妹はこの世界でただ一人の味方
隊長
頭痛と吐き気、目も少し痛いな。アダムサイト系のガスか?だとしたら早くても数十分間はこれが続くわけか。いや、だとしたら結衣に効果が及んでないのも気になるな。
もしかしたら何か魔法系のものかもしれないが、呪文を唱えてる奴はいなかったな。
「お兄ちゃん本当に大丈夫?」
「長引くとやばいかな。」
結衣はすぐさま保険として上級回復魔法を学に使った。学の体は自然と痛みや吐き気が消えていき、万全な体調となった。
そういえば回復魔法なんてあったな。全然使ってないから忘れてた・・・。
「ありがとう結衣。だいぶマシになった。」
「どういたしまして。」
2人はこんな会話をしていたが、現在進行形で矢を放たれ続けていた。距離は30メートルほど離れており、学達は避けながらその会話を続けていた。
「何をしている!?しっかり狙うんだ!」
「やっています!しかしあの2人避けるのがとてもうまく・・・!」
「少し貸すんだ!こうやればいいだろう!」
隊長が放った弓矢はあの少女よりも速く、そして重みがあった。しかし所詮は弓矢だった。通常の人間だったら目で追えない速度でも、2人がそれに当てはまることはない。
大口叩くほどのことはあるな・・・。ちょっとは反撃してみるか。
学は飛んでくる矢を一本掴み、一番投げやすい場所にいた兵士に自らの手で矢を投げた。それは今まで兵士が放ってきた弓の中でもダントツに速く、その兵士の方に突き刺さった。赤い血を撒き散らしながらその兵士は地面をゴロゴロと転がりながら叫び声をあげていた。
「・・・意外と速く飛ぶんだな。」
「お兄ちゃん・・・。」
若干呆れ気味の結衣は学の前に立ち魔法を唱えた。
「ハリケーン。」
そう唱えると学と結衣の周りにはその名にふさわしいほどの風力を持つ風が吹き始めた。
当然そんな風のなか、学たちをまともに狙えるはずもなく兵士が放った弓矢は森の方へと強制的に軌道がずらされた。
「しかし・・・もっとハリケーンと言ったら透明というか白い幻想的なイメージがあったんだが・・・。」
「しょうがないでしょお兄ちゃん。下の砂利とかが原因で茶色くなったってどうしようもないよ。」
「まぁそうだよなぁ・・・っ!」
学は風で覆っていた安心感、格下だと思い込んだ油断、その2つが原因で斬りかかってくる存在の反応がわずかながら遅れた。
避けれないと分かりながらも、反射的に剣から逃れようとしたが、予想通り完全に避けることは無理だった。鼻の先端から右頬にかけて斬られ、学の顔を赤く染めた。
「よく避けれたな・・・。」
さっきとは動きが別格だな。
「身体強化でも使えるのか?」
学は一番最初に浮かんだ疑問を隊長にぶつけた。どうやらそれは当たりだったようで軽く頷いた。結衣が慌てて回復魔法を使い、傷が無くなった瞬間、隊長は駆け出した。
学もすぐさま刀を取り出し、お互いの剣がぶつかり合い、激しい金属音が鳴り響いた。ぶつかった瞬間、学は力では勝てないと察知し刀の重心をずらし軌道を変えた。
にしても・・・本当にこいつらは俺たちのことを憎しみの目で見てるな。
しばらく学が防戦に徹底してると、再び剣が学を狙った。学は先ほどと同じ通り受け流そうとしたが、刀の向き、隊長の使っている筋肉、それを瞬時に見透かし刀で受け止めるのではなく、後ろに飛んで避けた。
「どうしたのお兄ちゃん?」
学が負けるとは微塵も思っていない結衣は後ろで観戦していたが、学が後ろまで飛んできたことで口を開いた。
「なんていうか・・・あの一撃で刀を折りにきたような気がしてな。受けるより避けたほうがいいと思ったんだ。」
それよりもいつも以上に体が重く感じるな・・・。というよりはいつもの動きができないの方が正しいか・・・。今は見る時間がないが・・・可能性としてはアレくらいしかないだろうな。
「ふぅ・・・。」
学は短く息を吐き、再び剣を構え直した。隊長も剣を構え、流れるような動作で学へ歩き出した。だんだんとスピードを上げていき先ほどよりも数段速い動きで学に迫った。
「やばっ!」
学は咄嗟に刀で隊長の剣を受け止めたが、パキッと情けない音をたてながら真っ二つに折れた。
「勝機っ!」
