妹はこの世界でただ一人の味方
平成から令和へ
「うぅ......」
結衣は重いまぶたをゆっくりと開いた。右手は鎖で縛られており身動きができない状態だった。両足や左手は何も縛っておらず自由に動かすことができた。
地球にいた頃ならいざ知らず、こっちの世界での結衣は確実に強い。故に鎖程度の拘束ならすぐに逃げ出すことができる。しかし結衣はその行動を起こすことができていなかった。
「なんだー?お前も混ざりたいのか?俺は歓迎するぞ。」
「まさか・・・好きでもない人と・・・むしろ嫌いな人とやるのは絶対にありえない。」
静かに、それでも淡々とした怒りを勇者へとぶつけるが、ふっと笑われ軽く流されてしまう。
「それに・・・人と会話する際にそんな行為をしてるような人と行為するとか言語道断。」
結衣が縛られて座り込んでいるには床であり、その4m程先には大きなベッドで行為をしている勇者と、淫らな声を上げている少女だった。それを視界に入れるたび結衣は吐き気すら覚える怒りを覚えた。
そのため結衣は自然と口調がぶっきらぼうになってしまっていた。目の前で行為をしていなくてもチャラチャラとした勇者は学とは真逆の性格をしており、結衣が拒絶するのはそれだけで充分だった。
「まあまあそんなこと言うなって・・・お前はこっちの世界では見ない日本人だろ?そのよしみでお前を喰うのは最後にしといてやるよ。」
「・・・・・・。」
少し話が逸れてしまったが結衣が逃げない理由はたった1つだけ。鎖から逃げられても目の前の男には勝てないという一点が結衣の行動範囲を一気に狭めていた。一方的に負けるということはないのは結衣もなんとなく雰囲気でつかめている。が、勝てるイメージが全くと言っていいほど思いつかないのだ。
「はぁ・・・・・・。」
結衣は思わず自分の非力さに嫌気がさしため息をついてしまった。兄の学ならばどれほど戦えただろうか、それよりも無事なのかという考えばかりが結衣の頭の中を駆け巡っていた。
相手は何もしてこないなら逃げ出す絶好の機会が来るまでは無反応を貫く、結衣がそう決めた矢先だった。
勇者や結衣がいる部屋に大慌てで入ってきた1人の兵士が息を切らしながらこうべを垂れて勇者へと報告した。
「ご報告します!現在魔王軍と獣人軍、そして謎の人間がこの国を目指し猛スピードで進行しているとのことです!至急会議室までお願いします!」
行為を邪魔されたことでイラついたのか兵士を追い出し服を着始めた。そしてチラリと結衣の方をみるとそそくさと早歩きで部屋を出てった。
結衣は勇者がすぐに帰ってくることを懸念して数分の間だけは動きを見せないようにとそのまま動かなかった。
そして勇者が部屋を出てった同時刻、学は隊長と言い争っていたのを結衣は知らない。
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以下作者のコメント
いやぁ...今日で平成も終わりですね。(これを言いたいがためにチャチャっと書いた)
で、明日は令和初日ですね・・・って言いたかったんですけど金沢に旅行行ってしまうので更新は難しそうです、すいません。
こう言うと今日書けみたいに思う人もいるかもしれないんですけど、今日は高校の勉強の復習したいので...
高校といえば文芸部に入りました。僕が通う高校の文芸部は文化祭に合わせて小説を書くそうなので下手なりに少し楽しみにしています。
名前は偽名にしていいそうなのでサラダアブラにします(笑)  もしかしたら同じ学校の人がいるかも...確率は低いですけどね。
あー・・・あと何話か前にNTR云々みたいな話したと思うんですけどあれ忘れてください。
ボツにしたんで言っちゃいますけどこの勇者の能力で学への恋愛対象を自分に〜〜みたいなことを考えてたんですけど・・・あれだ、僕のメンタルが死ぬ。
駄作だけど自分の好きなキャラを寝取られるって結構くるものが...寝取られ書く人ってすごいなぁと尊敬。
最初にも言ったけど平成は終わり...けど巨人三期part2がやってきた!いえぇぇぇぇぇぇいい!!
というわけで皆さん見ましょう。
それではまた令和に...じゃね!
