チートスキルで異世界を生きる!

お月見兎

07 絡まれた

僕が異世界に来てからもう一週間経った。
その間、薬草採取などの依頼を受けて僕の冒険者ランクは、Eランクになった。


それから、森にいる魔物も倒せそうな奴はたおしておいたら、レベルも上がってきた。


シュンヤ・オリハラ
人間
LV.28
HP685
MP540
筋力690
防御力480
敏捷760
魔力400
運100

スキル
投擲LV.5
剣術LV.5
脚力強化LV.5
槍術LV.3
腕力強化LV.4
火属性耐性LV.1
水属性耐性LV.2
風属性耐性LV.1
土属性耐性LV.1
鑑定・隠蔽LV.10

固有スキル
スキル強奪

女神の加護

腕力強化はオークソルジャーから、属性耐性はスライムからスキルを貰った。

Fランクの依頼だとあまり稼げず、まだ武器はゴブリンの剣だ。
そろそろ武器を変えたいので、今日からは魔物討伐系のを受けて行く。


冒険者ギルドの扉を開けると、いつも通りリカさんがこちらに手を振っていた。
周りの男性冒険者の殺意はもう慣れた。


依頼の張り出されているところで僕はEランクの依頼を見ていた。
そして、バットという魔物の討伐依頼を受けることにした。


「リカさん、この依頼でおねがいします」
「はい。わかりました」
そう言って、依頼受注の手続きをしてくれた。


「バットは風属性の、魔法を使うので気をつけて下さいね、初級とはいえ危ないので」
「はい。死なないように気を付けます」


この世界の魔法は、初級、中級、上級、超級、精級、
神級魔法がある。
初級魔法は、属性適正があれば使える。
中級魔法が使えれば、一人前。
上級魔法を使える人は数少ない。
超級魔法が使える人は数人だけ。
精級魔法は歴史上の勇者だけ。
神級魔法は存在するかわからない。


冒険者ギルドを後にして、森の中に来ていた。
そこには、バットと思われるコウモリがいた。


バット
魔物
LV.9
HP25
MP35
筋力15
防御力18
敏捷30
魔力30
運10

スキル
風魔法LV.1


バットもこちらに気付いたようで、「キィ」と言った後風が来たので魔法を使ったのか?攻撃力は無い。
木の上にいたので、ジャンプして木の上に登る。
ステータスのお陰で身体能力が高くなった。
びっくりしているバットを斬った。


「アイレベル1で使える風魔法は?」
「ウィンドです」
「使い方は?」
「身体の中にある、魔力を血と思ってそれを手に集めます、そして使う魔法をイメージしたら発動します」


集中すると分かったので、それを手に集めてみる。
そして、「ウィンド」と言うと風が吹いた。
今のでコツを掴んだので魔力をそのまま形にする。
すると、紅い球が手の平にあった。


「無属性魔法を習得しました」


それを前の木に放つ。
木は球が当たった瞬間に折れた。と同時に身体がだるくなって来た。ステータスをみると、MPが100減っていた。


実験も終わったので、バットの魔石を取り残りのバットも倒す。合計15体。


町に戻り冒険者ギルドに行く。
「ご無事でしたか」リカさんが笑顔で言ってくれる。
「はい。これ依頼のバットの魔石です」
「これは、依頼していた数よりも5体多いですね、この分も上乗せしておきますね」
「ありがとうございます。それと…」
僕は、オークとオークソルジャーの魔石を出した。
もう出していいと思ったからだ。
「えっ!?」リサさんが固まった。
「大丈夫ですか?」
「これってオークの魔石ですよね」
リカさんの声が大きくて、冒険者ギルドにいた人達がこちらを見てくる。
「もしかして、これシュンヤさんが倒したんですか?」
「はい。そうですけど」


リカさんの目が恐い。
「分かりました。それではバット15体で銅貨60枚。依頼達成報酬で、銅貨30枚。オークの魔石銀貨7枚。オークソルジャーの魔石は銀貨15枚です」


合計で銀貨22枚、銅貨90枚だ。


帰ろうと思ったら、前に人がいた。
「おいてめー嘘ついてんじゃねぇぞ」
「どういうことですか」
「てめーみたいな、軟弱な男がオークを倒せるわけねぇだろうがよ」
「あなたは?」
「俺はカラームCランクの冒険者だ」
「そうですか、それでは。」
そう言って帰ろうとしたら、肩を掴まれた。
「逃げてんじゃねぇよ、てめーには先輩の教育が必要だな」
仕方ないかと思い鑑定する。


カラーム
人間
LV.48
HP350
MP50
筋力290
防御力180
敏捷80
魔力45
運15

スキル
斧術LV.3
身体能力強化LV.4


…弱いな
いや一般では強いのか?オークよりは高いな。


そう思って見ていると、舐めていると思ったのかカラームが殴り掛かってきた。
遅い、スローモーションに見える。
カラームの右手を避けて、腹を殴る。


カラームはギルドの外までとんだ。
よし、帰るか。


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