邪神使徒転生のススメ
41.訓練、そしてスキル
来たる《金龍祭》に向けてミレイアと訓練を始めることにした。勿論相手はシェイだ。
「…まあ2人とも分かってるとは思うけどマヤが前衛でミーちゃんが後衛ね」
「ミレイアは回復特化だしそうなるよな。ミレイアが後ろにいてくれると安心して前に出れるな」
「せ、精一杯サポートさせていただきますっ!」
ミレイアがふんすっ!と聞こえてきそうなぐらい気合いを入れている。かわいい。
「…とりあえず1戦やってみようか。多分課題が出てくると思うから随時そこを直していこう」
「了解」
「分かりました!」
「……1回も勝てねえ……」
「シェイさん……強すぎますぅ……」
訓練を始めて早3時間。2対1の状況だがシェイに1回も勝てていなかった。
「…まあ、2人もまだ連携に慣れてないしそもそものステータスが違うから仕方ないよ」
シェイの言う通りミレイアとの連携はお世辞にもいいとは言えない出来だった。
「…私が戦闘中狙ってたことでなにか気づいたことあった?」
「1番象徴的なことで言えばやっぱりミレイアを集中的に狙ってたよな」
「…そうだね。マヤが1人側になっても同じことをすると思うけど、まずは回復役を潰す。これをするだけで戦況はガラリと変わるからね」
「今まで回復で成り立ってた前衛が成り立たなくなるもんな」
「…もし相手も同じ前衛後衛に分かれて戦うタイプだとしたら1対1の状況が多いかもしれないけど、クリアとアリアみたいな2人とも前衛タイプだったらマヤは1人で戦うことになる」
「私が戦えないばかりにマヤさんにご迷惑を……」
「いや、ミレイアは悪くないよ。それを守りながら相手をするのが俺の仕事ってことだよな?」
「…そう。だからマヤには2対1の状況にも慣れてもらわないといけない」
2対1か……。相手が自分より格下なら2人相手に出来る自信はあるけど2人とも同格、又は格上だったら捌ききれる自信がない……。
「…正直、マヤのステータス値なら大体の相手なら2対1でも何とかなると思う。マヤが2対1の状況に慣れさえすれば。まあさすがにアリアとクリアは厳しいと思うけど…」
「いやぁ、そんな簡単にいくもんか?2対1って結構大変だろ?」
「…まあそれは大変だけど。だから完璧に慣れるまでにはかなりの時間がかかるはずだから正直《金龍祭》に間に合うとは思ってないよ。精々付け焼き刃の技術だけかな」
ふーむ、なるほどなぁ。といっても練習も相手がシェイ1人だから2対1の状況にできないしなぁ。どうしたものか。
「あの……話を変えちゃって申し訳ないのですが…そういえば、マヤさんのスキル欄に変なのがありましたよね?あれって結局何だったんでしょうか…?」
そういえばそんなスキルあったな。確か《????》と《????》が一つずつ。ん?それを言えば……
「シェイとミレイアのステータスにも同じのなかったか?」
「…あるよ。マヤと出会って少ししたら発現してた」
「私もマヤさんと出会った後に発現してました」
これは………偶然、とも捉えられるが二人ともとなると違和感を覚えるな……。
「…マヤと出会うことで出たこのスキル…。なにかありそうだね…」
「偶然とは考えづらいですもんね…」
このスキル…どうして《????》なのだろうか。ゲーム的に言うとまだ解放条件を満たしていないということなのか。
しばらくの間、3人は頭を悩ませていたが結論は出ないままその日の訓練は終わりとなった。
「…まあ2人とも分かってるとは思うけどマヤが前衛でミーちゃんが後衛ね」
「ミレイアは回復特化だしそうなるよな。ミレイアが後ろにいてくれると安心して前に出れるな」
「せ、精一杯サポートさせていただきますっ!」
ミレイアがふんすっ!と聞こえてきそうなぐらい気合いを入れている。かわいい。
「…とりあえず1戦やってみようか。多分課題が出てくると思うから随時そこを直していこう」
「了解」
「分かりました!」
「……1回も勝てねえ……」
「シェイさん……強すぎますぅ……」
訓練を始めて早3時間。2対1の状況だがシェイに1回も勝てていなかった。
「…まあ、2人もまだ連携に慣れてないしそもそものステータスが違うから仕方ないよ」
シェイの言う通りミレイアとの連携はお世辞にもいいとは言えない出来だった。
「…私が戦闘中狙ってたことでなにか気づいたことあった?」
「1番象徴的なことで言えばやっぱりミレイアを集中的に狙ってたよな」
「…そうだね。マヤが1人側になっても同じことをすると思うけど、まずは回復役を潰す。これをするだけで戦況はガラリと変わるからね」
「今まで回復で成り立ってた前衛が成り立たなくなるもんな」
「…もし相手も同じ前衛後衛に分かれて戦うタイプだとしたら1対1の状況が多いかもしれないけど、クリアとアリアみたいな2人とも前衛タイプだったらマヤは1人で戦うことになる」
「私が戦えないばかりにマヤさんにご迷惑を……」
「いや、ミレイアは悪くないよ。それを守りながら相手をするのが俺の仕事ってことだよな?」
「…そう。だからマヤには2対1の状況にも慣れてもらわないといけない」
2対1か……。相手が自分より格下なら2人相手に出来る自信はあるけど2人とも同格、又は格上だったら捌ききれる自信がない……。
「…正直、マヤのステータス値なら大体の相手なら2対1でも何とかなると思う。マヤが2対1の状況に慣れさえすれば。まあさすがにアリアとクリアは厳しいと思うけど…」
「いやぁ、そんな簡単にいくもんか?2対1って結構大変だろ?」
「…まあそれは大変だけど。だから完璧に慣れるまでにはかなりの時間がかかるはずだから正直《金龍祭》に間に合うとは思ってないよ。精々付け焼き刃の技術だけかな」
ふーむ、なるほどなぁ。といっても練習も相手がシェイ1人だから2対1の状況にできないしなぁ。どうしたものか。
「あの……話を変えちゃって申し訳ないのですが…そういえば、マヤさんのスキル欄に変なのがありましたよね?あれって結局何だったんでしょうか…?」
そういえばそんなスキルあったな。確か《????》と《????》が一つずつ。ん?それを言えば……
「シェイとミレイアのステータスにも同じのなかったか?」
「…あるよ。マヤと出会って少ししたら発現してた」
「私もマヤさんと出会った後に発現してました」
これは………偶然、とも捉えられるが二人ともとなると違和感を覚えるな……。
「…マヤと出会うことで出たこのスキル…。なにかありそうだね…」
「偶然とは考えづらいですもんね…」
このスキル…どうして《????》なのだろうか。ゲーム的に言うとまだ解放条件を満たしていないということなのか。
しばらくの間、3人は頭を悩ませていたが結論は出ないままその日の訓練は終わりとなった。
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