十二支vs十二星座

ビッグバン

イノシシの底力

鳥はリブラに一人で戦いを挑んだ。戦いを挑むと言っても積極的に戦うわけではなく、フェイントを多めに入れてリブラの注意を引きつける囮の戦い方だった。リブラはすぐにその事に気づきイノシシ後ろに瞬間移動して必殺技が繰り出される前に始末しようした。ところがさっき鳥がばら撒いていた羽によって、イノシシの位置が正確に特定出来ずイノシシの目の前に出てしまった。そのチャンスを亥は見逃さなかった。亥は物凄いスピードで走り出しリブラに必殺技を繰り出した。「猪突猛進流星突き」

放たれた突きはとんでもない速さでリブラにぶつかりリブラを跡形もなく、消しとばし、さらに、その先にいる鶏も風圧に巻き込まれ跡形もなく、吹き飛んだ。
そして、突きはそれでも止まらず、島中の直線上の物をなぎ倒しながら進み続けた。そして、衝撃波は島中を襲った。

そして、フィールドの特性上島から出ると、島のランダムな場所に出現する都合上さまざまな場所に現れ亥は島を荒らし回った。亥の必殺技は敵味方の見境なく直線上に入るもの全てなぎ払った。

そんな中イノシシを突き飛ばし必殺技を素手で止める人物が現れた。その男は頭に牛の様な巨大なツノを生やし、身長は5メートルはあろうかと言う大男た。さらに、手には巨大な薙刀を持ち、背中の籠には様々な武器が入っている。イノシシ顔負けの筋肉に真っ赤な頑丈な鎧を身に纏った。鬼もあまりの怖さに泣いて謝りそうな顔をしたこの男こそ、十二支番付2番副将牛の戦士 牛田 潮 である。 彼は亥を見ると真っ赤な顔になりこう言った。

「モォォォォ。亥。大会始まる前に言ったでしょ。モォォォォ。少しは頭使った戦い方しなさいって。それが出来ないなら。せめて、敵、味方の区別つけて味方の足引っ張るなって言ったでしょ。モォォォォ。モオウ。この脳筋亥。そんなんだから、最下位なんだよ。モォォォォ。お前の所為で敵の双子座に逃げられたでしょ。モォォォォ少しは突進以外も覚えなさいよ。モォォォォ」

こうして、亥と牛は再開したのだった。


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