faith

無木 祐陽

8

「すいません
あの人から」

「なんだい
いまいい所なんだよ音叉黙ってな」

「手紙なんです」

「ハァ
分かった持ってきな」



ーー手紙ーー

融通から突然の手紙にびっくりしながらも、紙花はゆっくり慎重に手紙を開けていく

「拝啓〜Mr.紙花 西洋様
前略
単刀直入に貴殿にはFaithのメンバーとして
歓迎する事をFaithの長として
ようこそ これからは宜しく励む事を期待している
続きましては、融通に言っているので
私の所に来ていただきたい
では、待っているよ

                            Faith  心掌 理糸          」

「えっと、これは?」

呆れ小馬鹿にした声で
「なんだい?  読めないのかな?
       大人びていても、子供は子供と言う事なんだね」

「そうですね、僕は大人ではないですけど
読めなかった訳じゃないんですよ」

なんて子供のように反論してる時点でダメだろうが

  「僕は、いつの間にFaith(ふぇいず)?のメンバーに加入している事になってるんですか?
というか、Faithってなんです?」

頭の上に?マークがみえる位首を傾げる初冬先生に

雨森は「あ〜すいません」と軽く頭を下げながら
悪びれること無く、伸銅さんがこの子を攫ったので事情も説明してないんですよね
と笑って言っているが 

融通と初冬先生は全然笑ってない
空気がピリピリするような、怖い顔をする二人

雨森は
そんなことは全く気にしない
「だから、説明お願いしますね
僕は伸銅さんをボコっとくので」

せっせとその場を立ち去ろうとする雨森さんを
融通さんの
冷たい声で周りの音が静まり返った
まるで物にまで生命が宿っているのかと思わせるくらい
無音の世界で

「おまえはここに居なさい
その減らず口をたたけ無くしますよ」

冷えきったこの部屋に響き
雨森さんが無言で元に戻った

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