充実した異世界ライフを送る......はずだったが

ざん

5話 説明。


   「えーと。何から話そうか」

「なんでもいいですよ」

「それじゃまず、この世界について話そうか」

その事なら神様からおおざっぱに聞いたが、その世界の人から聞くのが一番良い。何より、このおじいさんの言うことだからだ。

「私も正確に言うことはできないが、知っていることだけを話すとしよう。まず、この世界は4つの大陸にわかれていて、それぞれ人間族、魔族、龍族、獣人族が住んでいる。ちなみにさっきの狼はシルバーウルフと言って魔獣、つまり魔族じゃ。私たち人間族のいるこの大陸はマガナクラという」

「やっぱり魔族って人間と敵対してるんですよね」

「あぁ、昔は一緒に共存していたらしいがいつしか魔族たちが魔法を使うようになって魔法を使えない人間族を敵対するようになったんだよ。まぁ最近になって人間族も魔法が使えるようにはなったが、敵対しあっているまま...」

「あれ?神様は魔法がないって言ってたけど......」

「それは、その神様の知っているのが昔のことじゃったんだよ。今から約1年前、西にある四大国家の一つであるクーリンフで、光る赤ん坊が産まれたんじゃ。それからは各地で魔法が発現して、1年経った今ではほとんどの人が使えるようにはなっておる」

「へぇ~。おじいさんも魔法を使えるんですか?」

「もちろんじゃ、私の魔法は鑑定魔法といって、生物、物の情報が分かるんじゃよ」

「それじゃあ!俺のも見てもらってもいいですか?!」

ドキドキ、そして、ワクワクした。ゲームやラノベの主人公が持っているチートというのだったらどうしよう。まぁさすがにないか。

「では、視させてもらうよ............うん。言うのもあれだから紙に写して渡そう」

するとズボンのポケットから市販て売っている折り紙と同じくらいの紙を出した。

・サトウ  ショウタ(佐藤翔太)・人間
職業:平民  Lv.10
攻撃力:30000
防御力:10000
素早さ:5000
魔力:6000
魔法:獣魔法
スキル:『???』
称号:迷い人

(うわ......いろいろ言いたいが黙っておこう)

「いやー驚いたよ。こんな強いなんて、獣魔法なんて聞いたことないよ」

「そんな強いんですか?」

「まぁ比べた方が早い」

そう言うと、さっきとは逆のポケットから紙を取り出して、それを見せてくれた。

・ギンジ   ハウンド  ・ 人間
職業:農家  Lv.72
攻撃力:5000
防御力:4700
素早さ:1400
魔力:10000
魔法:鑑定魔法
スキル:『パン作り』『気配察知』『視力増加』
称号:『元冒険者』『農家の天才』

(Lv.72ってヤバイな......なのに、魔力は別として、他の数値が低い)

「ハハッ、弱いだろう。疑問を持っているようだからいろいろ説明しよう。上から、名前、隣にあるのが種族、次に職業、Lv.72なのにって思っているだろ?それは、職業ごとに特化したのがあるからなんだ、例えば、農家だと、攻撃力防御力素早さなどは要らないんだ。続いて、攻撃力、防御力、素早さはそのまんまの意味。魔力は魔法を使うときに必要なエネルギー、この魔力が無くなると、魔力不足で倒れて動けなくなってしまう。魔法は、その人が使える魔法のこと。そして、魔法にはランクがあり、D~SSSが最大だ。スキルは、私はそんなによく知らないんだ。知っているのは、スキルには固有スキルと一般スキルに別れていて、固有スキルは、その人自身しか持っていない貴重なスキルで、一般スキルは、大勢の人が持っているようなものなんだ。称号は、そのままの意味。その人についてって感じかな」

「さて、質問はあるかね」

(ん~~~。なんか、授業受けてるみたいになってきた。質問か、俺の魔法は何ランクなんだろ。D.C.B.A.S.SS.SSS。ランクありすぎ。)

「俺の魔法のランクは何ですか?」

「君のは......SSランクだね。良かったじゃないか。私のはAランクなんだよ」

(おぉ!うれしい!!こういう展開だと、自分がゲーム、ラノベの主人公になった気分だ)



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