妹はこの世界でただ一人の味方
犬みたいな魔物
12階
新しい魔物が現れた。犬の五倍ほど大きく、牙が鋭い。それでも犬に似てるのが地味にイラつく。
・・・ていうかこいつら9階にいなかったか?
学は少し前のことを思い出した。
攻撃して来たのを避けると床を噛み砕き、相当な顎の力なんだろうと実感した。皮膚も硬く、そして数も多い。7匹いて油断できない状況だ。
「ふぅ・・・意外と厄介だな。」
「はぁ・・・はぁ・・・もうちょっと少なくなれば楽なのにね。」
こいつらは連携も取ってくるから余計に倒すのに注意を払わなくてはいけない。
1匹の魔物が遠吠えのように吠えると同時に4:3の割合で襲って来た。4が俺で、3が結衣。
前に2匹。後ろにも2匹で挟む感じにしている。ワンパターンなんだが、これが意外と厄介なんだよな。
学の目の前にいた魔物が1匹だけ口を大きく開け飛びかかって来た。そして学は頭を回転させて次の行動を考えた。
このまま右手で殴ると後ろの2匹が足を噛んで来て回避行動が取れない。かといって足で蹴ろうとすると残った足を噛まれる。避けると三方向から一斉に襲われる。くそったれだな。
学は少しだけ体をずらし、噛もうとして来た魔物を避けた。すると学の予想通り3匹は別方向から同時に噛もうとして来た。
「予想通り!」
学は最初に噛み付いて来て、すれ違った魔物の足を掴み、正面から噛み付こうとして来た魔物の口に捕まえた魔物を入れた。
口に入れられた魔物は無意識に噛んでしまい、その硬い皮膚を噛み切ることが出来ずに歯が折れてしまった。噛まれた魔物も痛みでその場を転がりまわっていた。
「とりあえず2匹・・・。あと2匹だな。」
まあ、連携が強かっただけでこいつら自体の個々は強くない。警戒しなくてはいけないのが顎の力だけ。噛まれなければ問題はない。
残った魔物は学を睨みつけながら唸っていたが、学の余裕そうな態度が逆鱗に触れたのか2匹同時に飛びかかって来た。
学は落ち着いた様子で2匹の魔物の頬を掴み、そのまま顔をぶつけさせた。学の力でやったので2匹とも顔が潰れ血まみれになった。
それを気にした様子もなく結衣の戦いを見始めるのだった。
結衣は学と違って魔物との距離を学の3倍ほど取っていた。中級魔法を休む間も無く撃ち続け魔物は警戒して、回避行動に専念している。
水の魔法をずっと使っているため、地面は水びだしになって、時々魔物が自分の体が映って驚いていた。
その隙を狙って魔法を撃つも距離がありすぎるせいで避けられてしまう。
足を固めちゃって、身動きを取らせなければいいかな?だとしたらもうちょっと距離を詰めた方がいいかな?ここからだと避けられる可能性が高いと思うし・・・。でも、いきなり距離を詰めたら警戒されるよね。・・・難しい・・・。
結衣がそんな事を考えていると魔物たちは結衣が魔法しか使えない遠距離タイプの人間だと思い、魔法が来るまでのわずかな時間を使って距離を詰めて来た。
結衣は身体強化を使って接近戦が出来るようにした。
3匹が同時に全方向から噛もうとして来たので、結衣は一度その場でジャンプして、天井の割れ目を掴んだ。ぶら下がっているところを見逃すはずもなく足に噛み付こうとして来た。
結衣は噛まれる前に掴んでるところを使って勢いをつけ少し離れた場所に飛んだ。魔物たちも方向を変え、結衣のいる場所へと走ってった。
そして彼らが水たまりの上を通った時結衣は呪文を唱えて水たまりを凍らせた。魔力を多めに使った事で威力も上昇し3匹まとめて足を凍らす事が出来た。
身動きができなくなった状態で、結衣はどう倒すのか悩んでた。
皮膚が硬いから手が痛くなりそうだしあまり殴りたくないんだけど・・・。でも刀とかだと刃が折れちゃうよね。