隊長はそう叫び、今まで以上の猛攻を学に向けた。学は前々に買っていた予備の刀を出し受けたが、数回攻撃を受けただけで折れてしまった。
「っ!これでもくらっとけ!」
学が苦し紛れに放ったものは手榴弾だった。先ほど結衣に止められていたが、今はその言いつけを守れるほど余裕がなくなっていたのでそれを使った。手榴弾は隊長へと直撃し、爆発音が響いた。避難していた兵士からは隊長を心配しる声があがり、学は息切れで呼吸が荒くなっていた。
「よくもやってくれたな!」
土煙からは多少血を流してはいるものの致命傷にはならない隊長が現れた。
「ほんと・・・めんどくさいやつだな・・・。」
学はうんざりしながらこの場をどう切り抜けるか頭をフル回転させるのだった。
--------------------------------------------
以下作者のコメント
夏だ!祭りだ!彼女(彼氏)と行こ((((殴
はいはい。結局彼女どころか友人(いたっけ?)とも祭りに行けなかった作者です。ほんと草生えるどころか森レベルですよwwwwwwwwww(何言ってるんだろう)
人生には一度や二度、孤独と向き合うべきときってもんがある。いや、なきゃいけない。始終誰かと一緒にいていつもいつでも傍に人がいるなんて、そっちのほうがよほど異常で気持ちが悪い。孤独であるときにしか学べない、感じられないことがきっと存在するはずなのだ。ーーbyはちまん
 いいこと言うなぁ・・・とボッチを肯定する作者でした。
ところで皆さんは艦○れって知ってますか?丸の中にはカ行のどれかが入るやつです。
多分聞いたことはあると思います。最近 YouTubeでそれのssを見るのが好きなんです。
ちなみに僕は艦これのキャラを知りません。厳密には、不死鳥(笑)とソロモンの狼この2人はなぜか知っています。どっちも好きです。
連日の塾でストレス溜まりまくってます。いつか爆発しそうです。
爆裂爆裂ランランラン!
エクスプロージョン!
すいません。ふざけが過ぎました。
PVがあと50くらいで5000になります。あと25000(笑)気長にいきましょうか。
明日で7月も終わりますね・・・。僕の携帯は月3GB使えるんですけど、今現在216MBでしたね、うん。・・・家から出てないからですね。
そうそう、LINE漫画というアプリに1万円課金したんですよ。何かオススメの漫画やラノベってありますかね?いくつか候補はあるんですけどちょっと余っちゃうんですよね。よければコメントをお願いします。
さて今回はこれで失礼させていただきます。
いいね、コメント、フォローお願いします。
もしかしたら何か魔法系のものかもしれないが、呪文を唱えてる奴はいなかったな。
「お兄ちゃん本当に大丈夫?」
「長引くとやばいかな。」
結衣はすぐさま保険として上級回復魔法を学に使った。学の体は自然と痛みや吐き気が消えていき、万全な体調となった。
そういえば回復魔法なんてあったな。全然使ってないから忘れてた・・・。
「ありがとう結衣。だいぶマシになった。」
「どういたしまして。」
2人はこんな会話をしていたが、現在進行形で矢を放たれ続けていた。距離は30メートルほど離れており、学達は避けながらその会話を続けていた。
「何をしている!?しっかり狙うんだ!」
「やっています!しかしあの2人避けるのがとてもうまく・・・!」
「少し貸すんだ!こうやればいいだろう!」
隊長が放った弓矢はあの少女よりも速く、そして重みがあった。しかし所詮は弓矢だった。通常の人間だったら目で追えない速度でも、2人がそれに当てはまることはない。
大口叩くほどのことはあるな・・・。ちょっとは反撃してみるか。
学は飛んでくる矢を一本掴み、一番投げやすい場所にいた兵士に自らの手で矢を投げた。それは今まで兵士が放ってきた弓の中でもダントツに速く、その兵士の方に突き刺さった。赤い血を撒き散らしながらその兵士は地面をゴロゴロと転がりながら叫び声をあげていた。
「・・・意外と速く飛ぶんだな。」
「お兄ちゃん・・・。」
若干呆れ気味の結衣は学の前に立ち魔法を唱えた。
「ハリケーン。」
そう唱えると学と結衣の周りにはその名にふさわしいほどの風力を持つ風が吹き始めた。
当然そんな風のなか、学たちをまともに狙えるはずもなく兵士が放った弓矢は森の方へと強制的に軌道がずらされた。
