Murderの血をもった正義

ムササビ

シカク

「まーすみっ!!」
と、思いっきり肩を叩いて呼んだのは同じクラスで幼馴染である、小村千夏である。千夏の友人達は「ちな」と呼んでいる。
「ちなは相変わらずだね。」
「そういう真澄は元気ないね、どうしたの?」
「別に、何でもない。」
私は周りから見たら暗そうな感じらしいのだが、千夏には少しの違いでも分かってしまう。昔から細かいところに敏感らしい。
私たちが通っている学校、桜ヶ丘中学校は全国からみて生徒の人数がおおい、ランキングでも上から数えた方が早い。私たちの学年で13組まである。1クラス35人から36人いる。私のクラスは9組である。と、授業の話を聞かずに解説している私だが成績は全然余裕だし、聞いてなくても、ノリで何故か分かる。
そんなことを考えていたら、緊急放送が流れた。
「学校の門から通り魔が入ってきました。正門の北口先生はナイフらしきもので刺されたみたいです。速やかに裏門から逃げてください。」
は?何それ?訳がわかんない、というか学校を襲う理由は?少しパニックなったが周りが私以上にパニックになったので落ち着けた。
そこで3年生の棟にやってきた通り魔が叫んでいた。
その言葉にまた、パニックをおこしそうになった。
「六門真澄はいるかぁぁ!?」
は?なんで私?訳がわかんない!
「六門真澄が出てくれば他のやつの命は助けるぜぇ?」
嫌だ友達が死ぬのだけは嫌だ。
私はいつの間にか体が廊下に出ていた。
「私が六門真澄だ!私になんの様だ?」
冷静を装っているが頭の中はパニックである。
「お前かぁ可愛いねぇ!」
ニヤニヤしている。気持ち悪い。
「殺すのがもったいないなー!」
殺す?いったい私になんの恨みが?
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!?
どうしよう。相手は向かってきているどうする!?周りになにか…
慌てながら探していると、粉末消火器を見つけた。これだ!
栓を抜き、ギリギリまで近づくのを待ち、ナイフを振り下ろしてきた瞬間、消火器で受け止め腹に足蹴り、からのナイフを奪い相手の武器はなくなった!
顔に粉末消火器を放った、口を開けた瞬間ホースを口に刺しこみ発射した。相手は完全に気絶していたが無意識に消火器で撲殺していた。

酷い姿をみて、私は嘔吐したがそこまで出なかった。ご飯を食べていない訳では無い、殺しに対してどこか快感も覚えている。気持ちいい。多分、本当にお父さんは、殺し屋で、その血が私に流れている。


そんな自分に恐怖を感じ、私は全速力で学校をあとにした…

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