結衣はなにかを思いついたようで、1匹の魔物に近づいた。足が動かないため口を開けて威嚇することしか出来ない魔物を哀れに思いながら口を開けた時に水をかけた。器官に水が入ってせいで咳き込んでいる時も結衣は水を口の中に流し込んでいた。ある程度入れるとタイミングよく口の中の水を凍らせた。
呼吸ができなくなった魔物はビクンと体を震わせた後首をダランとして絶命した。
残る2匹も同様に絶命させた。
「お疲れ様。」
「うん。」
学は自分と結衣用にタオルと飲み物を出した。30分ほどの休憩を挟んでから、12階の攻略を続けるため進むのだった。
--------------------------------------------
以下作者のコメント
短っ!( ゚д゚)
ふざけんじゃねぇよ作者_φ(・_・
多分春休み中はこんな感じの量になってしまうと思います。4/1は塾が休みなので3500前後はいけると思いますが、他の日はちょっと厳しいです。ごめんなさい。
量としてはいつもの半分くらいです。申し訳ないです。
5:00起床
6:00まで朝のランニング
7:00までに新聞を読むのとシャワーを浴びる
7:30まで朝食
8:30まで部屋の掃除
9:00まで音楽(アニソン)を聞いてリラックス
12:30まで勉強
13:00まで昼食
14:00まで休憩
15:00〜20:40まで塾
21:30まで風呂
22:00まで夕食
22:30授業の復習
22:30〜自由時間
てな感じで22:30の時間帯に書いていて全然進まないんですよ。ゲームも読書あるので時間の調節が・・・。
Sorry・・・。
では・・・また次回・・・もう少し量を多くするようにします・・・。・・・多分!
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新しい魔物が現れた。犬の五倍ほど大きく、牙が鋭い。それでも犬に似てるのが地味にイラつく。
・・・ていうかこいつら9階にいなかったか?
学は少し前のことを思い出した。
攻撃して来たのを避けると床を噛み砕き、相当な顎の力なんだろうと実感した。皮膚も硬く、そして数も多い。7匹いて油断できない状況だ。
「ふぅ・・・意外と厄介だな。」
「はぁ・・・はぁ・・・もうちょっと少なくなれば楽なのにね。」
こいつらは連携も取ってくるから余計に倒すのに注意を払わなくてはいけない。
1匹の魔物が遠吠えのように吠えると同時に4:3の割合で襲って来た。4が俺で、3が結衣。
前に2匹。後ろにも2匹で挟む感じにしている。ワンパターンなんだが、これが意外と厄介なんだよな。
学の目の前にいた魔物が1匹だけ口を大きく開け飛びかかって来た。そして学は頭を回転させて次の行動を考えた。
このまま右手で殴ると後ろの2匹が足を噛んで来て回避行動が取れない。かといって足で蹴ろうとすると残った足を噛まれる。避けると三方向から一斉に襲われる。くそったれだな。
学は少しだけ体をずらし、噛もうとして来た魔物を避けた。すると学の予想通り3匹は別方向から同時に噛もうとして来た。
「予想通り!」
学は最初に噛み付いて来て、すれ違った魔物の足を掴み、正面から噛み付こうとして来た魔物の口に捕まえた魔物を入れた。
口に入れられた魔物は無意識に噛んでしまい、その硬い皮膚を噛み切ることが出来ずに歯が折れてしまった。噛まれた魔物も痛みでその場を転がりまわっていた。
「とりあえず2匹・・・。あと2匹だな。」
まあ、連携が強かっただけでこいつら自体の個々は強くない。警戒しなくてはいけないのが顎の力だけ。噛まれなければ問題はない。
残った魔物は学を睨みつけながら唸っていたが、学の余裕そうな態度が逆鱗に触れたのか2匹同時に飛びかかって来た。
学は落ち着いた様子で2匹の魔物の頬を掴み、そのまま顔をぶつけさせた。学の力でやったので2匹とも顔が潰れ血まみれになった。
