多重人格者(自称)が異世界いったら人格の数だけステがあった。

田中ももんが

第三話 ~新たな人格~ 後編

すごい‥‥

もう一人の俺がドラゴンへ飛び出して行ったあと俺はその言葉しかでてこなかった。

もう一人の俺はおそらく魔法使いだ。さっきからなにやら唱えて、炎や氷などを出してる。
ドラゴンも負けじと反撃しているが、もう一人の俺が出す呪文を見てからだと、迫力もあったもんじゃない。
それだけあいつは強い。

「お、次は雷!すごいわよ!あのリュウスケ!がんばれ~!」

なんてアリスが応援していた。本当に応援だけかいw

なんてことを思ってる間にも、ドラゴンはボロボロになり、その場に倒れた。

「すまんな。だが、あいつは俺たちに必要なんだ。もう襲わないでくれよ。」

ドラゴンは急に立ち上がり、逃げるように、飛び去っていった。


ん?何が起こったんだ?いきなりドラゴンが逃げてったぞ?
そんなことを思ってる間に男は俺の前に来ていた。

「改めて久しぶりだな!リュウスケ!といっても、向こうじゃこうして面と向かってしゃべれなかったけどなw俺はアレンっていうんだ。向こうじゃ結構やらかしてすまんなwつい楽しかったもんでな。」

向こう。それは俺がいた元の世界のことだろう。
顔も同じ‥‥やっぱりこいつは。

「アレン。お前は俺の中の人格なのか?俺達ってどういうことだ?」

俺は単刀直入に聞いた。それが一番知りたいことだからだ。
アレンはすこし考え、喋り出した。

「そうだ。俺はお前の人格の一つだ。おそらくお前は忘れていると思うがな。俺はお前から生まれた人格だ。」

やはりそうか。俺は多重人格だったのか。改めて聞くとすこしショックだった。今まではただの自称だったことが、いきなり事実に変わったのだから。

「お前がショックを受けるのも仕方ない。この話は後にして一旦場所を移そう。いつまでもここにいると、またモンスターに襲わられるかもしれないからな。」

お前がいれば余裕だろwなんてつっこみも言えるテンションじゃなかった。だが、一つ言えるのはアレンはすごくいいやつだということだ。出来るなら、もっと早く元の世界で会いたかった。

それから俺達は一旦王都へと戻った。

ギルドハウスに戻り、アレンとの話を続けようとした時、聞いたことのある声が、聞こえた。


「隆介?隆介だ!!良かったーー!」

「霧島?なんでここに‥‥うわっ!」

彼女は泣きそうな顔で抱きついてきた。まてまて落ち着け。なぜこうなった?ついつい顔がニヤけてしまいそうになるが、アリスに睨まれて、なんとかこらえられた。

「どうして霧島がここにいるんだ?」

「知らないわよ!グスン。学校から、帰ってる途中に、変な男の人に話しかけれて、逃げようとしたら、いきなり意識がなくなってグスン。気がついたら、ここに来てたのよ。けど、隆介がいて良かったーーー!」

泣きながらしゃべるなよ。まぁ超絶かわいいけどw
俺は霧島を離れさせた。いつまでもこうしていたら、アリスが怖いからな。

まぁそれはさておいて、

「お前が会った男の特徴って覚えてるか?」

霧島はなんとか泣き止んで、答えた。

「うーん。確か、白衣でメガネかけてて、変な喋りかたしてた。」

はいビンゴwあいつしかいないだろ。
だが、なんで霧島をこっちの世界に連れてきた?

「その男はなにか言ってたか?」

「確か、君が必要なんだよ~。僕と一緒に来てくれないかい~って言ってた。そういわれた瞬間、逃げたんだけど、さっきも言ったように気を失っちゃったの。けど最後に一瞬、これで二人目って言ってたような気がするわ。ごめんなさい。これくらいしか覚えてないわ。」

そうか。俺と同じように。だが、なぜ霧島も?
これで二人目ってどういうことだ?
おそらく一人目は俺のことだろうが、俺達以外にも狙うつもりなのか?
ますますあの男についての謎が深まってきた。


ん?ちょっと待てよ。俺と同じ?決定的に違う部分が一つあるよね?w恐る恐る俺は聞いてみた。

「なぁ霧島?霧島って起きたとき、どこにいた?」

「確か気がついたら、この町にいたわ。多分転移門ってところだったような。それがどうかしたの?」

そうかそうかw俺は固く決心した。


「あいつ絶対ぶっとばす!」












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次回予告
霧島がこの世界に来た理由。
アレンが語る隆介の人格の秘密。
そして、あの男の目的とは‥‥
次回 第四話 ~明かされる真実~
お楽しみに!

「多重人格者(自称)が異世界いったら人格の数だけステがあった。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

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コメント

  • 田中ももんが

    ありがとうございます!今後もご意見お願いします!

    2
  • 読み手

    面白いです!今後に期待ですね!

    1
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