faith

無木 祐陽

2

唐突に自己紹介されたが
結果的には何も変わってないな
さて、どう逃げたらいいんだ?

「そうだな
伸銅さんよ謝っとけよ
冗談にしてもタチが悪いことしなくても」

「この俺が
説明してやる」

いきなりの俺様感に驚いたが
強面の雨森さんには似合ってて
何だか羨ましいんだが

「簡単に
能力を持つ事が出来そうな奴を集めてる以上だ」

「何を言ってんだこいつ    みたいな顔してるよ
絶対バカな奴らと思われてるよ」

「ダメかー」

「とりあえずこれを1粒飲んで
死ななければOKだから

生きてたら君を
仲間に迎えるよ」

死ぬ?嫌だよ
何言ってんだよ
やりたい事だって

「まぁ別に逃げてもいいけど
殺すまでだから」

「ふざけんじゃねぇぞ!!!!」

「ふざけてねぇよ!」

「この子は馬鹿なのかな
とりあえずは飲んでからだよ」

常に笑顔でこんなことをゆってくるなんて
おかしい奴らだ


「疲れた
ハァー
伸銅さんよ
もう早く飲ませよう」

「そうだね
あんまり怒るなよ音叉」 

「うるさいよ」
笑顔が消えて、静かに言う

ウグッ
「な!
何してくれんだよ!!」

「あ?」

「結果は変わることないから
安心してよね
ばいばーい」

2人は一瞬で消えてしまった

いきなり口に入れられるとは
飲み込んでしまった
死ぬのかな
死ぬのはやだな
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

クソォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ

なんでこうなったんだ
これまで何も悪いことなんてしてこなかったのに
なんでなんだよ!!

寝ずに起き続けるか
そしたら死なずに済むかな
よし
そうしよう
そうしよう

考えたくなくても考えてしまう
ちくしょう






「faith」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代アクション」の人気作品

コメント

コメントを書く