それを気にした様子もなく結衣の戦いを見始めるのだった。
結衣は学と違って魔物との距離を学の3倍ほど取っていた。中級魔法を休む間も無く撃ち続け魔物は警戒して、回避行動に専念している。
水の魔法をずっと使っているため、地面は水びだしになって、時々魔物が自分の体が映って驚いていた。
その隙を狙って魔法を撃つも距離がありすぎるせいで避けられてしまう。
足を固めちゃって、身動きを取らせなければいいかな?だとしたらもうちょっと距離を詰めた方がいいかな?ここからだと避けられる可能性が高いと思うし・・・。でも、いきなり距離を詰めたら警戒されるよね。・・・難しい・・・。
結衣がそんな事を考えていると魔物たちは結衣が魔法しか使えない遠距離タイプの人間だと思い、魔法が来るまでのわずかな時間を使って距離を詰めて来た。
結衣は身体強化を使って接近戦が出来るようにした。
3匹が同時に全方向から噛もうとして来たので、結衣は一度その場でジャンプして、天井の割れ目を掴んだ。ぶら下がっているところを見逃すはずもなく足に噛み付こうとして来た。
結衣は噛まれる前に掴んでるところを使って勢いをつけ少し離れた場所に飛んだ。魔物たちも方向を変え、結衣のいる場所へと走ってった。
そして彼らが水たまりの上を通った時結衣は呪文を唱えて水たまりを凍らせた。魔力を多めに使った事で威力も上昇し3匹まとめて足を凍らす事が出来た。
身動きができなくなった状態で、結衣はどう倒すのか悩んでた。
皮膚が硬いから手が痛くなりそうだしあまり殴りたくないんだけど・・・。でも刀とかだと刃が折れちゃうよね。
結衣はなにかを思いついたようで、1匹の魔物に近づいた。足が動かないため口を開けて威嚇することしか出来ない魔物を哀れに思いながら口を開けた時に水をかけた。器官に水が入ってせいで咳き込んでいる時も結衣は水を口の中に流し込んでいた。ある程度入れるとタイミングよく口の中の水を凍らせた。
呼吸ができなくなった魔物はビクンと体を震わせた後首をダランとして絶命した。
残る2匹も同様に絶命させた。
「お疲れ様。」
「うん。」
学は自分と結衣用にタオルと飲み物を出した。30分ほどの休憩を挟んでから、12階の攻略を続けるため進むのだった。
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以下作者のコメント
短っ!( ゚д゚)
ふざけんじゃねぇよ作者_φ(・_・
多分春休み中はこんな感じの量になってしまうと思います。4/1は塾が休みなので3500前後はいけると思いますが、他の日はちょっと厳しいです。ごめんなさい。
量としてはいつもの半分くらいです。申し訳ないです。
5:00起床
6:00まで朝のランニング
7:00までに新聞を読むのとシャワーを浴びる
7:30まで朝食
8:30まで部屋の掃除
9:00まで音楽(アニソン)を聞いてリラックス
12:30まで勉強
13:00まで昼食
14:00まで休憩
15:00〜20:40まで塾
21:30まで風呂
22:00まで夕食
22:30授業の復習
22:30〜自由時間
てな感じで22:30の時間帯に書いていて全然進まないんですよ。ゲームも読書あるので時間の調節が・・・。
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コメント
さらだ
面白ければ何よりですm(__)m
朝綾 夏桜希 因みに、イラストは「クロイ」さんのフリーイラストです
うん、面白いですね!
がんばれ○○○ピー!
さらだ
そうですそうです。伝わったようでなによりです。
綾鷹@157500
このすばのクリエイトウォーターをフリーズで凍らせるやつですよね
面白いかったです 頑張ってください
さらだ
お互い頑張りましょうね。