邪神使徒転生のススメ
19.魔法戦闘
 「今日も昨日と同じ様に2階層まで行くのか?」
 「…そうだね。一応そのつもりなんだけど…状況次第ではもう1つ下の階層まで行くかも。」
 「了解ー。」
 今日も昨日と同様にシェイに教えてもらいながら魔獣を狩る。早く戦闘に慣れてシェイと並んで戦える様になりたいな。
 しばらく雑談しながら歩くうちに昨日も入った《迷宮》に辿り着いた。
 「…今日は魔法を主体にして戦ってみよう。」
 《迷宮》に入る前にシェイが口にした。
 「魔法だけしか使ったら駄目なのか?」
 「…そういうわけではないよ。出来るだけって意味。昨日は近接戦闘が主体だったから魔法にも慣れないとね。」
 「魔法かー。確かに今まで使う習慣無かったからまだ完璧にイメージしきれてないしな。」
 「…魔法は使えると何かと便利。移動しながら詠唱が出来ればとてつもない戦力になる。」
 確かに。今まで魔法を使っていたのは立ち止まった状態でのことだった。それが移動しながら出来るとなれば戦い方の幅も広がるだろう。
 「そうだな。魔法はあんまり得意じゃないけど頑張ってみるか。」
 「…がんばって。」
 一通り流れを確認したところで《迷宮》の中に入って魔獣を探す。
 とりあえず昨日と同じ虎狼を探して肩慣らしの感じで行こうかな。
 《迷宮》に入って少しするとお目当ての虎狼が出てきた。
 (さてと、どの魔法を使って倒そうかな。)
 まだ相手はこちらに気づいていないようだった。気付いてないなら今の内に倒しておこう。
 まずは火属性の魔法で焼いてやろう。
 「全ての空気よ火へと為れ、《カーロスフィア》!」
 魔夜の周りに火球が現れ虎狼へと飛んでいく。虎狼は突然の火球へと対応出来ず直撃を受けた。
 しかし虎狼を死滅させる程のものではなかった。
 (んー、何個か外したか。)
 魔夜は生成した火球を全て当てることは出来ていなかった。
 攻撃を受けた虎狼は魔夜を敵だと認識しすぐに襲いかかってきた。
 「おっと、危ねぇな。」
 何とか躱した魔夜は反撃に出るべく次の魔法を唱えていた。
 「凍てつく氷よ、其のものを捕らえよ《アイスキャージュ》!」
 次に魔夜が唱えた魔法は氷による檻だった。これで虎狼の動きを制限することが出来た。
 「お前には昨日初見で危ない目にあったからな。今度はちゃんと仕留めるぞ。」
 「闇の刃よ、虚無に帰せ。《フォンセボイド》!」
 最後に出した黒色の刃が虎狼の体を切り刻み四肢を斬る。
 「よし、魔法だけっていうのは初めてだったけどいい感じに出来たんじゃないかな。」
 「…そうだね。今日は昨日に比べて油断もしていなかったし良かったと思う。今日は85点をあげよう。」
 「100点じゃないのか。」
 結構今日の戦闘に関しては自信があったんだが。
 「…そうだね。何個かもっと早く倒せる方法があったかな。」
 「どこだ?教えてくれないか?」
 「…1つ目はもちろん火球を何個か外したことだよ。」
 まあこれについては俺も想像はついていた。多分全部当てれていればその時点で勝負はついていただろう。
 「…2つ目は氷の檻を作ったときだね。」
 ん?あれは動きを制限するだけだからあれでいいんじゃないか?