「しかし・・・もっとハリケーンと言ったら透明というか白い幻想的なイメージがあったんだが・・・。」
「しょうがないでしょお兄ちゃん。下の砂利とかが原因で茶色くなったってどうしようもないよ。」
「まぁそうだよなぁ・・・っ!」
学は風で覆っていた安心感、格下だと思い込んだ油断、その2つが原因で斬りかかってくる存在の反応がわずかながら遅れた。
避けれないと分かりながらも、反射的に剣から逃れようとしたが、予想通り完全に避けることは無理だった。鼻の先端から右頬にかけて斬られ、学の顔を赤く染めた。
「よく避けれたな・・・。」
さっきとは動きが別格だな。
「身体強化でも使えるのか?」
学は一番最初に浮かんだ疑問を隊長にぶつけた。どうやらそれは当たりだったようで軽く頷いた。結衣が慌てて回復魔法を使い、傷が無くなった瞬間、隊長は駆け出した。
学もすぐさま刀を取り出し、お互いの剣がぶつかり合い、激しい金属音が鳴り響いた。ぶつかった瞬間、学は力では勝てないと察知し刀の重心をずらし軌道を変えた。
にしても・・・本当にこいつらは俺たちのことを憎しみの目で見てるな。
しばらく学が防戦に徹底してると、再び剣が学を狙った。学は先ほどと同じ通り受け流そうとしたが、刀の向き、隊長の使っている筋肉、それを瞬時に見透かし刀で受け止めるのではなく、後ろに飛んで避けた。
「どうしたのお兄ちゃん?」
学が負けるとは微塵も思っていない結衣は後ろで観戦していたが、学が後ろまで飛んできたことで口を開いた。
「なんていうか・・・あの一撃で刀を折りにきたような気がしてな。受けるより避けたほうがいいと思ったんだ。」
それよりもいつも以上に体が重く感じるな・・・。というよりはいつもの動きができないの方が正しいか・・・。今は見る時間がないが・・・可能性としてはアレくらいしかないだろうな。
「ふぅ・・・。」
学は短く息を吐き、再び剣を構え直した。隊長も剣を構え、流れるような動作で学へ歩き出した。だんだんとスピードを上げていき先ほどよりも数段速い動きで学に迫った。
「やばっ!」
学は咄嗟に刀で隊長の剣を受け止めたが、パキッと情けない音をたてながら真っ二つに折れた。
「勝機っ!」
隊長はそう叫び、今まで以上の猛攻を学に向けた。学は前々に買っていた予備の刀を出し受けたが、数回攻撃を受けただけで折れてしまった。
「っ!これでもくらっとけ!」
学が苦し紛れに放ったものは手榴弾だった。先ほど結衣に止められていたが、今はその言いつけを守れるほど余裕がなくなっていたのでそれを使った。手榴弾は隊長へと直撃し、爆発音が響いた。避難していた兵士からは隊長を心配しる声があがり、学は息切れで呼吸が荒くなっていた。
「よくもやってくれたな!」
土煙からは多少血を流してはいるものの致命傷にはならない隊長が現れた。
「ほんと・・・めんどくさいやつだな・・・。」
学はうんざりしながらこの場をどう切り抜けるか頭をフル回転させるのだった。
--------------------------------------------
以下作者のコメント
夏だ!祭りだ!彼女(彼氏)と行こ((((殴
はいはい。結局彼女どころか友人(いたっけ?)とも祭りに行けなかった作者です。ほんと草生えるどころか森レベルですよwwwwwwwwww(何言ってるんだろう)
人生には一度や二度、孤独と向き合うべきときってもんがある。いや、なきゃいけない。始終誰かと一緒にいていつもいつでも傍に人がいるなんて、そっちのほうがよほど異常で気持ちが悪い。孤独であるときにしか学べない、感じられないことがきっと存在するはずなのだ。ーーbyはちまん
 いいこと言うなぁ・・・とボッチを肯定する作者でした。
ところで皆さんは艦○れって知ってますか?丸の中にはカ行のどれかが入るやつです。
多分聞いたことはあると思います。最近 YouTubeでそれのssを見るのが好きなんです。
ちなみに僕は艦これのキャラを知りません。厳密には、不死鳥(笑)とソロモンの狼この2人はなぜか知っています。どっちも好きです。
連日の塾でストレス溜まりまくってます。いつか爆発しそうです。
爆裂爆裂ランランラン!
