多重人格者(自称)が異世界いったら人格の数だけステがあった。

田中ももんが

第一話 ~異世界へ~ 前編

春。それは始まりの季節でもあり、また終わりの季節でもある。

ここ私立三咲学園から俺の新しい学園生活が始まる!
と思うのが普通なのだろうが、あいにく俺はそんなこと微塵も思ってなかった。

なぜかって?俺には秘密がある。
そう、俺「田淵隆介」は多重人格者なのだ!
というくだりはプロローグでやったので、ここでは省略しようw

とにかく俺が今一番思うこと、それは他の人格が出てこないことただ一つ。
そう思いながら自分の教室に向かうのであった。


俺のクラスは1ー2か。一年生の教室は4階にあるので、これから一年間4階まで上がると考えたら、気がめいりそうだった。

教室につき、早速自分の席に座る。辺りを見渡すと、自分の席に座っているやつや、既に友達になったのか、仲良さそうに話しているやつもいる。

あいにく俺は人付き合いが苦手なほうだから、机に突っ伏し、寝ようとしていた。

5分ぐらいたった頃、寝ている俺に一人の生徒が話しかけてきた。

「やぁはじめまして。俺は二階堂佑斗だ。よろしく。」

「俺は田淵隆介だ。よろしくな」

寝ているやつに話しかけるとはすごいなと嫌味気味に感心していると、佑斗はすぐに去っていった。おそらくクラス全員に話しかけているのだろう。見渡すと後ろの方でおんなじように声をかけていた。

佑斗が去ったあと、俺は再び眠ろうとした。
あいつみたいなザ・学級委員みたいなやつしか俺には話してこないだろうと思っていたからだ。

何分か寝ていたら俺は大人の人の声で目覚めた。

「田淵君おきてください!」

どうやら俺は先生が入ってきたのにも気づかず寝ていたらしい。
俺の担任は女の先生だった。
先生は長い髪に優しそうな顔をしていて、なんだかいい臭いがしていた。

「すみません。気を付けます。」
と俺がいうと先生は、教卓に戻っていった。

「今日から1ー2の担任になります。園田美夜子といいます!担任を持つのははじめてですが、頑張ります!」
と先生は挨拶をした。

その後入学式があった。俺が思った感想は、新入生代表の挨拶をした生徒がとても美人だったということだ。
確か新入生代表は入試で一番の点数をとった人がやると聞いたことがある。
頭がよくて美人。そんな人もいるんだなぁと俺は思っていた。
まぁ俺にはあの子とは何の縁もないだろうけどなw

入学式が終わり、教室に帰ると一人の女子生徒が話しかけてきた。
このときはまだ、この子が俺の「多重人格」という秘密に深く関係しているとは知るよしもなかった。





読んでくれてありがとうございます。
第一話は前編後編に別れているので、後編も是非読んでください!
後編は急展開するのでお楽しみに!
こんな人格はどう?とか、こんなキャラはどう?というのも、良ければ参考になるのでコメントでお願いします。
新キャラ名前紹介
二階堂佑斗(にかいどうゆうと)
園田美夜子(そのだみやこ)

学校名私立三咲学園(しりつみさきがくえん)

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