妹はこの世界でただ一人の味方
キラービーン
「テレレッテッテテーン。」
「いきなりどうしたのお兄ちゃん。」
未だ12階の道を進んでいる最中に学がド◯クエのレベルアップ音を言い出し、結衣は疑問に思って聞いてみた。
「いや、俺たちもレベルが上がってきてるじゃん。それなのにレベルアップした時の音がないのはおかしいんじゃないかと思って。」
「現実とゲームは違う。」
一瞬で論破された学は肩をすくめて再び前を向いて歩き始めた。
次の瞬間学は左に、結衣は右に飛んだ。2人が元いた場所には無数の針が飛んできて、スキルがあるため、刺さりはしなかっただろうが恐ろしいものには変わりはなかった。
「8・・・13・・・19・・・26。結衣合計で26体。右と左の壁に集団で行動している。」
針が飛ばされてから、学がすぐに角度の計算をしておおよその攻撃場所を推測したのだった。向きは完全に的中して、うっすらと暗い中薄い光が見えそれが魔物の目だということもすぐに分かった。
「じゃあ私は右を倒すね。」
「じゃあ俺は左を。」
おなじみの骸骨と戦った時のように火をつけて、周りを明るくした。魔物はスズメバチのような格好をしており、一般人が見れば悪夢にでも出てきそうな光景だった。
「おおう・・・ちょっとホラーだな。」
「・・・ねえお兄ちゃん。近くに巣があったらどうしよう・・・。」
巣か・・・忘れてたな。たしかにスズメバチと同じ行動をするのだったら巣は意外と近いところにあるはずだ。数も多くなるだろうし。
ただ問題は迷宮の中で巣ができるのかということなんだよな。周りには命を狙う魔物がいてそんな中ゆっくりと巣を作って子作りしてなど出来る余裕なんてないと思うが・・・。
「とりあえず前の敵に集中しよう。巣のことは後で考えよう。」
「うん。」
2人は目の前にいる敵を見据えてそう言った。
学side
学は飛んでくる針をかわしながら距離を詰めていき、収納から刀も取り出していた。
途中で止まらずに、かわしながら魔物たちの間を通り抜けていった。学が振り返ってもう一度魔物の方を見ると5体の魔物が地面に落ちていた。
すれ違いざまに刀を振り、魔物を切っていたのだ。
一度で倒そうとするな。少しずつ戦力を削っていけばいい。何も一度で倒さなくちゃいけない理由なんてないんだ。
学がもう一度距離を詰めようとすると、魔物たちは
仲間を殺された怒りでいっぱいだった。学が近づいてくると残った魔物たちは一斉に針を飛ばしてきた。学は今度は避けずに刀で全て受け止めた。
そしてまた魔物たちをする抜けて振り返った。先ほどより多く6体を討ち取っていた。
学の方にいたのは合計で15体だった。残りの4体は勝てないと分かり、背を向けて逃げていった。だが、それを学は許さなかった。
「何勝手に逃げてんだ。お前たちが仕掛けてきた勝負だろ。」
学は刀を一振りして残りの4体も倒したのだった。
結衣side
結衣は学と違って距離をとって魔法で戦っていた。周りが崩壊する可能性もあるのであまり威力が強い魔法が使えず、せいぜい中級魔法がいいところだった。
針が来るのを見ると瞬時に水で壁を作り、攻撃はヤマタノオロチを倒すときに使うウォーターカッターを小さくしたもので戦っていた。
そしてちょうど今攻撃が来たところだ。
「っ! ウォーターウォール。」
厚さ数十cmの水の壁は飛んで来た針の威力を殺すほどだった。
針を飛ばしてくるだけの単純な攻撃。それに次の攻撃にかかるまでの時間はおよそ2秒。十分過ぎる時間。
結衣は魔物たちの攻撃を防ぐとすぐに自分の攻撃に移った。魔法を使い、一回に7体を倒した。しかも壁や床に当てない正確な使い方だった。学の時と同様残った4体は逃げ出した。
結衣はその背中を狙わずにそのまま逃した。
「逃しちゃって良かったのか?」
「うん。あんな無駄なやつと戦うんだったらお兄ちゃんと一緒に過ごしてる時間の方が大事だから。」
学が口を開いて結衣と話そうとした時、2人は同時に進むべき道の方を見て、結衣は先ほどの水の壁を作った。
作ってから3秒後。先ほどの所見攻撃とは比べ物にならないほどの針が飛んで来た。
それら全ての針も結衣の魔法には敵わなかったが。
「もしかして仲間でも呼んで来たのか? だとしたらあの4匹は結衣の親切を踏みにじったわけだな。よし殺そう。」