エクスプロージョン!
すいません。ふざけが過ぎました。
PVがあと50くらいで5000になります。あと25000(笑)気長にいきましょうか。
明日で7月も終わりますね・・・。僕の携帯は月3GB使えるんですけど、今現在216MBでしたね、うん。・・・家から出てないからですね。
そうそう、LINE漫画というアプリに1万円課金したんですよ。何かオススメの漫画やラノベってありますかね?いくつか候補はあるんですけどちょっと余っちゃうんですよね。よければコメントをお願いします。
さて今回はこれで失礼させていただきます。
いいね、コメント、フォローお願いします。
「妹はこの世界でただ一人の味方」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
2.1万
-
7万
-
-
6,574
-
2.9万
-
-
166
-
59
-
-
61
-
22
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
5,014
-
1万
-
-
5,074
-
2.5万
-
-
9,628
-
1.6万
-
-
139
-
227
-
-
8,095
-
5.5万
-
-
2,414
-
6,662
-
-
3,136
-
3,384
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
3,522
-
5,226
-
-
9,295
-
2.3万
-
-
6,119
-
2.6万
-
-
600
-
220
-
-
1,285
-
1,419
-
-
2,845
-
4,948
-
-
6,617
-
6,954
-
-
6,028
-
2.9万
-
-
3万
-
4.9万
-
-
60
-
278
-
-
319
-
800
-
-
6,162
-
3.1万
-
-
65
-
152
-
-
3,631
-
9,417
-
-
32
-
11
-
-
1,857
-
1,560
-
-
168
-
148
-
-
44
-
89
-
-
11
-
4
-
-
105
-
364
-
-
48
-
129
-
-
13
-
1
-
-
2,931
-
4,405
-
-
208
-
515
-
-
2,605
-
7,282
-
-
45
-
163
-
-
353
-
248
-
-
170
-
156
-
-
31
-
50
-
-
42
-
55
-
-
9,139
-
2.3万
-
-
2,787
-
1万
-
-
74
-
147
-
-
562
-
1,070
-
-
4,871
-
1.7万
-
-
1,585
-
2,757
-
-
2,388
-
9,359
-
-
1,259
-
8,383
-
-
7,415
-
1.5万
-
-
387
-
438
コメント
さらだ
だがその名言がいい
オタクの端くれ
八幡は名言しかうまない
←(迷言)
さらだ
面白いですよね。全巻買っています。コメント有難う御座います。
瑠璃
僕のヒーローアカデミアとかオススメですよ
さらだ
別人でしたか(笑)本人なら殴っていたところですが、よかったよかった。返信は基本的に全員にしてるので大したことではありませんよ。そのせいでコメントが異常な数字にはなってますけど。
さっきはAHOなんて言ってごめんなさいm(_ _)m深く反省しております(´ー`)
そして勉強・・・受験生なので余計に実感がわきますね。あまり触れないでくれると嬉しいです(笑)コメント面白かったですよ(特に最後)これからもよろしくお願いします。