クラス全員で異世界転移!?~厨二病が率いる異世界ライフ~
魔導師ルナ
「ん、んぅ、ぬぁぁ」
だらしない声をあげ布団から少年が
起き上がる、真っ白なシーツが
暖かい陽射しに反射して
布団にもたれ掛かるようにして寝ている
女性を眩しく、神々しく見せる
「あー、えっとどちら様で?」
秋は困惑の色を隠せずに聞くが
「───────」
熟睡しているようで何も言わない 
「参ったなぁ、この人どうしようかな」
と、困っていると
「おう!起きたかサイトー!」
と、言ってドアが開き人が入ってくる──
事もなく、ただ、沈黙が場を制する
実際にテンプレは起きないのだ
「──はぁ」
ため息一つ吐き、女の人を揺らさないように
ゆっくりと布団を出る
───いや、待てよ?ここどこだ?
遅れながらも気づいた秋は辺りを見回す
ドアがある以外はただの部屋だ 
───確か、蝕獣と戦って…それで
頭のなかを整理してあることに気づく
「原ちゃんはどこだ!」
思わず叫びドアへ飛び付き開けようとするが
開かない
「クソッ!どうなってんだこれ!」
鍵らしきものは見つからない
「急がねぇと原ちゃんが!」
他の脱出口を探すが見つからない
窓ガラスから出ることも考えたが
磨りガラスになっており、外が見えないため
飛び降りるのは危険だと判断した
「ドアを殺るしかねぇか」
龍の力を解放──出来ない
「どうなってんだよ!」
度重なる出来事に軽くパニックになりながら
覚悟を決め、素手で殴る
「おらぁぁぁぁ!」
渾身の力で拳を叩きつけるが
ドアはおろか、己の拳にすら衝撃が来ない
「気持ち良く寝てたのにうるさいし、
起きたら患者はいないし、ドアは壊されようとしてるし、何なのよもう」
ベッドに寄り掛かって寝ていた人が起きて
こちらを見ながら言っている 
「あなたの友達の原ちゃんくんはもう平気
私が治療したから、もう意識も戻ってるわ
それと──そのドア横開きよ」
言われて気付きスライドすると普通に開いた
「「・・・・・」」
痛い沈黙が流れる
「え、えっと、あなたは?」
秋は最初からある質問を投げ掛ける
「私は魔導師ルナよ、今はその力を使って
医者みたいなことをしてるわ」
キレイな長い腰まであるブロンドの髪を揺らし
薄い、透き通るような水色の瞳を輝かせ
髪からはみ出た尖った耳を持っている
「医者…じゃあ、ここは」
「えぇ、病院…と、言っても図書館の上
なんだけどね」
エヘヘと、ハニカミながら笑う
落ち着いたからかどっと疲れが出てきて
意識が朦朧とする
「もう少し寝てなさいな、焦らなくても
皆、安全な場所にいるわ」
言われた通りにベッドへ歩き転がる
「それじゃ、少し、寝かせていただきますね」
そして、意識を手放す──
「寝てる内に診察させて貰うわね色々と」
そう言って秋の着ていた病院服のズボンへと
手を伸ばす
「え、あの、ちょっと、待って頂いても
あの、ルナさん?うわぁぁぁぁぁぁ!」
まだ、もう少し寝れそうにない
だらしない声をあげ布団から少年が
起き上がる、真っ白なシーツが
暖かい陽射しに反射して
布団にもたれ掛かるようにして寝ている
女性を眩しく、神々しく見せる
「あー、えっとどちら様で?」
秋は困惑の色を隠せずに聞くが
「───────」
熟睡しているようで何も言わない 
「参ったなぁ、この人どうしようかな」
と、困っていると
「おう!起きたかサイトー!」
と、言ってドアが開き人が入ってくる──
事もなく、ただ、沈黙が場を制する
実際にテンプレは起きないのだ
「──はぁ」
ため息一つ吐き、女の人を揺らさないように
ゆっくりと布団を出る
───いや、待てよ?ここどこだ?
遅れながらも気づいた秋は辺りを見回す
ドアがある以外はただの部屋だ 
───確か、蝕獣と戦って…それで
頭のなかを整理してあることに気づく
「原ちゃんはどこだ!」
思わず叫びドアへ飛び付き開けようとするが
開かない
「クソッ!どうなってんだこれ!」
鍵らしきものは見つからない
「急がねぇと原ちゃんが!」
他の脱出口を探すが見つからない
窓ガラスから出ることも考えたが
磨りガラスになっており、外が見えないため
飛び降りるのは危険だと判断した
「ドアを殺るしかねぇか」
龍の力を解放──出来ない
「どうなってんだよ!」
度重なる出来事に軽くパニックになりながら
覚悟を決め、素手で殴る
「おらぁぁぁぁ!」
渾身の力で拳を叩きつけるが
ドアはおろか、己の拳にすら衝撃が来ない
「気持ち良く寝てたのにうるさいし、
起きたら患者はいないし、ドアは壊されようとしてるし、何なのよもう」
ベッドに寄り掛かって寝ていた人が起きて
こちらを見ながら言っている 
「あなたの友達の原ちゃんくんはもう平気
私が治療したから、もう意識も戻ってるわ
それと──そのドア横開きよ」
言われて気付きスライドすると普通に開いた
「「・・・・・」」
痛い沈黙が流れる
「え、えっと、あなたは?」
秋は最初からある質問を投げ掛ける
「私は魔導師ルナよ、今はその力を使って
医者みたいなことをしてるわ」
キレイな長い腰まであるブロンドの髪を揺らし
薄い、透き通るような水色の瞳を輝かせ
髪からはみ出た尖った耳を持っている
「医者…じゃあ、ここは」
「えぇ、病院…と、言っても図書館の上
なんだけどね」
エヘヘと、ハニカミながら笑う
落ち着いたからかどっと疲れが出てきて
意識が朦朧とする
「もう少し寝てなさいな、焦らなくても
皆、安全な場所にいるわ」
言われた通りにベッドへ歩き転がる
「それじゃ、少し、寝かせていただきますね」
そして、意識を手放す──
「寝てる内に診察させて貰うわね色々と」
そう言って秋の着ていた病院服のズボンへと
手を伸ばす
「え、あの、ちょっと、待って頂いても
あの、ルナさん?うわぁぁぁぁぁぁ!」
まだ、もう少し寝れそうにない
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