学は身体強化を使い、まず何体いるかを数えた。すると合計で141体いた。
学は刀を強く握り、足に力を入れ地面を蹴った。魔物たちが瞬きをする瞬間にはすでに絶命してる者が多く何が起きているのか理解できないのが多かった。わずかに理解して攻撃した魔物もいたが、後ろにいる結衣が強い風を生み出し、針を反転させて攻撃した魔物に返したり学の走りを追い風にしたりと支援をしていた。
結果的に141体を倒すのにかかった時間は13秒ほどだった。最後の一体を倒すと学は首を回した。先ほどの戦闘で首を回しすぎて少し痛めていた。
そこまで深刻なものではなかったが、結衣がそれで納得するわけもなく顔拭き魔法を使った。
「ありがとう。」
「体は大事にしてよね。」
ちなみに先ほどの蜂のような魔物はキラービーンと言い、小さい個体に似合わず、それが放つ針は素早く目で終えないほどである。しかも針には人を即死させるほどの毒があった。
学たちが針を目で終えたのは基本的な実力が天と地ほどに違うからである。
もちろん2人がそんな事を知るはずもない。
「一階の魔物でも混じってんのか?」
「どうなんだろうね・・・たまにある事なんじゃない?」
そろそろ自分たちが異常だと気がつくべきである。
---------------------------------------------
以下作者のコメント
約束は守りましたよ。しっかりと前回より量を増やしました。一方的にした約束ですけど。まあそれでも50歩100歩程度の量ですけどね。
明日は久しぶりに塾がないので頑張って書こうと思います。明日か明後日に投稿します。目標は3500です。お待ちください。
それではまた後日
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「いきなりどうしたのお兄ちゃん。」
未だ12階の道を進んでいる最中に学がド◯クエのレベルアップ音を言い出し、結衣は疑問に思って聞いてみた。
「いや、俺たちもレベルが上がってきてるじゃん。それなのにレベルアップした時の音がないのはおかしいんじゃないかと思って。」
「現実とゲームは違う。」
一瞬で論破された学は肩をすくめて再び前を向いて歩き始めた。
次の瞬間学は左に、結衣は右に飛んだ。2人が元いた場所には無数の針が飛んできて、スキルがあるため、刺さりはしなかっただろうが恐ろしいものには変わりはなかった。
「8・・・13・・・19・・・26。結衣合計で26体。右と左の壁に集団で行動している。」
針が飛ばされてから、学がすぐに角度の計算をしておおよその攻撃場所を推測したのだった。向きは完全に的中して、うっすらと暗い中薄い光が見えそれが魔物の目だということもすぐに分かった。
「じゃあ私は右を倒すね。」
「じゃあ俺は左を。」
おなじみの骸骨と戦った時のように火をつけて、周りを明るくした。魔物はスズメバチのような格好をしており、一般人が見れば悪夢にでも出てきそうな光景だった。
「おおう・・・ちょっとホラーだな。」
「・・・ねえお兄ちゃん。近くに巣があったらどうしよう・・・。」
巣か・・・忘れてたな。たしかにスズメバチと同じ行動をするのだったら巣は意外と近いところにあるはずだ。数も多くなるだろうし。
ただ問題は迷宮の中で巣ができるのかということなんだよな。周りには命を狙う魔物がいてそんな中ゆっくりと巣を作って子作りしてなど出来る余裕なんてないと思うが・・・。
「とりあえず前の敵に集中しよう。巣のことは後で考えよう。」
「うん。」
2人は目の前にいる敵を見据えてそう言った。
学side
学は飛んでくる針をかわしながら距離を詰めていき、収納から刀も取り出していた。
途中で止まらずに、かわしながら魔物たちの間を通り抜けていった。学が振り返ってもう一度魔物の方を見ると5体の魔物が地面に落ちていた。
すれ違いざまに刀を振り、魔物を切っていたのだ。
一度で倒そうとするな。少しずつ戦力を削っていけばいい。何も一度で倒さなくちゃいけない理由なんてないんだ。
学がもう一度距離を詰めようとすると、魔物たちは
仲間を殺された怒りでいっぱいだった。学が近づいてくると残った魔物たちは一斉に針を飛ばしてきた。学は今度は避けずに刀で全て受け止めた。
そしてまた魔物たちをする抜けて振り返った。先ほどより多く6体を討ち取っていた。