 「…あのまま氷の檻を圧縮させていれば虎狼の四肢は切れてただろうね。」
 あー…そういうことか。3つ目の魔法の目的は相手を確実に倒すために体を斬ることにあった。
 確かにその点、氷の檻を圧縮させるだけでもその目的は果たせてただろう。
 「…まあ氷の檻の圧縮に関してはそんなに減点ではないよ。その後の魔法ではちゃんと倒せていたしね。問題は最初だね。」
 「そうだな。全部当てられなかったってことは魔法の制御が上手くいってないってことだからな。」
 「…そう。まあそれも練習していけば何とかなるからちゃんと練習しようね。」
 「了解です、教官殿。」
 「…ふふっ、相変わらずだね。」
 まあ前もやったようなやり取りはさて置き、もっと魔獣を狩って練習しないとな。
 ちなみに魔法石はシェイが回収してくれている。
 「…そうだね。一応そのつもりなんだけど…状況次第ではもう1つ下の階層まで行くかも。」
 「了解ー。」
 今日も昨日と同様にシェイに教えてもらいながら魔獣を狩る。早く戦闘に慣れてシェイと並んで戦える様になりたいな。
 しばらく雑談しながら歩くうちに昨日も入った《迷宮》に辿り着いた。
 「…今日は魔法を主体にして戦ってみよう。」
 《迷宮》に入る前にシェイが口にした。
 「魔法だけしか使ったら駄目なのか?」
 「…そういうわけではないよ。出来るだけって意味。昨日は近接戦闘が主体だったから魔法にも慣れないとね。」
 「魔法かー。確かに今まで使う習慣無かったからまだ完璧にイメージしきれてないしな。」
 「…魔法は使えると何かと便利。移動しながら詠唱が出来ればとてつもない戦力になる。」
 確かに。今まで魔法を使っていたのは立ち止まった状態でのことだった。それが移動しながら出来るとなれば戦い方の幅も広がるだろう。
 「そうだな。魔法はあんまり得意じゃないけど頑張ってみるか。」
 「…がんばって。」
 一通り流れを確認したところで《迷宮》の中に入って魔獣を探す。
 とりあえず昨日と同じ虎狼を探して肩慣らしの感じで行こうかな。
 《迷宮》に入って少しするとお目当ての虎狼が出てきた。
 (さてと、どの魔法を使って倒そうかな。)
 まだ相手はこちらに気づいていないようだった。気付いてないなら今の内に倒しておこう。
 まずは火属性の魔法で焼いてやろう。
 「全ての空気よ火へと為れ、《カーロスフィア》!」
 魔夜の周りに火球が現れ虎狼へと飛んでいく。虎狼は突然の火球へと対応出来ず直撃を受けた。
 しかし虎狼を死滅させる程のものではなかった。
 (んー、何個か外したか。)
 魔夜は生成した火球を全て当てることは出来ていなかった。
 攻撃を受けた虎狼は魔夜を敵だと認識しすぐに襲いかかってきた。
 「おっと、危ねぇな。」
 何とか躱した魔夜は反撃に出るべく次の魔法を唱えていた。
 「凍てつく氷よ、其のものを捕らえよ《アイスキャージュ》!」
 次に魔夜が唱えた魔法は氷による檻だった。これで虎狼の動きを制限することが出来た。
 「お前には昨日初見で危ない目にあったからな。今度はちゃんと仕留めるぞ。」
 「闇の刃よ、虚無に帰せ。《フォンセボイド》!」
 最後に出した黒色の刃が虎狼の体を切り刻み四肢を斬る。
 「よし、魔法だけっていうのは初めてだったけどいい感じに出来たんじゃないかな。」
 「…そうだね。今日は昨日に比べて油断もしていなかったし良かったと思う。今日は85点をあげよう。」
 「100点じゃないのか。」
 結構今日の戦闘に関しては自信があったんだが。
 「…そうだね。何個かもっと早く倒せる方法があったかな。」
 「どこだ?教えてくれないか?」
 「…1つ目はもちろん火球を何個か外したことだよ。」
 まあこれについては俺も想像はついていた。多分全部当てれていればその時点で勝負はついていただろう。
 「…2つ目は氷の檻を作ったときだね。」
 ん?あれは動きを制限するだけだからあれでいいんじゃないか?
 「…あのまま氷の檻を圧縮させていれば虎狼の四肢は切れてただろうね。」
 あー…そういうことか。3つ目の魔法の目的は相手を確実に倒すために体を斬ることにあった。
 確かにその点、氷の檻を圧縮させるだけでもその目的は果たせてただろう。
 「…まあ氷の檻の圧縮に関してはそんなに減点ではないよ。その後の魔法ではちゃんと倒せていたしね。問題は最初だね。」
 「そうだな。全部当てられなかったってことは魔法の制御が上手くいってないってことだからな。」
 「…そう。まあそれも練習していけば何とかなるからちゃんと練習しようね。」
 「了解です、教官殿。」
 「…ふふっ、相変わらずだね。」
 まあ前もやったようなやり取りはさて置き、もっと魔獣を狩って練習しないとな。
 ちなみに魔法石はシェイが回収してくれている。
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