多重人格者(自称)が異世界いったら人格の数だけステがあった。

田中ももんが

第四話 ~明かされる真実~ 後編

「ここはどこ‥‥」
目が覚めたら、この部屋にいた。手と足には、それぞれ、手錠のようなものがついている。おそらく魔法よね。あれは夢じゃなかったんだ。
あれ。あの子もいない。
どうしてこんなことになっちゃったんだろう。
確か、隆介君が離れてって言って、アレンさん?っていう人と話始めちゃったんだっけ。
そこで私はすねて街へ出ていった。
うん。ここまでは覚えてるわ。だって隆介君達の話がさっぱりわかんなかったんだもの。人格がどうこう言ってたけど、なんのことだったんだろう。
まぁいいや、そんなこと。

それより今かんがえなきゃいけないのは、ここからどうやって抜け出すか。
やはり話しかけるしかないか。
私の目の前にいる決して忘れることのできない、男に。


~数時間前~

「けっこうきれいな街ね~サクラ!」

「そうですね~ご主人様!」

この世界に来て、一番最初に出会った人。
いや、出会った妖精さん。この子はサクラって言うらしい。この世界は、違う世界から来た人には、一人に一匹妖精さんがつくというシステムがあるそうだ。そういえば隆介君の近くにも、一匹いたわね。アリスちゃんだったかしら。

私がこの世界に来て、何もわからなかったとき、この子が出てきて、私を導いてくれた。
どうやらこの子は人見知りらしい。さっき隆介君と会ったときも、ずっと隠れていたそうだ。

さっきサクラに聞いたが、この世界では妖精の洋服まで変えられるらしい。
周りの人はみんな妖精に、自分好みの服を着せている。

「サクラ~!あなたどんな洋服が着たい?」

「ご主人様が選んでくれるならなんでもいいです!」

「本当にあなたは可愛いわね!」

私はサクラに抱きついた。

「ご主人様!嬉しいです!ご主人様も美しいですよ!」

あ~本当に可愛いw
私は一人っ子だったせいか、友達の兄弟にすごく興味を抱いていた。特に妹には強い憧れがあり、いつかほしいなと思っていた。
そんな私にはサクラが、会って日は浅いが、実の妹のように感じた。
つまりはサクラ大好き!w

そんなやり取りをしている時だった。
後ろから忘れようとしても忘れられない声が聞こえた。

「やぁ、霧島美空さんじゃないか~wこっちの世界にようこそ~!どうだいこの世界には慣れたか~い?w
おや、その子は君の妖精かい?w
可愛いね~wいい妖精をもらったようでこちらも嬉しいよ~wこればっかりはこちらも操れないからね~w
おっと、こんな話をしに来たんじゃなかったw」

男は咳払いをして真剣なトーンで話始めた。

「単刀直入に言おう。
君には私の計画を手伝ってほしい。
いや、手伝ってくれなきゃ困るんだよw
私がこの世界を支配するためにはね~!
さぁ私と共に来てくれないかい~?」

「いやよ!勝手にこの世界につれてきといて、また勝手にあなたについてこい?ふざけるんじゃないわよ!
どうせ隆介君をつれてきたのもあんたなんでしょ!そもそもあなた何者なのよ!折角この世界もすこしはいいなって思ってきていたとこなのよ!もう私の邪魔しないで!」

久しぶりに大声をだした。周りの人はちらちら見ていて、恥ずかしくなってきたが、思ってたことは全部言えた。

「おそらく元の世界にはすぐには戻れないんでしょ。
家族、友達、いろんな人に会えないのは、正直つらい。
けど、このままこの男のいいなりになるのはもっと嫌!
サクラと共に、そして隆介君と一緒にこの世界で生き抜く!そして元の世界に絶対に帰る!だからあなたにはついていかない!サクラいくよ!」

「そうか。残念だな~。君は素直でいい子だと思っていたんだけどな~w仕方ない。」

パチンッ!

バタッ‥‥

男が指を鳴らした瞬間、霧島美空は倒れた。

「ご主人様!ご主人様!起きてください!ご主人様!」

「おい!連れていけ。」

男がそう言うと、後ろから人型のロボットが出てきた。

「この子は大事な素材だからね~w傷付けたら、
ただじゃおかないよ~w
ついでにその妖精も連れていけ、隆介君に伝わったら大変だからね~w」

ロボットはまるで怖がっているように、慎重に二人を運びだした。

「ふ~。
僕は無理やりは好きじゃあないんだけどな~w
なんにしろこれで一つ目の素材は揃ったね~wさぁ次の仕事に移りますかw」

そう言い、男は風のように消え去った。


~現在~

「おいアリス起きろ!霧島がいなくなったんだ。お前知ってるか?」

アリスはあくびをしながら言った。
「ふゎ~。知らないわよ。どっかフラついているんじゃないの~?あんたたちの話に入れなかったんでしょw」

まぁたぶんそうだ。霧島は俺が多重人格だってことは知らないはずだからな。

「そうか。アレンは知らないか?」

「すまん。お前との話に夢中で気づかなかった。確かにアリスの言った通りだとしたら街をみているのかも知れないな。」

「そうだな。よし。探すか!すまんアレンちょっとここで待っててくれないか?」

「わかった。気を付けていけよ。」

アレンは本当にいいやつだ。
本当に俺なのか疑うくらいw
そう思っているとまた寝そうな妖精がいたので、俺は耳元で叫んだ。

「おい!アリス!起きろ!霧島を探しにいくぞ!」

「うるさいわね!起きてるわよ!勝手に行けばいいじゃない!」

「そうか~。俺はこの街を知らないからな。どっかに頼りになる妖精さんはいないかな~。」

「あ~もう!わかったわよ!行けばいいんでしょ行けば!頼りになるアリスさんが助けてあげる!」

ふっwちょろいなw扱いやすいw
俺は俺の妖精がこいつでよかったと初めて思ったw
まぁそんなことはおいといて俺はすごく感じていた。

とてつもなく嫌な予感を‥‥










読んでいただきありがとうございます!
ありがたいことにフォローがもう少しで100人に届きそうです!
しかし最近更新が遅れてしまっています。
そこで私なりに考えた結果、
多ステは毎週土曜日更新となります!
多ステはこの作品の略称ですw長いんでw
皆さんには申し訳ありませんが、どうかご理解お願いします。

そしてもう一つ。
新しいラノベの投稿を始めたいと思います!
そちらは、毎週日曜日更新を予定しています!
ただでさえ、多ステの更新も遅れているのに、もう一個やっていいのか?と思われるでしょう。
正直最近そっちの作品のアイデアがどんどん出てきていて、そっちの作品も書きたいと思いました!なので書きます!もちろん多ステのクオリティは落とさず、そっちの作品もいいものになるように頑張りますので、
皆さまよろしくお願いします!
新しい方ができましたらお知らせしますので、これからも応援お願いします!
偉そうに長々となってしまいすみませんでした。

次回予告
霧島はどうなってしまうのか‥‥
あの男の言葉の意味とは‥‥
そしてついに隆介とあの男が!

次回 ~再会~
お楽しみに!

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