学の方にいたのは合計で15体だった。残りの4体は勝てないと分かり、背を向けて逃げていった。だが、それを学は許さなかった。
「何勝手に逃げてんだ。お前たちが仕掛けてきた勝負だろ。」
学は刀を一振りして残りの4体も倒したのだった。
結衣side
結衣は学と違って距離をとって魔法で戦っていた。周りが崩壊する可能性もあるのであまり威力が強い魔法が使えず、せいぜい中級魔法がいいところだった。
針が来るのを見ると瞬時に水で壁を作り、攻撃はヤマタノオロチを倒すときに使うウォーターカッターを小さくしたもので戦っていた。
そしてちょうど今攻撃が来たところだ。
「っ! ウォーターウォール。」
厚さ数十cmの水の壁は飛んで来た針の威力を殺すほどだった。
針を飛ばしてくるだけの単純な攻撃。それに次の攻撃にかかるまでの時間はおよそ2秒。十分過ぎる時間。
結衣は魔物たちの攻撃を防ぐとすぐに自分の攻撃に移った。魔法を使い、一回に7体を倒した。しかも壁や床に当てない正確な使い方だった。学の時と同様残った4体は逃げ出した。
結衣はその背中を狙わずにそのまま逃した。
「逃しちゃって良かったのか?」
「うん。あんな無駄なやつと戦うんだったらお兄ちゃんと一緒に過ごしてる時間の方が大事だから。」
学が口を開いて結衣と話そうとした時、2人は同時に進むべき道の方を見て、結衣は先ほどの水の壁を作った。
作ってから3秒後。先ほどの所見攻撃とは比べ物にならないほどの針が飛んで来た。
それら全ての針も結衣の魔法には敵わなかったが。
「もしかして仲間でも呼んで来たのか? だとしたらあの4匹は結衣の親切を踏みにじったわけだな。よし殺そう。」
学は身体強化を使い、まず何体いるかを数えた。すると合計で141体いた。
学は刀を強く握り、足に力を入れ地面を蹴った。魔物たちが瞬きをする瞬間にはすでに絶命してる者が多く何が起きているのか理解できないのが多かった。わずかに理解して攻撃した魔物もいたが、後ろにいる結衣が強い風を生み出し、針を反転させて攻撃した魔物に返したり学の走りを追い風にしたりと支援をしていた。
結果的に141体を倒すのにかかった時間は13秒ほどだった。最後の一体を倒すと学は首を回した。先ほどの戦闘で首を回しすぎて少し痛めていた。
そこまで深刻なものではなかったが、結衣がそれで納得するわけもなく顔拭き魔法を使った。
「ありがとう。」
「体は大事にしてよね。」
ちなみに先ほどの蜂のような魔物はキラービーンと言い、小さい個体に似合わず、それが放つ針は素早く目で終えないほどである。しかも針には人を即死させるほどの毒があった。
学たちが針を目で終えたのは基本的な実力が天と地ほどに違うからである。
もちろん2人がそんな事を知るはずもない。
「一階の魔物でも混じってんのか?」
「どうなんだろうね・・・たまにある事なんじゃない?」
そろそろ自分たちが異常だと気がつくべきである。
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以下作者のコメント
約束は守りましたよ。しっかりと前回より量を増やしました。一方的にした約束ですけど。まあそれでも50歩100歩程度の量ですけどね。
明日は久しぶりに塾がないので頑張って書こうと思います。明日か明後日に投稿します。目標は3500です。お待ちください。
それではまた後日
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コメント
タッツー
終えないではなく、追えないだと思います。
さらだ
有難う御座います。そう言って頂けるととても嬉しいです。
妹さんは大切にしてあげてくださいね。バレンタインチョコをくれる妹さんは大切ですよ(笑)
ココア
深夜(というか今日)見つけてから一気読みしちゃいました。
僕の妹達とは違うタイプだけど、結衣ちゃん可愛い。こんな妹も良いと思います。
因みに、いつだか言っておられたバレンタインの件ですが、少なくとも妹からは本当に貰えますよ!
超可愛い。
さらだ
僕もいつも、心の中で天使と悪魔のささやきがあります。いつも天使の方が勝ちます。何故か?
天使が好きな二次元キャラだからです(ドヤ)
たーくん
作者さんはちゃんと塾を休まないで偉いと思います。私は塾に通っていた頃たまにサボっていました。