クラス全員で異世界転移!?~厨二病が率いる異世界ライフ~

Akisan

解読

会議のあと、ルナは図書館へ戻った

「戦いだなんて、望まないことだけど
流れ者でも守る、その信用が大切なのよね」
ハァと、ため息を吐きながら
図書館の本棚からいくつかの本を抜く
その本には戦闘用の魔法が多く書いてあるが
少し違和感があった

「思ったより埃を被ってないわね
3年近く出してないのに」

さらに見ていくと、三冊ほど
抜けている本を見つけた

「誰かしら?この国にはこんな本を
読む人なんて居ないと思ったのだけれど」

そして、辺りを見回すと

「───────────」
机に本を積み上げ一心不乱に
書き物をしている少年がいた

「えっと、君は?」
ルナが声をかけるが少年に反応はなかった

何をしているのかと覗き込んでみると

「魔法方程式?だけど、この陣だと」
ルナが言うと

「すいません!勝手に読んでしまって!
つい、気になってしまって!」
本にかじりついていた少年─上田は
ルナに気づくと凄い勢いで謝罪を始めた

「いえ、良いのだけれど
その陣だと作動しないわよ?
そんな陣の組み方は見たこと無いもの」
ルナが疑問を口にすると
 
「ええ、ですがここに爆裂の魔法回路を
組み込むと、水流に電流の付加エンチャントと同じ方程式になるんです
しかも、二重詠唱と異なって単詠唱になるので、魔力の使用量が減るんです!」
上田が熱心に語ると

「その服を見ると、あなたは
あの子達の友達よね?魔法を知ってるの?」
ルナが問いかける

「いえ、勉強しました!」

(勉強したと言っても魔法をここまで…)

「あなた、これは残月の羽衣?」

「はい!そうなんですが
どんな魔法か分からなくて
ここで止まってしまったんです」

(この子、わからないのに
ここまで読み解くなんて)

ルナがこう思うにはには理由がある
『残月の羽衣』の本は古代の言語で
書かれている、そのためルナでも
解読できていないところがあるのだ

「あなた、私と魔法の研究をしない?」

「喜んで!」


こうして、ルナと上田の特訓が始まった

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