先生を好きになった日

ミカド

5話 教育実習最後の日

今日は、雄太の教育実習最後の日だ。
もう雄太と学校で会えなくなる…

私はこんな気持ちで学校へ向かった。

「紗季おはよう!」

雄太の声が聞こえた。

「雄太おはよう。今日で教育実習最後だね。」
「もしかして、紗季寂しいのか?」

雄太は私の気持ちがお見通しだ。

「寂しいに決まってんじゃん…」

私は照れながら雄太に言った。
すると、雄太が

「大丈夫だよ!紗季!学校終わったら、俺の家いつでもおいで!」
「いいの?」
「あたりまえだろ!彼女なんだから」
「分かった。今日行ってもいい?」
「いいよ!いつでもおいで」

雄太はそう言ってくれた。

「今日も授業めんどくさいな〜」
「ほんとそれ」
「だよね」
「授業なんていらないわ」

私は、友達とこう話していた。
すると、先生が

「今日は、松井先生の教育実習最後の日です。松井先生お願いします」
「はい。一週間みんなと授業できて楽しかったです!休み時間声をかけてくれた人もいて嬉しかったです。みんなありがとう!」
「松井先生ありがとうございます」
「松井先生!渡したい物があります」

私と友達はこう言って、松井先生の所へ
行った。

「先生、一週間ありがとうございました。
これみんなでかいたんで受け取ってください」
「ありがとう。みんな大事にするよ」

実はこっそりみんなでボードに一言ずつメッセージを書いていた。

「ほんとみんなありがとう。ほんと楽しかったよ!」

「こちらこそありがとうございました。私も楽しかったです!」

私はこう言った。

そして、学校が終わり、私は雄太の家に
向かった。

(ピンポーン)
ベルを鳴らした。
雄太はすぐ出てくれた。

「あ、紗季!待ってたよ。学校お疲れ様」
「ありがと!」
「入れよ」

雄太の家に入った。
やっぱり雄太の家はいい匂いがする。

「紗季、なんか飲む?」
「ううん。大丈夫」
「そっか」

雄太は凄く気づかってくれる。
私は雄太が彼氏で良かったと思った。

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