結衣は重いまぶたをゆっくりと開いた。右手は鎖で縛られており身動きができない状態だった。両足や左手は何も縛っておらず自由に動かすことができた。
地球にいた頃ならいざ知らず、こっちの世界での結衣は確実に強い。故に鎖程度の拘束ならすぐに逃げ出すことができる。しかし結衣はその行動を起こすことができていなかった。
「なんだー?お前も混ざりたいのか?俺は歓迎するぞ。」
「まさか・・・好きでもない人と・・・むしろ嫌いな人とやるのは絶対にありえない。」
静かに、それでも淡々とした怒りを勇者へとぶつけるが、ふっと笑われ軽く流されてしまう。
「それに・・・人と会話する際にそんな行為をしてるような人と行為するとか言語道断。」
結衣が縛られて座り込んでいるには床であり、その4m程先には大きなベッドで行為をしている勇者と、淫らな声を上げている少女だった。それを視界に入れるたび結衣は吐き気すら覚える怒りを覚えた。
そのため結衣は自然と口調がぶっきらぼうになってしまっていた。目の前で行為をしていなくてもチャラチャラとした勇者は学とは真逆の性格をしており、結衣が拒絶するのはそれだけで充分だった。
「まあまあそんなこと言うなって・・・お前はこっちの世界では見ない日本人だろ?そのよしみでお前を喰うのは最後にしといてやるよ。」
「・・・・・・。」
少し話が逸れてしまったが結衣が逃げない理由はたった1つだけ。鎖から逃げられても目の前の男には勝てないという一点が結衣の行動範囲を一気に狭めていた。一方的に負けるということはないのは結衣もなんとなく雰囲気でつかめている。が、勝てるイメージが全くと言っていいほど思いつかないのだ。
「はぁ・・・・・・。」
結衣は思わず自分の非力さに嫌気がさしため息をついてしまった。兄の学ならばどれほど戦えただろうか、それよりも無事なのかという考えばかりが結衣の頭の中を駆け巡っていた。
相手は何もしてこないなら逃げ出す絶好の機会が来るまでは無反応を貫く、結衣がそう決めた矢先だった。
勇者や結衣がいる部屋に大慌てで入ってきた1人の兵士が息を切らしながらこうべを垂れて勇者へと報告した。
「ご報告します!現在魔王軍と獣人軍、そして謎の人間がこの国を目指し猛スピードで進行しているとのことです!至急会議室までお願いします!」
行為を邪魔されたことでイラついたのか兵士を追い出し服を着始めた。そしてチラリと結衣の方をみるとそそくさと早歩きで部屋を出てった。
結衣は勇者がすぐに帰ってくることを懸念して数分の間だけは動きを見せないようにとそのまま動かなかった。
そして勇者が部屋を出てった同時刻、学は隊長と言い争っていたのを結衣は知らない。
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以下作者のコメント
いやぁ...今日で平成も終わりですね。(これを言いたいがためにチャチャっと書いた)
で、明日は令和初日ですね・・・って言いたかったんですけど金沢に旅行行ってしまうので更新は難しそうです、すいません。
こう言うと今日書けみたいに思う人もいるかもしれないんですけど、今日は高校の勉強の復習したいので...
高校といえば文芸部に入りました。僕が通う高校の文芸部は文化祭に合わせて小説を書くそうなので下手なりに少し楽しみにしています。
名前は偽名にしていいそうなのでサラダアブラにします(笑)  もしかしたら同じ学校の人がいるかも...確率は低いですけどね。
あー・・・あと何話か前にNTR云々みたいな話したと思うんですけどあれ忘れてください。
ボツにしたんで言っちゃいますけどこの勇者の能力で学への恋愛対象を自分に〜〜みたいなことを考えてたんですけど・・・あれだ、僕のメンタルが死ぬ。
駄作だけど自分の好きなキャラを寝取られるって結構くるものが...寝取られ書く人ってすごいなぁと尊敬。
最初にも言ったけど平成は終わり...けど巨人三期part2がやってきた!いえぇぇぇぇぇぇいい!!
というわけで皆さん見ましょう。
それではまた令和に...じゃね!
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コメント
さらだ
メンタルひ弱な作者であった...
ウォン
ほんとそれ。今年のアニメめちゃんこいい。
寝とられなくてよかった!
さらだ
個人的にはアクセラレーターと俺ガイル、巨人が押し!レールガンもいいよね!
青篝
今年のアニメ熱くね?
リゼロもくるし俺ガイルもくるし超電磁砲もくるし、、、キリがないわ