなってしばらくお腹下した作者でございます。
そんな作者は本編を書くのに11日かかりあとがきを3分で終わらすと言う素晴らしい方です。
ナンプレに最近はまってます。2日で3冊くらい終わらせちゃいました((´∀`*))ヶラヶラ
淡々とする作業がやっぱり好きですねー。
ついでにシャドバにもはまってますねー。弱いですけどフレなりたい人いたらフレコ書いとくんで追加しといてください
フレコ→989 135 959(できれば一言くださいな)
そういえばこの前友達の高校の文化祭に行ってきました。タピオカが300円で売っててオススメだよ!って言われたのであえて買いませんでした、はい。後悔はしてないです。初タピオカは当分先になりそうです。
ちなみにタピオカの飲み残し用のゴミ箱?があってその中に大量のタピオカが・・・残すなら買わなくていいと思うんですけどねぇ....。
それじゃあまた2週間後に・・・アデュー!!
タイトル適当でさーせん・・・。
「頭撃ち抜いても死なないとか勇者より化け物って名乗った方がいいんじゃないか?」
「化け物か・・・それもいいかもしれねぇなぁ。ただそれだと女が寄って来なそうだから勇者のままでいいわ。」
学は無駄だと思いながらも続けて引き金を引いた。乾いた音と共に弾が勇者の胸へと吸い込まれた・・・が、血は出てもやはり死ぬことはなかった
「チッ・・・。」
「たかが銃で俺を殺せるとは思うなよ。ダメージはないが・・・やられっぱなしっていうのもカッコつかねぇなあ。今度はこっちからいくぞ。」
勇者の言葉でお互い剣を構え、油断なく目の前の敵に全神経を注いでいたが・・・見失ったのは学の方だった。
「っ!」
見失った直後、後ろから何かが迫ってくる気配を感じ前へ飛びつつ後ろを確認すると目の前まで剣が迫ってきていた。咄嗟に剣で受けるとキィンという音と共に学の剣は根元からポッキリと折れてしまった。
すぐさま予備の剣を取り出そうとする一瞬の隙をついて再び剣を突いてきた。戦闘はさらに過激していく______
2人が戦っている最中、魔王と隊長は騎士団長相手に苦戦をしていた。平野で戦っている学とは裏腹に戦いは森の中で繰り広げられていた。
隊長の鋭い剣技が、魔王の正確な魔法を騎士団長は森にある気をうまく使いかわしたり受け流したりしていた。
戦闘に特化した騎士団の団長という名に恥じない実力ではあった。
「「「・・・・・・。」」」
3人は学たちとは違い一切の言葉をかわすことがなかった。魔王と隊長は昔からの知り合いが故に以心伝心とも言えるチームワークで、騎士団長は地形をうまく利用し一対一に持ち込みすきあらば討とうという闘志がみなぎっていた。
魔王たちは場所に問題があると考え、一瞬目線を合わせると木々を片っ端から倒していった。その気になれば粉々にできるだろうが、目の前の敵がいる状況でそこまでする暇は与えてくれないだろう。
事実魔王が魔法を使い、次の魔法を使う隙を突いて剣を振るっていた。その速さは学や勇者には及ばないものの十分人の域を超えたものだった。
しかしそんな事は予測できていたのか騎士団長が魔王へ近づいた瞬間足元から爆発が起きた。
「厄介な・・・。」
先ほど走り回っていた際にいくつか設置していた罠魔法、発動条件はその場に足を踏み入れる。
仕掛けた魔王は当然のこと、隊長は野生の勘で罠魔法を避けていた。
逆に騎士団長の方はその魔法に気づく手段も、それを解除するような魔法を使えるわけでもなかった。そのせいで戦闘は後手に回り気味だった。
ちなみにそれぞれの兵士の力は拮抗していた。それでも徐々に人間の方が押して行っているのは誰が見ても明らかだった。
一方その頃王城に連れてこられ、拘束器具を解いた結衣は戦いに出払ってるだろうと思いながらも兵士に注意して行動していた。
「帰ろうにも前お兄ちゃんときた時にチラッと見ただけで位置把握が出来てないんだよねぇ。」
学との差に劣等感を抱きながらも、やはり好意には勝てないようで自分より優れている学が好きだった。もちろん劣っていても気持ちに変わりはないわけだが・・・。
「広い・・・。」
しばらく外に続く場所を探していた結衣だったが、不意に気配を感じ近くの物陰に姿を隠し息を潜めた。
しばらくすると結衣の死角から王冠を被った男と一歩後ろに続いて歩いている執事のような男が姿を現した。
「若干ではありますが徐々に我らの兵が押しているとのことです。」
「ではそろそろ私も戦場へ行くぞ。」
・・・あれは王様?いい剣持ってるなぁ・・・。
結衣が思った通り国王は名刀と言われても疑いようのない上質な剣を持っていた。会話を聞いた結衣は外に出れると分かり気づかれないよう後を追うのだった。
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以下作者のコメント
実は暑すぎてクーラーの設定を20度にしてしばらく読書してたんですよ。それで寒くなってきたから止めようとしたらリモコンがなくなってしばらくお腹下した作者でございます。
そんな作者は本編を書くのに11日かかりあとがきを3分で終わらすと言う素晴らしい方です。
ナンプレに最近はまってます。2日で3冊くらい終わらせちゃいました((´∀`*))ヶラヶラ
淡々とする作業がやっぱり好きですねー。
ついでにシャドバにもはまってますねー。弱いですけどフレなりたい人いたらフレコ書いとくんで追加しといてください
フレコ→989 135 959(できれば一言くださいな)
そういえばこの前友達の高校の文化祭に行ってきました。タピオカが300円で売っててオススメだよ!って言われたのであえて買いませんでした、はい。後悔はしてないです。初タピオカは当分先になりそうです。
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コメント
さらだ
素晴らしい方・・・言い方変だけどまあいいっすわ((´∀`*))ヶラヶラ
さらだ
そんな昔の記憶なのか...
たーくん
素晴らしい方?
青篝
シャドバかぁ.......
最後にやったのいつだっけ?
また始めてみよかなぁ